海底アトランティスの王にして、ユーモア溢れるお調子者。すべての海の生物を操る能力に加え、時速160キロで泳ぎ、人間の150倍の力を持つ。5億の海の民を束ねる王としての慣れない国務と、メラとの間に生まれた愛らしい息子の子育てに奮闘中。

プロフィール

世界的な俳優、実業家、活動家であり、スクリーンから実生活まで、その目覚ましい活躍はファンの心を掴んでやまない。自身が率いる制作会社 オン・ザ・ローム社は、映像美と人間味のある、ユニークで美しい視点を織り込んだストーリーテリングを得意としている。
2023年12月22年(日本公開:2024年1月12日)公開の 『アクアマン/失われた王国』にて、再びアーサー・カリー役で主役を演じる。18年製作の前作『アクアマン』は、世界興収が11億ドルを超える大ヒットとなり、ジェイソン・モモアが名実ともに主役級の俳優であることを証明した。アクション、笑い、アドベンチャーに富んだ『アクアマン』は、DCシリーズのなかでも最も成功した作品の一つであり、モモア自身の存在感とカリスマ性が加わったことで、アイコン的なスーパーヒーローに新たな命を吹き込んだ。
23年5月19日に公開された『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』で悪役ダンデ役として、ユニバーサル・ピクチャーズのロングラン・シリーズ「ワイルド・スピード」にも初登場した。現在、企画段階にある待機作が「ワイルド・スピード」シリーズの最終章になる予定である。リミテッド・シリーズものでは、米アップルTVの「Chief of War」をクランクアップしたばかりだ。前例のないスリル満点な同シリーズは、植民地となる危機に瀕しながらも、血みどろな争いを繰り広げるハワイの島々を統一していく首長の奮闘を先住民の視点から描いている。同作はトーマス・パー・シベットと共に制作し、自身も主演/脚本/監督/製作総指揮を務めている。24年には、ワーナー・ブラザーズの大作『Minecraft』のニュージーランド撮影が控えている。制作会社のパートナー、ブライアン・メンドーザと共に、オン・ザ・ローム社とワーナー・ブラザーズが共同制作するドキュメンタリーシリーズ「On the Roam」を、24年2月に米MAXにて放送予定である。モモアと自身の制作会社は、現在も複数のプロジェクトに取り組んでいる。
主な出演作品には、ドスラク族のカール・ドロゴ役を演じたHBO放送のエミー賞受賞シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~)や、ダンカン・アイダホ役を演じアカデミー賞6部門に輝いたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品『DUNE/デューン 砂の惑星』(20)、ダンテ役を演じたユニバーサル・ピクチャーズの『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(23)などがある。ほかにも共同脚本/監督/主演を務めた『Road to Paloma』(14)やアップルTVのドラマシリーズ「See」(19-22)、Netflixの「スイートガール」(21)や「スランバーランド」(22)がある。ハワイのサーフ・レジェンドであるデューク・カハナモクの半生を描いた『Waterman』(21)は、モモア自身も個人的な思い入れのあるドキュメンタリーで、ナレーターを務めた。23年にも海と地上の生命の維持に着目したドキュメンタリー『Deep Rising』(23)のナレーターとして、また製作総指揮を執っている。
海底アトランティスの前王であり、アクアマンの実の弟。かつて海の世界を汚す人類の壊滅を狙い、それを阻むアクアマンとの戦いに敗れる。兄と同等の力を持ちながらも、いまは世界を混乱に陥れた罪で砂漠の国へ幽閉されている。

プロフィール

ブロードウェイ・ミュージカルでの主演やハリウッド大作出演など、多岐に渡る活躍で知られ、数々の賞に輝いている俳優である。
ジェームズ・ワン監督による『アクアマン』では、アクアマン(ジェーソン・モモア)の恐ろしい異父兄弟オーム役を見事に演じ、観客を驚かせた。2018年12月に公開されると、瞬く間に10億ドルを超えた同作は、ウィルソンの名が大作に相応しいことを知らしめた。
超常現象を扱った映画の中で歴代興行収益トップ5位に入っている「死霊館」シリーズの、エド・ウォーレン役で広く知られている。16年に公開された続編『死霊館 エンフィールド事件』は、オープニング週末だけで4000万ドル超の興収をあげて大ヒットを記録した。『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』は、21年5月に公開されている。 最近では、『インシディアス 赤い扉』(23)で監督デビューを果たすと共に主役も演じ、同作はシリーズで最も成功した作品となった。次回作には、23年12月に公開予定の待望の続編『アクアマン/失われた王国』や24年に公開予定の「死霊館」シリーズの四作目もある。
ブレイクのきっかけとなった作品は、多くの称賛を得たHBOのミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」(03)で、同作でエミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされた。TVシリーズでの実力も名高く、「FARGO/ファーゴ2」(15)でルー・ソルヴァーソン役を演じ、放送映画批評家協会賞とゴールデングローブ賞のTV映画/リミテッド・シリーズ部門最優秀男優賞にノミネートされた。「A Gifted Man」(11~12)での主演や、受賞歴のあるHBOオリジナルシリーズ「GIRLS/ガールズ」(12~17)の第2シーズンにも出演している。そのほかのTV出演作品には、「ティーン・タイタンズGO!」(13)、「The Other Two」(19~23)、「リトル・デーモン」(22)などがある。
舞台では、トニー賞ミュージカル部門最優秀男優賞に2年連続でノミネートされている。2001年のブロードウェイヒット作「フル・モンティ」で初めてトニー賞にノミネートされ、ドラマデスク賞と外国批評家サークル賞へのノミネートに加え、ドラマリーグ賞を受賞した。翌02年にはブロードウェイリバイバル「オクラホマ!」でカーリー役を演じ、2度目のトニー賞とドラマデスク賞にノミネートされる。06年、ニール・サイモン作のコメディ「裸足で散歩」(共演:アマンダ・ピート)のリバイバル公演で、ブロードウェイの舞台に再び立った。08/09年には、アーサー・ミラー作「みんな我が子」のリバイバル公演で、ジョン・リスゴー、ダイアン・ウィースト、ケイティ・ホームズと共演している。
バージニア州に生まれ、フロリダ州セントピーターズバーグで育つ。カーネギーメロン大学で美術学士号を取得。舞台でキャリアをスタートさせ、「ミス・サイゴン」「回転木馬」の米国内ツアーで喝采を浴びた。99年、オフブロードウェイ作品「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」に出演し、ドラマリーグ賞を受賞し、ドラマデスク賞にノミネートされた。同年、ガーシュウィンのミュージカル「Fascinating Rhythm」でブロードウェイ・デビューを果たし、この作品でもドラマリーグ賞を獲得している。
家族とニュージャージー州に住んでいる。
アクアマンの妻、そして海底アトランティスの女王。水を自由に操りあらゆる形で武器にできる、アクアマンをも超えるほどの強力な力と意思の持ち主。愛する息子とアトランティスの平和を、アクアマンとともに守っている。

プロフィール

国際的に名高い女優であり、活動家である。2004年の『プライド 栄光への絆』で銀幕デビューを果たして以来、ジャンルを越えて多くの作品に出演している。コメディ作品の『スモーキング・ハイ』(08・未)、『ゾンビランド』(09)や、ホラー作品『マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生』(06・未)、『The Ward』(10)をはじめ、サスペンス・アクション作品の『ドライブ・アングリー3D』(11)、『マチェーテ・キルズ』(13)やヒューマン・ドラマを描いた『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』(06・未)や『リリーのすべて』(15)がある。近作では、23年9月公開の『In the Fire』というインディペンダント映画に出演し、製作総指揮も務めている。ザック・スナイダー監督の『ジャスティス・リーグ』(17)でメラ役を演じ、世界のスターへと駆け上った。世界興収10億ドル超えの大ヒット作『アクアマン』(18)でもメラ役を引き続き演じた。
スクリーン以外の場では、献身的な活動家である。過去20年にわたり、社会問題に取り組んできた。デビュー間もないころは、ロサンゼルス市内のこども病院でボランティア活動を行っていた。数多くの国際団体と連携して、世界の子供たちへ医療を提供する支援活動に力を注いでいる。その中には、慈善団体スマイルトレインや、レバノン、ヨルダン、シリアで活動するシリアン・アメリカン・メディカル・ソサエティ(SAMS)などが含まれる。また、女性の権利、性的マイノリティLGBTQ+や難民の人権問題にも声をあげている。2018年には、国際連合人権高等弁務官事務所のヒューマン・ライツ・チャンピオンとして、ハーグでスピーチもした。過去には、アメリカ自由人権協会のアンバサダーも務めている。14年の自身の経験をきかっけに、リベンジポルノを処罰する法改正(SHEILD条例)に数年間にわたって取り組み、首都ワシントンへ赴き、自身の声をあげ続けた。現在も声をあげられない人々を代表して、自身の心の声を精力的に届け続けている。
アクアマンの母。海中でのソニックスピードを誇り、戦略に長けた海底アトランティスの知将。いつの日か、兄アクアマンと弟オームふたりの絆が戻ることを信じている。

プロフィール

米アカデミー賞受賞、全米映画俳優組合賞(SAG賞)、エミー賞の受賞歴をもつ女優。オーストラリアの心理サスペンス『デッド・カーム/旋律の航海』(89・未/監督:フィリップ・ノイス)の演技で高い評価を受け、初めてアメリカの観客の注目を浴びた。それ以来、幅広く多才な演技力で多数の賞を受賞し、国際的に知られる女優かつプロデューサーとなった。
2003年、スティーブン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち』(02)でヴァージニア・ウルフを演じ、米アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/英アカデミー(BAFTA)賞を受賞した。バズ・ラーマン監督の革新的ミュージカル『ムーラン・ルージュ』(01)、ジョン・ミッチェル監督の『ラビット・ホール』(10)、ガース・デイヴィス監督の『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(16)、アーロン・ソーキン監督の『愛すべき夫妻の秘密』(21)の出演作品においても、アカデミー賞にノミネートされている。 『ラビット・ホール』は、自身の制作会社ブロッサム・フィルムズが携わった初の映画である。
初めてのゴールドングローブ賞は、ガス・ヴァン・サント監督の『誘う女』(95)である。02年には、バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』(01)でミュージカル部門、アレハンドロ・アメナーバル監督の『アザーズ』(01)でドラマ部門の最優秀女優賞にノミネートされ、ミュージカル部門で受賞した。最近では、アーロン・ソーキン監督 『愛すべき夫妻の秘密』(21)のルシル・ボール役でゴールデングローブ賞を獲得している。これまでのゴールデングローブノミネート作品には、『ビリー・バスゲイト』(91)、『コールド マウンテン』(03)、『記憶の棘』(04)、『ラビット・ホール』(10)、『ペーパーボーイ 真夏の引力』(12)、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(16)、『ストレイ・ドッグ』(18)がある。
舞台では、1998年秋、アルトゥル・シュニッツラーの戯曲「輪舞」をデヴィッド・ヘアが現代風に脚色した「The Blue Room」(共演:イアン・グレン)でロンドンの舞台にデビューし、絶賛された。この演技で、ロンドン・イブニング・スタンダード賞を受賞し、ローレンス・オリビエ賞の最優秀女優賞にノミネートされた。15年、アンナ・ジーグラーの戯曲「Photograph 51」でウエストエンドの舞台に立ち、再びロンドン・イブニング・スタンダード賞を受賞した。
女優や製作者としてだけでなく、22年5月にロサンゼルスに本部を置くヘアケアブランド“Vegamour”と、投資家かつブランド・アドボケートとしてパートナシップを結んだと発表している。
2006年1月、オーストラリアで最も栄誉あるオーストラリア勲章コンパニオンを授与された。また、UNウィメンへ任命され、現在も引き続き親善大使を務めている。夫キース・アーバンと共に、何年にもわたり、女性の癌について原因、治療、予防、最終的な治癒を研究する世界的に名高い研究所ウィメンズ・キャンサー・プログラムのために、何百万ドルもの資金集めに尽力してきた。17年、カンヌ映画祭より、これまでの出演作品と映画祭への長きにわたる貢献を称えられ、特別賞を授与された。これにより、カンヌ映画祭の70年の歴史において、この栄誉を授かったわずか8人のうちのひとりとなった。22年には、第49回アメリカ映画協会の最も名誉ある生涯功労賞を授与されると発表された。
海底アトランティスからの新たな頼もしい相棒、タコ型のトポと、馬のように海中を駆るシードラゴンのストーム。アクアマンとともに、危険な戦いに身を投じる。
アクアマンとメラの愛する幼い息子。2人の血を受け継ぎ、何からの能力を秘めている……?
アクアマンの父であり、地上に暮らす家族想いの灯台守(とうだいもり)。アクアマンやメラとともにアーサーJr.の面倒をみている。
メラの父親。かつて世界を乗っ取ろうとした海底アトランティスの前王オームと道を違えた心強い味方にして、隣国ゼベルの王。
海底アトランティスの強力なテクノロジーを武器にアクアマンとの戦いに挑み、敗北した過去を持つ。そのなか父を亡くしたことでアクアマンを恨み、古代兵器“ブラック・トライデント”の力によって世界のかつてない脅威となる。

プロフィール

どんな役柄もこなせる人気の俳優であり、「ハリウッド・リポーター」誌も“ハリウッドの新たなA級俳優”と称賛した。2020年には、HBOの意欲作「ウォッチメン」(19~)のカル・エイバー/ドクター・マンハッテン役を演じ、エミー賞のTV映画/リミテッド・シリーズ部門助演男優賞に輝き、これが自身初のエミー賞となった。23年、スーザン=ロリ・パークスの舞台「Topdog/Underdog」で魅せた熱演で、トニー賞主演男優賞にノミネートされており、同作はリバイバル演劇作品賞を獲得している。
近日公開作としては、Disney+にて配信予定のマーベル・シリーズ「Wonder Man」で主役を演じる。共演にはベン・キングスレー、そしてデスティン・ダニエル・クレットンが監督を務める。また、23年12月22日に公開予定の『アクアマン/失われた王国』ではファンに大人気のブラックマンタ役を再び演じる。
2021年には自身の制作会社ハウス・イレブン10を立ち上げ、現在、多くの作品が控えている。社名は、自身が幼少期を過ごしたカルフォルニア州のオークランド市にある自宅に由来している。
現在、複数のプロジェクトが進行中で、『Emergency Contact』では、主演と製作総指揮を務める予定。Macro TVのブリッツ・バザウール作品「The Scent of Burnt Flowers」でも主演に加えて、自身の制作会社ハウス・イレブン10として製作総指揮を務めることになっている。また、ワーナー・ブラザーズの『By All』も控えている。不正を告発するドラマ『I Helped Destroy People』(Amazon Prime Videoにて配信予定)では主演を務め、マイケル・B・ジョーダンの制作会社アウトリア・ソサエティとの共同製作を発表している。21年のジャネット・ライトマンの「ニューヨーク・タイムズ」記事に基づく同作は、支局で唯一の黒人F.B.I捜査官として、9.11以降のイスラムコミュニティへ潜入捜査をするテリー・アーバリーを演じる予定である。
2018年には、『ファースト・マッチ』(18・未)の演技で称賛を集めた。オリビア・ニューマンが書き下ろし、数々の賞に輝いた脚本による同作は、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭にて観客賞を受賞した。当時、「ニューヨーク・タイムズ」は、「2018年に観てきた中で、ダリル役を演じたヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世の演技を超えるものはない」と評価した。20年秋には、アーロン・ソーキン監督による『シカゴ7裁判』でボビー・シール役を見事に演じ切り、高評価を得た。そのほかの映画作品には、ラナ・ウォシャウスキー監督/原案の『マトリックス レザレクションズ』(21)、MGM/ユニバーサルよりジョーダン・ピール製作の『キャンディマン』(21)などがある。ニア・ダコスタ監督の『キャンディマン』は、黒人の女性監督作品では米国内で公開初日に1位を獲得した初の作品である。また、コロナ禍の中、劇場が営業を再開し出した週末でも1位を獲得した。また、22年4月にユニバーサル・ピクチャーズより公開されたマイケル・ベイ監督のサスペンス『アンビュランス』(22)(共演:ジェイク・ギレンホール)にも出演している。
ニューオーリンズに生まれ、カリフォルニア州オークランドで育った。高校時代はアスリートとして活躍しながら、クラスの盛り上げ役で、ディベートチームやチェスチームにも参加した。カリフォルニア大学バークレー校に進学し、建築学を専攻。卒業後、サンフランシスコ市長の住宅都市計画/コミュニティ開発部で仕事をした。市場が落ち込み、部署が解散となったのち、演技への興味を追求しようと決意し、イェール大学演劇大学院に入学した。2015年に演劇の芸術修士号を取得してイェール大学を卒業。優れた才能をもつ演劇専攻の卒業生ひとりに贈られる、有名なハーシェル・ウィリアムズ賞の受賞者である。
海底アトランティスの存在を長年に渡り研究する博士。アクアマンとの戦いに敗れ瀕死の状態で漂流していたブラックマンタを見つけ、助け出す。探求心のため、ブラックマンタと行動を共にすることに。

プロフィール

映画界の最もクリエイティブな製作者のひとりとして広く知られている。『ソウ』(04)の共同製作者として国際的にブレイクを果たし、最近では、大ヒットとなった『アクアマン』(18)の続編を監督し終えたばかりである。構想力のある監督であり、そのダイナミックな経歴は大手スタジオ作品からインディペンダント作品まで、ホラー、スーパーヒーローもの、アクション、サスペンス、アドベンチャー、ミステリー、ファンタジーと多くのジャンルを手掛けている。草分け的な存在で世界観を創り出すのを得意とし、5つ以上ものシリーズ作品を世に送り出した。これらは『ソウ』(04)、『インシディアス』(10)、『死霊館』(13)、『アクアマン』(18)、『モータルコンバット』(21)、そして『M3GAN/ミーガン』(22)など。世界的な大ヒットとなった、SFホラー作品の『M3GAN/ミーガン』で織り出した“M3GAN”ユニバースは、まさに時代の不安を投影し、世界を虜にした作品となった。世界興収が10億超えとなったヒット作品を2本も手掛けた、トップ監督のひとりと言えるだろう。『アクアマン』のほか、大ヒットした2本のうちのもう1本は、ユニバーサル・スタジオ・フィルムズにとっても初めて10億ドルを突破した『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)だった。
2015年には、自身の制作会社アトミック・モンスター社を立ち上げ、映画やTV、配信用の作品を手掛けている。今日までワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ、ユニバーサル、Netflix、Amazon、CBS、SonyTV、WBTV、21Laps、GaumontやBlumhouoseに10作品以上の映画、5つのシリーズものを提供している。 監督として次に手掛けるのはDCヒーローズの『アクアマン/失われた王国』(23)だ。DCヒーローものでは最も成功を収めた大ヒット作『アクアマン』(18)の続編である。
ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズより21年にリリースされた『マリグナント 狂暴な悪夢』(21)は、これまでのインディペンダント映画の制作経験を振り返るきっかけとなった作品だった。同作では監督/原案/製作を一挙に担っている。
「死霊館」シリーズでは、 かの有名な超常現象研究家のエドとロレイン・ウォーレン夫妻を描いた最初の二作を監督している。第一作目は13年に、第二作目は16年にワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズから公開され、二作目の『死霊館 エンフィールド事件』では製作および共同脚本を務めている。「死霊館」全シリーズの世界興行収入は現時点で20億ドルを突破しており、ホラー作品では最も成功したシリーズの一つとなっている。
15年には、高評価を受けたユニバーサル・ピクチャーズの『ワイルド・スピード SKY MISSION』を監督し、同作は、公開から全米1位を4週間にわたり記録した。また世界興収においても歴代11位の成績を誇る作品となっている。
人気の「インシディアス」シリーズの共同製作者として、フィルム・ディストリクトの一作目『インシディアス』(10)と『インシディアス 第2章』(13)を監督し、『インシディアス 第2章』においては原案も手掛けている。『インシディアス 序章』(15)と『インシディアス 最後の鍵』(18・未)、そして23年7月7日に全米で公開されたパトリック・ウィルソン監督によるシリーズ最新作『インシディアス 赤い扉』(23)では、製作者として参加している。
映画の処女作は、監督と共同にて原案を手掛けた『ソウ』(04)で、同作は04年サンダンス国際映画祭でプレミア上映されている。その後も全「ソウ」シリーズの製作総指揮を担当している。
製作者としては、ニュー・ライン・シネマのスティーブン・キング原作『Salem’s Lot』とワーナー・ブラザーズ・スタジオの『アクアマン/失われた王国』、ニュー・ライン・シネマと製作する「Mortal Kombat」の続編が待機している。
マレーシア生まれ、オーストラリア育ち。16年度オーストラリアンズ・イン・フィルム賞フォックス・スタジオ・オーストラリア・インターナショナル賞を受賞。映画芸術科学アカデミーのメンバーである。
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