バースデー・ワンダーランド 地下室からのふしぎな旅

「わたしが救世主に?」誕生日の前日、内気な少女アカネが連れてこられたのは<幸せな色に満ちたワンダーランド>。お節介なチイと共に、思いがけない大冒険が始まる―。

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4.26 fri.

1995年東京都出身。NHK大河ドラマ「真田丸」などドラマ出演も多い。2017年『勝手にふるえてろ』(大九明子監督)で映画初主演。同年、第30回東京国際映画祭のジェムストーン賞を受賞。18年、カンヌ映画祭パルムドールを受賞した『万引き家族』(是枝裕和監督)など話題作への出演が続く。
「台本をめくりながら次はどこにいけるのだろう、とワクワクしました。
原さんとご一緒させていただくのは二度目ですが、またご一緒したいと思っていたのでうれしかったです。声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、「アカネ」というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました。アカネのように私が救世主にさせられて冒険に連れて行かれたら戸惑うし、前に進めないと思います。しかし、アカネは戸惑いながらも、冒険での人や動物との出会いを通して成長していきます。この作品は勇気を出して少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います。楽しみに待っていて欲しいなと思います。」
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』で日本での数々の賞を受賞し、『カラフル』『百日紅~Miss HOKUSAI~』でアヌシー国際アニメーション映画祭での受賞をはじめ海外で高い評価を受ける日本を代表するアニメーション監督。2018年には芸術分野で大きな業績を残した人物に贈られる紫綬褒章を受章。アニメーション映画監督としては高畑勲監督、大友克洋監督に次ぐ史上3人目の快挙を成し遂げた、国内外から新作が待ち望まれている。
「いろいろな作品をつくってきましたが、あらゆる世代に楽しんでもらえる作品をつくりたいと思ったのが企画のきっかけです。僕としては初めての本格的なエンターテイメント映画への挑戦となります。キャラクターデザインを誰にお願いしようかと考えていたときに入った書店で、イリヤの画集に出会い「これだ!」と一目惚れしました。スタイリッシュで個性的なのに、幅広い層から支持される魅力も併せ持っている。僕の初めてのエンターテイメント映画はイリヤといっしょにやりたいと強く思いました。制作は佳境に入っていますが、非常に楽しんで作っており、自信作です。公開を楽しみに待っていて欲しいと思います」
・松岡さんとのお仕事について
「松岡と初めて会ったのは、僕の初実写映画『はじまりのみち』のオーディションの時でした。当時はまだ高校生でしたが、媚びない目をしていたのが印象的でした。その後ブレイクしたのも我が事の様に嬉しかった。今回のアカネ役もオーディションで決めました。僕が相手役になって即興でのやりとりをしたのがとても楽しかった。本番のアフレコも、自信の無いアカネが少しづつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客の皆さんに“松岡アカネ”を早く見てもらいたいです」
ロシア出身、日本在住のイラストレーター。モスクワの美術学院でデッサンなどを学ぶ。ゲーム会社でデジタルイラスト、モーションコミックの監督として働く。2014年からフリーランスで活動を開始。2016年に画集『MOMENTARY』(パイ インターナショナル)を発売。2017年から日本のアニメ業界に参加。
「原監督作品を観ていたので、監督にお会いする前からから制作に参加すると決めていました。日本のアニメーション制作現場に入るのは初めてですが、才能がある方ばかりで、やはりレベルが高いです。6才で『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督:押井守)を観て、この世界に進もうと決めて、10才からモスクワの美術学院に通い始めました。自分がデザインしたキャラクターが動いているのを初めて観た時は本当に感動しました。原監督と机を並べて仕事をしていますが、アニメーションの作り方から昨日見たテレビの話まで、本当に楽しく会話をしながら作品づくりをご一緒させていただいています。イマジネーション豊かなアニメーションを作る人は、人としても素晴らしいんだなと思いました。原監督は私の師匠で、私も原監督のような素敵なアニメーション監督になりたいです」

1953年、岩手県生まれ。
講談社児童文学新人賞受賞作品を改題した『霧のむこうのふしぎな町』でデビューし、日本児童文学者協会新人賞を受賞。そのほかの受賞作品に『ミラクル・ファミリー』(産経児童出版文化賞フジテレビ賞)、『牡丹さんの不思議な毎日』(産経児童出版文化賞大賞)、『つづきの図書館』(小学館児童出版文化賞)、『岬のマヨイガ』(野間児童文芸賞)がある。
おもな作品に『地下室からのふしぎな旅』『りんご畑の特別列車』『帰命寺横丁の夏』(以上、講談社)、「モンスター・ホテル」シリーズ(小峰書店)などがある。