キャストへ スタッフへ
----- CAST -----

アクシャイ・クマール(シドゥ)/AKSHAY KUMAR (Sidhu)
バンコクのレストランで働く名もない男から、ボリウッドきっての人気俳優にまでのぼりつめたスーパースター。長い道のりを経て、現在ではインドを代表する俳優のひとりであり、国内外でつねに堅実なオープニングの興収成績をあげている。
1992年の『Khiladi』の成功により、その才能に注目が集まり、『Mohra』『Main Khiladi Tu Anari』(共に94)、『Sabse Bada Khiladi』(95)など、次々にヒット作に出演。トップスターの地位を揺るぎないものにした。
「Khiladi」シリーズを成功させても1つのタイプにおさまらず、『Dhadkan』(00)ではアクション・ヒーロー以外にもロマンティックな役柄もこなせることを証明。同年の『Hera Pheri』では卓越したコメディー・センスを見せつけ、強い印象を残した。また、『Ajnabee』(01)では悪役を演じて、観客と批評家の両方から高い評価を受けた。
その後も『Mujhse Shaadi Karogi』『Aitraaz』(共に04)、『Waqt: The Race Against Time』(05)、『Namastey London』『Heyy Babyy』『Bhool Bhulaiyaa』『Welcome』(いずれも07)、『Singh Is Kinng』(08)など、ヒット作の出演が続いている。
ディーピカー・パードゥコーン(サキ/ミャオミャオ)/DEEPIKA PADUKONE (Sakhi / Meow Meow)
ダイナミックな新世代を代表する才能豊かな若手美人女優。バドミントンの名選手プラカーシュ・パードゥコーンの娘で、バドミントン選手として活躍中にその美貌が注目され、スーパーモデルに転身。たちまち、クローズ・アップ、リムカ、ケミストリー、マルチ・アルトなどの有名ブランド商品の広告に起用された。インド人モデルとして初めてメイベリン・ニューヨークの世界キャンペーンに起用されたほか、パラシュート・アドバンスト、リーバイ・ストラウス・シグネチャーの顔も務める。トミー・ヒルフィガーのインド進出時のファッション・ショーでランウェーにデビュー。以来、あらゆる主要なインド人デザイナーと組み、“ラクメ・インディア・ファッション・ウィーク2005”や2006年の“ウィリス・ライフスタイル・インディア・ファッション・ウィーク”で注目を浴びた。
ヒンディー語映画のデビューはファラー・カーン監督の『Om Shanti Om』(07)で、シャールク・カーンと共演。自信に満ちた演技で大成功を収めた。
モデルとして数々の賞に輝いており、その主なものは次のとおり。04年のソサエティーのヤング・アチーバーズ賞、04−05年のキンフィッシャー賞年間最優秀モデル賞、「エル」誌の年間最優秀モデル賞、05−06年のF賞最優秀モデル賞と最優秀コマーシャル出演賞、06年のズィー・アスティッバ賞のファッション界への特別貢献賞など。
ミトゥン・チャクラヴァルティー(親方)/MITHUN CHAKRABORTY (Dada)
インド国立映画賞受賞の名優であり、社会運動家。本名はゴウランガ・チャクラヴァルティー。現在はバングラデシュのバリサール出身。カルカッタ(現コルカタ)のスコティッシュ・チャーチ・カレッジで化学の学士号を取得。その後、インド映画TV研修所を卒業。
全盛期だった1980年代には、“踊れるスター”としてファンから絶大な支持を受け、インドでもっとも人気のある主役級俳優のひとりとなった。これまで200本以上のボリウッド映画のほか、ベンガル語、ボジュプリー語(ヒンディー語の方言)の映画にも数本出演。ジーナット・アマン、ラティ・アグニホトリ、レーカ、スリデビ、マードゥリー・ディークシトなど、インドの人気女優たちとの共演も多い。俳優業のかたわら、モナーキ・ホテルというホテル・チェーンも経営。
映画デビューは76年のムリナール・セーン監督作『Mrigayaa』で、国立映画賞主演男優賞を獲得。その後、『Do Anjaane』(76)、『Phool Khile Hain Gulshan Gulshan』(78)などの映画に助演。70年代後半から80年代前半にかけては、低予算スパイ映画『Surakshaa』(79)とその続編『Wardaat』(81)、また、『Hum Paanch』(80)などのヒット作に主演した。
そして、83年のミュージカル・ドラマ「Disco Dancer」でついに大ブレイク。音楽の良さで大成功を収めた同作は、今日までカルト的な人気を維持している。ミュージカル映画としては、ほかに『Kasam Paida Karne Wale Ki』(84)、『Dance Dance』(87)などにも主演し、ダンサーとしての才能を発揮。
この時期にはロマンティック映画やファミリー映画のジャンルでも、キャリアのなかで最大級のヒット作ともいえる多くのヒット作に恵まれ、その主な作品には、『Mujhe Insaaf Chahiye』(83)、『Pyar Jhukta Nahin』(85)、『Swarag Se Sunder』(86)、『Pyar Ka Mandir』(88)などがある。
熟練の武術家でもあり、『Wanted』(83)、『Boxer』『Jagir』(共に84)、『Jaal』(86)、『Watan Ke Rakhwale』(87)、『Commando』『Waqt Ki Awaaz』(共に88)、『Guru』(89)、『Dushman』(90)など、数多くのアクション映画でヒーローを熱演。この時期に演じたのは社会の悪や腐敗と闘う怒れる若者役が多い。また、『Gunda』(98)などカルト映画にも数本出演している。
人気だけでなく、批評家からの評価も高く、デビュー作『Mrigayaa』以外にも、『Tahader Katha』(92)で国立映画賞主演男優賞を受賞。さらに、『Agneepath』(90)でフィルムファーレ賞助演男優賞を、『Jallaad』(95)で同賞悪役賞を獲得した。また、『Pyar Ka Mandir』(88)、『Mujrim』(89)、『Vivekananda』(94)などの作品における演技も評価が高い。
ランヴィール・ショウリー(ハシ道士)/RANVIR SHOREY (Chopstick)
元ビデオ・ジョッキー。2002年に『Ek Chhotisi Love Story』で映画デビュー。以降、『Jism』(03)、『Lakshya』(04)など注目作に次々に出演。最近では、『Traffic Signal』『Bheja Fry』(共に07)、『Mithya』(08)など、評価の高い作品のアンサンブル・キャストの一員として重要な役割を果たしている。そのほかの出演作は、『Mixed Doubles』『Pyaar ke Side Effects』『Khosla Ka Ghosla!』(いずれも06)、『Honeymoon Travels Pvt. Ltd.』(07)など。
ゴードン・リュウ(北条)/GORDON LIU (Hojo)
1955年、中国、広東省で生まれ、ごく幼いときにリュウ家に養子に迎えられ、有名なショウ・ブラザースの監督リュウ・チャーリァン(ラウ・カーリョン)、リュウ・チャージャン、リュウ・チャーヤンのリュウ兄弟とともに育った。リュウ家は武術の名門として名高く、さかのぼれば19世紀末から20世紀にかけてその名をとどろかせた伝説的な武術家ウォン・フェイフォンに起源をもつ、中国拳法の洪家拳の達人として知られる。
そのリュウ・チャーリァン監督作『少林寺三十六房』(77)でスターの地位を獲得。同作は『The Master Killer』の英語タイトルで米国など数か国で公開され、ゴードン・リュウは復讐に燃える少林寺の修行僧としてのイメージを決定づける。多作で知られるイー・クワンの脚本による同作は香港をはじめ世界中で大ヒットを記録した。
最近では、クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」二部作(03、04)に、まったく異なる役(道教の僧と日本のヤクザ)を演じた。これまでに映画80本と数多くのTVシリーズに出演している。
ロジャー・ユアン(チャン刑事)/ROGER YUAN (Chiang)
1986年以降、重要なキャストのひとりとして、あるいは、スタント/ファイト・コーディネーター、スタントマンとして、ハリウッドのトップクラスの映画人と仕事をしてきた。武術の達人であり、さまざまな武器、とくに剣の類いの扱いに熟達している。唐手道(Tang Soo Do)、詠春拳、極真空手、テコンドー、タイ式ボクシング、西洋ボクシング、太極拳、そして少林寺拳法から派生した形式のそれぞれの武道で有段者であり、修行を積んだ。
チャック・ノリス、伝説的なキックボクシング・チャンピオンのベニー・“ザ・ジェット”・ユキーデのそれぞれに師事。90年代の数多い出演作の中には、ノリスの人気TVシリーズ「炎のテキサス・レンジャー」がある。また、ユキーデを通じて監督のブレイク・エドワーズ、ティム・バートンと仕事をする機会を得、その後、同じく名監督のジョン・アブネットの目に留まり、リチャード・ギア主演の『北京のふたり』(97)に起用された。以降、リチャード・ドナー監督の『リーサル・ウェポン4』(98)、オーウェン・ウィルソン、ジャッキー・チェン主演のアクション・コメディー『シャンハイ・ヌーン』(00)、チョウ・ユンファ主演の『バレット・モンク』(03)、さらに『バットマン ビギンズ』『シリアナ』(共に05)など次々に出演。また、『Ella Enchanted』(04)、『Shanghai Red』『Strength and Honour』(共に07)などではスタント/ファイト・コーディネーターとしての腕をふるった。08年には『The Fifth Commandment』で悪役を演じ、09年には、70年代のブラックスプロイテーション映画(都市部の黒人層を対象にし、黒人をステレオタイプ化して描いた映画のジャンル)のパロディーである『Black Dynamite』が公開される予定。
08年のニューヨーク国際インディペンデント映画&ビデオ・フェスティバルで初上映された短編映画『Fifth Street』では製作・脚本・主演を担当。同作は最優秀SF短編に贈られるジャンル賞、最優秀短編映画に贈られる審査員特別賞を獲得した。
----- STAFF -----

ニキル・アドヴァーニー(監督)/NIKHIL ADVANI (Director)
アジズ・ミルザ、サイード・ミルザ、クンダン・シャー、マンジュール・シンハなどの著名なインド人フィルムメーカーたちのアシスタントとして映画業界入り。その後、国内外で評価の高いフィルムメーカーであるサディール・ミシュラのアシスタントとなり、インドの暗部を描いたミシュラの監督作『Is Raat Ki Subah Nahin』(96)の脚本を共同執筆した。
そのまま小規模な作品に深くかかわっていくかと思われたが、ダルマ・プロダクションズに加わることにより、主流の娯楽性の高いヒンディー語映画に果敢に挑戦。数本の映画にアソシエイト・ディレクターとして参加したのち、『たとえ明日が来なくても』(03)で監督デビューを果たした。同作が、悲劇を予感させる恋愛の三角関係という伝統的な題材を斬新な切り口で描いたのに対し、監督第二作の『Salaam-E-Ishq』(07)ではラブストーリーをじっくり描いた。
今後の監督作には、ムケーシュ・タルレージャー、キショール・パティル製作で、ピープル・ツリー・フィルムズ/クレイヨン・ピクチャーズの『Ab Dilli Door Nahin』、同じくタルレジャ製作で『Chaand Bhai』がある。また、ピープル・ツリー・フィルムズの2009年公開予定作『Jaane Kahan Se Aayi Hai!』(監督ミラープ・ザベーリ)、『Basra』(監督ナブディープ・シン)では製作を担当する予定。
コマーシャル制作者としても評価が高く、LGエレクトロニクス、エアテル、HDFCスタンダード・ライフ・インシュアランス、英国航空など数多くの一流企業のコマーシャルを手がけている。
ラメーシュ・シッピー(製作)/RAMESH SIPPY (Producer)
1944年1月23日、現パキスタンのカラチで生まれ、インド・パキスタンの分離紛争のさなか、フィルムメーカーだった父のG・P・シッピーが、安全と映画制作のために一家をボンベイ(現ムンバイ)へ移した。
父の影響で幼いころより映画に親しみ、『Shahenshah』(53)には子役で出演。その後、17歳から見習いとして制作現場で働いたのち、シャミ・カプール、ラジシュリー主演の『Brahmachari』(68)で製作総指揮を務め、さらにアシスタント経験を経て、71年にカプール、ヘマ・マリーニ、ラジェシュ・カーンナ主演の『Andaz』で監督デビューを飾った。さらに72年には第二作『Seeta Aur Geeta』を監督。ヘマ・マリーニが二役をこなし、ダルメンドラ、サンジーブ・クマールと共演した同作は前作同様にヒットとなった。
そして、盗賊たちから村を守ろうとするふたりの逃走中の泥棒を描き、独特なセリフがカルト的な人気を呼んだ75年の『Sholay』でもヒットを飛ばし、3作連続で興行的な成功を収めた。“カレー・ウエスタン”と呼ばれるスタイルのアクション・アドベンチャーである同作はインド映画として初めて、6トラックのステレオ音声の70ミリで上映された。同作はボリウッド映画史上最大のヒット作の1つとなり、シッピーは製作を手がけた父とともに絶賛され、BBCより“フィルム・オブ・ミレニアム”賞を贈られた。現在でもヒンディー語映画史上でもっとも愛される映画の1つであり、02年に英国映画協会がおこなったインド映画の人気投票では第1位に輝いた。
さらに、続く3作もヒット。オールスター・キャストの大作『Shaan』(80)、ディリープ・クマールとアミターブ・バッチャンが共演し、初めて外部のプロデューサーのために監督した『Shakti』(82)、かつてティーンのアイドルだったディンプル・カパディアの映画復帰作となった『Saagar』(85)である。
その後、インドとパキスタンの分離紛争に焦点を当てたTVシリーズ「Buniyaad」を監督。87年に放映された同シリーズは高視聴率となり、『Sholay』のTV版と見なされている。
現在、ムンバイの映画祭を仕切るMAMI(ムンバイ映像アカデミー)の理事を務めている。
ムケーシュ・タルレージャー(製作)/MUKESH TALREJA (Producer)
現在、ピープル・ツリー・フィルムズ(元オライオン・ピクチャーズ)のCEO。大ヒットしたサルマーン・カーン主演の3作『Tera Naam』(03/共演ブーミカ・チャーウラー)、『Dil Ne Jise Apna Kaha』(04/共演プリーティ・ジンタ、ヘレン、ブーミカ・チャーウラー)、『Kyon Ki』(05/共演カリーナー・カプール、オム・プリ、ジャッキー・シュロフ)などを製作。
製作を手がけた最新ヒット作は、オールスター・キャストでニキル・アドヴァーニーが監督した『Salaam-E-Ishq』(07)である。
ローハン・シッピー(製作)/ROHAN SIPPY (Producer)
米スタンフォード大学卒業後、当然のように名監督である父ラメーシュ・シッピーと同じ道に進んだ。2003年にロマンティック・コメディー『Kuch Naa Kaho』で監督デビュー。アビシェーク・バッチャンとアシュワリヤー・ラーイ主演の同作は、「バラエティ」誌で「本年度もっとも粋なヒンディー語映画の1つ」と称賛された。
二作目の『Bluffmaster!』(05)では再びバッチャンと組み、プリヤンカー・チョープラー、リテーシュ・デーシュムク、ボーマン・イーラーニー、ナーナー・パーティカルも出演。ヒンディー語映画としては初めて、ペルシャ、スカンジナビア、英国、アジアの前衛的なアーティストを含む国際的なミュージシャンを起用したサントラ盤が大きな注目を集めた。バッチャンの歌手デビューとなった「Right Here Right Now」は同年の大ヒット曲の1つとなり、そのビデオは06年のMTVの“もっともスタイリッシュな映画主題歌”賞を獲得した。
ナーナー・パーティカル、ジョン・アブラハム主演のヒット作『Taxi No. 9211』(06)を共同製作後、ブッシュ米大統領のインド訪問に基づいた“モキュメンタリー”『The President Is Coming』(09)を製作。コーンコナー・セーン・シャルマーをはじめ、フレッシュな若手俳優たちが多数出演した。現在は、スリラム・ラーガヴァン監督作を含め、実写映画、アニメ映画数本を製作準備中のほか、監督としては、バッチャン主演のスリラーを09年3月に撮影開始予定。
ライターとしてもさまざまな出版物に寄稿しており、「Indian Express」紙のコラムを担当しているほか、「India Today」誌、「Mid-Day」紙、「Man's World」誌にも寄稿している。
シュリーダル・ラーガヴァン(脚本)/SHRIDHAR RAGHAVAN (Screenwriter)
『Khakee』(04)、『Bluffmaster!』(05)の脚本を担当。共同脚本の『Apaharan』(05)ではインド国立映画賞を獲得。1995年から2004年までに、人気TVシリーズの「CID」と「Aahat」の500以上のエピソードを執筆した。脚本家になる前は、「Gentleman」誌でジャーナリストを務め、「Mid-day」紙、「Bombay Times」のユーモア・コラムニストとして活躍していた。
ラジャト・アローラー(作詞)/RAJAT ARORAA (Lyrics)
人気TVシリーズ「CID」「Aahat」などに参加し、インドTV界で長く活躍している脚本家、台詞作家のひとり。プライムタイムの番組で500話以上を手がけ、2004年にはインドTV賞脚本賞を獲得したほか、「CID」でのカットなしで撮影した最長エピソードの共同脚本家としてギネスブックに掲載された。
05年のローハン・シッピー監督作『Bluffmaster!』の台詞を担当して映画界にデビューし、続いて『Taxi No. 9211』(06)では脚本を担当。現在は、バラージ・テレフィルムズ製作で70年代の闇社会を描いたミラン・ルトリヤー監督作や、デイビッド・ダワン監督作『Hook ya Crook』など、大作数本の執筆が進行中。
ヒンマーン・ダミージャー(撮影)/HIMMAN DHAMIJA (Director of Photography)
オーストラリアの名門映画学校AFTRSを1996年に卒業。撮影を担当した長編映画は、『Boom』(03)、『American Daylight』(04)、『Bluffmaster!』(05)、『Heyy Babyy』(07)、『Little Zizou』(08)など。05年の『The Rising: Ballad of Mangal Pandey』では、05年のアパサーラ賞撮影賞にノミネートされた。オーストラリア映画『Radiance』(98)ではカメラ・オペレーターを担当。また、『Kulli Foot』『I Was Robert Mitchum』(共に00)、「Do You Like It Here?」など、30本以上の短編映画で撮影を担当した。
10時間分のドキュメンタリーも撮影しており、その中には、国際的な賞を数多く受賞している「A Calcutta Christmas」(99)、「My Mother India」(01)をはじめ、「Black Chicks Talking」(01)、「The Trouble with Merle」(02)などがある。また、ABCオーストラリア制作のドキュメンタリー「A Good Man」では撮影とともに共同製作も担当した。
ディーディー・クー(アクション指導)/DEE DEE KU (Stunt Director)
27年にわたり、映画のスタントにかかわってきたベテラン。1991年以来、ユエン・ウーピンのスタント・チームのメンバーとして活躍し、ジェット・リー出演作のほとんどに参加。また、アクション監督としても有名。
数多くの作品でスタント/ファイト・コーディネーターやスタントダブルなど、さまざまな役割を果たしており、その主な作品は次のとおり。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ(第一作・91/第二作・92/第六作・97)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー』(93・未)、『ブラック・マスク 黒侠』(96)、『リーサル・ウェポン4』(98)、「マトリックス」三部作(99、03)、『ロミオ・マスト・ダイ』『グリーン・デスティニー』(共に00)、「キル・ビル」二部作(03、04)、『カンフーハッスル』(04)、『ダニー・ザ・ドッグ』(05)、『SPIRIT スピリット』(06)、『ミラクル7号』『ドラゴン・キングダム』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(いずれも08)。
シャンカル=イフサーン=ロイ(音楽)/SHANKAR-EHSAAN-LOY (Music Directors)
ボリウッドで超売れっ子の音楽プロデューサー・トリオ。
音楽の世界でさまざまな変化が起こりつつあった1980年代、エンジニアリングはテクノロジーとして進化し続け、音楽はよりビジュアル性を強めていた。当時、シャンカルはエンジニアに、イフサーンは音楽に、ロイは思想と放浪、そして思索にそれぞれ没頭していた。
時が流れ、シャンカルは自らの声に目覚め、イフサーンはカリフォルニアからインドへ戻り、ロイは作曲を始めた。そんなとき、故ムクール・アナンド監督が最後の作品となる『Dus』(97)の音楽を3人に依頼(製作途中でアナンド死去のため、映画は未完)。サントラからカットされた「Hindustani」はヒット・チャートを急上昇し、一夜で国民的な歌になった。
こうして、シャンカル=イフサーン=ロイは生まれた。
その映画音楽やコマーシャル曲は、誰もが何もかも忘れて没頭できるような何か――心地よいバイブレーション、メロディー、ビートの新鮮さ――と融合。『Dil Chahta Hai』(01)の音楽で他を圧倒し、『たとえ明日が来なくても』(03)の音楽でインド国立映画賞を獲得した。
そのほかにこれまでに音楽を手がけた映画には、『Bhopal Express』『Rockford』(共に99)、『Kuch Naa Kaho』(03)、『Lakshya』(04)、『Bunty Aur Babli』(05)、『Kabhi Alvida Naa Kehna』『DON(ドン) -過去を消された男-』(共に06)、『Salaam-E-Ishq』『Jhoom Barabar Jhoom』『Heyy Babyy』『Taare Zameen Par』(いずれも07)、『Rock On』(08)などがある。
カイラーサ(音楽)/KAILASA (Music Directors)
ボーカルのカイラーシュ・ケール、かつては“ボンベイ・ブラック”と組んでいたムンバイ出身の兄弟ナレーシュ&パレーシュから成るバンド。中心的存在のケールは現在、ヒンディー語映画界で注目の的。
その素朴でソウルフルなハイピッチ・ボイスが特徴のケールは、スーフィー(イスラム教の宗派の1つ)音楽で人気があり、父から、そして、パキスタンの伝説的なシンガーのナスラット・ファテ・アリ・カーンの泥臭く、エネルギッシュな歌声にインスピレーションを得ながら、独自の表現方法をすでに創り出している。
ニューデリー出身のケールは、ムンバイでなんとかチャンスをつかもうともがき、アンデリ駅でのホームレスからボリウッドのミュージック・シーンの寵児に昇りつめたという、立身出世物語の持ち主。
映画『Waisa Bhi Hota Hai Part II』(03)の挿入歌「Allah Ke Bande」で大ヒットを飛ばしたことでブレイクし、カメオ出演も果たした『The Rising: Ballad of Mangal Pandey』(05)では多くの歌を歌っている。
ボリウッド映画では、「O Sikander」を歌った『Corporate』(06)をはじめ、数多くの作品に参加している。TVでは、ソニーTVの人気リアリティ番組「Indian Pool」などに出演。アルバム「Kailasa」からカットされた「Ya Rabba」「Tauba Tauba」は大ヒットとなった。
2007年には、アーシャ・ボースレー、ソーヌー・ニガム、クナール・ガンジャワラとともに、“The Incredibles”と題した北米コンサートツアーを敢行。
シンガーとして、いわゆる“伝統的な”トレーニングは受けていないが、ケールは音楽の世界を定義する型にはまったイメージを打ち破ることに成功している。映画のプレイバック・シンガー(吹き替え歌手)としてのチャンスはまさに偶然訪れた。ケールが仕事ですべてを失ったとき、仲間からムンバイでやり直してみたら、と勧められたのだ。そしてムンバイへやってきた彼は、ナレーシュとパレーシュの兄弟と出会ってまず自主制作アルバムを録音し、その後、“カイラーサ”を結成したのである。
これまでに、ヒット曲「Saiyyan」を出したアルバム「Ya Rabba Jhoomo Re」、バンド名をそのまま付けた「Kailasa」などのアルバムを発表している。
ポニー・ヴァルマー(振付)/PONY VERMA (Choreographer)
本作は、スーパースターのアクシャイ・クマールと組んだ五作目。ムンバイを拠点に、過去8年間、ヒンディー語のエンターテイメント業界で精力的に活動してきた。
振付師ガネーシュ・ヘッジのチーフ・アシスタントから出発し、その後、監督プリヤダーシャンと組んで独立。それ以来、『Garam Masala』(05)、『Bhagam Bhag』(06)、『Namastey London』『Bhool Bhulaiyaa』(共に07)などの大ヒット作を含む21本の映画で振り付けを担当。また、舞台20作、ミュージック・ビデオ70本、40作以上のコマーシャルをも振り付けている。最近では、有名なクリケット選手やTV女優たちが出演するカラーズ・チャンネルのリアリティ番組「Ek Khiladi Ek Haseena」(05)、シャールク・カーン製作・主演の『Billu Barber』(09)の振り付けも担当した。


トップへ戻る
 

作品情報へ