「苦しむことなく殺してさしあげます。」 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは救いの神か猟奇殺人犯か──物語が進むほど、殺人犯が正しいかのような錯覚にハマる。
130人もの患者を安楽死させた実在の医師をモデルに描かれた禁断のクライム・サスペンス! あなたはこの正義に驚愕する──。
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「苦しむことなく殺してさしあげます。」 ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは救いの神か猟奇殺人犯か──物語が進むほど、殺人犯が正しいかのような錯覚にハマる。
130人もの患者を安楽死させた実在の医師をモデルに描かれた禁断のクライム・サスペンス! あなたはこの正義に驚愕する──。
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北川景子
「お父さんが悪いお医者さんに殺された」という男の子からの通報をきっかけに、二人の捜査一課コンビが連続殺人犯を追いかけることとなります。
最後まで誰が犯人なのかわからない緊張感と、私たちが犯人像に辿り着くまでのもどかしさ、焦燥感をお客様に感じていただけるように撮影していきました。
事件を追えば追うほど、犬養、高千穂それぞれが「命の尊厳とは何か、安楽死は善か悪か」と悩み翻弄されていくので、その感情を細かく丁寧に演じられるよう取り組みました。
アクションも少しあるので、かっこよく、暑い夏に負けないように(熱中症にもなりましたが)がんばりました。
綾野さんとは2度目の共演ですが、2人1組でずっと動く役は初めてです。
綾野さんは常に役と向き合っておられる熱い方です。犬養が一つのことに集中した時に醸し出す殺気や、こうと決めたら一直線に突き進んでいく勢いは綾野さんなのか犬養さんなのか、分からないほどでした。
私は部下でありながら、そんな綾野さん演じられる犬養を冷静に、時々呆れながら、時々乱暴に扱いながら見守る役です。手のひらで転がしていると言っても過言ではありません。
現場でも気がつけば綾野さんをずっと観察していました。綾野さんは思いつきでいろんなことをお芝居に取り入れたり、好奇心旺盛な子どものような一面があると今回初めて気がつきました。そんな綾野さんを後輩ながら微笑ましく見守ってきた夏でした。
私たち凸凹コンビをどうぞ楽しみにしていてください。
監督:深川栄洋
心掛けたのは最後まで振り落とされないように舵を握り続けること。プロデューサーと目指したのはエンターテインメントとして、ある社会問題と向き合うこと。ともすれば深く入り込みすぎて、自分の立っている場所が分からなくなるような作品です。誰もが人生のどこかで必ず向き合わなくてはならないテーマを綾野さん北川さんとともに悩み尽くした作品となりました。二人はいいコンビです。綾野さんは北川さんのことを、北川さんは綾野さんのことを僕に教えてくれました。二人は全く違う考え方を持った役者ですが、二人とも強烈な役者バカだと思います。もちろんそういう僕も映画バカですが……、子役オーディションに参加して子役の為に熱演していた綾野さんと、アクションで綾野さんに本気の蹴りを見舞う北川さんの熱を感じに劇場に来てください。
プロデューサー
中山七里先生の原作を読んだ当初から、「今、映像化すべき作品だ!」と思いつつも、「この題材を扱いながら映画としてエンターテインメントにするには?」というところで頭を抱えていました。その懸念を吹き飛ばしてくれたのが綾野さんと北川さんのバディでした。綾野さん演じる犬養という男は、法を守る立場からドクター・デスを追うものの安楽死に翻弄されていくという非常に複雑な役です。綾野さんは、そんな犬養に真っ向から向き合い「綾野剛なのか犬養隼人なのか」わからなくなるほど狂気の芝居を見せてくれました。北川さん演じる高千穂は、そんな犬養を冷静に理解し、叱咤し、支えていく役ですが、圧倒的な華やかさと、観る人を瞬時に引き込む芝居で、綾野さんの犬養隼人を受け止めてくれました。この二人のバディのおかげで、難解な題材に負けない、最高のクライム・サスペンスが出来上がったと予感しています。是非劇場で御覧ください。
岡田健史
今回沢田圭を演じさせて頂きます、岡田健史です。今回初めて刑事役を演じるにあたってプレッシャーはあったものの、皆様に助けて頂き何とかクランクアップを迎えることができました。
綾野さん、北川さんとのシーンでは、僕は安心してお二人に身を委ねながら沢田のキャラを作りあげました。お芝居を通じてたくさん学ばせて頂き、新たな自分の一面を発見できました。初めての刑事役、是非、御覧ください!
■監督:深川栄洋コメント
彼は少し懐かしい、清涼感のある青年。素質があると感じる若い俳優は、なかなか出会うことが出来ないのですが、久しぶりに蛹のなかにいるスターを見た気がしました。
■プロデューサーコメント
“安楽死”という題材を描き、息もつけない展開が続くこの作品の中で、岡田さんには観客のみなさんにホッと一息ついて頂けるような、そんな存在になって頂きたいと思っていました。
刑事役に初挑戦ということでしたが、岡田さん演じる沢田は、綾野さん演じる犬養と北川さん演じる高千穂にひたむきに食らいつき、新米刑事らしいエネルギッシュな演技を魅せてくれました。
早朝深夜と撮影が続いた現場でも、持ち前の愛嬌と快活さでスタッフを支えてくれました。岡田さんの人柄がそのまま出ているといっても過言ではない沢田の瑞々しい演技に是非ご注目ください。
綾野剛
禁断の題材にとうとう触れてしまった思いでなりません。
撮影中もこの作品の強度に耐えうる表現ができているのか?と自問自答の日々でした。しかし、そこで大きな支えとなり現場を包み込んでくれたのが初バディである北川景子さん。2度目の共演ですが、本当に頼もしく、常にブレない芯の強さと清らかさがあります。
深川監督、各部署スタッフ、キャストと共に、新たな新境地に立つ事ができました。
お届けできる日が今から楽しみです。