撮影舞台裏コラム

銀時や真選組の衣裳もさらにカッコよく進化!

本作では、衣裳デザインの澤田石和寛(『るろうに剣心』『銀魂』『パンク侍、斬られて候』)が手がけた衣裳もすべてバージョンアップ! 銀時のジャージは前作ではバイカージャケットのディテールを組み込んでいたが、今回は『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが着ていたM-65のディテールを取り入れ、生地もデニムからミリタリーで使用されるものに変更。白い着物も、前作の“着物のような着物”から“着物とは言えない着物”になるようなデザインにしている。さらに今作では銀時、新八、神楽も着る真選組の衣裳も一新したという。統率された組織に説得力を持たせるためにシャープなデザインにしてラインの幅を変更。立体感のあるテーラード(仕立て)を採用したり、イカ胸の幅で切り替えを入れることで幕末期の印象を捉えているのだ。また、コスプレにならないように、それぞれの役者に合わせたデザインを考え、松平片栗虎を演じた堤真一の衣裳にはクロコダイルとオーストリッチ、近藤勲役の中村勘九郎の衣裳にはホースレザーを使い、銀時らの衣裳には本隊より粗野な生地を使って差をつけている。

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