監督・脚本
- 1968年生まれ。栃木県出身。90年に旗揚げした劇団ブラボーカンパニーで座長を務め、全作品の構成・演出を担当。舞台を手掛ける傍ら、フリーの放送作家として「笑っていいとも!」(82~14)、「SMAP×SMAP」(95~16)、「いきなり!黄金伝説。」(98~16)など数多くの人気バラエティ番組の構成を手掛ける。その後、監督・脚本を担当した「THE3名様」シリーズ(05~10)、「33分探偵」シリーズ(08~09)などで着実にファンを増やし、09年には自身の舞台を映画化した『大洗にも星はふるなり』で映画監督デビューを果たす。その独特な笑いのセンスが話題となり、近年では深夜のコメディドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(11~16)の大ヒットで人気を不動のものとした。その他、主な作品に『HK/変態仮面』シリーズ(13・16)、「アオイホノオ」(14)、『明烏 あけがらす』(15)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(17)など。今後は、『斉木楠雄のψ難』(17)の公開や、山田孝之がプロデュースを務める「聖おにいさん」の実写版ドラマなどが控える。
原作・空知英秋からのメッセージ
「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。
メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。
漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。
という事なので皆さん。わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ。