作家・漫画原作者・ライター・オカルト研究家である山口敏太郎氏が、映画「エクトプラズム」についてのコメントをくださいました!
又、ご本人所蔵のエクトプラズム写真も、解説つきでアップ!
専門家のコメントでもって、映画をもっと面白くご鑑賞頂けます!


山口敏太郎について
(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。妖怪・都市伝説・UMA(未確認生物)・怪談・心霊スポット・UFO・日本史ミステリー・前世・格闘技・秘密結社・サンカ・忍び・幽霊・四次元・超能力・呪術など不思議分野の唯一のオールラウンドプレイヤー!!
「インターネット時代における異界観」という論文で放送大学院にて修士号取得。
不思議分野において本格的な解説ができる作家であり、オカルト研究家である。テレビ・ラジオ出演が多く、TBS「クマグス」、テレビ東京「おはスタ」、日本テレビ「らじカルっ」、テレビ朝日「TVタックル」、関西テレビ「未確認思考物隊」、朝日放送「ビーバップハイヒール」などで活躍。
 
オフィシャルブログ 「ブログ妖怪王」


山口敏太郎解説、エクトプラズムについて
エクトプラズムとは、霊能者が霊を実体化、視覚化する時に使用するものである。人間の体内にある半物質、或いはある種の未知エネルギーとも言われているが定かではない。一説によると、臭いがあるとも、白以外の色もあると言われており、霊能者以外は体内から出せないとも言われている。19世紀より、霊術会や交霊会にて、多くの霊能者(霊術家)がエクトプラズムを使って霊を実体化したが、最近ではその手法を使う霊能者の数は減っている。稀に霊が勝手に付近にいる人間のエクトプラズムを使用して実体化する場合もあると言われている。


山口敏太郎 映画についてのコメント
久々に直球のホラー映画を見たような印象を受けた。近代ホラー映画黄金記の70年代を飾った「エクソシスト(73)」「ヘルハウス(73)」「オーメン(76)」といった一連の傑作を彷彿させる内容で、様々な趣向はマニア泣かせであり、一般的にも充分通用する内容である。まさに、正統派ホラー映画とは、この作品のことではないだろうか。

細かい設定にも唸らせるものが多く、欧米の心霊研究のデータをうまく映画に取り込んでいる。例えば、テーブル上で参加者全員が手を繋いで、霊を召喚する儀式は、19世紀の交霊会の作法そのままであるし、霊媒師が己の体内にあるエクトプラズムを使って霊を物質化したり、人間の皮膚上に文字が浮かびあがる聖紋現象など、様々な オカルト現象を使って、見事な手法でホラーストーリーを紡いでいる。

屋敷という区切られた空間に封印された怨霊たち。恨みの上に恨みが蓄積し、一種の魔界を形成している。言い換えれば、屋敷そのものが呪いを記憶した巨大なハードディスクになっているのだ。

その屋敷に引っ越してきた一家の子供たちが“かくれんぼ”という遊びを通して怨霊の存在に気がついていく。つまり、遊びを通じて“呪いというデータファイル”に、アクセスしてしまったわけだ。

この“かくれんぼ”という遊びが、霊との遭遇であるという設定が興味深い。世の東西を問わず児童の遊戯とは、異界の住民との接触を意味しており、特に“かくれんぼ”は、かくし神やかくれ婆という児童を異界にさらう魔物と関連が深いとされている。さらに、この“かくれんぼ”における“隠れる”という言葉の意味は、“異界へ隠れる事=死”を意味しており、作品を通じて怨霊たちと子供たちとの命懸けの“かくれんぼ”が展開し、一瞬たりとも目が離せない。

作品タイトルにも使われている「エクトプラズム」とは、人間の体内から生じて霊に形を与える半物質だと言われている。であるならば、この作品は、我々人類が古より心中に合わせ持つ“恐怖という名の半物質”が、実体化したものかもしれない。

――あなたの体内のエクトプラズムが、怨霊たちとアクセスしないと断言できますか。



本物のエクトプラズム写真 (解説文: 山口敏太郎)
1.インド人の霊がエクトプラズムで手になって出現
この写真は、昭和48年に撮影されたものであり、物理霊能者と呼ばれた亡き竹内満朋氏の特異な霊能力で実現した不思議な現象である。
古代に亡くなったインドの聖人が、「和」という漢字を書いている写真であり、竹内氏がエクトプラズムを出し、インド人の霊が腕だけを実体化し、文字を書いたのである。画面の右下に筆を持つ手が見える。
協力・たま出版、 所蔵・小田秀人氏

2.男に覆い被さる白い影
次の一枚では、1896年にパリで撮影されたアルバート・デ・ロシャス氏のポートレートである。恰幅の良い紳士の体全体を覆うように、白い影が写っている。この影はロシャス氏自身からにじみ出たエクトプラズムを使った霊が実体化したのではないかと推測されている。

3.女性の口からエクトプラズム
この写真は1913年6月23日に撮影されたとされるエクトプラズムの写真である。女性の口から細長い煙のような形状でエクトプラズムが尾を引いて出現している。



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