CHARACTER

2度の米アカデミー賞受賞歴をもつ監督/俳優/脚本家/プロデューサー。
 本作で、世界的大ヒットとなった『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)で演じたバットマン役を再び演じる。近作は、デニス・ルヘインの小説を映画化したギャングドラマ『夜に生きる』(16)、そして、数学の天才会計士で凄腕の殺し屋を演じたクライムサスペンス『ザ・コンサルタント』(16)。
 2012年には、賞受賞ヒット作『アルゴ』(12)で監督/製作/出演を兼ねた。イランアメリカ大使館人質事件の最中に6人のアメリカ人を救出する極秘作戦を描いたこの事実に基づくドラマは、大きな賞賛を浴び、米アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/英アカデミー(BAFTA)賞の最優秀作品賞を受賞。自身もゴールデングローブ賞/BAFTA賞/放送映画批評家協会賞の最優秀監督賞を受賞し、BAFTA賞の最優秀男優賞にもノミネートされた。ほかにも、全米監督協会賞、ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフとともに全米製作者組合賞を受賞し、キャストとともに全米映画俳優組合(SAG)賞映画部門最優秀アンサンブル演技賞に輝いた。キャストは、全米映画批評会議賞/ハリウッド映画賞/パームスプリング国際映画祭の最優秀アンサンブル演技賞も獲得。また、この作品は、米アカデミー賞7部門にノミネートされ、作品賞のほかに最優秀脚本賞と編集賞も受賞し、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)より“その年の優秀作品トップテン”の一本に選出されたほか、数多くの批評家賞でも賞にノミネート/受賞を果たしている。ほかの近作では、デビッド・フィンチャー監督のヒット作『ゴーン・ガール』(14)に出演している。
 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(07・未)で監督デビューを飾り、全米映画批評会議の最優秀監督デビュー賞など多くの批評家協会賞を獲得した。ほかにも、07年度ハリウッド映画祭で“その年のブレイクスルー監督賞”を受賞。デニス・ルヘインの小説に基づくこの作品では共同脚本も担当した。
 共同脚本/監督/出演を兼ねた『ザ・タウン』(10)は、AFIより“その年の優秀作品トップテン”の一本に選ばれ、キャストは全米映画批評会議の最優秀アンサンブル演技賞を受賞。自身は、全米脚本家組合賞にノミネートされ、ジェレミー・レナーが米アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/SAG賞の最優秀助演男優賞にノミネートされた。
 97年、高い評価を得たドラマ『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で有名になった。マット・デイモンとともに脚本を書き、出演も兼ねたこの作品で、ふたりは米アカデミー賞最優秀脚本賞、ゴールデングローブ賞、ヒューマニタス賞を受賞。翌98年には、ジョン・マッデン監督の米アカデミー賞受賞作『恋におちたシェイクスピア』に出演し、SAG賞映画部門最優秀アンサンブル演技賞をキャストとともに分かち合った。
 ノワールドラマ『ハリウッドランド』(06)では不運な俳優ジョージ・リーブスを演じて賞賛を浴びた。ベネチア映画祭でプレミア上映されたこの作品で、ボルピ賞最優秀男優賞を受賞。また、ゴールデングローブ/放送映画批評家協会賞の最優秀助演男優賞にノミネートされ、ハリウッド映画祭の最優秀助演男優賞を受賞した。
 ほかに、『アルマゲドン』(98)、『恋は嵐のように』(99)、『マネー・ゲーム』(00)、『パール・ハーバー』(01)、『チェンジング・レーン』『トータル・フィアーズ』(共に02)、『デアデビル』(03)、『世界で一番パパが好き!』(04)、『そんな彼なら捨てちゃえば?』『消されたヘッドライン』(共に09)、『カンパニー・メン』(10)、テレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー』(12)といった幅広い作品に出演している。
 2000年、マット・デイモン、クリス・ムーア、ショーン・ベイリーとともにライブプラネット社を創立。第1作目となる「Project Greenlight」はHBO放送で01年に初回放送され、初めて作品に挑戦するフィルムメーカーの裏側に迫ったこの作品は、批評家/観客/業界の注目を浴びた。「Project Greenlight」の第2シーズンもHBOで03年に放送され、第3シーズンはブラボー放送で05年に放送され、3シーズンすべてがエミー賞にノミネートされた。第4シーズンはHBOで15年に放送された。
 映画界での成功に加えて、熱心な人権運動家であり、博愛主義者でもある。10年3月、初めてアメリカを拠点として支援活動をおこなう東コンゴ・イニシアティブ(ECI)を創立。東コンゴの人々の地元コミュニティに基盤を置き、長い間困窮する地域に持続可能な社会を作り出す手助けをしている。また、長年にわたる政治活動家でもあり、多くの慈善事業を強力にサポートしている。

ハリウッドのスター街道を駆け上がり、魅力あふれるトップクラスの人気女優の地位を築いてきた。2016年の大ヒット作『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』でダイアナ/ワンダーウーマンを初めて演じ、17年夏、『ワンダーウーマン』でワンダーウーマンを再び演じた。初めてワンダーウーマンが主人公となるこの映画は、世界中で8億2000万ドル以上をあげ、シーズン中最も高い収益をあげた作品となった。
 近作には、ロシアン・マフィアに脅され実行不可能な強盗に着手する汚職警官たちを描いた犯罪ドラマ『トリプル9 裏切りのコード』(16/監督:ジョン・ヒルコート)、死亡したCIA捜査官のスキルと記憶を受け継いだ危険な囚人の物語が描かれるアクション『クリミナル 2人の記憶を持つ男』(16/監督:アリエル・ブロメン、共演:ライアン・レイノルズ、ケビン・コスナー、ゲイリー・オールドマン)、コメディ『Mr.&Mrs.スパイ』(16・未/共演:ジョン・ハム、アイラ・フィッシャー、ザック・ガリフィナーキス)などがある。
 09年、初めてアメリカ映画に進出し、『ワイルド・スピード MAX』でビン・ディーゼルを誘惑するジゼルを演じた。続編『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)、『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)にも同役で出演。
 ほかに、トム・クルーズの敵の部下ナオミ役を演じたアクションアドベンチャー『ナイト&デイ』(10/共演:キャメロン・ディアス)、マーク・ウォールバーグ演じるホルブルックのイスラエル人の恋人ナターニャ役を演じた恋愛犯罪コメディ『デート&ナイト』(10・未)などがある。
 イスラエル・テルアビブに生まれる。ミス・イスラエルのタイトルを獲得し、04年度ミス・ユニバース世界大会に祖国を代表して参加した。その後すぐに演技キャリアをスタートさせ、イスラエルのTVシリーズ「Bubot」(07)で主役を演じた。

現在、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)の続編アドベンチャーを撮影中である。一作目で演じたクリーデンス・ベアボーン役を再び演じる。
 ザック・スナイダー監督の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)に初めてフラッシュ役でカメオ出演し、次にデヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』(16)にも同役で登場した。
 2015年、ジャド・アパトー監督のスマッシュヒットコメディ『Trainwreck』(共演:エイミー・シューマー)に出演。また、示唆に富むインディ系作品『The Stanford Prison Experiment』にも出演し、この作品は15年度サンダンス映画祭でプレミア上映されて絶賛された。
 私立校を舞台にした悲惨なドラマ『Afterschool』で幸先の良い映画デビューを飾った。この作品は、08年度カンヌ映画祭でプレミア上映され、そののち数多くの国際映画祭において上映され、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされるなど、多くの賞から高い評価を受けた。
 リン・ラムジー監督の衝撃作『少年は残酷な弓を射る』(11/共演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー)でケビン役を演じ、ブレイクした。この作品は、カンヌ映画祭でプレミア上映され、パルム・ドール賞にノミネートされた。この演技で、英インディペンデント映画賞最優秀助演男優賞/放送映画批評家協会賞最優秀若手俳優賞にノミネートされた。また、11年度サンダンス映画祭でプレミア上映されたサム・レビンソン監督の『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』にも出演し、エレン・バーキン、エレン・バースティン、ケイト・ボズワース、デミ・ムーアと共演している。
 これら2本の映画を評価され、12年度カンヌ映画祭で男優部門ショパール・トロフィーの栄誉に輝いた。誰もがほしい賞のひとつであるこの賞は、その年に最もエキサイティングな若手俳優を称える賞である。
 12年後半、高い評価を受けた『ウォールフラワー』(共演:エマ・ワトソン)に出演。大人へと成長していく姿を描いたこの作品で、クロトゥルーディス賞とボストン映画批評家協会賞の最優秀助演男優賞を受賞し、MTVムービー・アワードのブレイクスルー演技賞にもノミネートされた。
 ほかにも、『City Island』(09/共演:アンディ・ガルシア、ジュリアナ・マルグリーズ)、『Every Day』(10/共演:リーブ・シュレイバー、ヘレン・ハント、カーラ・グギノ、ブライアン・デニヒー、エディ・イザード)、ブライアン・ゴルボフの監督デビュー作『Beware the Gonzo』(10)、『ボヴァリー夫人』(14/共演:ミア・ワシコウスカ、ポール・ジアマッティ)といったインディペンデント映画にも多く出演している。
 音楽に情熱を傾けるミュージシャンでもあり、演技をしていないときは、自身のバンド“サンズ・オブ・アン・イラストリアス・ファーザー”とともにツアーを敢行している。

ハリウッドで最もエキサイティングでエネルギッシュな主演俳優のひとり。ザック・スナイダー監督の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)で初めてアクアマンを演じ、初めてアクアマンが主人公となる期待作『Aquaman』(監督:ジェイムズ・ワン)でも同役を再演する。この作品は、2018年12月21日より全米を含む世界各国で公開予定である。
 現在Netflixで放送中のアドベンチャーシリーズ「フロンティア」(16~)で主人公を演じている。ジェフリー・フィーアーソンとブラッド・ペイトンが製作を担当。また、製作と主演を兼ねたインディペンデント・アクション『Braven』(監督:リン・オーディング)は18年に公開予定である。
 近作には、賞受賞歴をもつ脚本家/監督のアナ・リリー・アミールポアが監督する『マッドタウン』(16・未)、コメディ『バッド・ウェイヴ』(17/共演:ブルース・ウィリス、ジョン・グッドマン)などがある。
 キャラクター主導のサスペンスロードムービー『Road to Paloma』(14)では、監督としての才能も披露した。このインディペンデント映画は、アメリカ南西部で撮影され、自身は、監督以外に、共同脚本/共同製作/主演も務めている。
 リメイク版『コナン・ザ・バーバリアン』(11)でタイトルロールを演じ、『バレット』(12)ではシルベスター・スタローンと共演した。
 TVでは、HBO放送のエミー賞受賞大ヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~)の10エピソード(11~12)でドスラク族の王カール・ドロゴを演じ、高評価を受けるサンダンス・チャンネルのドラマ「The Red Road」(14~15)では主人公を演じた。

『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)で演じたサイボーグ役を再び演じる。
 オフブロードウェイのニューヨーク・シアター・ワークショップで上演された「Fetch Clay, Make Man」の舞台でモハメド・アリを演じ絶賛された。