第1話無料公開中

ザ・フォロイング

ケヴィン・ベーコン主演!FBI vs. 凶悪異常犯罪!ついに最終決戦!
FBI捜査官が殺人鬼を追い詰めるノンストップ・クライムアクション!

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ーーTVシリーズの経験は今のところいかがですか?映画よりもTVの方が楽しいですか?

TVの方が楽しいということではないな。TVも楽しんでいるけどね。撮影のペースは好きだ。実際、一日に演技をしている時間がずっと多いのは気に入っている。僕は演技をするのが大好きなんだ。でもこの前の休みの間は、映画をやらなかった。(映画で)なにかをやれるのを楽しみにしている。そういったことは、僕が役者になったことと関係があるんだ。役者は違う人たちの人生を歩むことが出来るんだ。
僕らの番組はたった15エピソードしかない。それはほとんどのネットワークの番組より少ないものだ。クリエイティブな面で、僕は(映画で)他のキャラクターを掘り下げる機会が得られるようにしたいんだ。だから僕は15エピソードでやることを依頼した。だから僕は映画をまたやることを楽しみにしている。

ーー「ザ・フォロイング」のキャラクターから学んだことで、最も重要なことはなんですか?

人生において、責任は重要なことだと思う。男や大人になるためには、自分の行動に責任を取ることになる。でもある時点で、自分にとって無力なものがあることも認めないといけない。でもこの人はそういったことがやれないんだ。彼は自分の身の回りに起きるすべての悪いことに責任を感じるんだ。子供の時に起きた父親の死に関してもね。だからある意味、彼は、ほとんど生き残ることが不可能な重荷を背負っている。僕自身は、そういった重荷を忘れることを(この役から)学んだね。

ーーあなたの娘が、ミス・ゴールデン・グローブをしていましたが、彼女を「ザ・フォロイング」のエピソードで見ることはあるのでしょうか?

僕は彼女に自分の道を見つけてもらいたい。だから彼ら(プロデューサーたち)に、彼女を「ザ・フォロイング」に出すよう促すのは、僕らの両方にとってよくないことをすることになる。僕はそのアイディアには賛成しないと言わざるを得ない。なぜなら、「ザ・フォロイング」に出るほとんどの人たちは、ひどい死に方をするしね(笑)。僕はそういったことを見たり、演じたりといったことはしたくないんだ。それとまた、そういったスタント・キャスティングにはとても注意しないといけない。彼らはしばしば、キーラ・セジウィックが「ザ・フォロイング」に出ることを、僕に話したりするけど、僕らは両方とも、「それはいいアイディアじゃない」と思っているんだ。

ーーあなたの奥さんに意見を聞いたりしますか?なぜなら「クローザー」の彼女は、ライアン・ハーディの女性版といった感じですし。

僕もそう思うね。

ーーなにかお互いに意見を分かち合ったりするのですか?

もちろんだよ。それについて座って話すということじゃないけどね。そういったことを吸収するんだ。彼女はそれに7年間も出ていた。彼女がいかに一生懸命働いていたかを見てきた。台詞を覚えたり、そういったスケジュールの大変さを見てきたんだ。彼女が脚本を理解し、それを出来る限りいいものにしようと休むことなく仕事をしていたのを見てきた。その仕事のペースも見ていたし、僕はその中のエピソードをいくつか監督したから、それがどういったプロセスになるかも理解していた。彼女はとんでもなく手助けとなったし、今でもそうだ。彼女は素晴らしいヘルプになっているよ。だから、なにも知らずにテレビに入って行くようには感じなかった。

ーー今後、彼女(キーラ)は、限られたエピソード数の番組をやったりすると思いますか?役者のとってのビジネスモデルがいかに変わったかを話されていましたが、マシュー・マコナヘーがHBOの番組をやっているように、誰もがTVに向かっていると思いますか?

それに向かっているとは思わない。それ(TV)はそこにずっと(選択肢として)あったものだよ。「オッケー、TVで素晴らしいものが作られている。TVシリーズをやるのはどうだい?」って言うよね。でもそのシリーズをやるとしたら、6年の契約になる。でもあなたがネットワークの話をしているとしたら、いろんなネットワークが、限られた数のエピソードのシリーズや、僕らが昔ミニシリーズと呼んでいたものをやっている。そういった番組だと、(スケジュール的に)捕まえられる役者はいくらでもいる。「なぜ誰もそういった番組をやりたくないの?もしいいレベルの作品でクオリティがよければ、、」って思うよね。僕も、毎回映画の脚本を開く度に、最高の役を見つけられるとしたら、ずっと映画を作り続けるよ。でもそういったことがやれるのは5人ぐらいの人たちだ。でももしあなたがそうじゃなければ、、そして誰かが、信じられない素晴らしい役があると言ったら、、ウッディ(・ハレルソン)とマシュー(・マコナヘー)がしているのはそういったことのいい例だよ。それらは素晴らしい役なんだ。「なんで6年やらないの?」って思うよね。

ーーそれがフォックスの番組とか、(ケーブルの)HBOやAMCの番組といったことは、あなたにとって大事なことですか?

僕個人としては、そういったことにかなりこだわるね。なぜなら僕は、もし映画をやりたければ、テレビはまったくやらないといった時代から来ている。だからまず自分の中で納得しないといけないんだ。「やってもいいけど、もちろんプレミアムしかやらない」って感じでね。だから僕が出るのは、2つのネットワークしかない。でもそれが変わって来た。なぜなら「ブレイキング・バッド」を見て、こういうのもありだと思ったし、「クローザー」もそうだ。

ーー今はネットフリックスもありますし。

今はまたそれが変わったね。なぜなら、誰もこういったことをやる上で一番いい場所がどこか分からなくなって来ているし。フォックスは、僕のレーダーの中にはなかったけど、彼らがこれを送ってきて、「これを見て欲しい。なぜなら、これはあなたが探しているものかもしれない」って言ったんだ。そして僕はそれを読んで、「彼らはこれを本当にネットワークでやろうとしているの?オッケーだけど、彼らは15エピソードしかやれないよ」って言ったら、彼らも「いいよ」ってなったんだ。

ーーなぜアメリカには、こんなに多くの連続殺人犯がいるのか教えてください。

困ったな。その答えは知らないよ。

ーーハーディは、今日私たちが現場で見て来たスペシャル・ルームで、キャロルと個別の関係をキープしていました。その関係はどうなっていますか?

あなたたちは、僕のスペシャル・ルームを見たの?でも誰も僕のコードは見せなかったよね?そのドアには実際コード(コツ)があるんだ。それをあるやり方で撫でないといけない。時々うまく行かない時もあるけど。撮影の準備が出来て、その部屋に入ろうとすると、鍵がうまく機能しないんだ。それで誰かがそれを開けるために来ないといけなかったりするんだよ。

ーー僕らはあなたの部屋に押し入ったのです。

あなたたちが僕のコードを持っていなくてよかった。持っていたら、殺さないといけなかったからね(笑)。

ーーハーディとキャロルの関係はどのように成長していますか?

分からないよ。それは成長するというものではないな。シーズン1では、すべては彼を殺すことだった。シーズン2が面白いのは、そこに実に多くのマスク(仮面)があることだ。あなたたちの知っているハーディが秘密の部屋を明らかにする。あなたたちは、彼はもうジョーのことを気にしなくなっていると思う。彼は酒を飲んでいないし、ハッピーで、走ったり、教えたりしている。でも(ジョーへの)妄想はどんどん大きくなっていっている。それは、彼に裁きを受けさせるということではないんだ。僕はそのことを、自分の脳みそをアイスピックで刺すようなものだと呼んでいる。そういうふうに人として人生を送るのは不健康だ。その人が警官であるとかに関係なく、健康なものじゃない。そういったことは前より深刻になっている。こういう言い方をした方がいいかな。僕が教えたいと思うことでさえ、、なぜなら彼は前からそうしていたわけだけど、、それでツイードのジャケットを着たいと思ったりするのは、よくないことなんだ。

ーーシーズン2のあなたは、以前よりも楽しんでいるように見えますが。

僕が楽しんでいるというのではないんだ。ただ前とは違う人になっている。違う要素がキャラクターに入っているんだよ。去年僕らは、(シーズン1で)なにかを見つけることが出来た。それは農場の家でのシーンで、彼はこのケースに集中しているだけど、その時点で彼は恐れ知らずになるんだ。自分が生きようが、死のうがほとんど気にしないでね。そしてそのことが、僕の中に、ちょっと生意気でうぬぼれた面を引き出すことになる。その時点まで見たことのないような面をね。それはエピソード5か6の辺りだったと思う。今シーズンもそういった面をちょっと続けて行きたかったんだ。そしてそういったことは実際、彼の心臓の状態がよいということが基になっている。今シーズンは僕にとって、もう少し体を使うようになっている。なぜなら走ったり、戦ったりするし、なにかをしていて、止まったり痛みを感じることはないからね。そういったことはすべて行為だけど、(それ以外に)僕は自分の姪やそういった関係に対して、ある程度心を開くようになる。あなたたちはまだ見ていないけど、キャラクターが登場するんだ。僕が関係を持つ女性のね。彼女は、この世界で僕が興味を持つ最後の女性だと、あなたたちが思う人なんだ。でも彼女にはなにかちょっと楽しくて、チャーミングで、可笑しい面があって、彼女が僕の中からそういった面を引き出すんだ。すべては(キャラクターの)内面なんだ。違う内面を見せるのはナイスだね。

ーー現実で、あなたが一番怖いものはなんですか?

ネズミだね。

ーーフィリップ・シーモア・ホフマンの死から数週間経っていますが、そのことについてどうお考えですか?

なんと言っていいか分からない。とても悲しい。悲劇だね。なにか気の利いたことを言えるといいんだけどね。

ーーいくつかのインタビューで、あなたは、自分の子供たちが役者のキャリアに進まなくてよかったと言っていましたが、、。

僕の娘は今、役者のキャリアを進んでいるよ。船は出航したんだ。

ーーでもなぜあなたは、以前そう言ったのですか?

今振り返るとナイーブだったね。なぜなら僕と妻は、両方ともショー・ビジネスにいて、時々タフなことがあるし、、もしそういったことと共に育ったら、それが自然なのか、育まれたのかは分からないけど、彼らは二人とも、クリエイトする人になりたいんだ。そしてなにかをクリエイトしたいんだ。僕の息子はミュージシャンで、僕がなぜ音楽のキャリアの方をサポートするのか分からないけど、それも同じぐらいハードだよね。演技をするのは、、、この人生が素晴らしいのと同じぐらい、とんでもなく競争が厳しい世界だと、二人とも感じている。それと同時に、いかに自分たちが評価されたり批判されたりしているかもね。仕事について意見を言われたり、ボックスオフィスの数字や視聴率、自分の見た目やインタビューで言ったことまで意見を言われるんだ。だからそういった、常に人々がいいとか悪いとか言う状況に子供を送り出すのは、、、そういうのはタフだよ。本当に打たれ強くないといけない。僕らはそういったことのどちらにも、彼らを促すことはしなかった。ある時点で、ある意味、そういったこと(心配)は浅はかなものだったね。でもある意味よかったんだ。なぜなら、ある時点で、僕の娘は、「あなたたちがどう思うかは気にしない。私はこれをするの」って言ったからね。

ーーシーズン1とシーズン2を一言で定義すると、なにになりますか?

シーズン1は、ハント(追跡)だね。シーズン2は、マスク(仮面)。

ーーショーンは先ほど私たちに、今後、彼のキャラクターのマイクがとてもダークなものに直面するとほのめかしてくれました。あなたのキャラクターにはガールフレンドが出来るようですが、どんな展開が今後予想されるのでしょう?

僕にとって物事は決して楽にはならない。マイクにとって物事がこれ以上ないほどダークになることに、僕はとんでもなく責任を感じている。なぜならそのきっかけとなったのは、僕が森の中でその人にしたことや、彼がしないといけなかった隠蔽や、あの箱に入れて埋められた女性を見つけることだったし。彼はとんでもないPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うことになるんだ。そして僕はまた、そういったことに責任を感じることになる。彼が僕のようになっていくことに責任を感じるんだ。誰かが僕のようになるのは、僕が最も望まないことだよ。だから彼の葛藤は、僕のものでもある。多くの意味においてね。

ーーなぜこの国、アメリカにはこんなに多くの連続殺人犯がいるのでしょうか?

その質問には答えられないよ。興味深い質問だけどね。まったく分からないよ。

ーーそれはメディアが作り上げたものだと思いますか?TV番組だけのものなのでしょうか?

分からないよ。他の国より、この国の方が連続殺人犯が多いか?

ーー私はそう思うのですが。

そうなの?それについての統計を是非見てみたいね。僕には分からないよ。正直言ってね。連続殺人犯は確かにたくさんいるけどね。

ーー連続殺人犯になる上でのリサーチはどんなものでしたか?

それはどんな役でも同じだよ。この人を突き動かしているものがなにかということなんだ。なぜ彼がそうなったのか?ということだよ。それがどういう意味かというと、僕はロサンゼルスのホテルの部屋に座って、自分が入手出来るあらゆる連続殺人犯のドキュメンタリーを2週間見ていた。フィクションではなく、ノンフィクションだけを見たんだ。本物のインタビューを見たり聞いたりした。ジョーは信じられないほど複雑な男だ。彼は単なる連続殺人犯じゃない。彼はカルト・リーダーでもあり、またロマンチックな詩やエドガー・アラン・ポーのエキスパートでもある。シーズン1の中ではね。だからそういったことをすべて知る必要があるんだ。エドガー・アラン・ポーが書いたすべての本を読んだり、手に入れられるすべてのカルト・リーダーについて勉強したりする。今シーズンでは、例えば、クールエイド(盲信するという意味)のカルト・リーダーで、900人もの人たちを自殺させたジム・ジョーンズを参考にしたよ。彼は900人の人たちをジャングルの中で殺したんだ。本当に。

ーーあなたのキャラクターは、あなた自身に影響を与えたりしますか?

時々ね。もしあなたがこういったキャラクターと一緒に生きていたら、、彼はあまりに暗くてダークで、時々彼がいかに人を操るのが巧みかといったことに気づかないんだ。彼は、表面的にはとても魅力的だったり、親切だったり、気遣いや愛情に思えることを利用する。彼は本当にあなたの面倒を見ているように見えたりする。でも実際には、彼は、いかに自分がしてもらいたいことを、あなたにやらせることが出来るかといったことを考えているんだ。

ーー以前あなたは、テッド・バンディ(実在の連続殺人犯)のインタビューを聞きながらジョギングしていたと言っていましたが、、。

ジョギングしにいくことはあるよ。そして僕のiPodには、たくさんのオーディオ・ファイルが入っている。ジェイZをちょっと聞いていたら、テッド・バンディのオーディオ・ファイルがかかって、彼がやったことを聞いたりすることはあるね。

ーーこういったキャラクターに出たり入ったりするのは簡単ですか?

いいえ。簡単じゃないよ。前にも言ったように、彼はとても暗くてダークな人なんだ。彼は死の天使で、本当に心の底から、死はギフトだと信じているんだ。誰かに与えることの出来る最も貴重なギフトだと信じているんだよ。そして、特にそういった不合理なことを理解しようとしたり、キャラクターとしてそのことを正当化しようとしたり、一年の内7ヶ月半とか8ヶ月もの長い間、その人と一緒に生きていくのは、映画で誰かを6週間、7週間演じるとは違うんだ。毎日同じ人を演じるんだよ。そのことは自分の無意識に入り込んでくる。時々奇妙な夢を見たりするね。

ーーよく役者が、「悪人を演じることは絶対にない」と言ったりしますが、あなたは彼に対して、いい人とか悪い人といった見方をしたりしますか?

いいえ。僕が学んだことの一つは、自分でキャラクターを判断(評価)することは決してやらないということだ。観客に判断させるんだ。自分ではその人のことを判断しない。僕は彼のことを悪人として演じることはない。彼は自分のことを悪人とは思っていないんだ。彼は自分が悪い奴だとは考えていないと思う。

ーーあなたの役者としての仕事をきっかけに、もし、「ザ・フォロイング」のような本物のカルトが出て来たら、どうしますか?

そういったことは起きないよ。幸運なことに、人々はとても常識があるし。全体的に見てね。ニューヨークを歩いていても、人々の僕への反応はポジティブなものしかないよ。人々は番組を楽しんでいる。彼らはこれがフィクションなのを、とてもよく分かっているね。素晴らしいストーリー・テリングということだよ。

ーーでももしそうなったら、、。

警察に保護してもらうね。分からないけど。どうするかな?そうなってみてだね。

ーーあなたのキャラクターは、デクスターみたいだと思いますか?

彼はある意味、デクスターよりも陰湿だよ。なぜなら彼は、形而上学的議論をするしね。彼がなにを考えているかだけど、、人殺しのスリルじゃないんだ。死の哲学だよ。そのことが彼をあんなに虚無的にしているんだ。彼の頭の中で浸透する暗闇は、僕らの考えが及ぶものではない。すごくダークだ。なぜならそれは、死に対する愛情についてだからね。

ーー死についての話が出ましたが、もし番組の中で死なないとしたら、どのように殺されたいですか?

自分がどう殺されたいか?僕は殺されたくないね。ずっと番組が続いて欲しいんだ。彼は演じる上で素晴らしいキャラクターだよ。シーズン1の後、観客が彼の複雑さを本当に楽しんでいることに気づき始めたんだ。観客は彼といるのを一瞬楽しんだかと思えば、彼に対して震え上がり、また彼といるのを楽しむといった感じなんだ。観客との共感がころころ変わったりするけど、そういった面を演じることを、観客は喜ぶんだ。僕は舞台の伝統の中で育った。イギリスではそれをしていたわけで、この世界のエゴについてはよく知っている。「リチャード3世」や「マクベス」とかね。観客は、そういった素晴らしい古典の悪人たちのことを笑っていたと思ったら、次の瞬間、彼らがしたことに震え上がったりする。だからそういったことを観客に対して演じられるのは、もの凄いことだよ。

ーーどのぐらい、ライアンはジョーのことを追いかけ続けることが出来ると思いますか?

分からないよ。脚本家たちが素晴らしいアイディアを思いつく限りは続くんじゃないかな。観客が楽しんでいる限りは、番組は続いていくよ。観客が楽しめなくなったら、番組はなにか派手なことをすると言ったりするけど、そういったことをするのは難しいね。彼らの興味が無くなったら、番組は終わることになるよ。今はそういったことにはなっていないけどね。

ーー私たちは先ほど、バンガローのセット(儀式が行われる建物の中)を見ました。カルトの新しい部分について少し話してもらえますか?

ネタバレしないように教えるよ。僕らの番組は、僕らが提供する驚き次第だからね。ジョーは、もう一つのカルトの中に入り込むことに成功し、ゆっくりだけど確実に、リンゴの中のウジのように、カルトの中を蝕んでいって、それを乗っ取り、そのカルトの目的を、自分が彼らにやって欲しい方向に変えるんだ。

ーー今シーズンでの、あなたのお気に入りの、または印象的なファンとのエピソードはなんですか?

なんとも言えないな。なぜなら僕はその中で演じているわけで、番組を見るのは、観客がそれらを見るのと同じ時なんだ。時々画面の中で、自分がやったどんなことが出てくるか予測するのがとても難しかったりする。僕は、彼がアーカンソーのへき地に住んで、あご髭を伸ばし、「ダック・ダイナスティー(アメリカで人気のリアリティ番組)」のように見えるところを、凄く楽しんだ。本当は、もっと極端な見た目にしたかったんだけど、これはネットワークのTVだから、出来るだけハンサムに見えないといけない。僕はものすごく長いあご髭にしたかったんだ。それで僕は、撮影に戻ってきた時、ものすごく長いあご髭を生やして戻ってきたんだ。なぜなら、彼がへき地でずっと住んでいたのは分かっていたからね。そして、あなたの人生で聞いたこともないほど最高にひどい田舎者のアクセントでジョーに話させたんだ(笑)。もしそのアクセントを僕が本当にやったとしたら、ジョー・キャロルがやるよりもずっとましだと思いたいね。でもそれが、ジョー・キャロルのカントリー・アクセントなんだ。それをやるのは楽しかったよ。

ーーファンから手紙をたくさんもらいますか?「悲惨な私にアドバイスを下さい」みたいな。
ーー(一同笑)

それはないね。先ほども言ったけど、人々はそういうことするほど愚かじゃないよ。でも何人かの女性は、、ジョーにはダークネスがあって、それはとても野蛮なものだ。もしあなたにもそういった感性があるとしたら、、一つか二つ、誰かが僕にツイートしてきたのは、「もし私が、陰惨でひどい死に方で死なないといけないとしたら、どうかジェームズ・ピュアフォイにそれをしてもらえますように」というものだった。

ーー(一同笑)
ーーそれはチャーミングですね。あなたが先ほど言っていたように、あなたはこのキャラクターを、映画と違って、1年の間、7ヶ月も8ヶ月も演じるわけですが、あなた自身はジョーにどんなことをもたらしましたか?そしてジョーはあなたにどんなことをもたらしましたか?

なにかこういった役を演じた場合、あなたが番組を見たら分かるように、自分が想像した以上に、自分にダークな面をもたらした。それが一つだね。暗い部分には、僕が想像した以上に惹き付けられるものがあるんだ。こういったキャラクターをやる上で素敵なことの一つは、違う面を足すことが出来るということだ。昨シーズンのジョーはずっと、、彼は昨シーズンの終わりに、作家になるという彼の考えは、絶対に起きないということに気づくんだ。どんなにうまくいっても彼はそんなに大した作家ではないし、最悪の場合、驚くほどひどい作家になっているしね。それと、自分の家族と一緒に逃げるというアイディアや、彼らがそれに同意したりといったことは決して起きないということも気づくんだ。今シーズンの彼は、そういったことを認識していて、それらの両方が起きないといったことを分かっている。では、彼が一体何者かというと、彼はとてもいい先生で、実に見事な殺し屋なんだ。それらの2つをテーブルの上に乗せてミックスすると、なにかが起きるんだ。そしてそのなにかを彼はこのシーズンで扱うことになる。それとまた、そういったことは彼を解放し、彼のユーモアのセンスはずっと茶目っ気に満ちている。

ーー多くのイギリス人俳優たちが、アメリカのTV番組の大作に出演しています。なぜアメリカ人は、スクリーンの中でイギリスのアクセントを求めるのでしょう?

僕らはただ素晴らしいだけだよ(笑)。まあ、そんなことはないけど、、僕には分からないね。

ーー(役者として)違う伝統がありますよね。あなたたちはみんな、ドラマや舞台の出身ですよね。

トレーニングのせいかな?僕は3年間、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーをやって訓練を積んだ。多分なにかがあるかもしれないね。分からないけど。

ーーあなたたちの方が安いですか?

僕らはずっと安いね。明らかに。

ーー(一同笑)

でもそれと、僕らの仕事に対するアプローチの仕方が違うかもしれないといったことが関係しているように思う。それは僕がというのではなく、もっとみんなにとってといったことを基にしている。シーンをやったり、舞台をやることが大事なんだ。もっとアンサンブル(みんなで)でやるということなんだ。多分虚栄心が控えめで、そういったことをあまり心配しない。イギリス人俳優が多くの悪役を演じているけど、多分アメリカ人はそういった役を演じたくないのかもね。

ーー実際、スーパーボウルでジャガーのコマーシャルがありました。悪役たちによるね。あなたもそこに登場すべきでしたね。

そうだね。マーク・ストロングとか、僕が知っている人たちがみんな出ていた。僕らはとても小さいグループの役者たちなんだ。可笑しいことに、僕らはみんな友だちなんだよ。

ーーこの番組以前の、あなたとエドガー・アラン・ポーの関係はどういったものだったのですか?

彼については知っていた。子供の時に、「赤死病の仮面」「告げ口心臓」「黒猫」は知っていた。彼のことはとてもよく知っていたよ。そんなに彼に注目していたわけじゃなかったけど。彼は偉大な作家で、ひどく残酷で、魅力的で、興味深い狂人で、ひどいアル中で、深刻な問題を抱えていたんだ。だから、昨シーズンそういったことを調べる上で、彼はとても面白い人だった。その暗闇はとてもよかったよ。

ーー休みの間は、コメディの役を探したりしますか?なにか違う面を見せられる役を探したりしますか?

そうだね。

ーー(一同笑)

このスペースにずっといたくはないからね。

ーーそういったことを、演技を越えた部分でどうやってバランスをとるのですか?どうやって自分自身のために明るい部分を求めるのですか?

僕には子供がいる。18ヶ月の娘がね。誰もが子供を持っている。僕はまず父親で、その次が役者で、他のすべてのことはその後なんだ。それは僕にとって一番大きな責任だよ。ジョー・キャロルとして家に戻ることは出来ない。現場を離れたら直ぐにバンに乗って、運転手と話をするんだ。僕らには素晴らしい運転手がいる。チームスター(ユニオン)のね。彼らが家に連れていってくれるんだけど、彼らは番組について話すことにまったく興味がない。彼らは雪のことや野球、市長など、なんでも気にかかっていることを話したがるんだ。家に戻るまでに、彼らは僕のテンションをほぐしてくれて、また僕自身に戻って家に入るんだ。そして歯を磨いたり、夕食を食べるんだよ。

ーー赤ちゃんはこういったことを洗い流すのに一番いい方法じゃないですか?

多分そうだね。彼女にとってすべてが新しくて、そういったことをシェアするんだ。

ーー2つのシーズンの間で大きな違いはありますか?

かなり違うね。昨シーズンでは、とても力強い物語の推進力があった。ライアン・ハーディとジョー・キャロルによるね。ジョー・キャロルが自分自身の息子を人質にし、クレアを誘拐する。彼らを見つけること、、ジョーイやクレアを見つけるというのは、とても強いストーリーラインだった。今回はもう少し広がった感じがする。いくつか実に素晴らしい新しいキャラクターが登場する。途方もない新しいキャラクターたちは、本当に恐ろしくて不気味だ。それとジョーのウエブ(罠)は、一つの物語だけじゃない。そこにはもっとワイルドな感じがあって、それ自体が社会の構成のような作りになっているんだ。

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