かつて村一番の美人と謳われた女性が、あるスペイン人と恋に落ちた。やがて二人は子供を授かり、幸せな毎日を過ごしていたのだが…。ある日、男は妻を捨て、裕福なスペイン人女性のもとへ去ってしまう。女はこの夫の裏切りに嫉妬に狂い、夫が愛するものを奪った。最も愛するもの、我が子を溺死させたのだ。我に返り後悔と苦しみの末、泣きながら自らも川に身を投げた女。それが、”ヨローナ”。
そして現在、ヨローナの涙は今も枯れることなく、我が子を探し彷徨っているー。彼女の”泣き声”が聞こえたら、それは終わりの始まり。彼女は、プールやバスタブ、トイレであろうが、あなたを追って水のある所に現れる。