映画『町田くんの世界』

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細田佳央太

細田佳央太(町田一)

(出演が決まったときは)一番最初に嬉しいっていう気持ちがあって、でもその中でもすぐ「やっていけるのかな」っていう心配や不安だったり、緊張もありました。本当にいろんな感情が混ざった状態で、でもその中でもやっぱり嬉しさとか、撮影これから楽しみだなっていうのが自分の中で強かったです。本当にあっという間の1か月間でしたけど、自分の中で楽しいことの連続で、体力的にきつくても、お芝居がこんなにも楽しいなんて、という気持ちでした。そして、監督、スタッフの皆さんにご指導を頂いて、僕は何とか町田くんになれたのかなと思っています。この映画に出演させていただき、この作品のチームの一員になれて、すごく幸せでした。この作品がたくさんの人に届いてほしいなと思います。

関水渚

関水渚(猪原奈々)

出演が決まった実感が湧かなかったんですけど、その後からだんだんこんなに自分が大きい役をやらせて頂くんだと考えると、ずっと緊張していて。もちろんすごく嬉しかったんですけど、同じくらい大丈夫かなっていう不安がすごく大きかったですね。この役をやらせて頂けたことに本当に感謝しています。今まで生きてきた中で一番悩み、一番苦しみました。でもそういうことがあったからこそ今までで一番充実していて楽しくて幸せでした。

岩田剛典

岩田剛典(氷室雄)

前回、短編映画「ファンキー」でご一緒させて頂きまして、次はがっつり長編でやろうっていう風にお話をしてくださっていたので、監督から直接のオファーでしたのですごく嬉しい気持ちでした。まあでも作品のプロットを読ませて頂いた時に、え、石井さんが少女漫画原作やるの?みたいな驚きが一番最初に来て、いやどうなるんだろうというか、石井さんテイストのその作風っていうものがあんまりこう漫画の世界感とマッチする印象がなかったので、第一印象、どうなるんだろうっていうところで衣装合わせとか撮影に入っていきました。現場に入っても、現場が終わっても、どういう仕上がりになるのかさっぱり想像がつかなかったです。

高畑充希

高畑充希(高嶋さくら)

脚本を頂いて読んで、なんだこの面白い脚本は!と思い、何回も読みました。久々に石井組に参加できてすごく楽しかったです。26歳にもなって(※撮影当時)、制服を着て高校生活ができたのも嬉しかったし、主演の2人といろんな話をしながら、彼らのピュアな美しさを近くでずっと見てられることにとてもドキドキしました。

前田敦子

前田敦子(栄りら)

石井監督の演出はおもしろかったですし、楽しかった。なんか、いきなり土足で入ってきてくれる感がみんな多分クセになるんだろうなって思いますね。すごく普通の青春なんですけど、でも今ってすぐにくっついちゃったりとかするじゃないですか。それがなかなかくっつかない、それが普通でかわいいなって思いました。

太賀

太賀(西野亮太)

映画での石井組の参加は念願でした。これまでもご縁はありましたが、ようやく映画に出れるんだっていう事がすごく嬉しかったです。脚本はあまりにもおもしろくて、読み終えたら興奮して熱くなっていました。現場での監督の演出も痺れる事の連続でした。改めて「青春」を体現すること、それは痛いし辛いし全然甘くない。でも監督を信じて、とにかく食らいついていく気持ちで臨みました。ほんの数日間の撮影でしたが、終わってみたら忘れられない夏になっていました。この作品の純真さは、必ず見る人の胸を打つと思います。

池松壮亮

池松壮亮(吉高洋平)

(脚本を読んで)とにかく素晴らしかったです。今まで石井さんは何本も映画を作られてきましたけども、色々なテーマがありつつ、更に研ぎ澄まされたものを感じました。

池松壮亮

戸田恵梨香(吉高葵)

(撮影を終えて)とにかく石井さんが楽しそうだったので、凄く嬉しかったですし、石井さんの柔らかさが現場の空気になっていて、とても居心地が良かったです。

佐藤浩市

佐藤浩市(日野)

石井監督の作品は久しぶりでしたが、楽しく、久々にフィルムで撮っている感じが嬉しかった。演じている側にはそんなに関係無い事かもしれないけども、我々は昔から体感してきたので、やっぱりフィルムがまわっているのは嬉しかったですね。

北村有起哉

北村有起哉(町田あゆた)

(脚本を読んで)先ず面白かったですね。読んだことの無い世界観で、それを石井監督がメガホンを取る、何より主役の2人が新人で、オーディションで選ばれたということで、相当フレッシュで凄いまっすぐなエネルギーな映画になるだろうなと思いましたし、普通に僕も観てみたい映画になりました。

松嶋菜々子

松嶋菜々子(町田百香)

初めて脚本を読んだ時、それぞれに愛がありました。ちょっとひねくれていそうだけれど、根底に持っている愛、優しさ、素直さ、そういうものが最後みんなに感じ取れる優しくふわぁっとした作品なので、石井監督の世界観の期待に応えられるよう向き合いました。

石井裕也

石井裕也(監督・脚本)

人を好きになる気持ち、恋とか愛とかそういうものは、普通であれば恥ずかしくて口に出すのもはばかられますが、どう考えても人間にとって大切なことです。
それを全くてらいもなく、恥ずかしげもなくやっている“少女漫画原作の力”に今回、僕も乗っかりたいと思いました。
この映画では、本当に例外的なことをやりまくっています。
まさか自分が少女漫画原作をやるとは思っていなかったので、逆に振り切れたというか、冒険的になれたし、映画的な自由を得られたんだと思います。

北島直明(プロデューサー)

石井監督が作る少女漫画原作の作品を僕自身が観たかった。監督と話していると、料理でもなんでも、その材料を誰が調理するかで全然違う料理になるように、ある時から少女漫画原作というカテゴリーすら無意味な気がしました。そうすると、少女漫画原作と呼ばれているものを、映画として再構築したらどんなものが仕上がるのか、この原作は、そういう点ですごいコミットするんじゃないかなと思いました。

少女漫画は、好きと嫌いが分かっているのが当たり前の前提で物語が進行していきます。設定が違うだけで、モテない子が急にモテるようになる、あるいは三角関係になるというフォーマットは一緒で、でもどのキャラクターもそこを全く考えていないんです。この物語は好きっていう前提がなく進行していく。ただこの話は矛盾しています。人を愛することは知っている、でも恋を知らない、愛を知らないっていう特異な状況です。だとするとその特異性をどのように生かしていくかといく前提で、石井監督と物語を構築していきました。

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