「ニンジャ・アサシン」

Rain (雷蔵)

 ウォシャウスキー兄弟が監督し、ジェイムズ・マクティーグがセカンドユニット監督を務めた『スピード・レーサー』(08)でのカーレーサー役で米国映画デビュー。祖国韓国ではR&B/ポップ・シンガーとして第一線で活躍し、2006年の米「タイム」誌で“世界でもっとも影響力のある100人”のひとりに、そして、07年の米「ピープル」誌では同年の“もっとも美しい人”のひとりに選ばれた。
 02年にアルバム「n001」でデビューし、シングルカットされた「悪い男」がヒット。03年にTVシリーズ「サンドゥ、学校へ行こう!」に主演し、セカンド・アルバム「rain2;」からも「太陽を避ける方法」をシングル・ヒットさせた。  04年に主演したTVシリーズ「フルハウス」は韓国のTVドラマ史上でももっとも高い視聴率を獲得した作品のひとつとなった。多くの国でも放映された同作で、韓国KBS演技大賞の最優秀男優賞を獲得。05年にもミニシリーズ「このろくでなしの愛」が放映され、難しい役にも果敢に挑戦し、幅広い役柄をこなせる俳優に成長した。
 サード・アルバム「IT'S RAINING」はアジアで100万枚以上を売り上げ、韓国国内外で本人の最大のヒットとなり、続いておこなった「RAINY DAY」コンサート・ツアーは、韓国、日本、中国、台湾で成功。米国でも、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの2回公演を成功させた。さらに、06年に発表されたフォース・アルバム「RAIN'S WORLD」をひっさげて「RAIN'S COMING WORLD TOUR」を敢行。
 05年には、MTVビデオ・ミュージック・アワードのパフォーマンスに招かれた初のアジア人アーティストとなったほか、バンコクで開催されたMTVアジア・エイドで“お気に入りの韓国人アーティスト”に選ばれ、タイのチャンネルVから“もっとも人気のあるアジア人アーティスト”賞を獲得。さらに、同年のMTVジャパン・ビデオ・ミュージック・アワードではベスト・バズ・アジア賞を、北京で開かれたMTV-CCTV中国音楽賞では最優秀韓国人歌手賞を獲得した。
 長編映画デビューは、パク・チャヌク監督の『サイボーグでも大丈夫』(06)で、韓国の第43回百想芸術大賞の最優秀新人賞を受賞。同作は07年ベルリン映画祭でアルフレッド・バウアー賞に輝いた。
09年には韓国農業省から親善大使に任命され、現在はソウル市のグローバル広報大使を務めている。09年から10年にかけては、「LEGEND OF RAINISM」ツアーで、日本、韓国、香港、インドネシア、中国、米ラスベガスなどを回っている。

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ナオミ・ハリス (ミカ・コレッティ)

 英ロンドンで生まれ育ち、ケンブリッジ大学で社会政治学を学び、優等で卒業。その後、名門ブリストル・オールドヴィック演劇学校でプロの女優としての修業を積んだ。
 2002年に、ダニー・ボイル監督のウイルス感染の恐怖を描いた『28日後…』でマチェーテを振り回す生存者を演じて国際的に注目され、マイケル・マン監督の『マイアミ・バイス』(06)ではブロンクスの捜査官トルーディ・ジョプリンを、ゴア・ヴァ―ビンスキー監督の「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第2、3作(06、07)ではブードゥー教を操るティア・ダルマをそれぞれ演じ、多彩な演技がこなせる女優として認知された。それらの活躍により、07年には、英アカデミー(BAFTA)賞ライジング・スター賞にノミネートされた。最近では、デイビッド・エアー監督の『フェイク シティ ある男のルール』(08)でキアヌ・リーブス、フォレスト・ウィテカーと共演した。
 そのほかの主な映画出演作には、マーク・エバンス監督の『トラウマ』(04・未/共演:コリン・ファース)、ブレット・ラトナー監督の強盗アクション『ダイヤモンド・イン・パラダイス』(04/共演:ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレルソン)、マイケル・ウィンターボトム監督の『トリストラム・シャンディの生涯と意見』(06・未/共演:スティーブ・クーガン)、オースティン・チック監督の『ライフ・ドア 黄昏のウォール街』(08・未/共演:ジョシュ・ハートネット)、マーク・ウェバー監督の『Explicit Ills』(09)などがある。公開が控えている作品は、インディペンデント映画『Sex & Drugs & Rock & Roll』、ジャスティン・チャドウィック監督の『The First Grader』など。
 TVでも活躍し、ジュリアン・ジャロルド監督が英チャンネル4用にザディ・スミスの著作をドラマ化した「White Teeth」、ピーター・コズミンスキー監督、英BBC製作の政治ドラマ「The Project」(共に02)、最近では、ベンジャミン・ロス監督の「Poppy Shakespeare」(08)、ジョン・アレキサンダー監督の「Small Island」、デイビッド・アトウッド監督の「Blood and Oil」(共に09)などに出演した。

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ベン・マイルズ (ライアン・マスロー捜査官)

 ジェイムズ・マクティーグ、ウォシャウスキー兄弟、ジョエル・シルバーとは、『Vフォー・ヴェンデッタ』(06/マクティーグ監督作)と『スピード・レーサー』(08/ウォシャウスキー兄弟監督作)でも組んでいる。
 英ウィンブルドン出身。ギルドホール音楽演劇学校で学び、舞台、映画、TVの各分野で活躍。主な映画出演作には、イアン・ソフトリー監督の『鳩の翼』(97)、チャールズ・シャイア監督の『マリー・アントワネットの首飾り』(01)、マティアス・ルドゥー監督の『マーダー・ネット』(03・未)などがある。
 英国では、BBC製作のコメディ・シリーズ「Coupling」(00~04)のパトリック・メイトランド役でよく知られている。数多いTV出演作の中には、高視聴率をマークしたミニシリーズの時代ドラマ「フォーサイト家 ~愛とプライド」(02)、人気シリーズ「第一容疑者 姿なき犯人」(03)、TV映画「After Thomas」(06)、ごく最近では、BBCのシリーズ「Lark Rise to Candleford」(08)などがある。
 舞台デビューは、ナショナル・ユース・シアターの「Chiefly Yourselves」で、その後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「ヴェローナの二紳士」「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「Have」「Ispanka」などに出演。ナショナル・シアターでは、「桜の園」「The London Cuckolds」「メアリー・ステュアート」「マクベス」「Trelawny of the Wells」「Fuente Ovejuna」に出演した。2007年には、ロイヤル・コート・シアターで「My Child」、オールドヴィック・シアターで「リチャード二世」「The Norman Conquests」などに出演。「The Norman Conquests」のサークル・イン・ザ・スクエア・シアター公演でブロードウェイ・デピューを果たし、09年のトニー賞最優秀リバイバル賞、ドラマデスク賞3部門、アウター・クリティクス・サークル賞のアンサンブル演技賞を含む3部門で受賞した。

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リック・ユーン (武)

 米ワシントンD.C.出身。名門ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業し、ウォール街でトレーダーとして成功を収めたのち、エンターテイメント業界に転身したという異色の経歴の持ち主。ヴェルサーチ、ラルフ・ローレンのポロ・スポーツ両方のブランド初のアジア系アメリカ人モデルとして活躍したのち、演技の道に進んだ。
 イーサン・ホークと共演したスコット・ヒックス監督作『ヒマラヤ杉に降る雪』(99)で映画デビューを飾り、好評を博すスタートをきって以来、さまざまな作品に参加し、批評家からの高い評価とともに、興収面でも成功している。ロブ・コーエン監督の大ヒット・アクション映画『ワイルド・スピード』(01)でジョニー・トラン役を演じ、キッズ・チョイス賞最優秀悪役賞を獲得。また、米「ピープル」誌による“もっともセクシーな男”のひとりにも選ばれている。また、『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)では悪役ザオを演じた。2008年に脚本・製作も務めた『ジェット!!』(未)では、ダニア・ラミレス、ボキーム・ウッドバインと共演し、任務遂行を拒む暗殺者を演じた。
 TVでは、「ボストン・リーガル」「エイリアス」(共に05)、「CSI:科学捜査班」(07)などに出演している。

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ショー・コスギ (役小角:えんのおづぬ)

 1980年代から90年代にかけて公開され、大ヒットした一連のニンジャ映画で、一躍世間にその名を轟かせた名マーシャル・アーツ・アーティスト。漁師の息子として東京で生まれ、5歳で武道を習い始めた。とても体が弱かったため、体力づくりに両親から無理やり地元の空手道場に連れていかれたことがきっかけだったが、その後、柔道、剣道、合気道、居合道、忍術、テコンドーなどを次々に習い、武道を究めていった。そして18歳で、全日本空手チャンピオンの栄誉を成し遂げた。
 その翌年、日本を離れて米ロサンゼルスに渡り、カリフォルニア州立大学で経済学の学位を取得。その間もマーシャツアールの競技大会への出場を続け、70年から75年の間に全米各地、カナダ、メキシコでおこなわれた空手トーナメントと、72、73、74年のロサンゼルス・オープンで、合計663個ものトロフィー、たてを獲得した。その後、台湾映画『Six Killers』の端役で映画界へ足を踏み入れ、続いて韓国映画『秘録ブルース・リー物語』(76・未)に端役として出演した。
 8年間、毎日4~5時間しか眠らずに生計を立てるために仕事を5つ掛け持ちしながら、エキストラとして映画出演を続け、ついに81年、悪役ニンジャのハセガワ役で出演した『燃えよNINJA』(未)がきっかけでブレイク。この作品の成功が、『ニンジャⅡ・修羅ノ章』(83・未)、『ニンジャ』(84)といった一連のニンジャ映画につながり、マーシャルアーツのスーパースターとしての地位を確立し、忠実なファンを獲得した。
 TVのアクション・シリーズ「忍者ジョン&マックス」(85)に出演した後は、『デス・オブ・ザ・ニンジャ/地獄の激戦』『ザ・ニンジャ/復讐の誓い』(共に85・未)など再びマーシャルアーツ映画に出演を続け、ニンジャの諜報部員役を演じた『ブラック・イーグル』(88・未)では、ジャン=クロード・ヴァン・ダムと共演している。
 90年に日本でさまざまなマーシャルアーツに関連する映画、TV作品にかかわり、壮大なサムライ映画『兜 KABUTO』(91)では三船敏郎、クリストファー・リーらと共演し、原案と製作も担当したこともあり、自身の芸術的集大成と考えている。同作はゴードン・ヘスラーが監督し、劇中の曲はすべてハンガリー国立歌劇場管弦楽団によって演奏された。
 その後も日本のTV作品に積極的にかかわり続け、ソニー・プレイステーション用の人気ゲーム「天誅 忍凱旋」では、マーシャルアーツの演出にも貢献した。さらにハリウッドにショー・コスギ塾を開校し、米映画界での活躍を夢見るアジア人俳優たちを支援。その後東京にもSKI東京校を設立、3歳以上の子供たちにマナー、しつけ、マーシャルアーツ、英語を教えている。また、ハリウッドと東京に製作会社ショー・コスギ・プロダクションを創立し、将来のプロジェクトのための資金集めと、自社製作映画のエージェントおよび配給会社としての機能をもたせている。
 そのように日本での活動範囲を広げるなかで、本の執筆も開始。処女作は「アメリカンドリームを実現した男 ショー・コスギ」を含め、これまでに9作品を発表している。

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