Loading...

映画『PAN ネバーランド、夢のはじまり』オフィシャルサイト。

3.9 ブルーレイ&DVD発売

#ピーターがんばれ Twitterキャンペーン
CHARACTERS
賢く、反抗心旺盛な12歳の少年。これまでずっと、暗く厳しいランベス少年孤児院の中で過ごしてきたが、いつの日か母親が迎えに来てくれると固く信じている。だが、ある夜、人生を永遠に変える出来事が起こる。神隠しのごとく大空に吊り上げられ、海賊、戦士、妖精達が住む幻想的な世界、ネバーランドへと連れ去られてしまう。そこで、ピーターは不思議な冒険の旅に乗り出す。戦士タイガー・リリー、大胆不敵なジェイムズ・フック、そして新しい友人達とともに、冷酷な海賊黒ひげからネバーランドを救う決死の戦いに挑み、自らの宿命を知るピーター。それは永遠に語り継がれるヒーロー“ピーターパン”になることだった。
海賊が恐れる海賊、ネバーランドでいちばん怖い存在、大空に浮かぶ巨大な鉱山の所有者。威厳に満ち、悪魔のように残忍な面をもつ。別世界から子供達をさらってきては自分の所有する土地で、どうしても手に入れたい、極めて貴重な妖精の粉を掘らせている。黒ひげが恐れる2つのもの。それは、どんどん少なくなっていく妖精の粉と、自分を打ち負かすと予言された、空を飛べる少年だった。
戦士としての驚くべき技能を備え、持てる力すべてを賭けて、黒ひげからネバーランドを守ろうとする。ピーターとフックは捕われてネイティブ・ビレッジに連れてこられる。だが、この侵入者達への疑いは突然希望へと変わる。それはまさに、愛する世界を救う空飛ぶ少年が現れるという、古代の予言が的中した瞬間だった。ピーター自身は迷っているが、タイガー・リリーはピーターを信じ、宿命を果たすべく向かった旅で、ピーターを守り抜く。
素性もわからぬ謎の人物で、自分では海賊の卵だとホラを吹く。ネバーランドにある黒ひげの採掘場に捕われた作業員のひとりだが、ピーターと仕事をするうちに、そのユニークな才能に気づき、大胆にも逃亡を企て、ネバーランドの奥深くに向かう壮大なアドベンチャーに飛び込んでいく。
CAST&STAFF
  • ヒュー・ジャックマン(黒ひげ)
  • リーヴァイ・ミラー(ピーター)
  • ギャレット・ヘドランド(フック)
  • ルーニー・マーラ(タイガー・リリー)
  • アマンダ・サイフリッド(メアリー)
  • アディール・アクタル(サム・スミーゲル)
  • ジョー・ライト(監督)
  • ジェイソン・フュークス(脚本)
  • グレッグ・バーランティ(製作)
  • サラ・シェクター(製作)
  • ポール・ウェブスター(製作)
  • ティム・ルイス(製作総指揮)
  • シーマス・マッガーベイ(撮影)
  • ジョン・マシソン(撮影)
  • アリーヌ・ボネット(美術)
  • ポール・トシル(編集)
  • ウィリアム・ホイ(編集)
  • ジャクリーン・デュラン(衣装)
  • イバナ・プリモラック(ヘア&メイク)
  • ジョン・パウエル(音楽)
ヒュー・ジャックマン(黒ひげ)
リーヴァイ・ミラー(ピーター)
ギャレット・ヘドランド(フック)
ルーニー・マーラ(タイガー・リリー)
アマンダ・サイフリッド(メアリー)
アディール・アクタル(サム・スミーゲル)
ジョー・ライト(監督)
ジェイソン・フュークス(脚本)
グレッグ・バーランティ(製作)
サラ・シェクター(製作)
ポール・ウェブスター(製作)
ティム・ルイス(製作総指揮)
シーマス・マッガーベイ(撮影)
ジョン・マシソン(撮影)
アディール・アクタル(サム・スミーゲル)
アリーヌ・ボネット(美術)
ポール・トシル(編集)
ウィリアム・ホイ(編集)
ジャクリーン・デュラン(衣装)
イバナ・プリモラック(ヘア&メイク)
ジョン・パウエル(音楽)

米アカデミー賞ノミネート経験、ゴールデングローブ賞/トニー賞受賞経験をもつ俳優。観客の前で演じる舞台でも、カメラを通した作品でも、さまざまな役柄を演じて、あらゆる年齢層の観客を感動させ、成功を収めてきた。1970年代のシンガーソングライター、ピーター・アレンを演じてトニー賞を受賞したブロードウェイミュージカルから、金属の爪をもつウルヴァリンを演じた大ヒットシリーズ「X-MEN」まで、多種多様な作品に出演し、当代で最も多才な俳優のひとりであることを証明してきた。
オーストラリア出身。「X-MEN」シリーズの第1作目『X-メン』(00)でウルヴァリンを演じ、アメリカの大作映画に初めて登場し、大きな成功を収めた『X-MEN2』(03)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(06)でも同役を再演。そののち、ウルヴァリンを主人公としてこの人気シリーズの前編を描いた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(09)に主演し、全米初登場の週末に8500万ドルという驚異的な興行収益をあげた。次に主演した『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)は世界中で4億ドル以上の興収を記録。2014年、『X-MEN:フューチャー&パスト』でX-MENチームと再会を果たした。
16年に公開予定の『X-Men: Apocalypse』で再びウルヴァリンを演じる。また、メダルを逃したものの世界中の人々の心をつかんだ、イギリス初のオリンピックスキージャンプ選手を描く『Eddie the Eagle』にも出演している。
ビクトル・ユゴーの有名な同名小説から創作された人気ミュージカルに基づいて映画化された『レ・ミゼラブル』(12/トム・フーパー監督)の演技で、初めて米アカデミー賞最優秀主演男優賞にノミネートされた。同作のジャン・バルジャンの優れた演技で、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル映画部門最優秀男優賞を受賞。また、全米映画俳優組合(SAG)賞の最優秀アンサンブル演技賞と最優秀主演男優賞、英アカデミー(BAFTA)賞にもノミネートされた。
授賞式の司会でも有名である。03年から05年に3年連続でトニー賞の司会を務め、04年の授賞式の司会でエミー賞を受賞し、05年の司会でもノミネートされた。また、09年、第81回米アカデミー賞授賞式の司会を務め、エミー賞にノミネートされた。第68回トニー賞授賞式の司会でも15年のエミー賞にノミネートされている。
そのほかの出演作品には、『恋する遺伝子』『ソードフィッシュ』(共に01)、自身が02年度ゴールデングローブ賞にノミネートされた『ニューヨークの恋人』(01)、『ヴァン・ヘルシング』(04)、『プレステージ』(06/クリストファー・ノーラン監督)、『ファウンテン永遠につづく愛』(06/ダーレン・アロノフスキー監督)、『タロットカード殺人事件』(06/ウディ・アレン監督)、『彼が二度愛したS』(08)、『オーストラリア』(08/バズ・ラーマン監督)、『リアル・スティール』(11/ショーン・レビ監督)、『プリズナーズ』(13)、『チャッピー』(15)などがある。また、アニメ『ハッピー フィート』(06)、『マウス・タウンロディとリタの大冒険』(06・未)、『ガーディアンズ伝説の勇者たち』(12・未)では声の出演をしている。
ブロードウェイにおいては、11年に、ワンマンショー「Hugh Jackman – Back on Broadway」をおこない、不夜城ブロードウェイを魅了した。18人編成のオーケストラをバックに従え、ブロードウェイのヒット曲と自身のお気に入りのスタンダート曲で構成されたこのワンマンショーは、その年の前半にサンフランシスコとトロントで限定公演がおこなわれ、手放しの賞賛を獲得した。それからも、ブロードウェイコミュニティに貢献し続け、パフォーマーとしても人道主義者としても業績を認められ、12年、トニー賞運営委員会よりトニー賞特別賞を授与された。また、最近「The River」に出演し、その演技を絶賛されている。
それ以前には、「The Boy From Oz」で70年代のシンガーソングライター、ピーター・アレンを演じ、04年度トニー賞ミュージカル部門最優秀男優賞/ドラマデスク賞/ドラマリーグ賞/外国批評家サークル賞/シアターワールド賞を受賞。09年には、キース・ハフの戯曲「A Steady Rain」のブロードウェイ公演に出演し、ダニエル・クレイグと共演した。
ほかの舞台作品に、カーネギー・ホールで上演された「Carousel」、ロンドンのナショナル・シアターで上演され、自身がオリビエ賞にノミネートされた「オクラホマ!」、自身がオーストラリアの権威あるMO賞を受賞した「サンセット大通り」、同賞にノミネートされた「美女と野獣」などがある。
オーストラリアのインディペンデント映画『Paperback Hero』『Erskineville Kings』(共に99)に出演し、演技キャリアをスタートさせた。後者の演技でオーストラリア映画批評家サークル賞最優秀男優賞を受賞し、オーストラリア映画協会賞最優秀男優賞にノミネート。99年、オーストラリア・ムービー・コンベンションの“その年のオーストラリア人スター”に選出されている。

世界中でおこなわれたオーディションを経て、本作の主人公に選ばれた。本作でメジャー映画デビューを飾る。
クレイグ・シルベイの近代オーストラリア文学「Jasper Jones」を映画化し、レイチェル・パーキンスが監督を務める作品に出演する予定である。読書好きの13歳の少年チャーリー・バックティンが、小さな町の人種差別や十代の愛の試練を通して、1965年の波乱に富んだひと夏を経験し、真の勇気とは何かを学びながら、成長していく姿が描かれる。チャーリー役を演じるこの作品の撮影はオーストラリアでおこなわれる予定である。
11年にスマッシュヒットを記録したオーストラリア映画『Red Dog』の続編となる『Blue Dog』(クリフ・ステンダーズ監督、ジェイソン・アイザックス共演)で主人公の少年を演じ、15年夏に撮影を終了した。1作目とは異なり、60年代の田舎にある牧場で成長する少年と犬の物語が描かれる。退屈な暮らしを予想していた少年が、1匹の子犬との友情と冒険を経験する。
TVでは、15年秋から放送予定の新シリーズ「Supergirl」の1エピソードに出演し、カリスタ・フロックハートが演じるキャット・グラントの息子カーター・グラントを演じる
10年には、オーストラリア映画『A Heartbeat Away』(セバスチャン・グレゴリー、イザベル・ルーカス共演)に出演。11年には、FOX放送のTVシリーズ「Terra Nova~未来創世記」(ジェイソン・オマラ共演)に出演した。
演技以外では、ポロ ラルフローレンの15年秋冬子供服キャンペーンのグローバル大使を務めている。ピーターパンに触発されたこの広告キャンペーンは、カメラマンのマット・ジョーンズによって広告/ウィンドウディスプレイ/店内イベント/ビデオ用の画像が撮影され、展開中である。15年8月、セントラルパーク動物園で開催されたニューヨーク・ファッションショーに、デザイナーのラルフ・ローレンとともに登場した。

待機作は、2016年11月に全米公開予定の、ベン・ファウンテンの同名小説に基づく『Billy Lynn's Long Halftime Walk』(アン・リー監督、ビン・ディーゼル、スティーブ・マーティン、クリス・タッカー、クリステン・スチュワート共演)。
最近、3本のまったく異なる映画に出演した。コーエン兄弟が監督した『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』(13/オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン共演)、生命維持装置を外すことを望む父親の息子役を演じた『Lullaby』(14/リチャード・ジェンキンス、エイミー・アダムス、テレンス・ハワード共演)、アメリカの英雄ルイス・ザンペリーニについて書いたローラ・ヒレンブランドのベストセラー伝記本に基づく第二次世界大戦ドラマ『Unbroken』(14/アンジェリーナ・ジョリー監督)である。
また、ジャック・ケルアックの小説に基づく『オン・ザ・ロード』(12/ウォルター・サレス監督、サム・ライリー、クリステン・スチュワート共演)の演技は高い評価を受けた。さらに、15年度トライベッカ映画祭においてプレミア上映されたインディペンデント映画『Mojave』(ウィリアム・モナハン脚本/監督)では、オスカー・アイザックと再共演を果たしている。
18歳のときに、大作『トロイ』(04/ウォルフガング・ペーターゼン監督)で映画デビューを飾り、ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガーを含めたオールスターキャストに参加した。ホメロスの古典「イリアス」に基づくこの作品で、アキレウスの十代の従兄弟パトロクロスを演じた。
それ以来、数多くの著名な俳優や監督たちと仕事をしてきた。その作品に、『プライド栄光への絆』(04/ピーター・バーグ監督、ビリー・ボブ・ソーントン、ティム・マッグロウ共演)、『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い』(05/ジョン・シングルトン監督、マーク・ウォールバーグ、アンドレ・ベンジャミン、タイリース・ギブソン共演)、『エラゴン遺志を継ぐ者』(06/ジャイモン・フンスー、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ共演)、『狼の死刑宣告』(07/ジェイムズ・ワン監督、ケビン・ベーコン、ケリー・プレストン、ジョン・グッドマン共演)、『幸せのルールはママが教えてくれた』(07・未/ゲイリー・マーシャル監督、リンジー・ローハン、ジェーン・フォンダ共演)、『トロン:レガシー』(10/ジェフ・ブリッジス、オリビア・ワイルド共演)などがある。また、『カントリー・ストロング』(10・未/グウィネス・パルトロー、レイトン・ミースター、ティム・マッグロウ共演)では歌の才能も披露している。
ミネソタ州北部に生まれる。高校時代はアリゾナ州スコッツデールで過ごし、そこで個人的に演技クラスを取り始めた。1学期早く高校を卒業し、すぐに荷物を詰めてハリウッドへと向かった。
これまでに、“その年の若手ハリウッド映画俳優賞”、「グラマー」誌の“その年のイギリス人男性賞”、マウイ映画祭ライジング・スター賞に輝いている。

スティーグ・ラーソンの人気小説を映画化したアメリカ版『ドラゴン・タトゥーの女』(11/デイビッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ、ロビン・ライト共演)で見せた魅力的な演技で米アカデミー賞最優秀主演女優賞にノミネートされた。このリスベット・サランデルの演技で、米国映画批評会議のブレイクスルー演技賞を受賞し、ゴールデングローブ賞ドラマ部門最優秀女優賞にもノミネートされた。
近作は、15年10月より全米公開された、ブラジルのスラム街を舞台にした『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』(14/スティーブン・ダルドリー監督、リチャード・カーティス脚本)。また、2015年度カンヌ映画祭でプレミア上映され、自身が最優秀女優賞を受賞した恋愛ドラマ『Carol』(トッド・ヘインズ監督、ケイト・ブランシェット共演)の公開を控えている。ふたりの女性の禁断の恋愛関係を描いて物議を醸した小説「The Price of Salt」に基づくこの作品は、15年11月に全米公開予定である。ほかの待機作に、『The Secret Scripture』(ジム・シェリダン監督)、そして、クリスチャン・ベール、ナタリー・ポートマン、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ケイト・ブランシェットなどオールスターキャストが集結したタイトル未定のテレンス・マリック監督作品、『Lion』(ニコール・キッドマン、デブ・パテル共演)、『Blackbird』(ベン・メンデルソーン共演)などがある。
13年には、『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ監督、ホアキン・フェニックス共演)、サンダンス映画祭コンペティションエントリー作品『セインツ-約束の果て-』(デイビッド・ロウリー脚本/監督、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター共演)、『サイド・エフェクト』(スティーブン・ソダーバーグ監督、チャニング・テイタム、ジュード・ロウ共演)に出演。
初期の作品には、『プリティ・フープ』(09・未/サム・ロックウェル共演)、『Youth in Revolt』(09)、『Tanner Hall』(09/フランチェスカ・グレゴリーニ&タチアナ・フォン・ファステンバーグ監督)、高評価を受けたドラマ『ソーシャル・ネットワーク』(10/デイビッド・フィンチャー監督)などがある。
TVでは、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」の1エピソード(06)、「Women's Murder Club」の1エピソード(07)、「The Cleaner」の1エピソード(08)、「ER緊急救命室」の2エピソード(09)といったシリーズにゲスト出演し、記憶に残る演技を披露した。
ニューヨーク大学に入学してすぐに、演技キャリアをスタートさせた。大学時代に演技への興味を追求する決心をし、インディペンデント映画でいくつかの小さな役を演じたのち、フルタイムで演技を追求するためにロサンゼルスに移った。
ケニアのナイロビにあるアフリカ最大規模のスラム街・キベラに住む極貧の子供たちに、救命救急診療と支援を提供する非営利団体Uwezaの創始者である。

ハリウッドで最も魅力のある若手主演女優のひとり。2015年前半、ニール・ラビュートの新作舞台劇「The Way We Get By」(リー・シルバーマン演出、トーマス・サドスキー共演)でオフブロードウェイにデビューし、俳優としてのレパートリーを広げた。この舞台劇は、5月19日よりセカンド・ステージ・シアターで上演された。
映画の近作は、インディペンデントドラマ『パパが遺した物語』(15/ガブリエレ・ムッチーノ監督、ラッセル・クロウ、アーロン・ポール共演)。待機作には、15年11月より全米公開予定のホリデーコメディ『Love the Coopers』(ジェシー・ネルソン監督)などがある。
歴代で最も成功を収めたミュージカル映画2本に出演した。12年、ビクトル・ユゴー原作『レ・ミゼラブル』(ヒュー・ジャックマン、エディ・レッドメイン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ共演)でコゼットを演じた。トム・フーパーが監督を務めたこの作品は、クリスマスに全米公開され、世界中で4億4000万ドル以上の興行収益をあげた。キャストとともに、全米映画俳優組合(SAG)賞映画部門最優秀アンサンブル演技賞にノミネートされた。
それ以前には、08年のスマッシュヒット『マンマ・ミーア!』でメリル・ストリープが演じるドナの娘ソフィを演じ、歌の才能を披露した。フィリダ・ロイドが監督したこの作品は、世界中で6億ドル以上の興収をあげ、歴代トップの収益を記録したミュージカル映画となった。
13年には、非常に異なる2本の映画に出演。アニメ『メアリーと秘密の王国』(声の共演:ビヨンセ・ノウルズ、クリストファー・バルツ、コリン・ファレル)で主人公メアリーの声を演じた。また、ポルノ業界と高圧的な夫に虐待される、世界初のアダルト映画のスーパースター、リンダ・ラヴレースの真実の物語を描いた『ラヴレース』(ロブ・エプスタイン&ジェフリー・フリードマン監督)では、タイトルロールを演じた。
10年、ニコラス・スパークスのベストセラー小説を映画化したヒット作『親愛なるきみへ』(ラッセ・ハルストレム監督、チャニング・テイタム共演)に出演。この恋愛ドラマは世界中で1億ドル以上の興収をあげ、ソニー・ピクチャーズのスクリーン・ジェムズにとってそれまでで最高のオープニング成績を記録した。
ペンシルベニア州出身。11歳でモデルとしてキャリアをスタートさせた。すぐに俳優に転向し、TVシリーズ「As the World Turns」で初めて契約を結び、27エピソード(99~01)でルーシー・モンゴメリー役を演じた。だが大ブレイクしたのは、メガヒット作『ミーン・ガールズ』(04/マーク・ウォーターズ監督、ティナ・フェイ脚本)で意地悪な女子グループのひとりを演じたときだった。リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、レイシー・シャベールと共演し、この若手スター4人は05年度MTVムービー・アワードで最優秀オンスクリーン・チーム賞を受賞した。
ほかに、タイトルロールを演じた『クロエ』(09/アトム・エゴヤン監督)、『ジュリエットからの手紙』(10)、『TIME/タイム』(11/アンドリュー・ニコル監督、ジャスティン・ティンバーレイク共演)、セス・マクファーレン監督の『荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~』(14)と『テッド2』(15)などがある。
ジバンシィの香水ヴェリー イレジスティブルの大使と、高級スキンケア/メイクアップ・ブランドのクレ・ド・ポー ボーテのグローバル・スポークスパーソンを務めている。

多くの映画とともに、主にイギリスにおいてさまざまなTV番組に出演してきた。『トレイター大国の敵』(08・未)で映画デビューを飾り、次に、インディ系の賞受賞作『Four Lions』(10)で不運なファイサルを演じ、記憶に残る演技を披露した。また、コメディ『ディクテーター身元不明でニューヨーク』(12/サシャ・バロン・コーエン共演)、インディペンデント映画『War Book』(14)や『Convenience』(15)などに出演。
TVでは、「Utopia -ユートピア-」の12エピソード(13~14)でウィルソン・ウィルソンを演じ、英アカデミー(BAFTA)TV賞最優秀助演男優賞にノミネートされた。また、「The Job Lot」の9エピソード(13~14)にも出演している。ほかに、「LAW & ORDERクリミナル・インテント」の1エピソード(06)、「Conviction」の1エピソード(06)、「Coming Up」の2エピソード(11,13)、「トンネル~国境に落ちた血」の1エピソード(13)、「Trollied」の13エピソード(13)、「River」の3エピソード(14)などがある。

1972年、操り人形師(パペッティア)一家に生まれ、ロンドンのイズリントンに両親が創立したザ・リトル・エンジェル・シアターで育った。
セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アートで美術/映画/ビデオを学んだ。大学卒業後、音楽ビデオや短編映画に携わり、97年にBBC2放送から4部構成のミニシリーズ「Nature Boy」(00)の監督を依頼された。この作品は、王立TV協会の最優秀ドラマシリーズ賞を受賞。こののち、「Bob and Rose」(01/ラッセル・T・デイビス脚本)、「Bodily Harm」(02/ティモシー・スポール、ジョージ・コール、レスリー・マンビル出演)、英アカデミー(BAFTA)TV賞最優秀ドラマシリーズ賞を受賞したBBC1放送の「Charles II: The Power & the Passion」(03/ルーファス・シーウェル)など、高い評価を受けて賞を受賞/ノミネートされたミニシリーズの監督を務めた。
05年、『プライドと偏見』(キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ロザムンド・パイク、ドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシン出演)で長編映画の監督デビューを果たす。この作品で、キャリー・マリガンがスクリーンデビューを飾った。高評価を受けたこの作品で、初めての長編映画で優れた成果をあげた英国人監督/脚本家/プロデューサーに贈られるBAFTA賞カール・フォアマン賞を受賞。また、ロンドン映画批評家協会賞“その年の英国人監督賞”、ボストン映画批評家協会賞最優秀新人監督賞も受賞。作品は、BAFTA賞5部門、米アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞2部門にノミネートされた。
イアン・マキューアンの小説を映画化した長編映画2作目となる『つぐない』(07/キーラ・ナイトレイ、ジェイムズ・マカボイ、ベネディクト・カンバーバッチ、シアーシャ・ローナン出演)は、BAFTA賞14部門にノミネートされ、最優秀作品賞と最優秀美術賞を受賞。また、作品賞を含む米アカデミー賞7部門にもノミネートされ、最優秀作曲賞を受賞した。ゴールデングローブ賞では7部門にノミネートされ、ドラマ部門最優秀作品賞と最優秀作曲賞を獲得した。
次に、『路上のソリスト』(09/ロバート・ダウニー・Jr、ジェイミー・フォックス出演)、“ケミカル・ブラザーズ”のエレクトロ・ミュージックとともに予想外の大ヒットとなった『ハンナ』(11/シアーシャ・ローナン、ケイト・ブランシェット出演)の監督を務めた。
12年、トム・ストッパードが脚本を担当した『アンナ・カレーニナ』(キーラ・ナイトレイ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ジュード=ロウ出演)を監督。ドーナル・グリーソンとアリシア・ヴィキャンデルはこの作品で初めて英語で演技した。作品はBAFTA賞6部門と米アカデミー賞4部門にノミネートされ、どちらも最優秀衣装デザイン賞を受賞した。
13年、アーサー・ウィング・ピネロの戯曲にパトリック・マーバーが手を加えた舞台劇「Trelawny of the Wells」のドンマー・ウェアハウス公演の演出を務め、演劇界にデビュー。これに続き、キウェテル・イジョフォーが主演し、ヤング・ビック・シアターで上演されて高評価を受けた「A Season in the Congo」の演出も担当した。
ロンドンに拠点を置く映画/TV製作会社シューボックス・フィルムズの創立者である。シューボックス社は、高評価を得て複数の賞を受賞したサスペンス『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』(13/スティーブン・ナイト監督、トム・ハーディ主演)といった作品を製作している。
妻であり、伝統的なシタール奏者でもあるアヌーシュカ・シャンカールと、幼い息子とともにロンドンに在住。

映画/TVで活躍するアメリカ人脚本家/俳優である。ピーターパンの小説の前編を描く本作で、実写版アクション映画の脚本を初めて担当した。
2012年、アニメ『アイス・エイジ4パイレーツ大冒険』(未)で長編映画の脚本家デビューを果たした。この作品は、世界中で8億7700万ドルの興行収益をあげ、歴代で最も成功を収めたアニメ映画の1本となった。その結果、26歳にして、世界興収2億2600万ドル近くをあげた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でマット・デイモンとベン・アフレックが樹立した記録を破り、最高興収をあげた映画の最年少脚本家となった。
現在、ロバート・ゼメキスのイメージムーバーズ社が製作するSFアドベンチャー『The Magic Catalogue』、脚本と製作総指揮も担当するスーパーナチュラルスリラー『Break My Heart 1,000 Times』(ヘイリー・スタインフェルド主演)といったさまざまなプロジェクトに取り掛かっている。
TVでは、現在、スティーブン・スピルバーグのアンブリンTVとアメリカ拠点のケーブルネットワークTNTが製作する、陰謀を描いたサスペンスドラマ「Black Box」の脚本に取り組んでいる。民間航空機の墜落の噂を中心に展開する物語の脚本に加えて、製作総指揮も担当する予定である。
ヤング・アーティスト賞に2度ノミネート経験をもつ俳優でもある。20年以上にわたって舞台/映像作品に出演してきた。俳優としての待機作は、ロマンチックコメディ『La La Land』(デイミアン・チャゼル監督、エマ・ストーン共演)、マシュー・ブロデリック演じる役どころの若い頃を演じる『Look Away』など。サンダンス映画祭の公式選定作品となったインディ系ヒット作『バッド・トリップ100万個のエクスタシーを密輸した男』(10・未/ジェシー・アイゼンバーグ、ジャスティン・バーサ共演)が最も有名である。また、パペットミュージカル「アベニューQ」でトニー賞にノミネートされた演出家ジェイソン・ムーアが演出する「Speech & Debate」の、ラウンドアバウト・シアター・カンパニーの世界初演に出演し、その演技を絶賛された。この舞台劇は満員御礼で上演され、オフブロードウェイでの上演期間が2度延長されるヒット作となった。
09年、コロンビア大学で映画の文学士号を取得して卒業した。

全米脚本家組合(WGA)賞/全米監督協会(DGA)賞/ゴールデングローブ賞/エミー賞にノミネート経験をもつ脚本家/監督/プロデューサーである。ABC放送の「ブラザーズ&シスターズ」(06~11)や自身がWGA賞にノミネートされた「弁護士イーライのふしぎな日常」(08~09)、自身がWGA/DGA/エミー賞にノミネートされたUSAネットワークのミニシリーズ「ポリティカル・アニマルズ」(12)、CBS放送の「ゴールデン・ボーイ若きNY市警本部長」(13)といった革新的で高い評価を受ける作品を支えてきた。
テレビ界において、「ドーソンズ・クリーク」(98~03)の脚本と製作総指揮を01年まで担当してキャリアをスタートさせたのち、ワーナー・ブラザースの高評価を受けるドラマシリーズ「エバーウッド遥かなるコロラド」(02~06)や「Jack & Bobby」(04~05)のクリエイターとなり、製作総指揮も務めた。
2000年、『ブロークン・ハーツ・クラブ』(未)で監督デビューを果たした。また、世界中で1億ドル以上の興収をあげた『かぞくはじめました』(10・未/キャサリン・ハイグル、ジョシュ・デュアメル出演)の監督を務め、アクション『グリーン・ランタン』(11)では共同脚本と製作を担当した。
現在TVでは、CW放送シリーズ「ARROW/アロー」(12~)と「THE FLASH/フラッシュ」(14~)、NBC放送シリーズ「The Mysteries of Laura」(14~)の製作総指揮を務めている。
ロサンゼルス在住。

DCコミックスのスーパーヒーロー番組「ARROW/アロー」(12~)、「THE FLASH/フラッシュ」(14~)、「Supergirl」(15~)そして放送予定の「Legends of Tomorrow」、さらにNBC放送シリーズ「The Mysteries of Laura」(14~)、2015年秋から始まった「Blindspot」の製作総指揮を務めている。
バーランティ・プロダクションズに参加する以前には、ワーナー・ブラザース映画で9年間仕事をし、最終的には製作部上席副部長を務めた。ワーナー・ブラザースでの在職期間中、『アイ・アム・レジェンド』(07)、『300<スリーハンドレッド>』(06)とその続編『300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~』(14)、クリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』(08)や『インビクタス/負けざる者たち』(09)そして『J・エドガー』(11)、『かぞくはじめました』(10・未/グレッグ・バーランティ監督)、『ダーク・シャドウ』(12/ティム・バートン監督)、『her/世界でひとつの彼女』(13/スパイク・ジョーンズ監督)といった数多くの映画を統括した。
05年6月にクリエイティブ・エグゼクティブとしてワーナー・ブラザースに入社し、07年には副部長、09年は上席副部長に昇進した。ワーナー・ブラザース映画に入る前は、数年間ユニバーサル映画のバリー・メンデル・プロダクションズで重役を務めていた。その当時、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)、『ライフ・アクアティック』(04)、『ミュンヘン』(05)などの監修作業にあたった。米アカデミー賞受賞経験をもつ監督バーバラ・コップルのもとで仕事をし、映画界でのキャリアをスタートさせた。
カリフォルニア大学サンタクルーズ校で映画論の学位を取得し優秀な成績で卒業した。

米アカデミー賞ノミネート経験があり、英アカデミー(BAFTA)賞受賞経験をもつプロデューサー。40年に及ぶキャリアで、『イングリッシュ・ペイシェント』(96)、『セクシー・ビースト』(00・未)、『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)といったイギリスで商業的にも批評的にも最も大きな成功を収めた100本以上の映画の製作/製作総指揮に携わってきた。
ジョー・ライト監督、製作仲間のガイ・ヒーリーとパートナーシップを組み、シューボックス・フィルムズを運営している。高評価を受けた『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』(13/トム・ハーディ主演)の製作を担当。

現在撮影中の『Fantastic Beasts and Where to Find Them』(デイビッド・イェーツ監督)の製作総指揮を務めている。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが創作したキャラクター、ニュート・スキャマンダーの著書で、ホグワーツの教科書となった「幻の動物と生息地」に発想を得たこの作品の脚本を、ローリング自身が担当している。これまでに、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(07)、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(09)、『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』(11)のプロダクションマネジャーを務め、『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』(10)と『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』では共同製作を担当し、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』と『ハリー・ポッターと謎のプリンス』には製作補としても携わった。
近作は、ユニットプロダクションマネジャーと共同製作を担当したアクション『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14/ダグ・ライマン監督、トム・クルーズ、エミリー・ブラント出演)、製作総指揮を務めた『シンデレラ』(15/ケネス・ブラナー監督、ケイト・ブランシェット出演)。
助監督として映画のキャリアをスタートさせ、『太陽の帝国』(87/スティーブン・スピルバーグ監督)、『愛は霧のかなたに』(88/マイケル・アプテッド監督)、『ブランケット城への招待状』(88/ニール・ジョーダン監督)、『ホワイトハンターブラックハート』(90/クリント・イーストウッド監督)、『死の接吻』(91/ジェイムズ・ディアデン監督)、『ロビン・フッド』(91/ジョン・アービン監督)、『パトリオット・ゲーム』(92/フィリップ・ノイス監督)といった作品に携わった。また、ボンド映画には、助監督として『007/ゴールデンアイ』(95)、プロダクションマネジャーとして『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)、『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)に携わった。

ジョー・ライト監督の第二次大戦ドラマ『つぐない』(07)とレオ・トルストイの古典小説を映画化した『アンナ・カレーニナ』(12)の撮影で、2度米アカデミー賞にノミネートされた。
さらに、『つぐない』で英撮影監督協会(BSC)賞にノミネートされ、『アンナ・カレーニナ』で同賞を獲得。両作品で英アカデミー(BAFTA)賞と米撮影監督協会(ASC)賞にもノミネートされた。『つぐない』では、英インディペンデント映画賞/シカゴ映画批評家協会賞/オンライン映画批評家協会賞にもノミネートされ、フェニックス映画批評家協会賞を受賞。
また、スティーブン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち』(02)と『つぐない』『アンナ・カレーニナ』の3作品でイブニング・スタンダード英国映画賞を受賞し、『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(05)、『少年は残酷な弓を射る』(11)、そして『つぐない』『アンナ・カレーニナ』の4作品でアイルランド映画&TV賞(IFTA)を受賞。2004年、英国撮影界に大きな功績を残したことを称えて、英国王立写真協会より権威あるルミエール賞を贈られ、ジャック・カーディフ、フレディ・フランシス、リドリー・スコットといった偉大な先駆者たちの仲間入りを果たした。
北アイルランドのアーマー出身。スチール写真のカメラマンとしてキャリアをスタートさせたのち、ロンドンのウェストミンスター大学にある映画学校に入った。88年に卒業し、短編映画やドキュメンタリーを撮影し始めた。当時の作品には、王立TV協会の撮影賞にノミネートされた短編映画『Skin』(95)、実験的に3つのスクリーンで上映され、サム・テイラー=ジョンソン監督が98年のターナー賞にノミネートされた『Atlantic』(97)などがある。この作品がきっかけとなりテイラー=ジョンソン監督とのコラボレーションが始まった。
40本以上の映画で撮影監督を務めてきた。その作品には、初めて撮影監督としてクレジットに名前が載った『バタフライ・キス』(95/マイケル・ウィンターボトム監督)、俳優のアラン・リックマンとティム・ロスが監督デビューを飾った『ウィンター・ゲスト』(97)と『素肌の涙』(99)、『ハイ・フィデリティ』(00/スティーブン・フリアーズ監督)、『エニグマ』(01/マイケル・アプテッド監督)、TV映画「エマ・トンプソンのウィット/命の詩」(01/マイク・ニコルズ監督)、『ポリーmy love』(04・未/ジョン・ハンバーグ監督)、『シャーロットのおくりもの』(06/ゲイリー・ウィニック監督)、IFTAにノミネートされた『ワールド・トレード・センター』(06/オリバー・ストーン監督)、BBC放送/HBO放送のTVシリーズ「ようこそ!No.1レディース探偵社へ」のパイロットエピソード(08/アンソニー・ミンゲラ監督)、前述の『少年は残酷な弓を射る』(リン・ラムジー監督)、12年5月に全米公開され、映画業界で最も高いオープニング週末の興行収益を記録し、歴代4位の総収益をあげたスーパーヒーロー大作『アベンジャーズ』(ジョス・ウェドン監督)などがある。
09年にはドラマ『路上のソリスト』でジョー・ライト監督と再びチームを組んだ。サム・テイラー=ジョンソン監督とは、官能ドラマ『Destricted』(06)の1編「Death Valley」、高評価を得たドラマ『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(09)、短編映画『James Bond Supports International Women’s Day』(11)でもタッグを組み、『GODZILLA ゴジラ』(14/ギャレス・エドワーズ監督)を撮影した後、大旋風を巻き起こしたベストセラー小説に基づく大作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)で、ハリウッド映画の監督デビューを飾るテイラー=ジョンソン監督と再びチームを組んだ。待機作には、16年秋に全米公開予定の『The Accountant』(ギャビン・オコナー監督)などがある。
ドキュメンタリーには、『The Name of This Film Is Dogme95』(00)、『Rolling Stones: Tip of the Tongue』(03)、ジョー・ライト監督の『路上のソリスト』に続いて同じ地域で撮影した『Lost Angels: Skid Row Is My Home』(10)、『Harry Dean Stanton: Partly Fiction』(12)などがある。
映画やTV作品に加えて、“コールドプレイ”、ポール・マッカートニー、ダスティ・スプリングフィールド、“ローリング・ストーンズ”、“U2”、ロビー・ウィリアムズといったアーティストたちの、100本以上に及ぶ音楽ビデオの撮影や監督を担当している。

1980年代後半から90年代の音楽ビデオ業界から台頭したフィルムメイカーのひとり。実力で出世し、数年間ガブリエル・ベリスタインのカメラアシスタントを務めた。
88年、“スージー・アンド・ザ・バンシーズ”の音楽ビデオ「Peek-A-Boo」の撮影で初めて注目された。90年代は、数多くのTVコマーシャルや、マドンナ、プリンス、“マッシヴ・アタック”といったアーティストたちの音楽ビデオを撮影し、自らの技術に磨きをかけた。シネイド・オコナーの音楽ビデオ「ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー」で監督ジョン・メイバリーとチームを組み、メイバリーの賞受賞作『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』(98)の撮影も担当した。
90年代半ば、カリム・ドリディ監督の2本の映画『ピガール』(94)、『Bye-Bye』(95)を撮影し、のちにフランス政府よりレジオンドヌール勲章シュバリエを授与された。ロンドンを拠点とする会社RSAフィルムズのTVコマーシャルを撮影しているときに、トニー・スコット監督の目を引き、98年、スコット監督の『エネミー・オブ・アメリカ』に視覚効果カメラマンとして従事したのち、ジェイク・スコット監督の『プランケット&マクレーン』(99)の撮影を担当。それを見たリドリー・スコット監督から次の作品を依頼され、スコット監督の4本の映画『グラディエーター』(00)、『ハンニバル』(01)、『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、『ロビン・フッド』(10)でチームを組み、撮影を担当した。
01年、『グラディエーター』で米アカデミー賞にノミネートされ、英アカデミー(BAFTA)賞最優秀撮影賞を受賞。05年にも、『オペラ座の怪人』(04/ジョエル・シューマカー監督)で米アカデミー賞に2度目のノミネートを獲得した。ほかに、『光の旅人K-PAX』(01)、『トラウマ』(04・未/マーク・エバンス監督)、『ブライアン・ジョーンズストーンズから消えた男』(05/スティーブン・ウーリー監督)、『ブライトン・ロック』(10・未)、『バーク アンド ヘア』(10)、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11)、『Great Expectations』(12/マイク・ニューウェル監督)、『47RONIN』(13)などがある。
近作は、ガイ・リッチー監督とチームを組んだスタイリッシュなヒット作『コードネームU.N.C.L.E.』(15年11月14日日本公開予定)。現在は、同じくリッチー監督作で、16年7月22日に全米公開予定のアーサー王伝説を描く『Knights of the Roundtable: King Arthur』を撮影中である。
英国映画撮影監督協会のメンバーである。

ジャン=ピエール・ジュネ監督とチームを組んだ『アメリ』(01)、『ロング・エンゲージメント』(04)、『ミックマック』(09)といった映画で有名である。『アメリ』と『ロング・エンゲージメント』で、セザール賞最優秀美術デザイン賞を受賞し、米アカデミー賞最優秀美術賞にノミネートされた。また、『アメリ』では英アカデミー(BAFTA)賞最優秀美術デザイン賞と米美術監督組合賞最優秀美術デザイン賞を受賞し、『ロング・エンゲージメント』ではヨーロッパ映画賞を受賞した。
近作は、ジュネ監督の『天才スピヴェット』(13)、伝記映画『イヴ・サンローラン』(14/ジャリル・レスペール監督)で、両作品ともにセザール賞美術デザイン賞にノミネートされた。
また、ジュネ&マルク・キャロ監督の『デリカテッセン』(91)と『ロスト・チルドレン』(95)、『マドレーヌ』(98・未/デイジー・フォン・シャーラー・メイヤー監督)、『シャレード』(02・未/ジョナサン・デミ監督)といった映画ではセットデコレーターとして携わった。
さらに、ジョー・ライト、ジャン=ピエール・ジュネ、マリオ・テスティーノ、エミール・クストリッツァなどの監督たちとチームを組み、シャネルNo.5、シャネル ココ マドモアゼル、ヴェルサーチ、エトロ、ロレアル、フォード、プジョーといったクライアントのコマーシャル作品の美術を70本以上手がけてきた。

TVミニシリーズ「Charles II: The Power & the Passion」(03)でジョー・ライト監督と初めてチームを組んだ。それ以来、『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)、『路上のソリスト』(09)、『ハンナ』(11)へとコラボレーションは続き、本作に至る。
『プライドと偏見』の編集で、米映画編集者協会(ACE)エディ賞コメディ/ミュージカル映画部門最優秀編集賞にノミネートされ、『つぐない』では英アカデミー(BAFTA)賞ノミネートを獲得し、サンディエゴ映画批評家協会の最優秀編集者賞を受賞した。
BBC放送で編集キャリアをスタートさせた。多くの王立TV協会賞にノミネートされたほか、TVミニシリーズ「Middlemarch」(94/アンソニー・ペイジ監督)、「トム・ジョーンズ」(97/メーティン・フセイン監督)、「ゴーメンガースト」(00/アンディ・ウィルソン監督)、「Perfect Strangers」(01/スティーブン・ポリアコフ監督)、「The Long Firm」(04/ビリー・エルトリンガム監督)で、BAFTA TV賞に5度ノミネートされている。
待機作は、『Gandhi of the Month』(クランティ・カナデ監督)、『Dau』(イリア・フルジャノフスキー監督)。ほかに、『A Room for Romeo Brass』(99/シェーン・メドウズ監督)、『くたばれ!イングランド』(06・未/ポール・ウェイランド監督)、『モネ・ゲーム』(12/マイケル・ホフマン監督)、『In Secret』(13)、『パーフェクト・プラン』(14/ヘンリク・ルーベン・ゲンツ監督)といった映画の編集を担当。TV作品では、「Shooting the Past」(99/スティーブン・ポリアコフ監督)や「Murder」(02/ビーバン・キドロン監督)などのTV映画、そして大作ミニシリーズ「Our Friends in the North」の4エピソード(96/サイモン・セラン・ジョーンズ監督)なども担当した。

『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)で編集補佐を務め、初めてザック・スナイダー監督と仕事したのち、世界的なヒット作『300<スリーハンドレッド>』(06)、コミック本を映画化して高評価を受けた『ウォッチメン』(09)、アクションファンタジー『エンジェル ウォーズ』(11)でスナイダー監督とチームを組み、編集を担当した。
近作は、『リンカーン/秘密の書』(12/ティムール・ベクマンベトフ監督)、自身がサテライト賞最優秀編集賞を受賞したカルト的ヒット作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(14/マット・リーブス監督)。編集に携わったほかの作品には、ランドール・ウォレス監督の『仮面の男』(98)と『ワンス・アンド・フォーエバー』(02)、『ブルドッグ』(03/F・ゲイリー・グレイ監督)、『アイ,ロボット』(04/アレックス・プロヤス監督)、ティム・ストーリー監督の『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(05)とその続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(07)などがある。また、フィリップ・ノイス監督とは3本の映画『パトリオット・ゲーム』(92)、『硝子の塔』(93)、『ボーン・コレクター』(99)でタッグを組んだ。
ほかに、編集部の一員として携わった作品には、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)、『スタートレックⅥ/未知の世界』(91)、『セブン』『アウトブレイク』(共に95)などがある。
TVでは、TVシリーズ「新スター・トレック」の1エピソード(89)、TV映画「Shattered Mind」(96)、TNT放送のTV映画「フーディーニ/天才魔術師の生涯」(98)の編集を担当した。

ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』(12/キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ出演)で米アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞。さらに、英アカデミー(BAFTA)賞最優秀衣装デザイン賞、衣装デザイナー組合賞も受賞し、イブニング・スタンダード英国映画賞最優秀技術賞をサラ・グリーンウッド、シーマス・マッガーベイとともに分かち合った。ジョー・ライト監督とは、自身が米アカデミー賞とBAFTA賞にノミネートされた『プライドと偏見』(05)と『つぐない』(07)、そして『路上のソリスト』(09)、『ハンナ』(11)でもチームを組んでいる。『プライドと偏見』ではサテライト賞も受賞し、『つぐない』では衣装デザイナー組合賞にノミネートされ、イブニング・スタンダード英国映画賞最優秀技術賞を撮影監督と美術デザイナーとともに分かち合った。
また、マイク・リー監督とは、初めて衣装デザイナーを務めた『人生は、時々晴れ』(02)、BAFTA賞最優秀衣装デザイン賞を受賞した『ヴェラ・ドレイク』(04)、『ハッピー・ゴー・ラッキー』(08・未)、『家族の庭』(10)、そして画家ターナーの人生を掘り下げて描き2014年度カンヌ映画祭でパルムドール賞にノミネートされた『ターナー、光に愛を求めて』(14)といった作品で長きにわたる協力関係を謳歌してきた。
米アカデミー賞受賞作『トプシー・ターヴィー』(99・未/マイク・リー監督)、『トゥームレイダー』(01/サイモン・ウェスト監督)、『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』(02/ジョージ・ルーカス監督)、『007/ダイ・アナザー・デイ』(02/リー・タマホリ監督)では衣装デザイナー助手として携わった。衣装を担当した初期の作品には、『猟人日記』(03/デイビッド・マッケンジー監督)、『愛をつづる詩(うた)』(04/サリー・ポッター監督)などがある。そのほかにも、『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』(10/スザンナ・ホワイト監督)、自身がBAFTA賞にノミネートされた『裏切りのサーカス』(11/トーマス・アルフレッドソン監督)、『嗤う分身』(13/リチャード・アイオアディ監督)、『Macbeth』(マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール出演)といった作品の衣装を担当している。

米アカデミー賞を受賞したニコール・キッドマン主演の『めぐりあう時間たち』(02/スティーブン・ダルドリー監督)、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、米アカデミー賞を受賞したレニー・ゼルウィガー出演の『コールド マウンテン』(03/アンソニー・ミンゲラ監督)、ジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターが出演したティム・バートン監督の『チャーリーとチョコレート工場』(05)と『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』(07)、ジョー・ライト監督の『つぐない』(07)と『アンナ・カレーニナ』(12)で、英アカデミー(BAFTA)賞最優秀ヘアメイク賞に6回ノミネートされた。ライト監督とは、サスペンスアクション『ハンナ』(11)でもチームを組んでいる。
近作は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14/ベネディクト・カンバーバッチ主演)、ダニー・ボイル監督の伝記映画『Steve Jobs』(15/マイケル・ファスベンダー主演)。ヘアメイクを担当したほかの作品には、自身がゴヤ賞にノミネートされた『宮廷画家ゴヤは見た』(06/ミロス・フォアマン監督、ナタリー・ポートマン、ハビエル・バルデム出演)、『こわれゆく世界の中で』(06/アンソニー・ミンゲラ監督)、『ブーリン家の姉妹』(08/ジャスティン・チャドウィック監督)、スティーブン・ダルドリー監督の作品でケイト・ウィンスレットが米アカデミー賞を受賞した『愛を読むひと』(08)と『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(11)、『エアベンダー』(10/M・ナイト・シャマラン監督)、『ブライトン・ロック』(10・未/ローワン・ジョフィ監督)、『ワン・デイ23年のラブストーリー』(11/ロネ・シェルフィグ監督、アン・ハサウェイ、ジム・スタージェス出演)、『とらわれて夏』(13/ジェイソン・ライトマン監督、ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン出演)などがある。
それ以前にも、前述の『アンナ・カレーニナ』の脚本家トム・ストッパードが自身の戯曲から脚本と監督を担当した『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(90)、『セカンドベスト/父を探す旅』(94/クリス・メンゲス監督)、『Sister My Sister』(94/ナンシー・メックラー監督)、『世にも憂鬱なハムレットたち』(95/ケネス・ブラナー監督)、『エリザベス』(98/シャカール・カプール監督)、『素肌の涙』(99/ティム・ロス監督)、リドリー・スコット監督の米アカデミー賞受賞作『グラディエーター』(00)、『リトル・ダンサー』(00/ダルドリー監督)、『インティマシー/親密』(01/パトリス・シェロー監督)、ピーター・ジャクソン監督の米アカデミー賞受賞作『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(03)、『リバティーン』(04/ローレンス・ダンモア監督、ジョニー・デップ主演)、『ヴィレッジ』(04/シャマラン監督)といった作品のヘアメイクを担当した。
舞台作品には、トニー賞を受賞したアーサー・ミラー作「セールスマンの死」のリバイバル公演(マイク・ニコルズ演出、フィリップ・シーモア・ホフマン主演)などがある。

しばしば引き合いに出されるマット・デイモン主演の「ボーン」3部作(02,04,07)での斬新で独創的な音楽によって、一流作曲家の仲間入りを果たした。また、『チキンラン』(00)、『シュレック』(01)、『アイス・エイジ2』(06)と続編『アイス・エイジ3ティラノのおとしもの』(09)や『アイス・エイジ4パイレーツ大冒険』(12・未)、『ハッピー フィート』(06)と『ハッピー フィート2踊るペンギンレスキュー隊』(11)、『カンフー・パンダ』(08)と『カンフー・パンダ2』(11)、『ボルト』(08)、『ヒックとドラゴン』(10)と『ヒックとドラゴン2』(14・未)、『ブルー初めての空へ』(11)、『ロラックスおじさんの秘密の種』(12)といったヒットアニメの音楽を担当し、ファミリーアニメに欠かせない頼れる作曲家となった。
また、脈動する音楽がエネルギー源となり、『ミニミニ大作戦』(03)、『Mr.&Mrs.スミス』(05)、『ハンコック』(08)、『ストップ・ロス/戦火の逃亡者』(08・未)、『グリーン・ゾーン』(10)といったアクション映画を燃え立たせてきた。その音楽は、『I am Samアイ・アム・サム』(01)に優しさを添え、『トゥー・ウィークス・ノーティス』(02)や『P.S.アイラヴユー』(07)のロマンスを甘美に彩り、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(06)に活力を与え、『ユナイテッド93』(06)では手に汗握るドラマを盛り上げた。
前述の『ヒックとドラゴン』の観客を引き込む音楽で米アカデミー賞にノミネートされ、続編『ヒックとドラゴン2』の音楽でアニー賞を受賞。同じく前述の『シュレック』『ハッピー フィート』『ヒックとドラゴン』で英アカデミー(BAFTA)賞にノミネートされ、『ハッピー フィート』の音楽では2008年のグラミー賞にノミネートされた。『シュレック』『アイス・エイジ2』『アイス・エイジ3ティラノのおとしもの』『ヒックとドラゴン』で、英国作曲家協会のアイバー・ノベロ賞最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞した。
ロンドン出身。子供のときから優れたバイオリニストであり、学校以外でコマーシャルの音楽を作曲し、90年代初めには作曲家パトリック・ドイルの仕事を手伝った。97年に渡米し、『フェイス/オフ』(97)の音楽を担当し、アニメ『アンツ』(98)の音楽を共同で作曲し、急速にハリウッドで最も引く手あまたの、多才で、エキサイティングな作曲家のひとりとなった。