チョン・チーセン(張志成)…共同製作/脚本

82年に映画界入り。アレン・フォン(方育平)監督のもとで製作業務を担当し、のちに脚本家を兼ねるようになる。脚本を手がけた映画は『クライム・キーパー 香港捜査官』(88) 、『ダンシング・ブル』(89)『新ポリス・ストーリー』(91)、『阿飛與阿基』(92・未)、『ファイターズ・ブルース』(00)など多数。監督業にも進出し、『播種情人』(93・未)、『神探磨轆』(94・未)、『人間色相』(96・未)、『戀性世代 I do』(00・未)、『怪獣學園』(02・未)で脚本と監督を兼ねた。プロデュース作としては『山水有相逢』(95・未)、『生死戀』(98・未)などがある。

チュン・ティンナム(秦天南)…脚本

新亜研究所・唐史修士号、フランス国立パリ大学・中国歴史学修士号をもつ。映画、テレビドラマ、漫画の脚本を手がけるほか、小説家、エッセイスト、詩人でもあり、新聞や雑誌の編集者およびコラムニストをつとめた経験もある。

レイモンド・ウォン(黄百鳴)…製作総指揮

映画監督・製作者・脚本家・俳優・投資者など映画界においてマルチに活躍し、「アイデア大王」と賞せられる。48時間で脚本を書き上げた『搭錯車』(83・未)は海外の中国人コミュニティーで人気を博し、香港と台湾でも繰り返し上映され、香港・台湾映画史上のひとつの奇跡といわれている。80年代にカール・マッカ(麥嘉)およびディーン・セキ(石天)と組んで映画会社シネマシティ(新藝城電影公司)を設立、100本近い映画を製作した。『悪漢探偵』シリーズ(82〜84)、『何必有我』(85・未)、『プリズン・オン・ファイアー』(87)、『過ぎゆく時の中で』(89)をはじめ、商業性と芸術性を兼ね備えた作品を多数手がけ、それらは何度となく台湾金馬奨、香港金像奨、アジア太平洋映画祭において作品賞、監督賞、主演賞、音楽賞などの栄誉に輝いた。 84年に脚本を書き始め、香港の学園生活を描いた青春映画『開心樂園』(85・ビデオのみ)が香港の青春映画の興行記録をぬりかえる大ヒットとなる。彼が考案し自ら演じた「朱秀才」のキャラクターは観客にとって忘れられないものとなった。また、『開心鬼』シリーズ(84〜91)はパート5まで作られ、香港映画史の伝説のひとつである。91年、フィリピン大統領(当時)コラソン・アキノ女史が娘クリスティーンにパート5の出演を認め、作品公開時にはフィリピンをゆるがす話題となった。アキノ大統領はレイモンド・ウォンをフィリピン総統府に招待、3人の娘たちと彼が並んで写った写真は翌日の中国語新聞のトップをはなばなしく飾った。
ほかにも『僕たちは天使じゃない!』(88)、『ハッピー・ブラザー』(92・ビデオのみ)など、彼が製作・脚本・主演をつとめた旧正月映画は香港内外で何度も記録的ヒットとなっている。 91年には映画会社・東方電影を設立、『ハッピー・ブラザー』、『恋はマジック』(93・ビデオのみ)、『白髪魔女伝』(93)、『幸せはイヴの夜に』(94・ビデオのみ)、『昨夜長風』(94・未)『夜半歌聲 逢いたくて、逢えなくて』(95)、『金玉満堂 決戦!炎の料理人』(95)、『我要活下去』(95)、『恋する天使』(96)、『ラッキー・ファミリー』(97)、『半生絼』(97・未)、『抱擁朝陽』(97・未)、『衝上九重天』(97・未)、『歌って恋して』(98)、『愛は波の彼方に』(99)、『大贏家』(00・未)、『跑馬地的月光』(00・未)、『ファイナル・ロマンス 天若有情III』(01)、『乾柴烈火』(02・未)など多数の映画を製作。中国の中央電視台と共同製作のテレビドラマ「花幟」は好評を博し、96年の金鷹奨で最優秀合作作品大賞を受賞した。

ホン・ボンチュル(洪鳳哲)…製作総指揮

韓国の電器・電子会社Etland21の行政総監。『トゥー・ガイズ』(04・未)を製作した映画会社ボーラム・エンタテインメントの主席でもある。

チャン・ヨン(張勇)…製作総指揮

67年生まれ。山東人。アメリカ・ウイスコンシン国際大学工商管理の修士号をもつ。

リー・ジョウイ(李柱益)…製作

ボーラム・エンタイテンメント会長。日韓合作映画『KT』(02)の韓国パートの製作総監などをつとめている。
ボーラム・エンタイテンメントは韓国の著名な映画製作会社で、パク・チュンフンらが所属するマネジメント会社でもある。最新作はパク・チュンフン【『ツー・コップス』(93)、『ツー・コップス2』(96・未)】、チャ・テヒョン【『猟奇的な彼女』(01)】、ハン・ウンジョン出演、『クミホ 千年愛』(94)のパク・ホンス監督による『トゥー・ガイズ』(04・未)で、韓国でヒットした。同社は現在、複数の海外合作映画を予定中。

マー・ジョンジュン(馬中駿)…製作

著名な脚本家であり、中国文聯音像出版社の常務副会長、東方慈文伝媒機構の会長でもある。70年代末から90年代初にかけて、彼の創作した舞台劇と映画は鋭い視点と前衛性で文壇をにぎわせた。脚本を手がけた作品には、演劇「屋外有熱流」「路」「街上流行紅裙子」「紅房間、白房間、黒房間」などがあり、「老風流鎮」は北京・上海・香港・ニューヨークで公演をおこなった。 90年代中期、プロデュース業に転じ民営製作公司を設立。製作した作品に、テレビドラマ「費家有女」「百年沈浮」「真愛無敵」「少林武王」「射雕英雄伝」「半生縁」「真情告別」、およびテレビ映画「愛情是藍色的」、映画『天上的恋人』(02・未)などがある。

パン・ジージョン(潘志忠)…製作

70年代末に文化部脚本委員会を率い、80年代初めに中外電影の編集長をつとめた。現在は中国文聯音像出版社会長、東方慈文傳媒機構の主席、および中聯財富音像超市有限公司の社長。

キョン・クォッマン(姜国民)…撮影

スタントマンとして映画界入り。その後撮影方面に転向し、撮影助手・照明師を経て91年に撮影監督となる。ツイ・ハーク(徐克)、ロー・チーリョン(羅志良)、イー・トンシン(爾冬陞)、アラン・マック(麥兆輝)ら著名な監督との仕事も多く、ツイ・ハークが製作もしくは監督する作品に参加するのは本作が6度目。近年の作品はほかに『金雞2』(03・未)、『カルマ』(02)、『クローサー』(02)などがある。
00年に『ファイターズ・ブルース』(00)および『ダブルタップ』(00)で香港金像奨と台湾金馬奨の最優秀撮影賞にダブルノミネートされた。また『ワンナイト・イン・モンコック』(04)でも台湾金馬奨および香港金像奨の最優秀撮影賞にノミネートされた。

スティーブン・トン・ワイ(董瑋)・・・武術指導

京劇学校出身で、70年代初期からすでに映画界で30年近いキャリアをもち、多方面で才能を発揮してきた映画人。俳優として、監督として、あるいは武術指導者としてこれまで100本以上の映画に参加し、ツイ・ハーク監督とも『ブレード/刀』(95)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』(91)『上海グランド』(96)をはじめ何度も組んでいる。

ホン・ヤンヤン(熊欣欣)…武術指導

ツイ・ハーク監督作『ワンス・アポン・ア・タイム 獅王争覇』(93)で演じた鬼脚七のキャラクターにちなみ、ニックネームは「七哥」。87年にラウ・カーリョン(劉家良)率いる劉家班にスタントマンとして参加し、ジェット・リー(李連杰)、チョウ・ユンファ(周潤發)ら何人もの俳優のスタントダブルをつとめてきた。
『ブレード/刀』(95)、『金玉満堂 決戦!炎の料理人』(95)などヒット作に出演しているが、俳優としての名前以上にすぐれた武術指導者として知られ、スクリーンとバックスクリーンの両方面で活躍。97年にツイ・ハークのハリウッドデビュー作『ダブルチーム』でアクション指導を担当、その後もハリウッドで『サイモン・セズ』(99・ビデオのみ)、『ヤング・ブラッド』(01)、『奪還 DAKKANアルカトラズ』(03)、『EX/エックス』(02)など多数の映画でアクション指導をつとめた。『ドリフト』(00)以来、久々にツイ・ハークと組む本作は、彼らにとって14作目の合作である。

エディ・ウォン(黄家能)…美術

彼が美術にかかわった映画は、これまでに8回、香港金像奨の最優秀美術賞にノミネートされている。ティム・イップ(葉錦添)の副美術指導として参加した『グリーン・デスティニー』(00)は2001年にアカデミー賞最優秀美術賞を獲得した。
92年に美術指導助手として業界入りし、最初に参加した映画はジャッキー・チェン(成龍)主演の『新ポリス・ストーリー』(93)。ほかに、『ダブル・ビジョン』(02)、『WHO AM I?』(98)、『ラヴソング』(96)、『風雲・ストームライダーっズ』(98)、『天下無雙』(02・未)、『恋愛中的宝貝』(04)、『無極』(05公開予定)などで美術を担当している。

プーン・ウィンヤン(潘穎茵)…衣装

02年にロンドンのセントラル・マーティン芸術設計学院で女性ファッションデザインの学位を取得。香港に戻った後、衣装デザイナーとして映画界に入る。それ以外にもタレントの映像コンサルタントおよび映像デザイナーとして、アルバムジャケット、ミュージックビデオ、雑誌広告、コンサート、短編映像などさまざまなメディアで活動。03年、歌手デニス・ホー(何韻詩)のミュージックビデオで初めてツイ・ハーク(徐克)と組み、その後監督のオファーを受けて本作の衣装デザインを担当した。

シャーリー・チャン(陳顧方)…イメージ・デザイン

20年を超えるキャリアをもち、80本以上の映画で衣装デザインを担当、香港はもちろん台湾、中国でも高い知名度を誇る衣装デザイナー。ジョン・ウー(呉宇森)、ツイ・ハーク(徐克)、ジェフ・ラウ(劉鎮偉)、ウォン・チン(王晶)といったアジアのトップ監督たちと仕事をしてきた。これまでかかわってきた作品は、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(87)、『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』(88)、『狼 男たちの挽歌・最終章』(89)、『狼たちの絆』(91)『シティーハンター』(93)、『レジェンド・オブ・フラッシュファイター/格闘飛龍』(92)、『ターゲット・ブルー』(94)、『アクシデンタル・スパイ』(01)、『レジェンド 三蔵法師の秘法』(02)などがある。『カンフーハッスル』(04)で香港金像奨の最優秀衣装デザイン賞にノミネートされた。

川井憲次 …音楽

1957年東京生まれ。東海大学原子力工学科を中退後、ギタリストとして活動するが、その後作曲家になる。1986年に押井守監督作品『紅い眼鏡』の音楽を担当したことがきっかけになり、実写映画、アニメーション映画、TVシリーズ等の音楽を中心に活躍している。『Ghost in the Shell』『AVALON』『INNOCENCE』等、押井守監督作品の他、中田秀夫監督作品『リング』『リング2』『ガラスの脳』『カオス』『仄暗い水の底から』、原口智生監督作品『さくや妖怪伝』、佐藤信介監督作品『修羅雪姫』等の音楽にも参加している。TVシリーズでは、「めぞん一刻」「らんま1/2」「パトレイバー」等アニメーションの他、「ウルトラマンネクサス」「科捜研の女」「新科捜研の女」等を担当。一方海外作品は、『SAMOURAIS』『BLOODY MALLORY』等のフランス作品の他、最近では韓国映画『南極日誌』の音楽も担当した。また、Jホラーシリーズでは、鶴田法男監督『予言』に続き、清水崇監督の『輪廻』も担当している。

アンジー・ラム(林安兒)…編集

89年に映画界入りし、ゴールデン・ハーベストでポスト・プロダクションの連絡事務を担当。90年、編集助手およびポスト・プロダクション責任者としてツイ・ハーク監督の『スウォーズマン』シリーズ(90〜93)および『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズ(92〜97)に参加する。 93年、初めて編集を担当した作品が、ツイ・ハーク製作、ユエン・ウーピン(袁和平)監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<外伝>アイアンモンキー』。同年の『マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限』により早くも台湾金馬奨最優秀編集賞にノミネートされた。また、『屯門色魔』(94)と『高度戒備』(97)でそれぞれ香港金像奨最優秀編集賞にノミネートされた。02年に《恐怖熱線之大頭怪嬰》がミラノ国際映画祭で最優秀編集賞を受賞、最近ではチャウ・シンチー(周星馳)監督の『カンフーハッスル』(04)で第24回香港金像奨最優秀編集賞に輝いた。 近年は、『HERO』(02)で編集とポストプロダクション責任者、『LOVERS』(04)では視覚効果の責任者を担当。ツイ・ハークとの合作も『ノック・オフ』(98)、『ドリフト』(00)、『天上の剣』(01・ビデオのみ)、『散打王 XANDA』(03・ビデオのみ)と数多い。他にも『愛・作戦』(04・未)、『地下鐵』(03・未)、『スカイ・オブ・ラブ』(03)など、現在まで50作以上の映画に参加している。

 

フィルム・ワークショップ(電影工作室有限公司)

84年4月、ツイ・ハーク(徐克)監督とその妻ナンサン・シー(施南生)が、情熱ある映画人と投資者にとっての理想的な環境をめざし、芸術性・商業性を兼ね備えた上質の映画を製作するために設立。
創業作『上海ブルース』(84)(カッコ内は香港公開年、以下同)はその理想どおり、芸術性・商業性の両面で評価され、興行的にも成功。続けて『ツイ・ハークのチャイニーズ・ファースト・ラブ・ストーリー』(85)、『北京オペラブルース』(86)もヒットをとばす。さらにツイ・ハークプロデュース、ジョン・ウー(呉宇森)監督というコンビによって記録的大ヒット作『男たちの挽歌』(86)が生み出され、『男たちの挽歌II』(87)へと続いた。
その後、ツイ・ハークがプロデュースに回り、チン・シウトン(程小東)が監督した『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(87)も大ヒット、88年にフランスのアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞、ポルトガルのオポルト映画祭で最優秀作品賞を受賞した。この88年はフィルム・ワークショップにとって豊作の年であり、ほかにジョニー・トウ(杜?峰)とアンドリュー・カム(金揚樺)の共同監督による警察映画『城市特警』(88)、デビッド・チャン(鍾志文)監督のSFアクション『ロボフォース 鉄甲無敵マリア』(88)、およびカーク・ウォン(志強)監督のノスタルジックなポリスアクション『ガンメン 狼たちのバラッド』(88)が製作された。
89年には、ベトナムにロケした『男たちの挽歌』パート3の『アゲイン 明日への誓い』(89)がパート1、2同様にヒット。『狼 男たちの挽歌・最終章』(89)はアジア市場で成功したばかりでなく、アメリカやカナダでも拡大公開されて高い評価と興行的成功を勝ち取り、コロンビア映画社がリメイク権を取得した。東京と香港でロケを行った『スパイゲーム』(90・ビデオのみ)では、同社として初めて多国籍スタッフ・キャストによる撮影を試みた。『蜘蛛に抱かれた女』(89)は4人の人気女優が主演したスリラーである。
90年製作の『スウォーズマン 剣士列伝』(90)『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』(90)はともに時代劇で、伝統的なコスチュームや風景にアクションを合体させ、最先端のCG技術と視覚効果の融合により斬新なビジュアルイメージを創り出した。中華圏だけでなく西洋でも高く評価されたこの2作は、香港の刀剣アクションドラマを新たなレベルに引き上げた。
91年には『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』(91)が大ヒット。ウォン・フェイホン(飛鴻)という広東の伝説的民間人物が定番の英雄キャラクターとなり、人気を博した。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』(91)は、パート1および2の流れを受け継ぎつつさらに娯楽性を増している。『棋王』(92・未)は世界各地の国際映画祭で大きな注目を浴びた。『豪門夜宴』(91・未)は、中国・華東で大水害が起こったとき香港映画界全体が一丸となって製作したチャリティー映画で、ツイ・ハークは主力監督に名を連ねている。香港の監督協会によるチャリティー映画『ツイン・ドラゴン』(91)も同様にツイ・ハークは主力監督の1人である。
92年も、日本のトップ俳優・仲代達矢が主演したSFアクション『妖獣都市 香港魔界篇』(92)、『ハード・ブラッド』(92)、『ワンス・アポン・ア・タイム 天地大乱』(92)、『スウォーズマン 女神伝説の章』(92)、『ドラゴン・イン』(92)といった作品が作られ、同社にとってやはり豊作の1年であった。
93年は『スウォーズマン 女神復活の章』(93)、『ワンス・アポン・ア・タイム 獅王争覇』(93)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナIV 天地覇王』(93・ビデオのみ)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<外伝> アイアンモンキー』(93)、『THEマジック・クレーン』(93・ビデオのみ)、『青蛇転生』(93・ビデオのみ)を製作した。
94年は『レジェンド・オブ・フォース 激闘飛龍/方世玉・外伝』(94・ビデオのみ)、『バタフライ・ラヴァーズ/梁祝』(94)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V 天地撃攘』(94・ビデオのみ)を製作した。
95年は旧正月映画『金玉満堂 決戦!炎の料理人』(95)、ラブロマンス『トワイライト・ランデヴー』(95)、アクション時代劇『ブレード/刀』(95)を製作。
96年、アメリカ・テキサスにロケした『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ・アンド・アメリカ 天地風雲』(97)、上海で撮影した『上海グランド』(96)、超時空アクション『ブラック・マスク』(96)、および旧正月映画『恋する天使』(96)を送り出した。
97年、ツイ・ハークはハリウッド進出第一作でジャン・クロード・ヴァン・ダム主演の『ダブルチーム』(97)を撮る。また、日本との合作アニメで、4年間の月日を費やしていた『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン』(97)をついに完成。これは中国のアニメ史上画期的な、アジア初の2-Dプラス3-DのCG長編アニメであり、台湾金馬奨の最優秀アニメ賞を受賞した。
98年、『ノック・オフ』で再びヴァン・ダムと組んだツイ・ハークは、香港とハリウッドとの製作環境の融合をめざしてすべてのロケを香港でおこない、香港の俳優とスタッフが多数参加した。
99年、アメリカから戻ったツイ・ハークは、若手俳優を起用して『ドリフト』(00)を製作。
00年、ハーマン・ヤウ(邱禮濤)を監督に起用して『恋のQピット』(01・ビデオのみ)を製作。アニメの人気キャラクター老夫子と実写の俳優とが同じ画面に出現する、香港で初めてのCGによる立体動画であり、ツイ・ハークが少年時代に大好きだった漫画の主人公“老夫子”がスクリーンに登場した。
同年製作の『天上の剣』(01・ビデオのみ)はCGと特殊撮影を駆使して独特の効果を目指し、ツイ・ハーク自身が製作・監督をつとめた。また、同年製作のSFアクション『ブラックマスク2』(01)も同じく監督を兼務した。
01年10月、93年製作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<外伝> アイアンモンキー』がアメリカでリバイバル上映され、短期間で1400万ドルを超える記録的ヒットとなった。
02年には、国際的なクンフー映画需要を背景に『ツイ・ハークの霊戦英雄伝』(02・ビデオのみ)を製作。
03年には中国で大流行の搏撃スポーツ“散打”を題材に、プロの散打ファイターおよび散打のチャンピオンを起用し、現代アクション『散打王 XANDA』(03・ビデオのみ)を発表した。
その後、ツイ・ハークは新たな国際的プロジェクトとして中国・韓国・香港の合作映画『セブンソード』の製作・監督に着手。中国の新疆にロケをおこない、05年サマーシーズンに中国・香港・台湾で公開された。

 

ベイジン・チーウェン・フィルム&テレビ・プロダクション(北京慈文影視製作有限公司)

2000年9月設立。映画とテレビドラマの製作・発行・メディア広告を主要業務とする。話題作を続々と送り出し、これまでに製作したテレビドラマはのべ800集を超える。
全42集のドラマ「射雕英雄傳」は製作開始当初から注目を集め、1年半に及ぶ製作期間の後、強力な視覚効果および美しい映像とともに視聴者の前に姿を現した。全35集の名作恋愛ドラマ「半生縁」も精緻な画面とこまやかな感情描写に満ち、03年度を代表するドラマとなった。
全23集の「真情告別」では日本の著名な音楽プロデューサー西村由紀江に作曲を依頼。華麗なファッションとトレンディなストーリーを展開し大陸の都会派ドラマに新たな1ページを築いた。ほかにも梁羽生(リャン・ユーシャン)の名著を改編した全35集の武侠?ドラマ「萍踪侠影」、朱徳庸(ジュー・ダーヨン)の漫画が原作の大型ロマンチックコメディ「雙響炮」、ファッショナブルな現代コメディ「男左女右」、全40集の大作時代劇コメディ「永樂英雄兒女」など、すぐれた作品を次々と送り出している。

ボーラム・エンタテンメント(寶藍電影製作公司)

韓国の著名な映画製作会社で、パク・チュンフンらが所属するマネジメント会社でもある。最新作はパク・チュンフン【『ツー・コップス』(93)、『ツー・コップス2』(96・未)】、チャ・テヒョン【『猟奇的な彼女』(01)】、ハン・ウンジョン出演、『クミホ 千年愛』(94)のパク・ホンス監督による『トゥー・ガイズ』(04・未)で、韓国でヒットした。同社は現在、複数の海外合作映画を予定中。

シティ・グローリー・ピクチャーズ(華映電影有限公司)

親会社の華?がカルチャービジネスの育成と発展を目指して設立。華?は輸出貿易と投資事業を一体化した国際企業であり、アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国を中心として事業を展開。目下、上海、ニューヨーク、ロンドン、シドニーに事務所を置き、従業員は二千人を超える。
実力あるグループ企業をバックに、華映電影有限公司は設立当初は映画、テレビドラマ、テレビ番組の企画・投資・製作を主軸とし、やがて映画・テレビの関連商品の開発・販売・配給チェーンへの投資・管理に事業を拡大した。

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