幼くして孤児となった大富豪ブルース・ウェインは、両親を目の前で惨殺された恐ろしい記憶により、犯罪と戦う世界最強の武器になること、つまりバットマンとして生きることにその人生を捧げてきた。究極のビジランテ(自警主義者)であるこの“ダークナイト(闇の騎士)”は、強靭な肉体と優れた知能を駆使して、ゴッサム・シティー、さらには世界の強力な悪に対して徹底的に正義を貫く。
バットマンという秘密のアイデンティティーを敵の目からごまかすため、ブルース・ウェインは、人生の華やかな側面を楽しみながら、ウェイン・インダストリーズを統括する大富豪のプレイボーイという表向きの役割を演じている。

クリプトン星の生き残りであり、第二の故郷地球では永遠に異星人であるスーパーマンは、世界最強で、スーパーヒーローの象徴的存在。揺るぎない倫理観と人類への深い敬意、あるいは、真実と正義への気高い使命感をもちながらも、皮肉なことに、その超人的な能力―飛ぶこと、強さ、速さ、X線、熱線(ヒート・ビジョン)―があるからこそ、彼はほんとうの意味では決して地球人にはなれない。たとえどれほど人類を救おうとしても。
そんなスーパーマンは、メトロポリスで働く記者クラーク・ケントとして、地球全体のニュースを扱う新聞社デイリー・プラネットの真ん中という、まさに理想的な場所から世界の危機を追跡する。

大胆で率直なピュリツァー賞受賞ジャーナリストであり、メトロポリスのデイリー・プラネット紙の記者ロイス・レインは、幾度となく生命の危険を冒しながらスクープをモノにしてきた。その一方で、人生最大のスクープ、スーパーマンの正体については隠し通している。スーパーマンが人類の生命と自由を守るために戦っているように、ロイスは自分の言葉によって世界の真実を明らかにすることを誓っている。知識と理解を通して世界をより安全な場所にするためだ。そして、ロイスとスーパーマンのお互いに対する愛情こそが、スーパーマンと人類との最大の接点である。

すばらしい頭脳と何にも縛られない自我がひとつになると、かくも恐ろしい。そのレックス・ルーサーは、彼が自分のパワーに対する唯一の真の脅威だとみなす存在、スーパーマンに狙いを定める。身体能力では“マン・オブ・スティール”に太刀打ちできないルーサーは、知性では優位に立ち、異星人であるスーパーマンを人類にとってのいわゆる救世主ではなく、むしろ最大のリスクだと考える。自身の多国籍企業レックスコープの潤沢な資金を基に、彼は自分の計画をスーパーマンに邪魔させないためなら、あるいは、その過程でスーパーマンの人類における地位を叩き潰すためなら、何でもやるだろう。

バットマンを支えるようになる前、ウェイン家の何事にも動じない執事アルフレッド・ペニーワースは、両親を殺され、孤児となったブルース・ウェインを育てた。今、彼は二重の役割を担う。ひとつはウェイン家の残りの財産の管理。そしてもうひとつは、そこにある特殊な機能を活用してバットマンとして悪と戦うブルースを補佐することである。アルフレッドは皮肉屋であり、鋭い洞察力をもつ。それによって、彼自身もブルースも堅実さを忘れずにいられる。さらに、彼には数多くのスキル―最新テクノロジーから戦闘による負傷の治療まで―もある。だからこそアルフレッドはダークナイトにとってもっとも信頼できる味方なのだ。

世界初にして最強の女性スーパーヒーロー、ワンダー・ウーマンは、生まれながらの戦士としての無敵の力と究極の優美さ、そして真の人道主義者としての純粋な思いやりと理解をすべて兼ね備えている。平等、パワー、そして真実の象徴として、その気負いのない自信と、紛れもない知性により、思いがけなくともに戦うことになった場合は、これ以上の味方は考えられない。
そんな不死のアマゾン族プリンセス・ダイアナは、美しくミステリアスな古物商ダイアナ・プリンスとして、さまざまな陰謀につねに目を光らせ、耳をすましている。