2024.9.11
全身吹替版キャストの 山寺宏一さん・伊瀬茉莉也さんが
“死後の世界”に誘うジャパンプレミアに登壇!
ティム・バートン監督からの絶賛コメントに山寺さんが応え
「サンキュー!ティム・バートン!」
9 月10日(火)に本作のジャパンプレミアイベントが開催され、日本語吹替を担当するだけでなく、姿・体までキャラクターに変身する史上初の“全身吹替”に挑んだ声優の山寺宏一さんと伊瀬茉莉也さんが登壇。”死後の世界“をイメージした会場に集また人たちの溢れる拍手に迎えられ、ダークでポップなティム・バートンワールド全開の本作の魅力や、まさに全身全”霊”で挑んだ全身吹替への意気込み、そしてティム・バートン監督への感謝の熱い思いをそれぞれに語りました。
本作が日本で初お披露目となる記念すべき舞台に登壇した山寺さんと伊瀬さん。薄暗い会場のなかでスモークが焚かれ、観客が一人一人手に持ったグリーンのルミカライトが怪しく光る “死後の世界”をイメージした会場を見渡した山寺さんは「ここが“死後の世界”ということは、いつ死んでも怖くない!という感じですね。お客さんも一緒に雰囲気を作ってくださって出演声優として嬉しく思います」、伊瀬さんは「ハロウィンを舞台にした物語なので、ホラー要素もある作品なのですが、今日来てくれたみなさんにすごく笑顔で迎えていただけて、私も嬉しくなってしまいました!」と観客も一緒に作り上げた会場の雰囲気に感激の思いを語ります。
9月6日より全米公開がスタートした本作。オープニング興行収入が1億ドルを突破するという脅威的な大ヒットとなったことがMCより告げられると山寺さんは「日本でもヒットしないと!プレッシャーがかりますね!」と日本での大ヒットを狙い意気込みのコメント。また、本作を鑑賞した感想を聞かれた山寺さんは「これぞホラーコメディ!これぞティム・バートン!という感じの作品です。吹替版を先日、鑑賞させていただいたのですが、本当に吹替版の出来がいいんです!自分のことは置いておいて、本当にみんなピッタリで!伊瀬茉莉也も頑張りました!茉莉也ちゃん素晴らしい!」と隣の伊瀬さんに声援を贈ると、照れた様子の伊瀬さんは声援に応えながらも「ティム・バートン監督の世界観がここぞとばかりに詰め込まれた作品です。前作が1988年に公開されて、ちょうど私が産まれた年の映画です。まさか35年の時を経て続編が作られるなんて凄いことですね」と自身の成長と重ねながら本作の魅力をアピール。
また、自身が演じたキャラクターについて尋ねられた山寺さんは「人間怖がらせ屋のビートルジュースを演じていますが、とにかくマイケル・キートンが好き放題演じていますね!いつもの吹替のように、マイケル・キートンが日本語を話したらこんな風になるんじゃないかと想像しながら演じました」と名優の生き生きとした演技を絶賛、伊瀬さんは「私はアストリッドという思春期の少女を演じています。音響監督さんから『もっと瑞々しく!ティーンエイジャーみたいに!』とリアルさを求めるリクエストをいただいて、時を戻してティーンエイジャーの気持ちで演じました」とアフレコ時のエピソードを明かした。
先日の発表時に、反響の大きかった全身吹替。イベント中盤には、舞台に山寺さんと伊瀬さんの“全身吹替”の等身大パネルが登場!まずは伊瀬さんのパネルを覆っていた布が取られると、そこには伊瀬“アストリッド“茉莉也さんの姿が。
「衣装も全てオーダーメイドで、完全に手作りしていただきました。髪も下の方にボリュームを出すためにエクステをつけて髪型を完全再現して、メイクもそばかすもちょっと描いて、可愛く変身できたと思います!」と自身のパネルをまじまじと見て伊瀬さんがコメントすると
「ティーンエイジャーに見える!」と山寺さんも大絶賛。続いて山寺さんのパネルを覆っていた布が取られると、そこにはまるで本物さながらの山寺“ビートルジュース”宏一さんが。山寺さんは
「もともと自分じゃない誰かになりたくて声優になったというところもあります。モノマネとかもしたりしました。なので、全身吹替のお話を聞いてとにかく嬉しかったです!」とオファー時の喜びを振り返るコメント。そして、特殊メイクに4時間半かけた姿を追ったメイキング映像“山寺宏一がビートルジュースになるまで”の投影も!映像を見ながら山寺さんは
「死んだ親父に似てるんだよ!」と感想を言いつつ、
「なるべくポスターと同じにしようにと髪型の調整も大変でした。後でCGでやればいいんじゃないかと思いつつ、ティム・バートンもアナログ感満載で撮影しているんですよね」と手作り感溢れるティム・バートンワールドへのリスペクトを語りつつ、「型取り4時間、メイクに
5時間、撮影に3時間と全身吹替に時間をたくさんかけました!」と全身吹替の苦労をアピールした。
そしてここで驚きのお知らせが!全身吹替の発表後に続出したキャラクターの再現度の高さへの絶賛の声に応え、この度、全身吹替版ポスターを作成!イベントにて初お披露目となり、スクリーンにUS版ポスターと全身吹替版ポスターが並べて投影されると、観客席からはそのクオリティの高さに思わず歓声が。山寺さんが
「ティム・バートン監督に言っといてよ!ここまでやったんだと報告しといてくれ!」と主張すると、MCよりティム・バートン監督が実際に全身吹替版ポスターを見たという発表が。半信半疑の山寺さん、伊瀬さんにティム・バートン監督からの絶賛のコメントが伝えられると、伊瀬さんは
「まさか見てくださるなんて!頑張ってよかった!」、山寺さんは
「『ビートルジュース3』のオファーはあるかな?こんなことになるとは思ってなかったのですが、我々の愛が伝わって嬉しいです。サンキュー!ティム・バートン!」と感無量の思いを叫んだ。
最後に、伊瀬さんは
「ついに全身吹替版が日本で初めて上映されます。本当に楽しんでいただけたらいいなという気持ちでいっぱいです。ハロウィンの夜に巻き起こるティム・バートンワールド全開の物語を最後まで楽しんでいただければと思います」、山寺さんは
「とにかくこれぞホラーコメディという作品です。今日、上映されるということで実はとても緊張しています。全身吹替で、ここまでやってみんなの注目を集めようとしているので、バズらなくちゃ意味がないと思っています!僕も40 年近いキャリアをもって、こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかと考えながら演じました。もっと洋画の吹替が話題になればいいなと思っています」と洋画吹替への熱のこもったコメントを残し、大盛り上がりのなかでジャパンプレミアイベントが終了となりました。