スティーブン・スピルバーグ
製作総指揮
1947年、アメリカ、オハイオ州生まれ。『E.T.』(82)や『ジュラシック・パーク』(93)など、全世界で大ヒットを記録した映画の監督、製作、製作総指揮を担当してきた。また、『シンドラーのリスト』(93)で監督賞と作品賞、『プライベート・ライアン』(98)では監督賞と、3度のアカデミー賞Ⓡ受賞を果たすなど、数えきれない栄誉を受けてきた。映画業界において、最も成功し、最も影響力をもつフィルムメーカーである。 「四次元への招待」(69~71)、「刑事コロンボ」(71)などのTVシリーズの監督としてキャリアをスタートさせる。TV映画「激突!」(71)は後に世界中で公開され、映画業界への足がかりとなり、初めての劇場用長編監督作品『続・激突!/カージャック』(74)、『JAWS/ジョーズ』(75)へとつながっていく。 最近の映画監督作品には、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)、『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(11)、『戦火の馬』(11)などがある。製作総指揮作品には、アカデミー賞Ⓡにノミネートされたコーエン兄弟監督の『トゥルー・グリット』(10)、マイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11)、『カウボーイ&エイリアン』(11)、製作担当作品には『SUPER8/スーパーエイト』(11)などがある。最新監督作は、第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンを描いた『LINCOLN』(12)。 TVでは、製作総指揮を手がけたミニシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」(01)と「ザ・パシフィック」(10)が、ともにエミー賞テレビ映画/ミニシリーズ部門で受賞を果たす。
ロバート・ロダット
原案/製作総指揮/脚本
1953年、アメリカ、ニューハンプシャー州生まれ。コルゲート大学で学士号、ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士号を取得する。南カリフォルニア大学で美術修士号を取得したのち、ドキュメンタリー映画を数年間作り、映画の脚本家に転向する。最初に脚本を手がけた作品は、TV映画「メジャーリーグをぶっ飛ばせ!」(92)。映画の脚本デビュー作は、スティーブン・L・ブルームと共同執筆した『トール・テイル/パラダイス・ヴァレーの奇跡』(95・未)。その後、『グース』(96)の脚本をビンス・マッキュウィンと担当し、クリストファー賞を受賞する。続いてTV映画「ザ・リッパー」(97)の脚本を執筆する。 1998年、スティーブン・スピルバーグ監督の第二次世界大戦を描いた大ヒット感動作『プライベート・ライアン』の脚本で高く評価され、アカデミー賞Ⓡにノミネートされる。1999年にはトリート・ウィリアムズが主演を務めるTV映画「36時間」の脚本を担当し、2000年には独立戦争時の武勇伝を描いたローランド・エメリッヒ監督の『パトリオット』の脚本で絶賛される。
グレアム・ヨスト
製作総指揮/脚本
トロント大学で学士号を修める。最初に脚本を手がけたTVシリーズは、「Hey Dude」(89~91)。続いて、「Herman's Head」(91)、共同脚本の「The Powers That Be」(92~93)を手がける。大ヒット映画『スピード』(94)の脚本で一躍注目され、『ブロークン・アロー』(96)、『フラッド』(98)、『ミッション・トゥ・マーズ』(00)、『ラスト・キャッスル』(01)などを執筆する。製作では、「フロム・ジ・アース [人類、月に立つ]」(98)を手がけ、エミー賞とゴールデングローブ賞を受賞、脚本を担当したエピソード「アポロ・ワン」もエミー賞にノミネートされ、第5部の監督も手がける。ゴールデングローブ賞とエミー賞を受賞した「バンド・オブ・ブラザース」(01)では、2話の脚本を手がけている。ピーボディ賞とTV批評家協会賞を受賞した「Boomtown」(02)も執筆している。エミー賞テレビ映画/ミニシリーズ部門を受賞した「ザ・パシフィック」(10)でも、シリーズの共同製作総指揮と共に1エピソードを監督、共同執筆している。また、ピーボディ賞を受賞した「Justified」(10~12)の番組責任者も担当している。