2018.10.03
ピエール・ボハナがアンバサダーの芦田愛菜に世界に一つだけの"魔法の杖"をプレゼント!

「ハリー・ポッター」シリーズと「ファンタスティック・ビースト」シリーズ全ての作品で小道具を手掛ける造形美術監督のピエール・ボハナ氏が来日し、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のオフィシャルアンバサダーを務める芦田愛菜さんとスペシャルイベントに登場!
 
2年ぶりの来日となったピエールは「お越しいただきありがとうございます。この仕事に携わることが出来てラッキーですし、素晴らしい人と仕事をご一緒することが出来て光栄です。皆さんにこのように迎え入れて頂き、光栄に思います」とご挨拶。「ハリー・ポッター」シリーズで登場する寮・スリザリンを彷彿とさせる緑のセーターを着た芦田さんは「スリザリン風なんです」と嬉しそうにコメントし、ピエールは「ピエールも僕もお気に入りの寮だよ」と笑顔を見せました。
 
熱気に包まれた会場で予告映像が流れると、芦田さんは「ナギニが出てきて、若き日のダンブルドアが見れて、ダンブルドアが持っているはずのニワトコの杖をグリンデルバルドが持っていてどうなるんだろう!気になります!」と目を輝かせました。
 
劇場には、ピエールがロンドンから持ってきた本作の撮影で実際に使用された小道具が展示されており、芦田さんは「こんなに近くに寄っていいんでしょうか!」と喜びの声を上げ、小道具を見渡しニュートのトランクが気になる様子。「ニュートがトランクの中に入っていくシーンがすごく好きです!」とコメント。また、本作に登場する賢者の石にも反応した芦田さんはピエールに触っていいか英語で質問し、ピエールからOKを貰い恐る恐る杖を手に持ち「重さは軽くもなく、重くもなく・・・私には重く感じます!」と興奮と緊張に満ちた表情を見せました。また、このイベントで初めてお披露目となったジョニー・デップが演じるグリンデルバルドの小道具が登場。骸骨の形をした所持品について、ピエールが「精霊を吸い込んだり吐き出したりするんだ」と小道具の説明をするとともに、「今作からジョニーの役が膨らんでいくよ」とコメントを寄せ、「脚本に書き込まれているもの、J.K.ローリングのアイディア、デイビッド・イェーツ監督、プロデューサー、衣装デザインのコリーン・アートウッドの提案するアイディアがあるので、それをまとめてどのように作っていくのか考えていったり、話し合いをして僕らは作業を進めていきます」と小道具を作る過程も教えてくれました。

続いて、観客からピエールへの質問タイムになり、ファンタビの中で一番大変だったことについて問われると「楽しい仕事ですが、小道具を作る仕事は一つの旅路でもあります。始めから決まっているわけではないので皆でどのように作っていくのかを考えて創り出していきます。杖でも色々な作業過程があるので楽しいです。敢えて大変なことを挙げると時間が無くて大急ぎで作ったり、作る小道具の数が多い時ですね。ウィーズリーのお店(「ハリー・ポッターで登場する」「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」)はアイテムの数が多いので大変な思いをしました」と振り返りました。
 
さらに、創作のインスピレーションについて問われたピエールは「J.K.ローリングがインスピレーションです。彼女が作った世界を映像にしていくので彼女の世界を損なわないようにやっています。『(ハリー・ポッターと)賢者の石』以来彼女のストーリーテリングに触発されました。『ファンタビ』が始まってもう一度この世界に入るので、こちらとしてもレベルアップしなくてはいけない。次のチャプターはどのようなことがくるのか楽しみにしています。彼女の世界をどういう風に作っていくかということがやりがいがいです」と明かし、芦田さんは「小道具はその結晶なんですね」としみじみと感心した様子で聞き入っていました。

最後に観客に向けて「今日ピエールさんから本当に沢山のお話を聞かせて頂いて、ますます最新作の公開が楽しみになりました。小さな部分を見逃さないように前作をちゃんと観て、万全の体制で観られるように準備したいと思います!」(芦田さん)、「細部までこだわりぬかれた作品です!ストーリー展開など、私自身も楽しく拝見しました。是非お楽しみください!」とそれぞれメッセージを送りました。
 
フォトセッション時、なんとピエールが芦田さんのために作った杖をサプライズプレゼント!芦田さんは「嬉しすぎてなんて言葉にしていいのか分からないです!宝物にします!」と大興奮。「小学生の時に周りに杖を持っている子がいて羨ましかったんですけど、自分専用の杖なんて、本当にありがとうございます!」と感極まった芦田さんは、ピエールから教えてもらった正しい杖の持ち方で会場に「ルーモス!」と魔法をかけ、会場が熱気に包まれたままイベントは幕を閉じました。