
未知のウイルスに最前線で立ち向かったのは、我々と同じ日常を持ちながらも、
眼の前の「命」を救うことを最優先にした人々だった。
船外から全体を指揮するDMAT指揮官・結城(小栗旬)と厚労省の立松(松坂桃李)、
船内に乗り込んだ医師の仙道(窪塚洋介)と真田(池松壮亮)、
そして羽鳥(森七菜)をはじめとした船内クルーと乗客たち。
彼らは、TV局の記者・上野(桜井ユキ)らマスコミの加熱報道が世論を煽る中、
明日さえわかない絶望の船内で誰1人あきらめられなかった、全員が下船し、かけがえのない日常を取り戻すために──。