この冬、最高のファンタジー超大作『鋼の錬金術師』が遂に公開!
満を持しての実写映画化に期待を寄せるファンの皆さまはもちろん、
原作・アニメファンの皆さまから、本作に対しての疑問・質問を募集。
みなさんの<ハガレンのギモン>にキャスト&スタッフがお答えいたしました。
12月2日(土)に実施した、Twitterスペシャルトークをチェック!

Twitterでも曽利文彦監督自ら皆さまのギモンに随時回答!

教えてスタッフ&キャストの皆さん

  • 曽利監督への質問①
  • 曽利監督への質問②
  • 曽利監督への質問③
  • 本田さんへの質問①
  • 本田さんへの質問②
  • 本田さんへの質問③
  • ディーンさんへの質問①
  • ディーンさんへの質問②
  • ディーンさんへの質問③
  • 松雪さんへの質問①
  • 松雪さんへの質問②
  • 松雪さんへの質問③
  • 本郷さんへの質問①
  • 本郷さんへの質問②
  • 本郷さんへの質問③
荒川弘
  • Q.
    そもそもハガレンはどうやって誕生したのでしょうか? 原案のアイデアは?

    壁とか床から好きなように物を生み出せたらいいな、という魔法みたいな夢から生まれたのがきっかけです。 その後、錬金術について調べていったら「賢者の石」とか「ホムンクルス」といった面白いネタが転がっていたり、あとは、錬金術をメインに扱っている漫画がなかったので「しめた!」と思いました(笑)。 漫画の中の一つの要素として扱っている作品はあるのですが、メインで扱っているのは無かったんですね。

  • Q.
    実写化を聞いた時の感想は? そしてOKを出した理由は?

    実写化のお話は今まで何度か出ていました。今回、曽利監督から声をかけていただいて、とにかく熱意がすごかったです。監督もずっと実写化したかったらしいのですが、当時は技術が追いつかなくて実現できなかったそうなんです。 「今の技術があれば作れます」、「表現できます」と確実な企画を持ち込んでくださったので、それならやりましょうとなりました。

  • Q.
    実写ならではの魅力とは?

    漫画ともアニメとも違う、現実世界で撮っているので、やっぱり空気感ですかね。我々とつながっているという親近感が、実写の良いところかなと思います。 漫画のキャラと同じ空気を吸っているというか、この世界のどこかに彼らはいるのかもしれない、と思える不思議な感覚です。

  • Q.
    劇中で一番好きなシーンは?

    兄弟喧嘩のシーンです。本当に殴り合っていて、物理的にも心も痛々しいです。エドもアルフォンスも感情がこもっていて、とにかく目が離せません。あとはタッカーさんが練術をぶちかますシーンが原作よりもさらに膨らませていて好きなシーンです。錬金術師の原罪だったり罪だったり、タッカーさんのちょっと狂っている部分を大泉洋さんが熱演しています。

  • Q.
    「ハガレン0」もリリースされますが、映画化を機に、ハガレンワールドは広がりそうでしょうか?

    単行本の最後でトリシャとホーエンハイムが「あとはこの世界が子供たちを強く育ててくれるさ」と言い切っちゃっているので続編を描くつもりはないです。今回「ハガレン0」は映画を観させていただいてから描いたのですが、そういう意味で今後もハガレンワールドが広がっていくと嬉しいです。すでに原画展をやっていただいたり、4コマ本が出る予定もあったりと盛り上げていただいて、当事者なのに1番楽しんでいます(笑)。

曽利文彦
  • Q.ハガレンを実写化しようと思った理由は?

    「鋼の錬金術師」の物語です。コミックスのストーリーが本当に素晴らしかったので、この物語をぜひ実写映画にしてみたいという気持ちが、自分の中から沸き上がってきたことがきっかけでした。

  • Q.日本人キャストを起用した理由は?

    日本人ではないキャラクターたちですが、例えば欧米の役者さんたちにやってもらうこともできると思うんです。ただやっぱりコミックスの中に描かれているキャラクターたちのハートの部分というのは、かなり日本人だと思っています。だから欧米の方たちとは、ちょっと違う文化とか、そういったものを“側(がわ)”ではなく“内面”がすごく日本人的だなというのもありました。外側を合わすか、中身を合わすかみたいなことだと思います。

    究極の選択かもしれませんが、我々はやはり日本人なので、日本人の文化というものを一番よく分かっているつもりです。荒川先生が描かれたそのハートの部分というのを、日本人で表現するのが一番適しているのではないかと思いました。

  • Q.山田さんをエド役に選んだ理由は?

    山田涼介くんは役者として、自分がみる限り素晴らしい演技をされています。いくつかの作品を観ましたが、若手の中ではトップクラスの演技力があって、あのルックスです。スクリーン映えという意味では、本当に彼に敵う人がなかなかいないんじゃないかなと思います。主人公としての立ち位置は本当に仕上がっている感じだったので、山田涼介くんがもしエドをやってくれるということであれば、この作品はまず第一歩踏み出せるなと思いました。

  • Q.本田さんをウィンリィ役に選んだ理由は?

    特に“側(がわ)”を全部合わせようとか、ルックスを原作通りと考えませんでした。皆さんそれぞれのキャラクターによって寄せてみたり、すこし外してみたり。実写なのでいろんなバリエーションがあって良いと思っています。本田さんの場合は、外側というよりも内面からウィンリィです。本当に明るくて、兄弟たちの心の支えみたいな存在です。そういう内面がきちっと表現できれば、“側(がわ)”というのは、まして絵と同じになる訳もないので、そういったことは気にせずに、お芝居のほうでキャラクターを追求していったというのが実際のところではあります。

  • Q.アルフォンスの声優が釘宮さんではない理由は?

    「鋼の錬金術師」はアニメーションも素晴らしい作品で、アニメーションの印象が強いと思うんです。ですが今回は、アニメーションをそのまま実写の映画にするのではなく、荒川先生の描かれたコミックスを実写にするということで、新しいイメージを追求しようというのがありました。もしも釘宮さんが、実写のアルフォンスの声を担当された場合、どうしてもエドは朴さんではないと。このお二人はコンビネーションでずっとやっていらっしゃったと思うんですね。そういう意味では、エドは朴さんではないですから、新しいアルフォンスというイメージを皆さんにもご提案したい。新しさというものを楽しんでもらえたらなと思って、釘宮さんではないアルフォンスにトライしました。

  • Q.原作のどこまでを描いていますか?

    原作が非常に長いですから、2時間という中に収めるには、だいたい3分の1ぐらいエピソードを消化するのが精一杯かなと思っていました。ただ初めから3部作で作ろうとかそういうつもりはなく、この映画はこの映画一本で完結しています。もちろんご好評いただければ、まだ3分の2残っているので続きを作ることも可能です。だいたい3分の1ぐらいがこの2時間に詰まっているという風に考えていただければなと思います。

  • Q.原作との大きな違いは?

    実写映画を作るにあたって、たぶん「鋼の錬金術師」をご存知の方と、ご存じない方の両方のお客さんがいらっしゃると思うんです。だから原作をよくお読みになっている方に関しては、そのまま再現してくと、すこし映画として楽しみも薄れるかなという思いがありました。決して再現映画を作ろうと思った訳ではなく、原作と忠実な部分、それから少しずらしている部分、このずらしている部分がきっと原作ファンの方たちには逆に楽しんでいただけるのではないかなと思っています。

    原作をご存じない方は、どこがずれているのか、どこがピッタリなのか分からないと思いますが、一本の映画として普通に楽しんでいただけるつくりになっているので、どちらの方も楽しんでいただけると思っています。ただ基本的にはかなり原作に忠実な部分が多い映画だと思います。

  • Q.ハガレンの魅力とは?

    荒川先生の描かれた原作そのものが非常に容赦ない部分というか、凄く読むのにきつい部分、心にいろいろ突き刺さる部分も多い、そういうコミックスだと思うんです。だからその容赦ない感じというのが、とっても実写向きだと思います。めくるめくアクションや、すごく楽しいキャラクターなど、いろいろなかたちで楽しませてはくれるんですが、人間の厳しさとか、それだけではない突き刺さる部分、その部分がやっぱり「鋼の錬金術師」の魅力かなと思いますね。実写映画でもそこを大切に、決して楽しいだけではない、でもとても楽しく、とても派手に作りました。きっと皆さんの心に刺さる部分というのが、ここが「ハガレン」のポイントではないかと思います。

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