現在、チャンネル４とナショナル・ジオグラフィックが合同製作する「The State」（監督：ピーター・コズミンスキー）のポストプロダクションに入っている。近作は、製作を担当したガイ・リッチー監督の『コードネームU.N.C.L.E.』（15）で、それ以前には、リッチー監督の世界的な大ヒット作『シャーロック・ホームズ』（09）で共同製作を担当し、その続編『シャーロック・ホームズ　シャドウ ゲーム』（11）では製作総指揮に携わった。プロデューサーとして『リボルバー』（05）でリッチー監督と初めて組み、その後同監督の高評価を受けたアクションコメディ『ロックンローラ』（08）でも製作を担当した。
BBC放送でキャリアをスタートさせ、1972年に退職し、自身の製作会社スカイライン・フィルムズを設立した。チャンネル４の初期のころの番組製作提供会社として、スカイライン社は300時間を超えるＴＶ番組を製作し、90年代はじめに映画製作会社へと転身した。
製作を担当した近作に、13年のNBC放送のホラーシリーズ「Dracula」の４エピソードがある。また、歴史ドラマ『Bhopal: A Prayer for Rain』（14／監督：ラビ・クマール）、ディラン・トマスに関する伝記ドラマ『Set Fire to the Stars』（14／監督：アンディ・ゴダード）の製作総指揮を務めた。
これまでに携わった作品に、『孤独な嘘』（05・未／監督：ジュリアン・フェロウズ、出演：トム・ウィルキンソン、エミリー・ワトソン、ルパート・エベレット）、『魔笛』（06／監督：ケネス・ブラナー）、『私の婚活恋愛術』（06・未／出演：オーランド・ブルーム、グウィネス・パルトロー、ブリタニー・マーフィ）、『ボディ・アーマー』（07・未／出演：チャズ・パルミンテリ）などがある。さらに、英アカデミー（BAFTA）賞ＴＶ部門最優秀ドラマ賞を受賞したチャンネル４のＴＶ映画「Britz」（07／監督：ピーター・コズミンスキー）の製作も担当している。
共同製作を務めた作品に、実話『カレンダー・ガールズ』（03／出演：ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ）、『Man to Man』（05／出演：ジョセフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス）など。このほかにも、『エドワードⅡ』（91／監督：デレク・ジャーマン）、『Small Faces』（96／監督：ギリーズ・マッキノン）、『ウィンター・ゲスト』（97／監督：アラン・リックマン、出演：エマ・トンプソン）、『ラブ＆デス』（97／出演：ジョン・ハート）、ゴールデングローブ賞コメディ／ミュージカル部門最優秀作品賞にノミネートされた『スティル・クレイジー』（98／出演：スティーブン・レイ、ビル・ナイ）、『ザ・トレンチ　塹壕』（99／監督：ウィリアム・ボイド、出演：ダニエル・クレイグ）、『Saving Grace』（00／出演：ブレンダ・ブレシン）などの製作に携わってきた。