2019.6.24「上海国際映画祭・審査員作品部門」で映画『町田くんの世界』が公式上映!石井裕也監督が約450名の観客とQ&Aを実施!
現地時間6月21日(金)、映画『町田くんの世界』が第22回上海国際映画祭・審査員作品部門で正式上映され、石井裕也監督が登壇。メイン会場の上海フィルムアートセンターにて、約450名の観客とQ&Aを行いました。
司会者:石井監督は、上海国際映画祭・アジア新人賞の審査委員でもありますが、どんなお気持ちでしょうか?
石井監督:審査員として作品を観なければならないので、タイトなスケジュールでしたが、映画祭の方々が優しくて、とても楽しい時間を過ごせました。
司会者:石井監督作品は、これまでは殆どがオリジナルでしたが、「町田くんの世界」は漫画原作です。 映画化するにあたって、何か特別なことはありましたでしょうか?
石井監督:色々なことにチャレンジしていきたいと思っているときに、ちょうど出会った企画でした。
観客からの質問:素晴らしい作品を作って頂いて、ありがとうございます。私は、監督の大ファンです。この作品には、どうして全くの新人をキャスティングされたのでしょうか?
石井監督:今までにない青春映画を作りたかったんです。彼らの言葉、演技、動きは、役者ではなく一般の若者にしか表現できないこと。新人2名は、1,000人のオーディションから選びました。
観客からの質問:最初にキリストという表現が出てきましたが、作品自体は観ていくうちにラブストーリーだと思いました。その二つは何か関連性がありますか?
石井監督:原作で描かれる町田くんは、世間知らずで単純な人です。どうやってこれを観客に伝えようかと考え、愛で表現したいと思いました。キリストの愛も、男女の愛も、愛は愛です。