町田くんの世界

主演の新人俳優2人が本作で役者の道を歩むことを決意!
細田佳央太“一生懸命すぎて”演技中にぶっ倒れた仰天秘話も明かす!

『1000人のオーディションから選ばれた現役高校生主演』、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、仲野太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子ら『前代未聞の豪華キャスト集結』、『監督は、日本アカデミー賞受賞監の石井裕也』という驚愕のタッグにより、すべてのセオリーを覆した新しい日本映画「町田くんの世界」のBlu-ray＆DVDが好評発売中です！
リリースを記念として、デジタルハリウッド大学 八王子制作スタジオ（東京都八王子市）にて、町田役の細田佳央太と猪原役の関水渚の主演2人をゲストに迎え、北島直明プロデューサー（以下、北島P）のMCでトークショーが開催されました。

「既に次のドラマや映画の出演が決定しており、未来のスター間違いなしの2人なので、本日はこの距離感を楽しんでください」と、観客に向けて期待の新人俳優2人を北島Pが紹介。まず、本作のテーマである“一生懸命頑張る”ということについて問われると、「本当に一生懸命やっていると意識が飛びますね。僕はそれで初日にぶっ倒れました」と仰天エピソードを明かした細田さん。
一方「そもそも、何を頑張れば正解になるのか分からなかったのでは？」と問われた関水さんは、「撮影中は良く分かっていなかったですし、頑張り方を間違っていたこともあったと思います」と答え、「芝居は“明確な正解”がないから、頑張ることは苦しいと思う」と北島Pの意見にうなずく初々しい姿も見えました。

撮影中や仕事をする上で気をつけたことについて、関水さんは「撮影中、ほかのスタッフさん方に迷惑をかけるわけにはいかないので、常に現場の動きを意識していました！」とコメント。また、日本を代表とする石井監督に撮影中に「OK」と言われた際、「今の演技で大丈夫？」と自身で不安になっていたことを明かした細田さんに「石井監督はビジョンがはっきりと見えている方。監督がOKと言えば、OKだ、という事。自分が不安でも納得してなくても大丈夫！」と、北島Pに太鼓判を押され、安堵する一面もありました。さらに、「色々な業界のプロがいますが、役者のプロとは？」というテーマに関して、「必要とされたい。“細田佳央太でなければイヤだ”と言ってもらえるような役者になりたい」とはっきりと答えた細田さん。
そんな細田さんに、北島Pは「普通、人間はブレーキが効きますが、細田佳央太という役者は一生懸命になるとブレーキが効かない。意識を失って倒れるまでの芝居にのめり込む役者は初めて。人並み外れている」と未知数の彼を称賛した。一方、関水さんは「まだまだ、女優の仕事が何なのか見えていないです」と素直な感想を述べました。

そして、続いては観客からの質問コーナーに。台本を初めて見た時の感想を聞かれた細田さんは「アノ驚愕のラストシーンは全く想像できませんでした」と振り返り、この映画が自分たちに与えた影響を尋ねられた関水さんは、「初めてのお芝居で大変でしたが、達成感を感じ一生役者を続けようと思った」と関水さんは語りました。役者の道を進むことへの自信に繋がったようです！
完成した作品を見た感想を聞かれ「大きなスクリーンに自分が出ている…圧倒されました。一生懸命さは時にダサいと思われることがありますが、常に物事に全力で向き合う町田くんに一生懸命のカッコよさを改めて教えてもらいました」と語る細田さんに、「（自分が演じた）猪原さんに対して町田くんが一生懸命で嬉しかったです」と関水さんは感謝する一面も。さらに、質問は北島Pにも。新人2人を主演に起用した理由を尋ねられると、「町田くんの“人は大好きだけど、恋は知らない”というキャラクターのコンセプトや新鮮さが合っていたり、豪華な俳優陣との共演の対比も面白いと感じました。どの業界でも新人育成が大切ですが、映画業界も　10年～20年後を見据えて人材育成をしないと、後々困る事になるため毎回新人抜擢枠を作っている」と、新人抜擢の狙いを明かしました。

イベントの最後、本作のBlu-ray・DVD発売に向け、細田さんは「年代や時代を問わず見てもらえる映画。普遍的なテーマが盛り込まれているので、将来のために手元に残してほしいです」、関水さんは「最新は配信作品も人気ですが、一家に1枚Blu-rayやDVDがあれば、みんなで楽しめます」と、アピールし、ファンとの楽しいひと時を過ごしました。