吉沢亮Ryo Yoshizawa
松浦遊Yu Matsuura
美男子・頭脳明晰・スポーツ万能と王子様を絵に描いたような松浦家の長男。人あたりも良いため多くの女性に好意を持たれがち。ただ、冷めたところがあり人と距離を置くようなそぶりを見せる。
1994年2月1日生まれ、東京都出身。09年に行われた「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で特別賞を受賞し、デビュー。「仮面ライダーフォーゼ」シリーズ(11-12)で朔田流星役を演じ注目を浴び、その後数々のテレビドラマ、映画に出演。17年には『銀魂』など5本の映画に出演するなど今最も勢いのある若手俳優である。主な出演作に、『アオハライド』(14)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『斉木楠雄のΨ難』(17)など。今年の公開作として本作のほかに『悪と仮面のルール』、『リバーズ・エッジ』、『レオン』、『あのコの、トリコ。』などがある。
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- 『ママレード・ボーイ』に出演が決まったときの気持ち
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両親Sがパートナーを交換するという設定はだいぶぶっ飛んでいるけれど、光希と遊のピュアな気持ちがぶつかっている感じがすごく良いなと思いました。出演が発表されて周りからの反響も大きくて当時ナンバーワンの少女マンガだったんだなと実感して、本当に気合が入りました。
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- 遊はどんな人物?
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遊はある事情で人との深いかかわりを避けるようになって、あえて周りに対してにこにこ笑って軽く接しているクールな男。でも光希が一緒にいて落ち着くような彼のやわらかい雰囲気は出せればいいなと思ってやっていました。
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- 桜井日奈子さんと共演して
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光希そのものって感じでした。本当にかわいらしくて素直な女性でありつつ、しっかり芯の通っている人だなという印象です。人としてのパワーがあって、彼女のお芝居に引っ張ってもらった瞬間も多くすごく助けられました。
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- 撮影中、印象深いシーン
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遊があることを隠しながら光希に別れを切り出すシーン。幸せ絶頂のときに落ち葉を投げ合ってじゃれあったシーンと同じロケーションだけど、対照的に一気に二人の想いが落ちていくシーンですね。演じていて精神的にきつくてつい光希から目線をはずしてしまったら監督に「ちゃんと顔をみろ」といわれて怖かったです(笑)。桜井さんも体当たりの演技をされていてすごく胸に来るものがあって。切ないけどいいシーンになるんじゃないかと思います。
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- 両親S(りょうしんズ)と共演して
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初日から息ぴったりですごいなって思いました。コメディタッチな、和気あいあいとした両親Sそのままに現場を盛り上げてくださって、でもラスト近くのシリアスなシーンではすごい存在感でどしっと構えて僕らを支えてくださいました。
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- 廣木組について
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廣木監督とのお仕事は二回目になりますが、すごい監督だなって思いました。役者との距離感が絶妙で、すごくよく話すわけではないんですけど、気づいたら心を開いている。地方各地のロケで素敵な風景の中で撮影できて、先々のエキストラの方々も寒い中頑張ってくれて、スタッフほかみなさんの力がぶつかり合ってひとつのものを作り上げているというパワーを感じる、楽しくて充実した現場でした。