大ヒット作『プラダを着た悪魔』で、恋に仕事に奮闘しながらファッション業界でキャリアアップしていく主人公を演じ、世界中の女性から熱い共感を集めたアン・ハサウェイ。あれから9年、最新作でアンが演じるのは、NYのファッションサイトの社長。まるで『プラダ~』の主人公のその後のような、全てを手に入れた彼女の新たな出会いと試練を描く話題作がやって来た!
華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!
ベンにはアカデミー賞®に2度輝く名優ロバート・デ・ニーロ。『レ・ミゼラブル』で同賞を受賞したアン・ハサウェイとの贅沢な共演が実現。脚本・監督は『恋愛適齢期』『ホリデイ』のナンシー・マイヤーズ。アンが着こなす今すぐマネしたい最先端ファッションも見逃せない。 ベンという会社の新人で人生の先輩が、迷えるあなたの悩みを解決、幸せへと案内してくれる──ユーモアと優しさに満ちた感動作が誕生した。
1969年、ブライア ン・デ・パルマ監督の『御婚礼/ザ・ウェディング・パーティ』(未)に出演したときから、実り多き映画キャリアが始まった。74年までに、マーティン・スコセッシ監督の『ミーン・ ストリート』(73)で全米映画批評家協会賞、 『バング・ザ・ドラム』(73・未)の高い評価 を受けた演技でニューヨーク映画批評家協会賞の、それぞれ最優秀助演男優賞を受賞した。
74年、『ゴッド ファーザーPARTⅡ』で若き日のヴィトー・コルレオーネを演じ、米アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。80年には、スコセッシ監督の『レイジング・ブル』で演 じたジェイク・ラモッタの見事な演技で最優秀主演男優賞を受賞し、2度目の米アカデミー賞に輝いた。
ほかに、高評価を受けた『タクシードライバー』(76/スコセッシ監督)のトラヴィス・ビックル、『ディア・ハンター』(78/マイケル・チミノ監督)のベトナム帰還兵、『レ ナードの朝』(90/ペニー・マーシャル監督) の昏睡から目覚めた強硬症患者、62年の『恐怖 の岬』をリメイクした『ケープ・フィアー』(91/ スコセッシ監督)の復讐に燃える前科者マックス・キャディ、そして『世界にひとつのプレイブック』(12/デイビッド・O・ラッセル監督)の躁うつ病の息子 をもつ父親の演技で、さらに5回米アカデミー賞にノミネートされている。
09年には、卓越した 演技を称えられて誰もがほしいケネディ・センター名誉賞を受賞し、英アカデミー(BAFTA)ブリタニア賞スタンリー・キューブリック賞も受賞。また、09年と12年に、ハリウッド映画祭よりハリウッド俳優賞を2度授与されている。さらに、 「全米退職者協会(AARP)ザ・マガジン」よ り10年度映画賞成人部門生涯功労賞を贈られ た。
11年度ゴールデング ローブ賞においてセシル・B・デミル賞の栄誉に輝いた。また、第64回 カンヌ映画祭では審査員長を務めている。
待機作には、ボクシング映画『Hands of Stone』、『Joy』 (デイビッド・O・ラッセル監督)、『Dirty Grandpa』、グラインドハウス・エンターテイメントの『Bus 657』などがある。現在は、バーナード・L・マドフを演じ、共同製作も務めるHBO放送のTV映画「Wizard of Lies」の撮影に入っている。
近作には、10年に出 演したサイコスリラー『ストーン』、『マチェーテ』、大成功を収めるトライベッカ・プロダクションズ作品「ミート・ザ・ペアレン ツ」シリーズ(00,04)の第3弾『ミート・ ザ・ペアレンツ3』(未)、11年に出演したサ スペンス『リミットレス』、『ニューイヤーズ・イブ』、イタリアのフィルマウロ社が贈るロマンチックコメディ『昼下がり、ローマ の恋』、12年の『レッド・ライト』、グライン ドストーン・エンターテイメント作品『フリーランサー NY捜査線』、『ロバート・デ・ニーロ エグザイル』(未)、そしていず れも13年の出演作品となる『マラヴィータ』 『グリフィン家のウエディングノート』、ミレニアム作品『キリングゲーム』、ラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』、『リベン ジ・マッチ』、CBSフィルムズ作品『ラストベ ガス』などがある。
優れた演技で魅了するそのほかの出演作品には、『ラスト・タイクーン』(76/エリア・カザン監督)、『1900年』(76/ベルナルド・ベルトルッチ監督)、ウール・グロス バード監督の『告白』(81)と『恋におちて』 (84)、スコセッシ監督の『ニューヨーク・ ニューヨーク』(77)と『キング・オブ・コメ ディ』(83)そして『グッドフェローズ』(90)と『カジノ』(95)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリ カ』(84/セルジオ・レオーネ監督)、『未来 世紀ブラジル』(85/テリー・ギリアム監 督)、『ミッション』(86/ローランド・ジョ フィ監督)、『エンゼル・ハート』(87/アラ ン・パーカー監督)、『アンタッチャブル』(87/ ブライアン・デ・パルマ監督)、『ミッドナイト・ラン』(88/ マーティン・ブレスト監督)、『俺たちは天使じゃない』(89/ ニール・ジョーダン監督)、『ジャックナイフ』(89/ デイビッド・ジョーンズ監督)、『アイリスへの手紙』(89/ マーティン・リット監督)、前述の『レナードの朝』(90)、 『バックドラフト』(91/ロン・ハワード監 督)、『恋に落ちたら…』(93/ジョン・マク ノートン監督)、マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督『ボーイズ・ライフ』(93)と『容疑者』(02)、『フランケンシュタイン』(94/ケネス・ブラナー監督)、『ヒート』(95/マイケル・マン監督)、『ザ・ファン』(96/トニー・スコット監督)、『マイ・ルーム』(96/ジェリー・ザックス監督)、バリー・レビンソン監 督の『スリーパーズ』(96)と『ウワサの真相 /ワグ・ザ・ドッグ』(97)そして『トラブ ル・イン・ハリウッド』(08)、『コップラン ド』(97/ジェイムズ・マンゴールド監督)、 『ジャッキー・ブラウン』(97/クエンティ ン・タランティーノ監督)、『大いなる遺産』(98/ アルフォンソ・キュアロン監督)、『RONIN』(98/ ジョン・フランケンハイマー監督)、ハロルド・ライミス監督の『アナライズ・ミー』(99)と『アナライズ・ユー』(02)、『フローレス』(99/ジョエル・シューマカー監督)、『ザ・ダイバー』(00/ジョージ・ティルマン監督)、『ロッキー&ブル ウィンクル』(00・未/デス・マッカナフ監 督)、『15ミニッツ』(01/ジョン・ハーツ フェルド監督)、『スコア』(01/フランク・ オズ監督)、『ショウタイム』(02/トム・デ イ監督)、アニメ『シャーク・テイル』(04)、 『アダム -神の使い 悪魔の子-』(04/ニック・ハム監督)、『サン・ルイ・レイの橋』(04・未/メアリー・マクガキアン監督)、『ハイド・ア ンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』(05/ジョ ン・ポルソン監督)、前述の「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズ(00,04/ジェイ・ローチ監督)、『ボーダー』(08/ジョン・アヴネット監督)、『みんな元気』(09・未)などがある。
88年にジェーン・ ローゼンタールとともに創立した製作会社トライベッカ・プロダクションズとトライベッカ・フィルム・センターの成長と、世界貿易 センターへの攻撃を受けて01年にローゼンター ルとクレイグ・ハットコフとともに設立したトライベッカ映画祭を誇りに思っている。この映画祭は、年に一度、映画/音楽/文化を 称えることを通して、ロウアー・マンハッタンの経済と文化の再活性化を促進するために設けられた。この映画祭の使命は、映画製作 の中心地としてニューヨーク市を宣伝し、可能性のある幅広い観客層を得るために映画製作者たちを助成することにある。
トライベッカ・プロダクションズを通して、プロデューサー/監督/俳優としての自身の能力を最大限に生 かしながら、プロジェクトの開発に尽力している。
トライベッカ作品『ブロンクス物語/愛につつまれた街』(93)で監督デビューを果たした。のちに、出演も兼ねた『グッド・シェパード』(06/マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー共 演)でも監督を務めた。
そのほかのトライベッカ作品には、前述の『ケープ・フィアー』『マイ・ルーム』『ウワサの真相/ワグ・ ザ・ドッグ』『フローレス』『ロッキー&ブルウィンクル』『ショウタイム』『アナライズ・ミー』と『アナライズ・ユー』そして 「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズを含め、『ミストレス』(91)、 『ナイト・アンド・ザ・シティ』(92)、『サ ンダーハート』(92・未)、『ロマンスに部屋 貸します』(93)、『パンサー』(95)、『Faithful』(96)などがある。
92年、トライベッカ TVはシリーズ「Tribeca」(93)の製作を担当し、作品は高評価を受けた。自身は製 作総指揮を務めている。
トライベッカ・プロダクションズの本社は、ニューヨークのトライベッカ地区にあるトライベッカ・フィル ム・センター内にある。フィルム・センターは、映画/TV業界のためにデザインされた最先端のオフィスビルで、オフィス空間/試 写室/宴会場/レストランを備え、エンターテイメント業界で仕事をするプロフェッショナルたちにあらゆる種類のサービスを提供し ている。
2012年、トム・ フーパー監督がヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』(ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、エディ・レッドメ イン、アマンダ・セイフライド共演)で演じたファンテーヌ役の演技で、米アカデミー/ゴールデングローブ/全米映画俳優組合(SAG)/英アカデミー(BAFTA)賞の助演女優賞を受賞。同12年には、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナ イト ライジング』(クリスチャン・ベール、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レビット共演)で魔性の女 キャットウーマンを演じた。「ダークナイト」シリーズ(05,08) の最終章となるこの作品は絶賛され、大ヒットを記録した。また、ノーラン監督の『インターステラー』(14/マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、マ シュー・マコノヒー共演)にも出演している。
高評価を受ける『レイチェルの結婚』(08/ ジョナサン・デミ監督)で米アカデミー賞に初めてノミネートされた。この演技では、ゴールデングローブ/インディペンデント・ス ピリット/SAG賞の主演女優賞部門にもノミネートされ、全米映画批評会議/シカゴ映画批評家協会/放送映画批評家協会の最優秀 主演女優賞を受賞した。11年、『ラブ&ドラッグ』(10/エドワード・ズウィック監督)の演技で、2度目のゴールデングローブ 賞ノミネートを果たした。
待機作は、16年5月27日より全米公開予定の『Alice Through the Looking Glass』 (ジェイムズ・ボビン監督、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、ミア・ワシコウスカ共演)。最近、ジャック・スカエ ファー脚本による女性が主人公のSFアクションコメディ『The Shower』の製作と出演契約にサインした。
ほかの近作には、14年 にサンダンス映画祭でプレミア上映され、15年 1月より劇場公開されてビデオ・オン・デマンド(VOD) でも配信された、ケイト・バーカー=フロイランドの監督デビュー作『ブルックリンの恋人たち』(メアリー・スティーンバージェン 共演)がある。病気で苦しむ兄弟のお気に入りのミュージシャンと親しくなる若い女性の物語を描くこの作品では、製作も担当してい る。
キャリア初期には、ゲイリー・マーシャル監督の『プリティ・プリンセス』(01)とその続編『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ ウェディング』(04)、『幸せになるための恋 の手紙』(01・未)、『ディケンズのニコラ ス・ニックルビー』(02・未)、『魔法にかけ られたエラ』(04・未)、『アン・ハサウェイ /裸の天使』(05・未)といった作品に出演。 ほかに、『ブロークバック・マウンテン』(05/ アン・リー監督)、『プラダを着た悪魔』(06/ メリル・ストリープ共演)、『ジェイン・オースティン 秘められた恋』(07)、『パッセンジャーズ』(08/ロドリゴ・ガルシア監督)、『ゲット スマート』(08)、『ブライダ ル・ウォーズ』(09・未)、『バレンタイン デー』(10/マーシャル監督)、『アリス・イ ン・ワンダーランド』(10/ティム・バートン 監督)、デイビッド・ニコルズの小説に基づく『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(11/ロネ・シェルフィグ監督)などがある。
また、ヒットアニメ『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』(05)、 『ブルー 初めての空へ』(11)とその続編 『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』(14・ 未)では声の出演をしている。TVシリーズ「シンプソンズ」(89~) では3エピソード(09,10,12)に声優と して出演しエミー賞を受賞。TVシリーズ「ゲット・リアル」(99~00)に出演して初めてハリウッドの注目を集めた。今後 のTV作品には、マーク・ゴードン・カンパニーが企画を担当し、自身が製作と主演を兼ねるTVミニシリーズ「The Ambassador's Wife」がある。
舞台出演作には、権威ある第57回 アニュアル・クラレンス・ダーウェント賞を自身が受賞したリンカーン・センターのアンコール・シリーズ公演「Carnival」、シェイクスピア・イン・ザ・パーク での09年の「十二夜」、アンドリュー・ロイ ド・ウェバーのワークショップ公演「ウーマン・イン・ホワイト」、「Forever Your Child」などがある。また04~05年にかけて、「アンコール・コンサート・ガラ」やス ティーブン・ソンドハイムの「バースデー・ガラ」にも参加した。
ニュージャージーのペーパー・ミル・プレイハウスと、受賞歴をもつニューヨーク市のバロウ・グループ劇 団で演技を学び、ニューヨーク大学と提携しているコラボレーティブ・アーツ・プロジェクト“CAP 21”でミュージカル演技の訓練を受けた。05年4月、バロウ・グループは集中演技プログラムに十 代で参加を認めた唯一の生徒として、その業績を称え、賞を授与した。
慢性疾患や生命にかかわる病気に苦しむ小児患者のために病院で映画を上映する団体、ロリポップ・シア ター・ネットワークの諮問委員を務めている。また、最近、ナイキ財団が主催する支援プログラム“ガール・エフェクト”で活動を始 めた。
情熱と思いやりと真実の感情に満ちた豊かな熟練の演技力で一つひとつの役柄を演じ、女優としての幅広さ と多彩な才能を披露し続けている。
近作は、夫であるダン・ギルロイが脚本と監督を担当した『ナイトクローラー』(14/ジェイク・ギレンホール共演)。批評家からも映画 ファンからも高評価を得たこの作品で、英アカデミー(BAFTA) 賞最優秀助演女優賞にノミネートされた。
それ以前には、ヒットコメディ『ヘレンとフランクと18人の子供たち』(05・未)でデニス・クエイドと共演し、『マイティ・ ソー』(11)と『マイティ・ソー/ダーク・ ワールド』(13)で女王フリッガを演じ、アン ソニー・ホプキンスと共演した。
1968年の映画『華 麗なる賭け』をユナイテッド・アーティスツがリメイクした『トーマス・クラウン・アフェアー』(99)での官能的で心奪う演技を絶賛された。また、 『ティン・カップ』(96/ケビン・コスナー、 ドン・ジョンソン共演)ではコメディに対する才能を披露し、大ヒットサスペンス『身代金』(96/ロン・ハワード監督、メル・ギブソン、ゲイリー・ シニーズ、デルロイ・リンドー共演)では誘拐された息子の母親というドラマチックな役柄を演じ、女優としての幅を示した。
アクションコメディ『ショウタイム』(02/ ロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィ共演)では、タイプが正反対の警官ふたりにコンビを組ませて番組のヒットを狙うやり手の リアリティ番組のプロデューサーを演じた。また、ピューリッツァー賞を受賞した新聞コラムニスト、デイブ・バリーの小説に基づく コメディ『ビッグ・トラブル』(02・未/バ リー・ソネンフェルド監督)にも出演。
『リーサル・ウェポン3』(92/ メル・ギブソン、ダニー・グローバー共演)に初めて登場してローナ役を演じ、映画ファンから大きな注目を浴びた。ギブソンのキャ ラクターの女性版とも言えるこの内務調査官の演技は高い評価を受けた。98年、続編『リーサル・ウェポン4』に出演し、前作で世界中の観客から愛された ローナ役を再演し、ギブソン、グローバー、ジョー・ペシと再共演を果たした。
観客と批評家を魅了した初期の作品には、クリント・イーストウッドと恋愛関係にある威勢のいい大統領護 衛官を演じたヒット作『ザ・シークレット・サービス』(93/ ジョン・マルコビッチ共演)、全世界を絶滅させる脅威のウィルスを調査する医者を演じたサスペンス『アウトブレイク』(95/ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマン共 演)、B級映画の女優を演じて絶賛されたヒット作『ゲット・ショーティ』(95/ジョン・トラボルタ、ジーン・ハックマン、ダニー・デビート共演)、20年代と30年代を舞台にした心温まる実話で、自宅で珍しい動物を育てた裕福な社交界の華 ガートルード・リンツを演じた『バディ』(97・ 未)、ジェイ・ウォードの漫画に基づいて実写と特殊効果を合成させたアニメ『ロッキー&ブルウィンクル』(00・未/デ・ニーロ、ジェイソン・アレクサンダー共 演)などがある。
89年に『メジャー リーグ』で映画デビューを飾って以来、『MR.デスティニー』(90)、 『ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪』(91・ 未/アンソニー・ラパリア共演)、『フリージャック』(92/ エミリオ・エステベス共演)といった作品に出演した。
カリフォルニア出身。バーバンクで育った。18歳のときに、“ローリング・ストーンズ”のコンサートでスカウトされ、ファッ ションモデルになった。そのすぐあと、ニューヨークに移り、フォード・エージェンシーのトップモデルとなり、70年代後半から80年代前半にかけて、あらゆるファッション雑誌の表紙を飾り、モデルとして大成功 を収めた。
洗練された都会派ロマンチックコメディの優れた脚本家/監督/プロデューサーとして、名声を築いてき た。ディズニーの古典『罠にかかったパパとママ』(61) をリメイクしたヒット作『ファミリー・ゲーム/双子の天使』(98/ デニス・クエイド、リンゼイ・ローハン出演)で幸先の良い監督デビューを飾った。共同脚本も担当。
そののち、大ヒットロマンチックコメディ『ハート・オブ・ウーマン』(00/メル・ギブソン、ヘレン・ハント出演)を監督。作 品は高い評価を受け、国際的な成功を収めた。この役で、ギブソンはゴールデングローブ賞ミュージカル/コメディ映画部門最優秀主 演男優賞にノミネートされた。
2003年、『恋愛適 齢期』(ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス、フランシス・マクドーマンド、アマンダ・ピート出演)の 脚本/監督/製作を担当。ニコルソンとキートンは揃ってゴールデングローブ賞にノミネートされ、キートンがミュージカル/コメ ディ映画部門最優秀主演女優賞を受賞した。キートンはこの作品のエリカ・バリー役の演技で、米アカデミー賞Ⓡにもノミネートされた。
04年、ショーウェス トの“その年の監督賞”を受賞。この権威ある栄誉を授与された初めての女性である。
06年、『ホリデイ』 (ケイト・ウィンスレット、キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック出演)の脚本/監督/製作を担当。このコ メディも世界中で大ヒットした。
近作は、09年の『恋 するベーカリー』(メリル・ストリープ、アレック・ボールドウィン、スティーブ・マーティン出演)で、脚本/監督/製作を担当。 愛と離婚、その間にあるすべてのことを描いたこのコメディには、オールスターキャストが勢揃いした。この作品は、ゴールデング ローブ賞最優秀女優賞、最優秀脚本賞、最優秀作品賞の3部門にノミネートされ、世界中で大ヒットを記録した。
脚本家/プロデューサーとしての最初の作品は、意表をついた画期的なコメディ『プライベート・ベンジャ ミン』(80/ゴールディ・ホーン主演)で、 チャールズ・シャイア、ハーベイ・ミラーとの共同脚本と製作を担当した。80年に公開されたこの作品は、男性スターがいない女性が主人公の映画は作れないと いう当時の社会通念に抵抗する作品だった。人からちやほやされて生きてきた若い女性が軍隊に入るこの作品は、米国内外で大ヒット を記録した。この脚本で、全米脚本家組合賞映画部門最優秀コメディ脚本賞を受賞し、作品自体は、米アカデミー賞最優秀オリジナル 脚本賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞の3部門にノミネートされた。ゴールディ・ホーンはゴールデングローブ賞ミュージカ ル/コメディ映画部門最優秀主演女優賞にもノミネートされた。この作品の成功を受けて、高い評価を得た『ペーパー・ファミリー』 (84)、続く『赤ちゃんはトップレディがお好 き』(87/ダイアン・キートン主演)、ス ティーブ・マーティンとキートンが両作品に主演した大ヒットシリーズ『花嫁のパパ』(91)とその続編『花嫁のパパ2』(95)の共同脚本と製作を務めた。
近作『The Other Woman』(14/ニッ ク・カサベテス監督、メリッサ・スタック脚本、キャメロン・ディアス、レスリー・マン、ケイト・アプトン出演)では、共同で衣装 デザインを担当した。
それ以前には、大成功を収めた『セックス・アンド・ザ・シティ』(08/マイケル・パトリック・キング監督)、『お買いも の中毒な私!』(09/P・J・ホーガン監 督)、『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(12/ サーシャ・バロン・コーエン出演)などで衣装デザイナー助手を務めた。
衣装を担当した最近のTV作品には、「キャシーのbig C いま私にできること」の14エピソード(12~13)、「Dangerous Liaisons」(14)、 「Younger」の12エピソード(15)、「Happiness」 がある。また、TVシリーズ「サタデー・ナイト・ライブ」の1エ ピソード(13)、「Smash」では衣装デザイナー助手を務めた。
映画やTVの衣装デザインに加えて、セレブ御用達のフリースタイリストとしても活躍している。クライア ントには、キャメロン・ディアス、サラ・ジェシカ・パーカー、イディナ・メンゼル、ローラ・リニー、バネッサ・ウィリアムズなど がいる。また、「レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン」の2012~13年のシーズンではスタイリストを務めた。
ファッション工科大学で学位を取得したのち、バーニーズ・ニューヨークの顧客である有名人、衣装デザイ ナー、スタイリストなどの買い物代理人としてキャリアをスタートさせた。