原作「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」は、和月伸宏による、大ヒットコミック。1994年から1999年にかけて、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載。1996年にTVアニメ化され、1998年までフジテレビ系列で放映される。その人気は一気に幅広い層へと広がり、主題歌が大ヒットするなど社会現象を巻き起こし、1997年には劇場版アニメ映画も公開される。2012年の実写映画化に合わせて「るろうに剣心 -キネマ版-」が「ジャンプスクエア」で連載され、「るろうに剣心 -特筆版-」として出版。本作の公開に合わせ、志々雄真実のスピンオフ読切が「ジャンプスクエア」8月号より前後編で掲載予定。
和月伸宏
1970年、東京都生まれ。高校在学中に「ティーチャー・ポン」で第33回手塚賞佳作を受賞し、卒業後上京。「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」以降も、「GUNBLAZEWEST」、「武装錬金」をヒットさせ、現在は、「エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-」を「ジャンプスクエア」に連載中。
COMMENT: 京都編は分量的に映画の尺には収まらないので、大胆なカットや思い切った変更も当然有りと構えていたので、最初から、前作よりも大友監督の意向を尊重すると決めていましたが、脚本としてキチンとまとまっていましたね。佐藤さんは落ち着きと余裕が出てきて、剣心の穏やかな一面を一層引き立てていました。アクションも前作を軽く飛び越えていて、本当に素晴らしい出来映えです。志々雄役は、顔のほとんどが包帯に隠れるので、演技により強い情熱を持ってくれる俳優がいいと思っていました。撮影直前にお会いした藤原さんは既に役に入っていた様でなんだか恐くて、そこがまさに「これだ!!」でしたね。伊勢谷さんもハマリ役で、凄いコトになっています。今回、必死にアピールしたのは、“煉獄”の登場です。当時は全く資料がなくて、原作で碌な活躍もさせられず即退場にしてしまったコトが残念で…。採用となって凄く嬉しいです。映画オリジナル要素の多い本作は、観客の皆さんに近い視点で楽しみたいと考えています。