#1 Nothing But the Blood

#1 Nothing But the Blood/血の絆

脚本:アレクサンダー・ウー
監督:ダニエル・ミナハン

バー・マーロッテの外でショッキングな殺人事件が起き、ボン・タンの町の人々を恐怖に陥れる。店を閉めたあと、スーキーはビルの家に寄るが、そこにバスタオル1枚の姿でジェシカが現れる。彼女に初めて会ったスーキーは、それまで何も話してくれなかったビルが信じられなくなる。一方、スーキーの兄、ジェイソンは、アンチ-ヴァンパイアの団体“太陽教団”で熱心な態度が認められ、代表のスティーヴ・ニューリンから、リーダー育成のためのキャンプに参加するよう勧められる。

#2 Keep This Party Going

#2 Keep This Party Going/罪深きもの

脚本:ブライアン・バックナー
監督:マイケル・レーマン

スーキーは、ジェシカの教育という、あまり気の進まないビルの“仕事”に協力することになる。ジェイソンは、太陽教団のリーダー研修キャンプに参加し、スティーヴとサラ・ニューリンにとても気に入られるが、ルームメイトのルークには嫉妬される。また、ジェイソンは、エディを思い出し、ひとり苦しむのだった。一方、サムと旧知の仲のマリアンは、バー・マーロッテの客たちを魅了する。だが、店でどんちゃん騒ぎが始まると、それを止められないサムは、自分の無力さを痛感する。

#3 Scratches

#3 Scratches/爪跡

脚本:ラエル・タッカー
監督:スコット・ウィナント

スーキーは、ジェシカを勝手に実家へ連れて行ったということで、ビルに厳しく叱られる。言い争いに耐えられなくなったスーキーは、車を降りて歩き始めるが、森の中で頭が牛の形をした、不思議な獣に襲われ重傷を負い意識を失う。ビルは、スーキーを助けるために、仕方なくエリックの助けを求める。目が覚めたスーキーは、エリックがラファイエットを地下牢に閉じ込めていることを知る。そして彼女は、ラファイエットの釈放と引き換えに、ある捜査に協力することを決意する。

#4 Shake and Fingerpop

#4 Shake and Fingerpop/光と闇

脚本:アラン・ボール
監督:マイケル・レーマン

エリックが、ヴァンパイアを捜査するという任務のためダラスへ行く。ビルとスーキーも彼に協力するため、ジェシカを連れてダラスへ向かうが、空港で思わぬ事件が彼らを待ち受けている。事件には太陽教団が関わり、ジェイソンが巻き込まれていた。だがその後、ジェイソンは教団の中で昇格する。一方、バー・マーロッテでは、マリアンの主催でタラの誕生パーティが開かれる。そんな中、ファングタジアからやっと逃げ出したはずのラファイエットは、再びエリックのもとへ戻ってしまう。

#5 Never Let Me Go

#5 Never Let Me Go/献身

脚本:ナンシー・オリヴァー
監督:ジョン・ダール

スーキーの家に居候しているタラは、自分の誕生パーティの翌日、目が覚めるとキッチンにマリアンがいるので驚く。マリアンもスーキーの家で一緒に暮らそうとしているのだ。一方、ダラスにいるスーキーはビルとエリックに協力して、行方不明のヴァンパイア、ゴドリックを捜す。スーキーとビルは、そこでスタンとイザベルという2人のヴァンパイアに出会う。そして、スーキーは、ゴドリックを誘拐したと思われる太陽教団に潜入しようとする。だがそれは、命にもかかわりかねない危険な計画だった。

#6 Hard-Hearted Hannah

#6 Hard-Hearted Hannah/仕掛けられた罠

脚本:ブライアン・バックナー
監督:マイケル・レーマン

ゴドリックの居場所を突き止めるという危ない任務を果たすため、スーキーは、イザベルのボーイフレンド、人間のヒューゴに付き添われて、ついに太陽教団の教会に乗り込んでいく。一方、ビルは、過去のものだと思っていた自分の暴力的な一面が、ダラスに来てから現れてきたことにショックを受ける。その頃、ダフネとサムは親密になり、ホイトはジェシカにまとわりついていた。そんな中、太陽教団のキャンプで、ジェイソンは、精神的にも肉体的にもつらい問題に直面する。

#7 Release Me

#7 Release Me/監禁

脚本:ラエル・タッカー
監督:マイケル・ラッシオ

サムは、ダフネに騙されて、町の人々が取り憑かれたようにセックスやダンスに興じている場所に連れていかれる。人々はみな、マリアンに操られているのだ。サムは儀式の生贄にされそうになるが、アンディが放った銃声のおかげで、何とか助かる。一方、ヒューゴと一緒に太陽教団の教会の地下に閉じ込められてしまったスーキーは、テレパシー能力を使ってビルに思いを伝えようとする。だがそのころビルは、彼をヴァンパイアにした「メーカー」のロレーナにしつこく迫られていた。

#8 Timebomb

#8 Timebomb/時限爆弾

脚本:アレクサンダー・ウー
監督:ジョン・ダール

教会の地下に捕らえられていたスーキーを助けてくれたのは、意外にもゴドリックだった。彼は、駆けつけたエリックにスーキーを連れて逃げるように指示する。だが2人は、太陽教団の代表、スティーブに捕まり儀式の生贄になるため縛られてしまう。そこにヴァンパイアたちがやって来て、大聖堂は、一時大混乱になるが、スーキーたちは、ゴドリックのおかげで何とか生還する。その頃、ボン・タンでは、サムが、バー・マーロッテで恐ろしいものを発見したため窮地に陥っていた。

#9 I Will Rise Up

#9 I Will Rise Up/高潔なるもの

脚本:ナンシー・オリヴァー
監督:スコット・ウィナント

ルークの自爆で屋敷が大破し、人間にもヴァンパイアにも犠牲者が出るが、スーキーはエリックにかばわれ無事だった。だが、スーキーはエリックに騙されて彼の血を飲んでしまい、スーキーは彼に性的衝動を感じ、エリックは彼女の感情を察知できるようになる。一方、自爆事件をきっかけに、テレビで矢面に立たされたヴァンパイア連盟のフラナガンは激怒して、ゴドリックを保安官から降ろすと宣言するが、ヴァンパイアとして存在し続けることを諦めたゴドリックはそれを素直に受け入れるのだった。

#10 New World in My View

#10 New World in My View/狂気の町

脚本:ケイト・バーナウ & エリザベス R.フィンチ
監督:アダム・デビッドソン

ボン・タンに戻ってきたスーキーとビルとジェイソンは、あまりにも変わってしまった町の様子を見てショックを受ける。町中が荒れ放題になっているばかりか、人々が飢えた目をして徘徊しているのだ。ホイトは、マリアンが生贄にするためにサムを捜すよう町の人々に命令したのだと言う。そして、ジャネットとダフネがどのように殺されたかを知った時、スーキーは、かつて、自分を森の中で襲った不思議な獣と関係があることを確信するのだった。

#11 Frenzy

#11 Frenzy/錯乱

脚本:アラン・ボール
監督:ダニエル・ミナハン

ボン・タンという町は、もはやビルの手に負えないほどひどく荒れている。彼は悪の根源であるマリアンを退治するため、ヴァンパイア界におけるルイジアナの女王であるソフィー=アンにアドバイスを求める。だが、彼女はなかなか重要な情報を教えてくれず、結局ビルは軟禁状態にされてしまう。一方、タラはエッグスを心配し、スーキーの家に乗り込んだとたん再びマリアンに操られ、ジェイソンとアンディは町を救うのは自分たちしかいない、とマリアンとの戦いを決意する。

#12 Beyond Here Lies Nothin

#12 Beyond Here Lies Nothin/復活の儀式

脚本:アレクサンダー・ウー
監督:マイケル・クエスタ

シーズン・フィナーレ。スーキーは、マリアンに操られたラファイエットたちに捕まり、神の復活に必要な“器”であるサムをおびき寄せる役目として、マリアンと神との儀式に参列させられる。そこにビルがサムを連れてやって来るが、サムは人々の目の前で磔にされてしまう。エッグスのナイフで胸を刺されるサム、泣き叫ぶスーキー…。サムはスーキーとボン・タンの町を救うために、自分の命まで捧げる覚悟をする。そして、スーキーにはサムの心の声が聞こえてくる。「すべてを壊せ…」