#1 残された痕跡

#1 SHE’S NOT THERE/ 驚きの帰還

脚本:アレクサンダー・ウー
監督:マイケル・レーマン

美しい人々や光り輝く果実にあふれる不思議な妖精の世界に、スーキーが迷い込む。そして、一口食べれば幸せになれるというその果実を食べていたのは、亡くなったスーキーの祖父…。だが、夢のようなわずかな時を過ごしたスーキーがボン・タンに戻ると、みんなは“何カ月も”スーキーを捜していたことが分かる。一方、エリックとビルは、メディアを利用して人間の信頼を取り戻す方法を模索し、ラファイエットは、魔女の集会への参加を勧められる。

#2 魅惑の香り

#2 YOU SMELL LIKE DINNER/魅惑の香り

脚本:ブライアン・バックナー
監督:スコット・ウィナント

スーキーがボン・タンでの新たな現実に直面している頃、ホットショットにいるジェイソンは目を覚まし、自分がベッドに縛りつけられていることに気づく。だが、クリスタルは“スペシャルプラン”があると言い、助けを求めるジェイソンにまったく応じない。一方、ビルは地元の魔女の集会に突然乗り込んでいく。そんな中、エリックは、上半身裸で森の中をさまよい、ばったり会ったスーキーに初対面のように話しかける。“君はディナーの匂いがする…”

#3 失われた記憶

#3 IF YOU LOVE ME, WHY AM I DYIN’?/失われた記憶

脚本:アラン・ボール
監督:デヴィッド・ペトラルカ

エリックは、スーキーのことどころか自分のことすら思い出せないが、スーキーの家にいるとくつろいだ気分になる。スーキーは、エリックが家を出ていくことを願い、パムはビルに狙われているエリックを救えるのはあなただけだとスーキーに迫る。困り果てたスーキーは、エリックのことを相談しようとアルシードを訪ねるが、彼の家で思いもよらない人物と再会する。そんななか、マーニーがあるパワーを持っていることが明らかになる。

#4 復讐の炎

#4 I’M ALIVE AND ON FIRE/復讐の炎

脚本:ナンシー・オリヴァー
監督:マイケル・レーマン

トミーとビルはそれぞれの家族と再会を果たす。そして、監禁されベッドに縛られていたジェイソンは、ついに逃亡に成功する。だが、追いかけてきたクリスタルを振り払った後、ジェイソンは道ばたに倒れてしまう。そんなジェイソンのそばを一台の車が通りかかる。それは、偶然にもジェシカとホイトだった。一方、パムに脅されたマーニーは、エリックの呪いを解くために奮闘し、ビルは、エリックを捜しにスーキーの家を訪れる。

#5 囚われた身

#5 ME AND THE DEVIL/囚われの身

脚本:マーク・ヒュディス
監督:ダニエル・ミナハン

同じ屋根の下で暮らすうちに、スーキーは、エリックの穏やかで優しい一面を知り、しだいに彼を受け入れていく。だが、アドバイスを求めてスーキーを訪ねてきたタラは、突然目の前に現れたエリックに驚き戸惑いを隠せない。一方、ビルは魔術に巻き込まれ、とてもやっかいな状況に陥る。そんな中、ヘスースとラファイエットは、自分たちのパワーについて魔術師であるヘスースの祖父に教えを請うためメキシコに向かう。

#6 満月の夜

#6 I WISH I WAS THE MOON/満月の夜

脚本:ラエル・タッカー
監督:ジェレミー・ポデスワ

満月の夜、スーキーはジェイソンを捜す。ジェイソンは、変化していく自分の体を見てパニックを起こしていた。そして、マーニーは過去の霊とつながり、メキシコの祖父とともにいるラファイエットは霊的な感覚が研ぎ澄まされていくのを感じている。一方、一日を終えて家に帰ったアルシードは、出迎えたデビーに狼人間の新しいグループに入るよう強く勧められる。そんな中、ヴァンパイア王ビルの意思に従う決意をしたエリックは、スーキーに感謝の気持ちを伝えてほしい、と彼に頼む。

#7 秘めた姿

#7 COLD GREY LIGHT OF DAWN/秘めた姿

脚本:アレクサンダー・ウー
監督:マイケル・ラッシオ

マーニーは、死者の霊のおかげでかつてないほど強力なパワーを得る。だが、それは、ビルたちヴァンパイアを陽光の下にさらすことを意味していた。ヴァンパイアたちを光から守るため、ビルは、みんなが嫌がるのを承知で思い切った手段に踏み切る決意をする。一方、エリックは、自分が記憶喪失であることを受け入れる。また、ジェシカは、ホイトとの将来に不安を感じる出来事に遭遇する。そんな中、ラファイエットは、自分の意識をますます拡張させる。

#8 せめぎ合い

#8 SPELLBOUND/せめぎ合い

脚本:アラン・ボール
監督:ダニエル・ミナハン

ビルは、ヴァンパイアの王として君臨し続けるために、魔女のマーニーと対決することになる。だが、約束どおりに深夜の墓地にやって来たビルは、あまりにも深い霧が立ちこめていることに気づき不審に思う。一方、スーキーとエリックはヴァンパイアの王に忠誠を誓い、ラファイエットは、苦しみにゆがんだ霊たちの言いなりになる。そして、ジェイソンは、抑えきれない激しい欲情と、大切な友への友情との狭間でもがき苦しむ。

#9 寛容の祭典

#9 LET’S GET OUT OF HERE/寛容の祭典

脚本:ブライアン・バックナー
監督:ロメオ・ティローン

瀕死の重傷を負ったがやっと回復しつつあるスーキー。彼女は今、ビルとエリックの両方に愛情を感じ、2人とともにいる将来を心に思い描いている。一方、ヘスースは、ラファイエットに取り憑いた邪悪な霊を追い払おうと奮闘するが、かなりの苦戦を強いられる。ビルとナンは“トーレランス(忍耐)の祭典”でヴァンパイアに関するスピーチを行い、人間とヴァンパイアの歩み寄りをアピールしようとするが、意外な人物の登場で舞台は大混乱に陥る。

#10 魔女の暴走

#10 BURNING DOWN THE HOUSE/魔女の暴走

脚本:ナンシー・オリヴァー
監督:レスリー・リンカ・グラッター

シュリーブポートで、あらゆる“悪”が爆発する。アントニアの魔術で、エリックがビルを襲い死に至らしめようとする。だがその後、エリックを振りほどいたビルがそこら中のゾンビ・ヴァンパイアを撃ち始める。最初、立ちつくすだけだったスーキーは、やがて、自分の持てるすべてのパワーを発揮して2人の殺し合いをやめさせる。マーニーとアントニアが掛けた呪いを解いていく間に、スーキーは、自分に課された使命について考え直していた。

#11 対決

#11 SOUL OF FIRE/対決

脚本:マーク・ヒュディス
監督:マイケル・レーマン

マーニーが、ビル、エリック、パムの3人を自殺に導く魔法を掛けようとする。スーキーは、マーニーを阻止するために、自分の持つ不思議なパワーを結集して彼女に挑むが、そこには、ウイッカ・ヴァンパイアの襲撃が待っていた。事態を見かねたジェイソンは、エリックとビルに、2人が今までどれほどスーキーに助けられてきたかを思い出させる。一方、ヘスースはアントニアの呪いを解き、魔女たちの恐るべきとりでを崩そうとする。

#12 蘇る死者たち

#12 AND WHEN I DIE/蘇る死者たち

脚本:ラエル・タッカー
監督:スコット・ウィナント

魔女たちのお祝い、ハロウィーンで盛り上がるボン・タンの町に、死者たちの霊が集合する。自分のそばに祖母が来ているのをスーキーも感じている。一方、ラファイエットに乗り移ったマーニーは、ヘスースを痛めつけ、ビルとエリックに襲いかかろうとする。ビルとエリックの身の危険を知らされたスーキーが駆けつけると、2人はすでにイスに縛りつけられていた。その頃、ジェシカはジェイソンの家を訪れる。ジェシカは、あなたを傷つけたくないから恋人にはならないとジェイソンに告げる。シーズンフィナーレ。スーキーの周りで多くの愛が生まれ、多くの友人が命を失う。