書店で万引きの濡れ衣を着せられた学校一の美少女・五十嵐色葉を助けたのは、２次元を愛する超絶オタク・つっつんこと筒井光。色葉から突然の告白を受けたつっつんは新手のイジメだと疑いながらも、正反対のふたりの交際がスタートして……!? 映画『ヒロイン失格』チームが、那波マオ原作の同名コミックを映画化。『美女と野獣』ならぬ“美女とオタク”のありえない純愛の行方を描く、笑って泣けて爽やかな気持ちになれるマジカルなラブコメディ！
完璧なルックスを持ちながら、男グセが悪いという噂もあるリア充女子と、コミュ障で恋愛経験ゼロの非リア充男子。好きになるはずのない人を好きになった色葉とつっつんの“大純愛スペクタクル”を軸に、ふたりを取り巻く仲間たちのすれ違いや友情もポップに描き出す。個性豊かな登場人物たちのキャラクターと関係性に共感して、きっとみんなを応援したくなるはず！２次元にしか興味がなかったはずなのに、いつの間にか３次元でジタバタしながら、誰かを好きになることのリアルな喜びと切なさを初めて知っていくつっつん。そして色葉が抱えている秘密と、その先に描かれる物語とは―。
色葉を演じるのはモデルとして活躍しながら女優としても存在感を発揮し、映画『ニセコイ』『雪の華』など主演作が続く中条あやみ。芯のある華やかなヒロインを演じるにふさわしい美貌とスタイルを生かしながら、透明感あふれるかわいらしい表情も存分に見せている。少女漫画としては異色の恋の相手ともいえる、つっつんには『ちはやふる－結び－』をはじめドラマ、映画と話題作への出演が相次ぐ佐野勇斗。挙動不審で頼りなく見えるのに、いつも全力で誠実でフェア。そんな“現代の王子様”を、抜群のコメディセンスで演じ切った。
ふたりの友人役として、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろうなど次世代を担うフレッシュなキャストが集結している。つっつんを見守る家族を演じるのは映画『ヒロイン失格』に続いて英勉監督作品への出演となる竹内力、濱田マリ、荒木飛羽。物語の鍵を握る役柄を演じる三浦貴大など、実力者が脇をかためた。また、つっつんがこよなく愛するアニメ『魔法少女えぞみち』のヒロイン・えぞみちの声を担うのは神田沙也加。つっつんの目の前に度々登場し、キュートで悪魔的な声を披露している。
主題歌を手がけたのは、10代、20代女性の圧倒的支持を得るカリスマアーティスト・西野カナ。映画『ヒロイン失格』の「トリセツ」に続いて本作のために主題歌を書き下ろし、観ると恋がしたくなるラブコメディの後味を、より一層鮮やかなものにしている。