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COMMENT

※(敬称略・五十音順)

宇野維正 《映画・音楽ジャーナリスト》

時代を変えた傑作『クリード』の続編は小細工なしの強烈な右ストレート!
『ロッキー』のDNAをそのまま受け継ぐ、誰もが待ち望んでいたボクシング映画だ!

大九明子 《映画監督『美人が婚活してみたら』》

ロッキー、ドラゴ、アポロの歴史をリアルタイムで知っている。私もロッキーと共に闘ってきたんだ!と言い張る人が大勢いるはず。そんな大人はこの映画のラスト、古い英雄二人の表情にやられます。

岡大 《映画ナタリー編集長》

若きマイケル・B・ジョーダンのサポート役に徹しただけでなく、ドルフ・ラングレンにもロッキー以上に哀愁漂う役回りを用意。しかも、自身の元妻まで再登場させるとは……。スタローンの器がデカすぎる!

清藤秀人 《映画ライター/コメンテーター》

改めて語られる親子や夫婦や師弟を超える“家族”の在りように、昂ぶった心が思わず和んだ。ここが着地点だったんだ!!

ギンティ小林 《ライター》

前作以上にスパークするロッキー&クリードの師弟愛も素晴らしいんですが、何よりもグッときたのはドルフ・ラングレンの熱演! 最近ドル安気味だったドルが、本作では鬼神の如き恐ろしい存在感をアピール! それだけではありません。なんと!  あのドルが僕らを感動&号泣させる渋い演技を披露! ドルフ・ラングレン・ファンの皆さん、人間核弾頭が遂に発動しました!

小島秀夫 《ゲームクリエイター》

単なる続編ではない。ただのボクシング映画でもない。これは“クリード”の物語であると同時に、“ロッキー”の、“アポロ”の、“ドラゴ”の、シリーズ全体を俯瞰する、親から子への継承の物語でもある。そして、勝ち負けという四角い世界(リング)に追い詰められた現代人に「誰の為に、何のために、闘うのか?」を改めて問いかけてくる。

駒井尚文 《映画.com編集長》

クリードを演じるマイケル・B・ジョーダンのオーラがハンパない。大坂なおみもファンだというこの男は、デンゼル・ワシントンやウィル・スミスを超える大スターになること間違いないでしょう。

中山治美 《映画ジャーナリスト》

『ロッキー』シリーズはドルフ・ラングレンにとっても人生そのものだ。
ドラゴ役以降、スウェーデン出身のインテリは、何の因果かハリウッドで、旧ソ連と冷徹マッチョマンのイメージを背負って生きることとなった。この30数年の酸いも甘いも全てをドラゴに叩き込み、凄みと憎悪を放つラングレンの姿を見ただけで目頭が熱くなるのだ。

ピーコ 《ファッション評論家》

よく出来ているストーリー展開で、第一作の「ロッキー」を観終わった時の興奮が蘇ってきました。後半からラストシーンまで、何度も涙ぐんでしまいました

平沢薫 《映画ライター(シネマトゥディ)》

故アポロと息子、ドラゴと息子、そしてロッキーも。それぞれの父と子のドラマがどこまでも熱い。

前田有一 《映画批評家》

衝撃の幕切れ!『ロッキー4/炎の友情』から33年越しの伏線回収には舌を巻いた。息子を持つ父親が見たら、あまりの感動で席を立てまい。

町山広美 《放送作家》

男たちの血と涙の神話‥のみぞおちに、女の物語がえぐりこむ!
リング下でベレー帽♡にニヤニヤしてたら、最大の敵が登場!
シリーズ最強はあんただったのか!!

松江哲明 《ドキュメンタリー監督》

現実には果たせなかったスタローンの想いと、描かれないドラゴ親子の30年間が私の心に映り、クライマックスでは涙腺崩壊。映画を観続けているとこんな奇跡に遭遇できるのだ、と小学生の頃の自分に伝えたい。

村尾泰郎 《映画/音楽ライター》

今回は闘いだけではなく、父と子の物語も熱い。クリード、ドラゴ、ロッキー、それぞれの親子の絆に涙。

村山章 《映画ライター》

“次世代にバトンを渡す”という、当たり前のようでいてとても難しいことを、スタローンはみごとにやってのけた。しかもきちんと過去シリーズにも落とし前をつけて。もうアドニスを“アポロの息子”なんて言わないし、ジェームズ・ブラウンをかけろとも言いません。あと、ドラゴの落とし前のために出演してくれたあの人と、ロッキーの落とし前のために出演してくれたあの人、本当にありがとう。

森直人 《映画評論家》

「正月映画」じゃないなんて嘘だろ!? 2019年最初にしてピークかもしれない熱狂&感涙のメインイベント。まるでもうひとつの現実のように、30年強の歳月を挟んで男たちの人生と歴史が血と汗と涙と共に続いている。

渡辺麻紀 《映画ライター》

ボクシングでアドレナリンが放出し、父子のドラマで目頭が熱くなる。この感情を揺さぶる二弾攻撃はハリウッド・エンタテインメントの王道。それでいて、決してわざとらしくないところがイイんですよ!