ウィンターフェルの領主、エダード・スターク公(愛称 ネッド)は〈冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)〉の脱走者が捕まったという知らせを受け、処刑を行う。そんななか、ロバート王がラニスター家の者たちを連れ、北部を訪れる。一方、かつて王座を追われたターガリエン家の一族、ヴィセーリスは、妹デナーリスの婚姻により、強力な後ろ盾を得る。
ある重大な秘密を目撃し、口封じのため、塔から突き落とされたブラン。母キャトリンは意識不明でベッドに横たわるブランに付き添っていた。そんななか、ブランが何者かによって命を狙われる。一方、ジョンとティリオンは"壁"へと出発する。ネッドもまたウィンターフェルを去り、王とともに王都キングズ・ランディングへ向かう。
ネッドは、キングズ・ランディングに到着するとすぐ、小評議会への出席を要請される。一方、黒の城(カースル・ブラック)に着いたジョンとティリオン。ジョンは〈冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)〉の剣の稽古で、訓練中の仲間を簡単に打ち負かしてしまう。一方、政略結婚を強いられたターガリエン家のデナーリスは兄ヴィセーリスのやり方に違和感を覚えていた。
黒の城(カースル・ブラック)の中庭でジョンが〈冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)〉の仲間と剣の稽古中、気が弱く太ったサムがやってきて加わる。だが、取り組みで、サムは、めった打ちにされてしまい、見かねたジョンが止めに入るのだった。そんななか、ネッドは"王の手"の前任者であったアリン公の死の謎を探っていた。一方、ティリオンは無実の罪で捕らえられてしまう。
ロバート王は、デナーリスが懐妊した事実を知り、殺すべきだと言い出す。だが、殺害に反対したネッドは"王の手"を辞めると言い、王の怒りを買ってしまう。一方、妹ライサのもとへ向かうキャトリンと一行は、捕らえたティリオンを連れ、山道を進んでいた。その道中、何者かにあらぬ襲撃を受け、ティリオンはその騒ぎに乗じて逃亡を図る。
ロバート王の留守中、"鉄の玉座"に座ったネッドは、ある訴えを聞き、王の戻りを待たず、大きな命令を下す。一方、独房に入れられたティリオンは牢番に"罪を懺悔(ざんげ)する"という伝言をライサに届けてくれと頼むのだった。そんななか、玉座奪還のためにドラスクの騎馬族へ妹を嫁がせたヴィセーリスは、ある無念の報いを得る。
ネッドはサーセイ王妃に重大な秘密を知っていると話し、王が戻る前に子供たちを連れ逃げるように言う。一方、訓練を終えたジョンは、ついに〈冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)〉の誓約をする。一方、ドラスク族の長、カール・ドロゴは妻デナーリスが市場で暗殺されかけた話を聞き、生まれてくる子供のため七国王を制覇し"鉄の玉座"を取り戻すと誓う。
ロバート王の死後、ラニスター家によるスターク家への迫害が始まる。謀反人の烙印を押され、囚われの身となったネッドは、牢に入れられていた。サンサはサーセイ王妃に父の釈放を懇願するが、王妃はサンサにキャトリンとロブが新王に忠誠を誓うよう手紙を書けと迫る。だが、サンサの手紙を読んだロブは、軍を整え、南へ進軍するのだった。
宦官のヴァリスが地下牢に幽閉されたネッドのもとを訪れ、ネッドに虚偽の自白をし、太后にかしずくよう忠告する。だが、ネッドは自分の息子を殺そうとした女に仕える気はないと、はねつけるのだった。一方、挙兵したロブは戦いの末、ある大物を捕虜として捕らえる。一方、デナーリスは自分の地位が危うくなるような危機に直面していた。
新王ジョフリーの命で処刑されてしまったネッド。〈冥夜の守人(ナイツ・ウオッチ)〉のヨーレンは、目の前で父を処刑されたアリアの髪の毛を短く切り、男の子として身分を偽るように言うのだった。そして、ネッド亡き後、新たな〈北の王〉が誕生する。一方、ドロゴの火葬が執り行われるなか、その炎の中に入っていったデナーリスはドラゴンを抱いて姿を現す。
ロブはラニスター家打倒を目指し、ジェイミーを捕虜にしたまま進軍。新旧の反対勢力から新王ジョフリーの地位を守るため、ティリオンが王都キングズ・ランディングにやってくる。ドラゴンストーン城では、前王の弟スタニスが王位継承権を主張。一方、ナロー・シーの向こうでは、孵化したばかりの3頭のドラゴンを連れたデナーリスの一行も王位奪還を目指し、共に戦う同志と飲み水や食料を求め、赤い荒野をさまよっていた。そんな中、ジョンと“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”は“壁”を越え、厳しい極北の地を進んでゆく。そんな中、野人の南部進軍の噂を耳にする。
母サーセイと叔父ジェイミーの不貞の噂を聞いたジョフリーは、母への腹いせに父ロバートの落とし子を片っ端から始末させる指令を出し、追っ手は“壁”を目指す“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の新兵一行とアリアの元にも迫る。王都で起こった血の粛清を受け、ティリオンはある臣下を追放することで太后サーセイを牽制する。一方、偵察として行かせた騎士の戻りを待つデナーリスに衝撃的な出来事が待ちうけていた。そんな中、シオンは戦いに船を必要としているロブを助けるため、9年ぶりに鉄(くろがね)諸島の父を訪ねる。
王都襲撃の作戦を練るスタニスは、信仰する“光の王”の女祭司メリサンドルに息子を与えると言われ…。。
“赤の王城(レッド・キープ)”で王都の運営方針をめぐりサーセイと衝突するティリオンは、小評議会の中に潜む彼女のスパイを暴く手段として、3名の小評議会参議にそれぞれ違う内容で、ある政略結婚の話を聞かせる。キャトリンは同盟を結ぶためレンリー王や新妻で妃のマージェリー、そしてお妃の兄ロラスのもとを訪ね、共通の敵ラニスター打倒の同盟を結ぼうと持ちかけるが、レンリー王らには別の考えがあった。一方、ウィンターフェルに残されたブランは、依然、予知夢に悩まされていた。ある夢を見たブランはルーウィンにその夢の解釈を求める。ロブを助けるために船を調達しようと父と姉に再会したシオンだったが、父に認めてもらうため、ある決断を下す…。
新王ジョフリーはロブの軍に惨敗したことに腹を立てサンサを痛めつけるよう命じる。一方、キャトリンはスタニスとレンリーに互いの確執を忘れ共にラニスター家に対抗しようと説く。一方、水も食糧も尽き、途方に暮れたデナーリス一行は、商業で栄えた大都市クァースという町の門を叩く。そんな中、ラニスター家の部下に捕らわれたアリアとジェンドリーが“ハレンの巨城(ハレンホール)”に連れてこられる。2人の運命は“マウンテン”ことグレガー・クレゲインの手の中にあった。アリアはタイウィンの酌取りを命じられる。キャトリンを訪ねたリトルフィンガーは、娘と引き換えにジェイミーを解放しないかと提案。共に王座を狙うバラシオン家のスタニスとレンリーは互いに宣戦布告。その晩、スタニスの側近メリサンドルの身に異変が起こる。
ある人物の死により、バラシオン家の内部抗争に終止符が打たれる。ある夜キャトリンがレンリーを説得していると、何者かが彼を襲撃。キャトリンは野営地を去り、リトルフィンガーはある行動を起こす。“十三人組”の一人を味方につけ何とかクァースの門をくぐったデナーリスたちは謎めいた住人の歓迎を受ける。そんな中、ティリオンは新王ジョフリーが謎の兵器を使ってキングズ・ランディングを守る計画を立てていることを知る。タイウィンの酌取りとなり、彼らの戦術会議に耳をそばだてる日々を送るアリアは、以前助けた凶悪犯ジャクェンからある申し出を受ける。一方、壁の北側ではジョンと“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”は“最初の人々”と呼ばれる古代の砦にたどり着く。
ロブがタリサに惹かれ始めた矢先、シオンがウィンターフェル城を急襲したとの知らせが入る。王都ではジョフリーへの不満が爆発した民衆が暴動を起こしていた。一方、クァース一の富豪を名乗る商人が結婚と引き換えに船を調達してやるとデナーリスに持ちかける。そんななか、アリアは身元を隠して給仕係として仕えるタイウィン公のもとに、ある思いがけない人物が訪ねてきたことで危機的な状況に陥ってしまう。壁の北側ではジョン・スノウが野人の女を捕らえる。
留守の間に何者かに侍女らを殺されドラゴンも連れ去られてしまったデナーリスは、ドラゴンが“不死者の館”にいることを知る。シオンはウィンターフェル城にシオンはブランやリコンらの姿がない事に気づき、追っ手を放ち、近隣の村人を尋問する。捕虜の身から解放されたいジェイミーは、王都からの遣いで来た遠縁の従兄を利用することを思いつく。一方、壁の北側では、捕らえた若い野人の女イグリットを連行していたジョン・スノウが野人の縄張りに入ってしまう。
ウィンターフェル城にいるシオンのもとに姉のヤーラがやってくる。ヤーラはシオンに撤退を勧めるがシオンは城に留まると言い放つ。タイウィンがついに出陣することを知ったアリアは、ジャクェンに最後の願いを告げ、“ハレンの巨城(ハレンホール)”からの脱走を図る。一方、娘たちを取り戻すため、リトルフィンガーの提案に乗ったキャトリンが、ロブに黙ってジェイミーを解放する。ロブは自分に内緒で重大な事を進めた母キャトリンを責める。壁の北側で野人の集団に捕まったジョン・スノウがリーダーの元へ連行されている頃、スタニスの軍勢は刻一刻と王都へ向けて船隊を進めていた。
スタニスの船隊は王都へ迫りつつあった。ティリオンは怯えるジョフリー王を前線に立たせる。パイセルは太后サーセイに、もしもの時を考え自決のための毒薬を渡す。そんななか、戦闘へ向かう新王ジョフリーはサンサを呼び、新しい剣にキスをしろと強要するのだった。そして、ついに戦いの火ぶたが切られ、迎え撃つティリオンとラニスター家は必死の攻防を強いられる。何十隻もの敵の戦艦に対し、ティリオンはある作戦によりたった一隻で迎撃する。敵軍の大破に成功したものの、スタニス率いる軍の一部は王都に上陸。ティリオンは怖気づいて退散したジョフリーに代わり兵隊を鼓舞して戦う。玉座の間に避難していたサーセイが運命を受け入れようとした瞬間、扉が破られ…。
戦闘で傷を負い意識を失ったティリオンだったが、目覚めると頭に包帯が巻かれた状態でベッドに寝かされていた。スタニスに勝利した新王ジョフリーは玉座のある謁見室で戦闘で功を立てた者を称え、祖父タイウィン公に国の統治を引き受けてほしいと“王の手”に任命。ラニスター軍と同盟を組み参戦したロラス・タイレルには、サンサとの婚約を破棄して彼の妹マージェリーを王妃にすると約束する。一方、ウィンターフェル城を占拠したシオンは北部軍に囲まれ、ルーウィンはシオンに降伏するよう進言する。孤立無援となったシオンの部下までも謀反を起こす。デナーリスが“不死者の館”でドラゴンを見つけた頃、“壁”には真の脅威が迫っていた…。