撮影舞台裏コラム

『銀魂2 掟は破るためにこそある』の製作は前作の撮影時に決定?!

『銀魂2』の企画が進行したのはなんと、前作の撮影初日の16年の夏だった。「小栗旬さん率いる万事屋と中村勘九郎さん率いる真選組のカブト狩りの撮影を見て、ヒットを確信しました。それでまずは万事屋の3人のスケジュールを調整して、今年の3月に撮影することで動きだしました」と松橋真三プロデューサーは語る。撮影中には小栗旬、菅田将暉、橋本環奈ら出演者らが「次は将軍とひたすら遊ぶギャグ映画をやりたいね」と言って盛り上がっていたこともあり、当初はギャグパートの「将軍」の登場回だけで1本作る予定だった。しかし、1作目の公開を迎え続編の企画を進めるにつれ、その内容は変化していった。福田監督は「ファンの方々の感想を読んだときに、面白くてカッコよくて感動するものが『銀魂』に求められていることなんだと改めて気づき、将軍を接待する話と『真選組動乱篇』を合体させる内容にしたいと考えました」と振り返る。こうして完成した脚本は、キャストの全員が「前作を確実に超えた」と胸を張る最高の仕上がりに。主演の小栗旬も「これで『面白くない』と言われたら、もう『銀魂』を作る必要はないかなと思うぐらい、素晴らしい映画ができそうな予感がします」と語っていたほどだった。

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