撮影舞台裏コラム

ドローンを使用した、迫力のカーアクション!

今回の『銀魂』には近藤や伊東、沖田らが乗るその列車を追う鬼兵隊の車と、銀時、新八、神楽、土方が乗る半分以上破壊されたパトカー、さらに真選組の何台もの車が荒野を激走しながら銃撃戦を展開する過激なカーアクションまで用意されていて息をのむ。ロケが行われたのは、『隠し砦の三悪人』(08年版)や『忍びの国』でも使われた千葉県・鋸南町の荒野。ここで爆破シーンや車が炎上するシーンなどがドローンも使って撮影され、大迫力の映像が次々にカメラに収められていった。また、土方の顔にパトカーの割れたガラスの破片が当たるカットの撮影では、福田監督が自ら、海老のようにのけ反って柳楽に演技指導。「ムリムリ~」というセリフのニュアンスにも監督の細かい修正が入るが、柳楽が演じるトッシーのコミカルな芝居を見たり、監督の「モテる顔をしないで!」という演出を聞くスタッフは笑いをこらえるのに必死だった。

一覧に戻る