CAST STAFF

CAST

製作総指揮 Dwayne Johnson ドウェイン・ジョンソン

Davis Okoye デイビス・オコイエ

PROFILE

 出演作品の世界興行収益が30億ドルを超える偉業を達成し、映画とTVの両方で爆発的なヒット作を連発する大スターである。
 過密スケジュールにもかかわらず、その勢いは留まるところを知らない。2017年には、大成功を収めた「ワイルド・スピード」シリーズ(01, 03, 06, 09, 11, 13, 15)の8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(共演:ケビン・ハート、ジャック・ブラック)、『ベイウォッチ』(未)に出演。18年には、ピーター・バーグが監督するHBO放送シリーズ「Ballers/ボウラーズ」(15~)のシーズン4に出演し、選手たちの私生活を導く資産運用管理者となった元フットボール選手を演じている。待機作には、18年7月より世界中で公開予定の『スカイスクレイパー』、小さなリバーボートで旅行客を危険な動物たちや爬虫類でいっぱいの旅に連れ出すテーマパークのヒットアトラクションに基づいた、ディズニーの『Jungle Cruise』などがある。
 15年夏の大ヒット作『カリフォルニア・ダウン』に主演するなど、ハリウッドを支える多くの大作映画への出演に加えて、高収益をあげた痛快アクションコメディ『セントラル・インテリジェンス』(16/共演:ケビン・ハート)に出演したり、広く成功を収めたアニメ『モアナと伝説の海』(16)では声の出演も果たしている。
 自身の製作会社セブン・バックス・プロダクションズはスパイクTVとチームを組み、合衆国軍に従事する勇敢な男女を称え、激励し、楽しんでもらうために作られた音楽とエンターテイメント体験である記念碑的なホリデイ・イベント「Rock the Troops」の製作に携わった。この心をとらえるモダンなトリビュートは、米海軍真珠湾基地とヒッカム空軍基地との歴史的な統合に端を発したものであり、音楽、コメディ、映画界から一流スターたちが集まった。セブン・バックス社はまた、刑務所の中の若者たちを描いたHBO放送のTVドキュメンタリー「Rock and a Hard Place」(17)を放送し、この作品はHBOでナンバー1の視聴率をあげたドキュメンタリー特番となった。
 近作には、世界興行収益が合計で14億ドルを突破した大ヒットシリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)と6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)、『ペイン&ゲイン 史上最低の一獲千金』(13・未/共演:マーク・ウォールバーグ)、インディペンデントドラマ『11ミリオン・ジョブ』(13・未/共演:リアム・ヘムズワース、エマ・ロバーツ)、コミック本に基づくアクションアドベンチャー第2弾『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13/共演:ブルース・ウィリス、チャニング・テイタム)、投獄された息子を取り戻すために麻薬取締局のおとり捜査に参加する父親を演じたサスペンスドラマ『オーバードライヴ』(13)、タイトルロールを演じた『ヘラクレス』(14/監督:ブレット・ラトナー)、ホブス捜査官を再演した『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15/共演:ビン・ディーゼル)などがある。それ以前には、高評価を受けたアクションコメディ『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』(03/監督:ピーター・バーグ、共演:ショーン・ウィリアム・スコット、ロザリオ・ドーソン、クリストファー・ウォーケン)、リメイク『ワイルド・タウン/英雄伝説』(04)、『ゲット・ショーティ』(95)の続編『Be Cool/ビー・クール』(05/共演:ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ビンス・ボーン)、『ゲーム・プラン』(07・未)、『ゲット スマート』(08)、『ウィッチマウンテン/地図から消された山』『Planet 51』(共に09)、『妖精ファイター』(10・未)、3億2500万ドルを超える収益をあげた『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(12)といった多彩な作品に出演している。世界興収4億ドル以上をあげたスティーブン・ソマーズ監督の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(01)に配役され、役を演じている下見用フィルムを見たユニバーサルの重役たちはそのキャラクターを非常に気に入り、そのキャラクターに基づく映画『スコーピオン・キング』(02)をすぐに計画した。この作品は、4月公開の映画として歴代最高のオープニングを飾り、その年のボックスオフィスの記録を塗り替えた。
 演技への愛情と仕事の幅を広げたいという願望から、00年3月に「サタデー・ナイト・ライブ」に4回出演し、コメディの才能を披露して多くの視聴者を驚かせた。幅広いさまざまな役柄を演じて高い評価を受け、認められてきた。16年には、「ピープル」誌より“現存する中で最もセクシーな男性”に、「USAトゥデイ」紙より“その年の映画人”に、「タイム」誌より“その年に最も影響力のあった人々”に、そして、「ハリウッド・リポーター」誌より“年間パワーリスト100人”のひとりに選ばれた。17年には、全米黒人地位向上協会(NAACP)より“その年のエンターテイナー”に選ばれ、「バラエティ」誌は“その年のハリウッドで2番目に高いギャラを手にした俳優”と称した。17年12月13日、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星を刻み、殿堂入りした。
 サンフランシスコで生まれ、ハワイで育つ。高校時代からアメリカンフットボールの選手として活躍し、マイアミ大学に進学。同大学のチーム“ハリケーンズ”のディフェンシブ・ラインマンとして同チームをナショナル・チャンピオンシップへと導いた。卒業後、米プロレス団体WWEに殿堂入りする父親ロッキー・ジョンソンと、祖父“ハイチーフ”・ピーター・メイビアの足跡を追い、競技スポーツエンターテイメントの世界に入った。96年から03年の7年間、強い情熱に突き動かされて精進し、大成功を収め、全米のプロレス興行成績の記録を破り、その期間のペイ・パー・ビューの視聴率記録も打ち立てた。リングネームを“ザ・ロック”とし、プロレス業界において最もカリスマ性をもつダイナミックなキャラクターのひとりとなった。12年3月、WWEに復帰。マイアミのレッスルマニア28においてジョン・シナと対戦して勝利を収めた。
 自叙伝「The Rock Says」は00年1月に出版されてすぐに「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストで1位を獲得した。06年には、健康とフィジカルフィットネスを通して世界中の子供たちを教育し、元気づけ、意欲を引き出すことを使命とするロック財団を立ち上げた。献身的な慈善家で、現在はエンターテイメント・インダストリー財団の糖尿病啓蒙活動の全米スポークスパーソンを務めている。また、米国赤十字社では有名人で構成される評議メンバーも務め、メイク・ア・ウィッシュ財団の有名人を代表するウィッシュ大使としても尽力している。08年、米国議会とジョイント・リーダーシップ委員会より、優れたリーダーシップを発揮し、全米中の若者たちにチャンスを提供した民間部門の個人に与えられる、権威あるホライゾン賞を授与された。

Naomie Harris ナオミ・ハリス

Dr. Kate Caldwell ケイト・コールドウェル博士

PROFILE

 近作に、バリー・ジェンキンズ監督の高評価を得た衝撃作『ムーンライト』(16)がある。マイアミの荒廃した貧困地区に生きる少年が成長していく姿を20年にわたって描いたこの作品で、転落していく母親を力強く演じ、米アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/全米映画俳優組合(SAG)賞/英アカデミー(BAFTA)賞の助演女優賞にノミネートされた。
 待機作には、2018年秋に劇場公開される予定のアドベンチャー『Mowgli』(監督:アンディ・サーキス、共演:ベネディクト・カンバーバッチ、クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット)などがある。
 ジェームズ・ボンドシリーズの『007 スカイフォール』(12/監督:サム・メンデス、共演:ダニエル・クレイグ)で初めてマネーペニーを演じた。この作品は、13年のBAFTA賞で最優秀英国映画賞を獲得し、世界中で9億1800万ドル以上の興収をあげ、ソニー・ピクチャーズの歴代最高収益をあげた映画となった。同じくメンデス監督の『007 スペクター』(15/共演:ダニエル・クレイグ)でもマネーペニー役を再演した。
 13年には、『マンデラ 自由への長い道』(共演:イドリス・エルバ)でウィニー・マンデラを力強く演じ、ロンドン批評家協会賞の助演女優賞と英国女優賞、全米黒人地位向上協会(NAACP)イメージ・アワードにノミネートされた。
 ほかに、『28日後…』(02)、『ダイヤモンド・イン・パラダイス』(04)、『マイアミ・バイス』(06)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(06)と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(07)、『Sex & Drugs & Rock & Roll』『おじいさんと草原の小学校』(共に10)、アントワーン・フークア監督の『サウスポー』(15/共演:ジェイク・ギレンホール)、『素晴らしきかな、人生』(16/共演:ウィル・スミス)、『われらが背きし者』(16/共演:ユアン・マクレガー)といった映画に出演している。TVでは、高評価を得たBBC放送のミニシリーズ「White Teeth」(02)などがある。

Jeffrey Dean Morgan ジェフリー・ディーン・モーガン

Agent Russell ラッセル捜査官

PROFILE

 多才で魅力的でカリスマ性があり、一流の映画やTV作品に出演し、賞受賞歴をもつ俳優や監督たちと一緒に仕事をしてきた。過去数年間は休む間もなく仕事をし、ハリウッドの注目を浴び続け、業界で最も人気の高い主演俳優のひとりとなった。
 TV界でキャリアをスタートさせた。2005年~06年にかけて並行して演じた役柄によって人気を博し、世界中のTV視聴者に愛された。CW放送シリーズ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」(05~)のシーズン1と2(05~07)で演じたジョン・ウィンチェスター、ABC放送のヒットシリーズ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05~)のシーズン2~5(06~09)で演じた臓器移植患者デニー・デュケット、ショータイム放送の賞受賞コメディシリーズ「Weeds ~ママの秘密」(05~12)のシーズン1(05)で演じたジュダ・ボットウィンである。
 その後、『P.S.アイラヴユー』(07/共演:ヒラリー・スワンク)に出演したのち、ザック・スナイダー監督が有名なグラフィックノベルを映画化した『ウォッチメン』(09)でエドワード・モーガン・ブレイク/ザ・コメディアンを演じて映画ファンを魅了した。続いて、アン・リー監督の『ウッドストックがやってくる!』(09)、ヴァーティゴ社が誇るコミックシリーズを映画化した『ルーザーズ』(10・未/監督:シルバン・ホワイト、製作:ジョエル・シルバー)、殺人ミステリー『キリング・フィールズ 失踪地帯』(11/共演:サム・ワーシントン、クロエ・グレース・モレッツ、ジェシカ・チャステイン)などに出演した。
 ほかの出演作品には、ブルース・ベレスフォード監督の『Peace, Love & Misunderstanding』(11/共演:キャサリン・キーナー、ジェーン・フォンダ、エリザベス・オルセン)、サム・ライミ製作によるホラー『ポゼッション』(12/共演:キーラ・セジウィック)、84年の『若き勇者たち』をリメイクした『レッド・ドーン』(12)、カンヌ映画祭でプレミア上映された『悪党に粛清を』(14/共演:エバ・グリーン、マッツ・ミケルセン)、『Solace』(15/共演:アンソニー・ホプキンス、コリン・ファレル、アビー・コーニッシュ)、『ノー・エスケープ 自由への国境』(15/共演:ガエル・ガルシア・ベルナル)、『タイム・トゥ・ラン』(15/共演:ロバート・デ・ニーロ)、再びザック・スナイダー監督とチームを組みカメオ出演した『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)などがある。
 TVでは、50年代マイアミのギャングの生活を描いて高評価を得たスターズ放送シリーズ「マジックシティ 黒い楽園」(12~13)に出演し、ホテルオーナーのアイク・エヴァンス役を演じた。
 近作には、テキサス革命を描いてエミー賞にノミネートされたヒストリー・チャンネルのミニシリーズ「Texas Rising」(15/共演:ビル・パクストン、レイ・リオッタ)、CBS放送シリーズ「エクスタント」(14~15)のシーズン2(15/企画:ミッキー・フィッシャー、製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、共演:ハル・ベリー)、私立探偵ジェイソン・クラウスを演じたCBS放送の賞受賞シリーズ「グッド・ワイフ」(09~16)のファイナルシーズン(15~16)などがある。
 AMC放送のヒットシリーズ「ウォーキング・デッド」(10~)のシーズン6(16)の最終話から出演し、悪名高き敵ニーガン役を演じ、この演技で16年の放送映画批評家協会賞ドラマシリーズ部門最優秀ゲスト演技賞を受賞した。シーズン7(17)でも同役を演じ、17年のMTVムービー&TVアワードの最優秀悪役賞を受賞。現在はシーズン8(18)に出演している。

STAFF

監督/製作 Brad Peyton ブラッド・ペイトン

PROFILE

 本作は、ドウェイン・ジョンソンとの3度目のコラボレーションとなる。1作目の大ヒット作『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(12)は世界中で約3億3500万ドルの興収をあげ、2作目の大ヒット作『カリフォルニア・ダウン』(15)は世界中で4億7300万ドルの興収をあげてその年の最高収益を記録した映画となった。
 カナダのニューファンドランド州に生まれ、カナディアン・フィルム・センターを卒業。短編ブラックコメディ『Evelyn: The Cutest Evil Dead Girl』(02)で最初に称賛を浴びた。その後、CBC放送のクレイアニメシリーズ「What It's Like Being Alone」(06)を製作した。2010年、実写とCGアニメーションを融合させた自身初の長編映画『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』を公開した。
 12年には、世界的ヒット作の続編となる前述の『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(出演:ジョンソン、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、バネッサ・ハジェンズ、ルイス・ガスマン、クリスティン・デイビス)の監督を務めた。次に、前述の驚異的な大ヒット作『カリフォルニア・ダウン』(出演:ジョンソン、カーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ヨアン・グリフィズ、アーチ―・パンジャビ、ポール・ジアマッティ)を監督。この作品は15年に最高収益をあげたワーナー・ブラザース/ニュー・ライン作品となった。待機作は、人気ビデオゲームに基づく『Just Cause』、SF短編小説に着想を得た『The Epoch Index』など。
 TVでは、製作パートナーであるジェフ・フィアソンとともに、ふたりの製作会社ASAPエンターテイメントを通じて、イーワン(eOne)と複数年のファーストルック契約を結び、TVとデジタル世界におけるアクション/ジャンルプロジェクトの企画開発に携わっている。近作は、18年に第3シーズンが配信されるNetflix/ディスカバリーのTVシリーズ「フロンティア」(16~/主演:ジェイソン・モモア)。待機作には、ブーム!スタジオの主力グラフィックノベルシリーズに基づくサイファイ放送の1時間SFフィクションドラマ「The Woods」などがある。