先生!日誌

作品に優しく寄り添う劇中音楽は、三木監督とは『陽だまりの彼女』や『ホットロード』でタッグを組んでいるmio-sotidoに依頼。「昔の名作と呼ばれる映画には、優れたテーマミュージックがあったと思うんです。今回は“この映画といえばこの音楽”というようなものを1曲は必ず作ってほしいとお願いしました。登場人物の心情をセンシティブにすくう楽曲はもちろん、メジャー映画として一種のケレン味もあってほしい。その要望に見事に応えていただきました」そして主題歌には、今年結成30周年を迎える人気バンド=スピッツが新曲「歌ウサギ」を書き下ろした。数々の時代を超えた名曲を誕生させ、多くのアーティストにリスペクトされる彼らだが、映画に合わせて新曲を書くということは極めて珍しい。「最初からこの映画の世界観はスピッツさんだなと勝手に思っていたんです。これは後から聞いた話なんですが、河原先生がこの原作を書かれていた当時、必ず仕事場に流していたのがスピッツさんの曲だったと。素敵な偶然だなと思いました」(濱名P)

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