人気スター、K・ベーコンがTVドラマシリーズ初主演!全世界に中毒者続出の衝撃のノンストップ・サイコサスペンス!息をのむスリル&アクション!緊張度120%!元FBI捜査官と、フォロワー=洗脳された殺人集団を操る最凶の殺人鬼が死闘を繰り広げる。
『アポロ13』『ミスティック・リバー』などの映画界のトップスター、ケヴィン・ベーコンが初めてTVドラマシリーズに主演し、『スクリーム』の脚本家ケヴィン・ウィリアムソンが企画・製作総指揮を務める話題のノンストップ・サイコサスペンス。元FBI捜査官ライアン・ハーディ(ベーコン) はかつて逮捕した凶悪犯ジョー・キャロル(「ROME[ローマ]」のジェームズ・ピュアフォイ)が刑務所を脱獄したことで現場に呼び戻される。14人も殺害した殺人鬼ながらもカリスマ性を兼ね備えたキャロルは、自らのファンを洗脳し、壮大な計画を実行しようとしていた。
タイトルの“フォロイング”とは“追跡”や“信奉者”という意味でも使われる言葉。ライアンと捜査陣が、どこにいるのか、何人いるのか分からないキャロルの“信奉者”を“追跡”する展開から目が離せない。1月21日より全米FOX系で放送。第1話はネット配信も併せて2034万人が視聴するスタートを果たし、すでに第2シーズン制作が決まっている大ヒットドラマ。
ストーリー
14人の女子大生を残忍な手口で殺した元大学教授の連続殺人犯ジョー・キャロルが、死刑執行を目前に刑務所を脱獄。キャロルを逮捕したFBI捜査官ライアン・ハーディはキャロルの逮捕時、心臓に深刻な傷を負ったことでFBIを去っていたが、FBI長官から直接、現場に復帰するよう依頼が来る。ライアンたちがその行方を追っているうち、キャロルが、ある看守を洗脳し、収監中もネットで外部と接触していた事実が判明。彼は自らのカリスマ性を駆使して、熱心な信奉者たちのネットワークを作り上げていた。はたしてキャロルの計画とは。また、キャロルの信奉者(フォロワー)はどこに潜んでいるのか。ライアンとキャロルの死闘が幕を開ける。「暴走する悪の連鎖」は止まらない!
「さあ、物語の始まりだ。キミはこの話の主役だ。主役は悩み、苦しみ、目の前の障害をクリアしていかねばならない。これは私の会心の作となるだろう。」
人間には残酷な世界を覗き見したい潜在的願望があると言われるが、「ザ・フォロイング」が大ヒットしている要因はそこに起因しているのかもしれない。『ザ・フォロイング』には陰惨な雰囲気が漂っている。このドラマではホラー映画並みに死者が発生し、陽気なシーンはごくわずかしかない。この“善”対“悪”のストーリーでは、“善”が大抵は酷く打ちのめされる。『セブン』や『悪魔を憐れむ歌』などの映画を思い起こさせる“悪が罪を免れる”場面もあり、『コピーキャット』や『ボーン・コレクター』といった映画のような生々しい悪の姿が描かれている。殺人のシーンやゾッとする衝撃的なシーンが幾度も登場する。解体されたイヌの死体が散乱した連続殺人鬼の作業場を発見する瞬間や、懐中電灯で照らしながら血痕をたどり、壁に大量の血で殴り書きされたメッセージを見つける瞬間など不気味な雰囲気が滲み出ており、シリアスで未だかつてないスリルと恐怖をドラマにもたらしている。
大した理由に思えないかもしれないが、これを重大な問題だと考える人もいるだろう。海外TVドラマの1シーズンを視聴するには、通常人生の22時間を費やす必要がある。『ザ・フォロイング』の第1シーズンは、わずか15エピソードしかない。そして前提として、一話完結のエピソードは存在しない。このドラマが描くのは、ジョー・キャロルと異常者たちのネットワークに立ち向かい、国中に異常な混乱と殺人を拡大させる計画を防ぐ捜査官ライアン・ハーディの姿であり、それを軸にノンストップのストーリーが展開する。
このドラマの各エピソードはどうやって進んでいくのか? 思わぬ展開が待ち受ける犯罪もののドラマには皆慣れ親しんでおり、本作でもシーズンを通してFBIが単に犯人を追うだけではない。異常な殺人鬼たちにもスポットが当てられる。『ザ・フォロイング』では、多くの場面でジョー・キャロルを狂信する者たちの姿が描かれ、身近な人々、表向きは普通でも仮面を剥いだらキャロル崇拝者である可能性があるので、身近に潜む危険に誰を信じて良いか判らなくなる。これは、類いまれなカリスマ性と求心力を備え、ネット上で孤独な魂を見つけ出し、死という手段で率いる一人の怪物のストーリーでもある。そして必然的に、ドラマではこうした孤独な人間たちと一定の時間を過ごし、彼らが共感と慈悲を失った理由を知ることになる。
極限のドラマの中にある強いテーマが観る者の心をつく! 単純に猟奇的な事件を描くのではなく、「人間とはどこまで凶悪になれるのか。誰もが凶悪になりうるのか。人間が持つ正義とは何か」という強いテーマが根底に。事件に没頭しながら狂気に感染していくさまを描き、強いテーマを押し出していく。通常、連続殺人鬼のストーリーでは捜査官と異常者が巧妙で身の毛もよだつ追跡劇を繰り広げる。それは『ザ・フォロイング』でも例外ではない。このドラマのコンセプトがユニークな理由の1つは、一人の殺人鬼だけでなく、残忍な指導者に忠誠を誓い、積極的に加担する殺人鬼たちのカルト集団にも焦点を当てている点だろう。ハンニバル・レクターがインターネット上で殺人鬼を集め、自分を崇拝するサイバー社会のマンソン・ファミリーを操って殺人を計画したらどうなるだろうか。第1話では、キャロルの恐ろしい計画と、10年前にキャロルを逮捕した“堕ちた”ヒーロー 、ハーディがいかにして事件に巻き込まれていくかが明らかになる。それがまた絶妙だ。キャロルはことごとく予想を裏切り、残酷で病みつきになるジェットコースターへと視聴者を誘う。
ケヴィン・ベーコンが海外TVドラマに登場!ケヴィン・ベーコンは素晴らしい役者だ。類いまれな才能に恵まれた名俳優であり、時代を代表する作品も含め、数十年に渡って数多くの記憶に残る映画に出演してきた。ケヴィン・ベーコンがテレビドラマに出演するのは、間違いなく特筆すべき事件だ。過去30年に渡って映画だけに出演し、その多くがハリウッドの大ヒット映画となっている。『ザ・フォロイング』でケヴィン・ベーコン演じる元FBI分析官ライアン・ハーディの興味深い点は、この役が影のある人物を演じる機会を与えているということだ。テレビ上のキャラクターとしてはずば抜けて素晴らしい演技を披露しており、彼の壮絶な演技の一端を垣間見ることができる。