彩夏の携帯からかけれらたナルミへの電話。そこから届けられたのは、事件の黒幕である墓見坂のアリスへの挑戦だった。ピンクの羽を付けた者だけが、天国の扉にたどり着ける。しかし、彩夏の携帯を持っていた男は墓見坂の居場所すら知らなかった。ふとしたことから、服用者にもたらされる視覚の極端な鋭敏化こそが、エンジェル・フィックスの売人を見分ける条件だと気付くナルミ。そしてアリスは墓見沢の目的は薬の効力を確かめるための実験だと突き止める。売人をあぶりだすために、自分が薬を飲む。彩夏のために自分ができることはこれしかない。ナルミの決断に、ニート探偵団が動き出す。薬を飲んだナルミの瞳に映ったのは、天使の翼をはやした彩夏の姿で……。