映画 『アナベル 死霊人形の誕生』

CAST

ステファニー・シグマン(シスター・シャーロット)

STEPHANIE SIGMAN (Sister Charlotte)

 メキシコ系アメリカ人。モデルから女優に転身し、ヘラルド・ナランホ監督のインディペンデント映画『MISS BALA/銃弾』(11・未)の主役に抜擢されブレイク。「バラエティ」誌の“2015年の注目すべきラテンアメリカ人10人”のひとりに選ばれた。
 現在、主役陣のひとりとして出演するNBC放送のパイロット番組「S.W.A.T.」(製作総指揮:ショーン・ライアン)の撮影に入っている。近作に、初のメキシコ系ボンドガールとして出演した『007 スペクター』(15/共演:ダニエル・クレイグ)、ジョン・マイケル・マクドナー監督のブラックコメディ『バッドガイズ!』(16/共演:アレクサンダー・スカルスガルド、マイケル・ペーニャ)、マーク&ロブ・カレンが脚本/製作を担当し、マークが監督する『バッド・ウェイヴ』(17/共演:ブルース・ウィリス、ジョン・グッドマン、ジェイソン・モモア)などがある。
 国際派女優として、ノルウェーのインディペンデント系サスペンス『パイオニア』(13/共演:アクセル・ヘニー、ウェス・ベントリー)に出演。同作は、13年度トロント国際映画祭でプレミア上映され、同年の米アカデミー賞最優秀外国語映画部門にノルウェー作品として出品された。
 TVの近作には、全2シーズンにわたり出演したFX放送のヒットドラマ「ブリッジ ~国境に潜む闇」(13~14/共演:デミアン・ビチル、ダイアン・クルーガー)、同じ役でたびたび出演したNetflixのシリーズ「ナルコス」(15~)がある。16年、ABC放送のシリーズ「アメリカン・クライム」にたびたび出演した時に、ジョン・リドリー監督と知り合い、その後リドリー企画のABC放送の1時間パイロット番組「Presence」(16)で主演した。

タリタ・ベイトマン(ジャニス)

TALITHA BATEMAN (Janice)

 才能豊かな若手女優。待機作に、2017年10月20日全米公開予定の『ジオストーム(原題)』(共演:ジェラルド・バトラー、アビー・コーニッシュ、ジム・スタージェス)、ノラ・スピア役を演じる、人気ヤングアダルト小説を基にした『Simon vs. The Homo Sapiens Agenda』(監督:グレッグ・バーランティ、共演:ニック・ロビンソン、ジェニファー・ガーナー、アレキサンドラ・シップ)などがある。
近作に、ロサンゼルス映画祭でプレミア上映され、主役のハイディを演じた『So B. It』(16/共演・アルフレ・ウッダード)がある。また、17年公開の『ヴェンジェンス』(共演:ニコラス・ケイジ)にも出演。さらに、待機作『The Boxcar Children: Surprise Island』(共演:J・K・シモンズ、マーティン・シーン)では、声の出演をする。
 これまでの出演作に、CW放送のTVドラマシリーズ「ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記」の3エピソード(15)、『フィフス・ウェイブ』(16/共演:クロエ・グレース・モレッツ)、『メン・イン・キャット』(16/共演:ケビン・スペイシー)などがある。

ルル・ウィルソン(リンダ)

LULU WILSON (Linda)

 マイク・フラナガン監督のホラー『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』(16・未)に主役級で出演し、絶賛を浴びて以来、11歳という若さで注目を集め続ける女優。
 ニューヨーク出身。ジェリー・ブラッカイマー製作のダークサスペンス『NY心霊捜査官』(14)のクリスティーナ役で映画デビューを飾り、エリック・バナ、オリビア・マンと共演。ほどなくしてロサンゼルスへ移り、CBS放送のヒットコメディ「The Millers」(13~15)にミケイラ役で2シーズンにわたりレギュラー出演した。
 待機作に、インディペンデント作品『Slumber』と『Gone Are the Days』がある。
 近作に、1993年の映画『コップ・アンド・ハーフ』(未)の続編となるTV映画「Cop and a Half: New Recruit」(17)がある。同作で、ルー・ダイアモンド・フィリップス演じる刑事の相棒役を務めた。これまでに、「Black Box」の3エピソード(14)、「Inside Amy Schumer」の3エピソード(15~16)、「Teachers」の1エピソード(16)に出演した。女優の仕事の合い間に、短編小説や脚本の執筆にいそしんでいる。

フィリッパ・クルサード(ナンシー)

PHILIPPA COULTHARD (Nancy)

 近作に、テッサ・ライリー役で出演したABC放送の「The Catch」の第2シーズン(17/製作総指揮:ションダ・ライムズ)など。
 待機作に、1992年の映画『ハワーズ・エンド』を基に、米アカデミー賞受賞歴をもつケネス・ロナーガンが脚本を手がけたミニシリーズ「Howards End」(共演:ヘイリー・アトウェル、マシュー・マクファディン)がある。
 インディペンデント作品『ラスト・ワールド』(13・未)で米国デビューを果たす一方で、『Unfinished Sky』(07)や主役陣のひとりを演じた『Now Add Honey』(15/監督:ウェイン・ホープ)など、数々の優れたオーストラリア映画に出演。
 幼少の頃からオーストラリアのTV界で幅広く活動してきた。主な出演作に、ゴールデンアワーのミニシリーズ「Bikie Wars: Brothers in Arms」(12)、主役陣のひとりを演じた全6エピソードの気骨のある犯罪ドラマ「Secrets & Lies」(14)などがある。

グレース・フルトン(キャロル)

GRACE FULTON (Carol)

 近作に、インディペンデント作品『Painted Horses』(17)がある。また、ABC放送のシリーズ「リベンジ」では、マデリーン・ストーが演じるキャラクターの若かりし頃の役で3エピソード(12~13)に出演。ほかにも、数多くのTV番組にゲスト出演している。
 ロンドンにある名門、王立演劇学校で学んだ。ビネッサ・ショウと共演したインディペンデント作品『Badland』(07)で、ミラノ国際映画祭にて最優秀主演女優賞にノミネートされた。

ルー・ルー・サフラン(ティアニー)

LOU LOU SAFRAN (Tierney)

 2016年、ニコラス・スパークス原作/製作の『きみがくれた物語』(共演:テリーサ・パーマー、ベンジャミン・ウォーカー)で映画デビューを飾った。同作で、ふたりの主人公ギャビーとトラビスの娘、ケイティ役を演じた。
 現在11歳。ロサンゼルスで両親、2匹の猫(ルー・ルー・キティ&ビニー・バン・ゴッホ)、4匹の亀(サーモン、エラ、アレックス、マイルズ)と愛犬リリーとともに暮らしている。英語、フランス語、ポーランド語を流暢に話し、歌とピアノ演奏が得意。また、アレックス・ターナーと“アークティック・モンキーズ”に夢中である。さらに、テニスが下手で、旅行が大好きである。
 地元の2つの基金を熱心に支援している。ひとつは、病気のために自力での料理や買い物が困難なロサンゼルス地域在住の人々に食事と愛情を届けるプロジェクト・エンジェル・フード、そしてもうひとつは自然の生息地に戻れない野生動物や希少動物に安全で幸福な環境を提供し、ガイド付きツアーや講演を通して一般市民に啓蒙活動をおこなうアニマル・トラックスである。

テイラー・バック(ケイト)

TAYLER BUCK (Kate)

 5歳から女優業をスタートし、本作で映画デビューを飾る。これまでに出演した数多くのヒットTVドラマに、「CSI:ニューヨーク」の1エピソード(12)、「Key and Peele」の1エピソード(13)、賞受賞作「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(16)などがある。現在、主役陣のひとりを演じる『Princess of the Row』(共演:マーティン・シーン、エディ・ガテギ)の撮影に入っている。
 フロリダ州ベロビーチ出身。ロサンゼルス在住。

サマラ・リー(ビー)

SAMARA LEE (Bee)

 2008年3月8日、韓国ソウルで生まれ、10年にアメリカ南部に移住した。その後すぐに演技活動を始め、4歳のときに、高い評価を得た米アカデミー賞ノミネート作品『フォックスキャッチャー』(14/監督:ベネット・ミラー)のキャストに抜擢され、スティーブ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロと共演した。
 その後も、『ラスト・ウィッチ・ハンター』(15/共演:ビン・ディーゼル、イライジャ・ウッド)、ゴールデングローブ賞ノミネート作品『コンカッション』(15/共演:ウィル・スミス)に出演し、映画のキャリアを築き続けている。
 16年、ロサンゼルスに足を踏み入れることを決意し、その直後に本作のキャストに選ばれた。
 ムエタイボクシングとブラジリアン柔術を中心に、総合格闘技の訓練に励んでいる。米軍将校の父親クリストファーとともに、障害物レースに出場することが大好きである。また、成功を収めるクリスチャン・ヘビメタバンドのボーカリストである母親アリーの影響で、歌うことも大好きである。無類の猫好き。これまでに、2匹の猫を自力で助けたこともある。

アンソニー・ラパリア(サミュエル・マリンズ)

ANTHONY LAPAGLIA (Samuel Mullins)

 映画/TV/舞台で幅広く活躍し、数々の賞受賞歴を誇る俳優。
 近作に、P・J・ホーガン監督/脚本の『メンタル』(12/共演:トニ・コレット)、若き日のジュリアン・アサンジを描いたロバート・コノリー監督のTV映画「Underground: The Julian Assange Story」(12)、スティーブン・キングのベストセラー小説を基にした『スティーヴン・キング ファミリー・シークレット』(14・未)、『Big Stone Gap』(14・未/共演:アシュレイ・ジャッド、ウーピー・ゴールドバーグ)、BBC放送のTV映画で、日本で劇場公開された『アイヒマン・ショー/歴史を移した男たち』(15/共演:マーティン・フリーマン)などがある。また、製作も務めたオーストラリア映画『Balibo』(09)にも出演。同作でロジャー・イースト役を演じ、オーストラリア映画協会(AFI)賞とオーストラリア映画批評家協会賞の最優秀主演男優賞を受賞した。
 このほか、出演した映画には、『本日はお日柄も良く/ベッツィの結婚』(90・未)、『依頼人』(94)、『Brilliant Lies』(96)、『コマンドメンツ』(97・未)、『フェニックス』(98)、『ギター弾きの恋』『サマー・オブ・サム』(共に99)、『The House Of Mirth』『オータム・イン・ニューヨーク』(共に00)、『CIAの男』(00・未)、AFI賞、IF賞、オーストラリア映画批評家協会賞の最優秀主演男優賞を受賞し、高い評価を得た『ランタナ』(01・未)、『Winter Solstice』(04)、『The Architect』(06)、声の出演をした『$9.99』(08)と『ガフールの伝説』(10)そして『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』(11)などがある。
 TVシリーズ「WITHOUT A TRACE/FBI失踪者を追え!」(02~09)で主役のジャック・マローンを演じ、幅広い層から称賛を浴びた。同作で、いずれも最優秀主演男優賞部門でゴールデングローブ賞を受賞し、エミー賞に1度、全米映画俳優組合(SAG)賞に2度ノミネートされた。さらに、SAG賞最優秀アンサンブル演技賞にもノミネートされた。このほか、出演したTVシリーズには、ダフネの兄弟サイモン・ムーン役でたびたび出演し、エミー賞を受賞した「そりゃないぜ!? フレイジャー」(93~04)、「マーダー・ワン」(95~97)など。また、TV映画では、自身がケーブルACE賞にノミネートされた「クリミナル・ジャスティス」(90)、「Never Give Up: The Jimmy V Story」(96)、「戦火の祈り」(97)、「ランスキー アメリカが最も恐れた男」(99)などに出演した。
 舞台では、ミュージック・ボックス・シアターで上演されたスタンリー・トゥッチ演出の「レンド・ミー・ア・テナー」に出演。また、アーサー・ミラーの古典「橋からの眺め」では、トニー賞、ドラマデスク賞、外国批評家協会賞を受賞した。このほか、ドラマデスク賞演劇部門最優秀主演男優賞にノミネートされた「バラの刺青」、「Bouncers」「Northeast Local」「On The Open Road」などのオフブロードウェイ作品に出演。また、オフブロードウェイ作品「The Guys 消防士たち」は、のちに映画版『9.11 あの日を忘れない』(02・未)が作られ、シガニー・ウィバーとともに両バージョンに出演した。
 2014年、オーストラリアンズ・イン・フィルムより、オーストラリア映画とエンターテイメント業界への多大なる国際的貢献が認められ、バージン・オーストラリア・オリー・ケリー・インターナショナル賞を受賞した。

ミランダ・オットー(エスター・マリンズ)

MIRANDA OTTO (Esther Mullins)

 2015年、ショータイム放送のエミー賞受賞シリーズ「HOMELAND」の第5シーズンで、ソール・ベレンソンの直属で働くCIAベルリン支局長アリソン・カー役を好演した。近作に、レベッカ・イングラム役を演じた「24:レガシー」(16~/共演:コーリー・ホーキンズ、ジミー・スミッツ)の第1シーズンがある。同作は、9年間にわたり放送されたFOX放送の大ヒットシリーズ「24 TWENTY FOUR」(01~10)のスピンオフドラマ。
 近作映画には、オーストラリアの人気TV番組「Dance Academy」(10~)を基にしたオーストラリア映画『Dance Academy: The Movie』(17)がある。最近、ドレイク・ドレマス監督の待機作『Zoe』(共演:ユアン・マクレガー、ラシダ・ジョーンズ、クリスティーナ・アギレラ、テオ・ジェイムズ)の撮影を終えたばかりである。
 13年、ブラジル人監督ブルーノ・バレットによる悲恋の物語『Flores Raras』で、ピューリッツァー賞受賞詩人エリザベス・ビショップを演じた。14年、FOX放送のTVドラマシリーズ「Rake」でグレッグ・キニアと共演。さらに同年、トミー・リー・ジョーンズが脚本/監督/出演を兼務する時代ドラマ『ホームズマン』に出演した。また、オーストラリアで撮影がおこなわれたサイモン・ストーン脚本/監督の『The Daughter』(15/共演:ジェフリー・ラッシュ、サム・ニール)に出演し、オーストラリア映画TV芸術アカデミー(AACTA)賞最優秀助演女優賞を受賞した。同作は、15年度ベネチア国際映画祭でプレミア上映され、17年1月に全米公開された。
 オーストラリア生まれ。初めて主要な役を掴んだ映画は、タイトルロールを演じた1988年の『Emma's War』(監督/脚本:クライティー・ジェソップ)。その後10年間にわたり、『The Last Days of Chez Nous』(92/監督:ジリアン・アームストロング)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ラブ・セレナーデ』(96)と『女と女と井戸の中』(97)、『Doing Time for Patsy Cline』(97)などのオーストラリア映画に出演し、高い評価を受け続け、ハリウッドから注目を集めた。初期のころに出演したハリウッド映画に、『シン・レッド・ライン』(98/共演:ジョージ・クルーニー、ショーン・ペン)、『ホワット・ライズ・ビニーズ』(00/共演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー)がある。
 99年、ピーター・ジャクソン監督の世界的大ヒット作「ロード・オブ・ザ・リング」三部作(01, 02, 03)のエオウィン役に抜擢された。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(03)で、全米映画俳優組合(SAG)賞映画部門最優秀キャスト賞を分かち合った。また、ジョン・ムーア監督の『フライト・オブ・フェニックス』(04)、トム・クルーズと共演したスティーブン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争』(05)などにも出演。
 05年、TVミニシリーズ「Through My Eyes」(04)でリンディ・チェンバレン役を演じ、オーストラリアの栄えあるTVウィーク・シルバー・ロジー賞ドラマシリーズ部門最優秀主演女優賞を受賞した。また、アメリカのTV番組に出演し始めたころの作品には、主役陣のひとりを演じたミニシリーズ「スターター・ワイフ」(07/共演:デブラ・メッシング、ジュディ・デイビス)や「カシミアマフィア」(08)などがある。
 舞台でも幅広く活躍している。シドニー・シアター・カンパニーの「Boy Gets Girl」で、印象的な役を好演。また、同カンパニーの「人形の家」(作:イプセン)ではノラ役を演じ、03年度MO賞演劇部門年間最優秀女優賞を受賞した。
 オーストラリア・クィーンズランド州ブリズベン出身。両親は、オーストラリア人俳優バリー・オットーと元女優リンゼイ・オットー。医学を学ぶという当初の計画を先送りにし、女優としてのキャリアを踏み出してから、振り返ることなく突き進んでいる。ジュディ・デイビス、メル・ギブソンらを輩出したオーストラリア国立演劇学院卒業。