ゲイリー・ドーベルマン
脚本/監督
今日のハリウッドで最も引っ張りだこの脚本家のひとり。映画とTVの両分野において、オリジナルコンテンツやシリーズ物など、多くのプロジェクトに携わっている。
「死霊館」シリーズの製作チームに加わり、脚本を担当した『アナベル 死霊館の人形』(14)では、ジェームズ・ワン監督の『死霊館』(13) にわずかな時間だが登場した不気味な人形に焦点を当てた。この作品は世界興収2億5600万ドル以上の大ヒットとなり、2014年に最も収益を上げた映画のひとつとなった。その続編『アナベル 死霊人形の誕生』は17年8月に公開され、さらなる興行的な成功を収め、世界興収3億500万ドルをあげた。監督デビューを飾る本作でも脚本を担当している。
スティーヴン・キングの人気小説を映画化した『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(出演:ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド)では共同脚本を担当。アンディ・ムスキエティが監督し、17年9月に公開されたこの映画は、いくつもの興行記録を破り、初公開の週末だけで世界興収1億2300万ドル以上という、ホラー映画では異例の成績を残した。最終的には世界興収7億ドル以上にものぼり、ホラー映画史上最高の累計興行収入となった。同じく脚本を担当した続編の『It: Chapter 2』は現在製作中で、全米では19年9月6日に、日本では11月1日より公開予定である。
また、「死霊館」ユニバースを舞台にした『死霊館のシスター』(18)では、ジェームズ・ワンとともに考案したストーリーに基づき脚本も担当。大ヒットとなったこの作品は、数々の記録を塗り替え、海外市場で2週間トップの座に君臨し、世界興収3億6500万ドル以上を売り上げた。
次に、『ラ・ヨローナ~泣く女~』で製作を担当。この作品は19年4月より公開され、米国内と海外のボックスオフィスの両方でオープニング成績第1位の好スタートを切った。
脚本を担当する待機作には、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)のリメイクで製作も兼任する『Train to Busan』、製作総指揮も兼任するスティーヴン・キングの原作に基づく『Salem's Lot』などがある。