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映画『クリード チャンプを継ぐ男』
ライアン・クーグラー(監督/脚本)
RYAN COOGLER(Director/Screenwriter)
 カリフォルニア州イーストベイエリア出身の映画監督。2011年5月、南カリフォルニア大学映画芸術学部で修士号を取得。同年、娘を守るために闘う若い娼婦を描いた短編学生映画『Fig』で全米映画監督組合学生映画賞とHBO短編映画監督賞を受賞。同作は、HBO放送でオンエアされた。
 09年に起こったBART(バート)鉄道警察によるオスカー・グラント射殺事件に基づいて執筆した長編映画の脚本「Fruitvale」は、12年1月におこなわれたサンダンス・スクリーンライターズ・ラボに選出された。13年、自身で書いたその脚本を用いて『フルートベール駅で』と改題した映画を監督し、賞賛を浴びた。
 現在もベイエリアに住み、映画製作に加えてサンフランシスコの青少年矯正施設でカウンセラーを務めている。

アーロン・コビントン(脚本)
AARON COVINGTON(Screenwriter)
インディアナ州ミシガン市出身の脚本家/音響デザイナー。オハイオ州立大学でマスコミュニケーション学を専攻し、放送会社と地元の映画製作会社のインターンシップに参加した。その後、幅広いジャンルの映画を好む父親とTVホームコメディを愛する母親の影響を受け、南カリフォルニア大学映画芸術学部に進み、ライアン・クーグラーと出会った。本作で初めて映画脚本を手がけた。

ケビン・キング=テンプルトン(製作)
KEVIN KING-TEMPLETON (Producer)
 30年以上にわたり、脚本家/監督/俳優のシルベスター・スタローンの製作会社ローグ・マーブル・プロダクションズで仕事をしてきた。アクションジャンルを得意とし、世界に目を据えた作品を製作し、ブラジルやタイの奥深いジャングルから近代都市に至るまで世界中のあらゆるところで撮影をおこなってきた。スタローンとの仕事に加え、ロバート・デ・ニーロ、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、ジェイムズ・フランコ、ハリソン・フォード、メル・ギブソン、ブルース・ウィリス、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、ハーベイ・カイテル、ミッキー・ローク、マイケル・ケイン、アンソニー・クインといった名立たる重鎮俳優たちと仕事をしてきた。
 英国生まれ。ボックスオフィスの大ヒット作『エクスペンダブルズ』(10)、『エクスペンダブルズ2』(12)、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(14)を含め、これまでにかかわった映画のいくつかで、映画史上最も野心的と言われるアクションシークエンスを統括してきた。また、『エクスペンダブルズ』の製作プロセスを内側からありのまま観客に見せるインディペンデントドキュメンタリー『Inferno: The Making of the Expendables』(10)の製作にも携わっている。
 製作を担当した近作には、監督としては10年ぶりの作品となったウォルター・ヒルの『バレット』(12)、スタローンとシュワルツェネッガーが共演する『大脱出』(13)、『バトルフロント』(13)などがある。また、スタローンとデ・ニーロが共演するワーナー・ブラザースの『リベンジ・マッチ』(13)では製作総指揮を務めている。それ以前には、批評家と観客から絶賛され、シルベスター・スタローンとロッキーの両方が根強い文化的シンボルの象徴であることを証明した『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)、ビルマの奥深いジャングルで撮影されたベトナム帰還兵ジョン・ランボーの武勇伝を描く『ランボー 最後の戦場』(08)の製作を担当。
 さらに、『ドリヴン』(01)、『シルベスター・スタローン ザ・ボディガード』(02)でも製作を務め、高評価を得たジェイムズ・マンゴールド監督の『コップランド』(97)、『追撃者』(00)では製作補を担当した。TVでは、CBSネットワーク「Father Lefty」(02)のパイロット番組の企画・製作に携わった。舞台では、米アカデミー賞を受賞した76年のオリジナル版『ロッキー』に基づいたブロードウェイ作品で、スティーブン・フラハーティとリン・アハーンズがそれぞれ音楽と歌詞を担当した「Rocky」の製作総指揮を担当した。

アーウィン・ウィンクラー(製作)
IRWIN WINKLER (Producer)
 現代文化に衝撃を与える影響力の大きい人気作を作り出すプロデューサー/監督/脚本家として、卓越したキャリアを享受してきた。壮大で、大胆で、意味深い物語に情熱を込め、これまでに携わった素晴らしい作品は、全部で12の米アカデミー賞を受賞し、ノミネート数も50を超える。
 製作を担当する待機作は、再びマーティン・スコセッシとチームを組んだ『Silence』である。スコセッシが監督を務め、脚本はジェイ・コックスが担当。遠藤周作の小説に基づくこの作品には、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーが出演し、2016年11月に全米公開予定である。
 13年、スコセッシ監督の米アカデミー賞/ゴールデングローブ賞ノミネート作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13/レオナルド・ディカプリオ主演)を製作し、痛烈さと情感を伴う物語展開を際立たせる才能を見せつけ、記憶に残る衝撃を与え、現在でも存在感を放ち続ける、ハリウッドで最も多作のプロデューサーのひとりであることを証明した。  数多くの担当作品の中に、米アカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされた5作品がある。負け犬が勝利するスポーツドラマで、映画史上世界中で最もよく知られているキャラクターとテーマのひとつを作り出した『ロッキー』(76)、伝記映画を気骨にあふれる抒情的な芸術作品に変えた『レイジング・ブル』(80)、アメリカの宇宙計画の歴史を捉えた『ライトスタッフ』(83)、象徴的なギャング映画『グッドフェローズ』(90)、そして前述の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』である。それぞれが先駆的作品として高い評価を受けてきた。アメリカン・フィルム・インスティチュートが選ぶ“映画作品トップ100”の中に3本が入る栄誉を授かった唯一のプロデューサーである。
 新鮮で、今を表現し、物議を醸し出すような題材に引き寄せられる直観力と先見の明によって現在の成功を作り上げてきた。ストーリーテラーとして、腐敗の危険性、そして勇気と思いやりの美しさの両方に魅力を感じてきた。70年代と80年代のぎらぎらした気骨あふれる背景に浮かび上がる生々しくギリギリの人間ドラマ。そこに響き渡る衝撃を最初に作り出した映画人である。それを如実に表した作品が、痛烈な衝撃作『ひとりぼっちの青春』(69/ジェーン・フォンダ、マイケル・サラザン出演)である。不況真っ只中のダンスコンテストに参加する死にもの狂いの出場者を描いたこの作品は、米アカデミー賞9部門にノミネートされ、ハリウッド映画の古典として位置づけられ、自身の名声を不動のものとした。  そのほか、ニューヨークを舞台にした際立つ作品には、ポップカルチャーにおいて最も有名な楽曲のひとつを生み出した『ニューヨーク・ニューヨーク』(77/ライザ・ミネリ、ロバート・デ・ニーロ出演)、そして前述の、デ・ニーロの米アカデミー賞受賞演技が光る、20世紀の偉大な作品のひとつとみなされている永遠の名作『レイジング・ブル』、アメリカの犯罪映画の金字塔として映画ファンの記憶に焼き付き、数多くの批評家賞に輝いた『グッドフェローズ』などがある。その時代には、マフィアを描いたコメディ『The Gang That Couldn't Shoot Straight』(71)、時代にマッチしたコメディ『砂の城・人妻マーガレットの場合』(72・未/バーブラ・ストライサンド主演)、ギャンブル中毒に鋭い目を向けた『熱い賭け』(74/ジェイムズ・カーン主演)、40年代の西部を描いた感動作『カムズ・ア・ホースマン』(78・未/カーン、ジェーン・フォンダ出演)、ジョアン・ディディオンとジョン・グレゴリー・ダンが脚本を担当した趣のあるミステリー『告白』(81/ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュバル出演)、ジャズの時代にオマージュを捧げた『ラウンド・ミッドナイト』(86)、父親がナチス戦犯であることを知った女性を描くサスペンススリラーでジェシカ・ラングが米アカデミー賞にノミネートされて高評価を受けた『ミュージックボックス』(89)といった秀作を続々と作り出した。  89年、自身で書いた『真実の瞬間(とき)』(91)で幸先のよい監督デビューを飾った。これは、ハリウッドで実際に起こったアカ狩りがおこなわれた時代を描いた架空の物語である。「名前を挙げろ」と要求される有名な監督をロバート・デ・ニーロが演じ、彼の妻をアネット・ベニングが演じた。プロデューサーとしてのキャリア同様、脚本家/監督としての素晴らしいキャリアを予感させる見事な出来栄えで、緊張感あふれる人間ドラマと政治色の濃いテーマに注目したこの作品は、カンヌ映画祭でデビューを飾った。
 次の監督作品は、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・ラングと再びチームを組んだスタイリッシュな犯罪ノワールドラマ『ナイト・アンド・ザ・シティ』(92)で、92年に権威あるニューヨーク映画祭のクロージング作品となり、高い評価を受けて成功を収めた。次に、95年に大ヒットした1本でサイバークライムを予知したサスペンススリラー『ザ・インターネット』(サンドラ・ブロック主演)と、オリバー・サックス博士の実話に基づく恋愛ドラマ『アット・ファースト・サイト/あなたが見えなくても』(99・未/バル・キルマー、ミラ・ソルビノ、ネイサン・レイン、スティーブン・ウェバー、ケリー・マクギリス出演)で、監督と製作を担当した。
 監督としてのキャリアと製作業を順番にこなしながら、思考を刺激する問題作を作り出していった。痛烈で複雑な『海辺の家』(01)を監督。突然自分の死すべき運命に直面した男をケビン・クラインが見事な演技で演じ切った。ほかに、クリスティン・スコット・トーマス、メアリー・スティーンバージェン、上り調子の若手俳優ヘイデン・クリステンセンとジェナ・マローンが出演。次に、大きくシフトを切り替え、代表作の1本となった『五線譜のラブレター DE-LOVELY』(04)を監督。伝説の作曲家コール・ポーターの伝記を優雅でスタイリッシュに描いたミュージカルドラマである。ゴールデングローブ賞にノミネートされたケビン・クラインとアシュレイ・ジャッドの華やかな演技を主軸に、シェリル・クロウ、アラニス・モリセット、エルビス・コステロ、ロビー・ウィリアムス、ナタリー・コール、ダイアナ・クラールといった現代のポップ&ロックミュージック界で最高にホットなアーティストたちが、ポーターの楽曲をパフォーミングし、驚くほど素晴らしい演技を披露している。この作品は、04年度カンヌ映画祭のクロージングナイト作品に選ばれた。  今を代表する非常に重要なテーマにカメラを向けた最初のアメリカ人監督のひとりでもある。イラク戦争のアメリカ軍帰還兵を描いて物議を醸し出したドラマ『勇者たちの戦場』(06/サミュエル・L・ジャクソン、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ジェシカ・ビール、ブライアン・プレスリー出演)を監督。近作『ザ・ギャンブラー/熱い賭け』(14・未/ウィリアム・モナハン脚本、マーク・ウォールバーグ、ジョン・グッドマン、ジェシカ・ラング出演)では共同製作を担当した。
 成功を収めた自身のマネージメント会社を去った60年代後半から、映画の製作を担当し始めた。有名なノーマン・タウログが監督を務めたエルビス・プレスリーの映画『ダブル・トラブル』(67・未)で初めて製作を担当。その後すぐ、復讐劇の古典『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(67)を製作し、ロバート・チャートフとの有名なパートナーシップの時代に入った。70年には、チャートフと組んだ映画3本がカンヌ映画祭で大評判をとった。最優秀監督賞に輝いた『最後の栄光』(未)、反体制文化のカルト的作品で審査員賞を受賞した『いちご白書』、そしてクロージングナイトを飾る栄誉を授かった前述の『ひとりぼっちの青春』(69)である。
 大衆文化への貢献は大きく、フランス政府が芸術への貢献を称える最高位の勲章である芸術文化勲章を含め、アメリカ/海外からさまざまな形で表彰されている。89年、イギリス映画協会は作品の回顧展を催して敬意を表し、95年には、ドービル映画祭で10本の映画が上映されるという栄誉を授かった初めてのプロデューサーとなった。シカゴ映画祭の生涯功労賞を受賞し、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星を刻み、80年にデイビッド・O・セルズニックへの賛辞として催されて以来、プロデューサーとしては久々の栄誉となったニューヨーク近代美術館とロサンゼルス・カウンティ美術館での回顧展が催された。また、全米映画批評会議賞で最高位の名誉となる製作部門キャリアアチーブメント賞を受賞し、07年1月にニューヨークで開かれた年一度の式典でケビン・クラインがプレゼンターを務めた。12年のトライベッカ映画祭では審査委員長に任命された。最近、ニューヨーク・シティ・バレエ団の理事を務め、現在は、ロサンゼルス・フィルハーモニックの理事を務めている。

ロバート・チャートフ(製作)
ROBERT CHARTOFF (Producer)
 誰から見ても、映画業界で仕事をする中で最も優れた、最も多作のプロデューサーのひとりであることに間違いはない。アーウィン・ウィンクラーとの長年の協力関係が、マーティン・スコセッシ監督の最高傑作であり1980年代のベストフィルムと多くの批評家たちが称賛する『レイジング・ブル』(80)、高速テストパイロットからマーキュリー計画まで宇宙計画開発当時を描いたトム・ウルフの本を見事に映画化した永遠の名作『ライトスタッフ』(83)といった映画を生み出してきた。
 76年の『ロッキー』で、ウィンクラーとともに米アカデミー賞を受賞。その後もすべての「ロッキー」シリーズ(79,82,85,90,06)を製作したが、このシリーズの成功とシルベスター・スタローンの華々しいキャリアの陰に隠れ、このプロデューサーたちが不利な状況下でスタローンの脚本を購入し、彼とともに脚本を発展させ、この作家を主人公に配役するという驚くべき偉業を達成したことを、人々は忘れている!
 人の才能を信頼し発展させることができると心から信じたプロデューサーだった。脚本家としてのスタローンに大きな尊敬を抱き、当時のハリウッドが通例とする“映画が従わねばならないルール”が何であれ、それを満足させるよりも映画の質にこだわった。『ロッキー』にはスターはひとりも出ていない。出演した俳優たちからスターが巣立っていったのだ! 「ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士」(中央公論社刊)は、チャック・イェーガーの物語から宇宙飛行士の物語までを一気に飛び越えるエピソード本だった。これを映画にするのは致命的な間違いだと一般には考えられていた。だが、原作本の見地から離れることなく、『ライトスタッフ』は映画ではほとんどできなかったことをやってのけたのだ。一陣の風のごとく駆け抜ける時を捉え、通り過ぎていく世代を映し出し、その雄大な景観とともに、人々が繰り返し観たい傑作のひとつとなった。
 ウィンクラーと製作した3本の映画がカンヌ映画祭でデビューした70年、ふたりの製作者としてのキャリアに大きな転機が訪れた。『最後の栄光』(未)でジョン・ブアマン監督が最優秀監督賞を受賞し、反体制映画『いちご白書』が審査員賞を受賞し、『ひとりぼっちの青春』がクロージングナイトの上映作品に選ばれたのである。  ウィンクラーと携わった数多くの映画作品には、復讐サスペンス『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(67/ジョン・ブアマン監督)、『センチュリアン』(72/ジョージ・C・スコット主演)、『熱い賭け』(74/ジェイムズ・カーン主演)、『ニューヨーク・ニューヨーク』(77/マーティン・スコセッシ監督)、『告白』(81/ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュバル出演)などがある。
 04年、ジョン・ブアマン監督がベルリン国際映画祭で金熊賞にノミネートされた『イン・マイ・カントリー』(未/ジュリエット・ビノシュ、サミュエル・L・ジャクソン出演)を製作。この作品は、同映画祭平和賞ダイヤモンド・シネマ賞とコモン・グラウンド賞映画賞を受賞し、その表現に敬意を表して南アフリカの真実和解委員会より賞を授与された。この作品を観て、ネルソン・マンデラは「南アフリカの人々への贈りものである」と称え、映画製作者たちに感謝の意を表した。また、『テンペスト』(10/ジュリー・テイモア監督、ヘレン・ミレン、ラッセル・ブランド、フェリシティ・ジョーンズ出演)の製作にも携わった。この作品は、ベネチア映画祭のクロージングナイト上映作品とニューヨーク映画祭のセンターピース・セレクションに選ばれた。さらに、テイモアが演出して高評価を受けた舞台「夏の夜の夢」の映画版(14)の製作総指揮も務めている。
 近作は、北米公開時にボックスオフィス1位で幕開けした『エンダーのゲーム』(13/ハリソン・フォード、エイサ・バターフィールド、ベン・キングズレー出演)、リメイク『ザ・ギャンブラー/熱い賭け』(14・未/マーク・ウォールバーグ、ジェシカ・ラング出演)である。
 歴代最高収益をあげたプロデューサーのひとりだが、それとともに重要なことは、自身が製作した映画作品が社会問題と文化的な意義を反映していることである。90年、インドのブッダガヤに、恵まれない子供たちを教育するジェニファー・スクールを創設し、ひとりで支援を続けるなど、多くの慈善活動を通して、子供たちの保護と育成に生涯情熱を燃やし続けた。

チャールズ・ウィンクラー(製作)
CHARLES WINKLER (Producer)
 プロデューサー/監督のアーウィン・ウィンクラーの息子である。ロサンゼルスで育ち、早い時期から映画製作者になるという願望を抱いていた。
 『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)、『ロッキー2』(79)、『レイジング・ブル』(80)、といった映画で、多くの年月をかけ、さまざまなポジションのアシスタントを務めながら、映画製作の技術を学んでいった。20代初期に一連の短編映画やドキュメンタリーを作ったのち、87年に初めての長編映画『あばよ、デ・ニーロ』(未)の脚本と監督を担当。その3年後、『沈黙のリベンジ』(90・未/マルコム・マクダウェル主演)の共同脚本と監督を務めた。そののち、「ベイウォッチ」の1エピソード(94)、「Beggars and Choosers」の5エピソード(99,01)、「新アウターリミッツ」の1エピソード(00)、「The Chris Isaak Show」の2エピソード(01)のような多くのTV番組を含め、映画やTV映画の脚本や監督を次々に担当していった。
 96年、エイズを描くアクションコメディ『Red Ribbon Blues』(ルポール、デビ・メイザー出演)の脚本と監督を担当。この作品は世界中の40以上の映画祭に招かれた。98年、ジョージ・C・スコットが出演した最後の作品のひとつとなった賞受賞TVドキュメンタリードラマ「ロッキー・マルシアーノ 伝説のチャンプ」(ジョン・ファブロー出演)の共同脚本と監督を務めた。00年、VH1放送のミュージカルTV映画「ロック・アンド・ドリーム」を監督。03年は、父親が監督するコール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター DE-LOVELY』(04/ケビン・クライン、アシュレイ・ジャッド出演)の製作と第2班の監督を務めた。
 次に、賞受賞作『スピリット・ボクシング』(05・未)を監督。高校の刑務所を描いたスタイリッシュなドラマで、D・L・ヒューリーが初めてドラマチックな役柄を演じた。この作品は、米国の犯罪防止安全市街地法に則り、罪を犯した青少年に社会復帰を促すための転換措置指導教材として活用された。
 05年、トルコのイスタンブールを旅行し、全員トルコ人スタッフを使い、トルコ国内で完全に撮影された初めてのアメリカ映画『ザ・インターネット2』(06)を監督した。06年には、『ロッキー・ザ・ファイナル』(シルベスター・スタローン主演)の製作と第2班の監督を務めた。また、父アーウィンの監督作でイラク戦争を描いたドラマ『勇者たちの戦場』(06/サミュエル・L・ジャクソン、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ジェシカ・ビール出演)でも同じく製作と第2班の監督を務めている。
 09年、『シティ・オブ・ブラッド』(未)を監督。ハリケーン・カトリーナの影響が残るニューオーリンズを舞台にしたこの作品は、バル・キルマー演じる刑事アンディ・デベローを中心に描かれている。アンディは、新しい相棒スタン(カーティス・“50 Cent”・ジャクソン)とともに、ハリケーンの最中に残虐にも銃で撃ち殺された相棒の殺人事件を調査し、警察の腐敗という暗く危険な世界に足を踏み入れていく。警察の精神分析医ニーナ博士のカウンセリングを受けながら、アンディは自分の部署の仲間たちから貶められようと、自らの高潔を保ち、腐敗のレイヤーをはぎ取っていく。『シティ・オブ・ブラッド』は、無法と残忍性が蔓延る場所で正義を求めるひとりの男の戦いの物語である。最新作『サバイバー』(15)では製作を担当した。

デイビッド・ウィンクラー(製作)
DAVID WINKLER (Producer)
 ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、イマジン・エンターテイメント、RKOフィルムズのために脚本を書き、映画界でのキャリアをスタートさせた脚本家であり、プロデューサーであり、監督でもある。長編映画監督デビュー作は『グレイスランド』(98/ハーベイ・カイテル、ブリジット・フォンダ出演)。
 製作作品には、『ロッキー・ザ・ファイナル』(06/シルベスター・スタローン主演)、2011年のリメイク『メカニック』(ジェイソン・ステイサム主演)、『ザ・ギャンブラー/熱い賭け』(14・未/マーク・ウォールバーグ、ジェシカ・ラング、ジョン・グッドマン出演)がある。
 製作に携わった待機作は、16年に公開予定の『Mechanic: Resurrection』。

ウィリアム・チャートフ(製作)
WILLIAM CHARTOFF (Producer)
 15歳のときから映画界で仕事をしてきた。1972年の『メカニック』(チャールズ・ブロンソン主演)のリメイク『メカニック』(11/ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、ドナルド・サザーランド出演)の製作を手がけた。この作品は、11年1月に全米で劇場公開され、その続編で16年に公開予定の『Mechanic: Resurrection』でも製作を担当している。
 また、高評価を得てボックスオフィスでも大成功を収めた『ロッキー・ザ・ファイナル』(06/シルベスター・スタローン主演)の製作も担当。
 ニューヨーク大学(NYU)映画学科で美術学士号、カリフォルニア州ハリウッドにあるアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)で映画監督課程の修士号を取得。NYUとAFIで学ぶ間に、『Morris』『Duet』『You Bet Your Life』といった賞受賞作や複数の賞を受賞した『Colored Balloons』(92)などの映画で脚本と監督を担当した。
 マーティン・スコセッシ監督の『レイジング・ブル』(80)、シルベスター・スタローン監督の『ロッキー4/炎の友情』(85)、ウォルター・ヒル監督の『ダブルボーダー』(87)、コスタ=ガブラス監督の『ミュージックボックス』(89)、アーウィン・ウィンクラー監督の『真実の瞬間(とき)』(91)、ジョン・ブアマン監督の『イン・マイ・カントリー』(04・未)といった大作映画の製作に助監督として携わった。さらに、前述の『レイジング・ブル』とフィリップ・カウフマン監督の『ライトスタッフ』(83)では、それぞれの作品で米アカデミー賞最優秀編集賞を受賞した編集スタッフとともに編集見習いとして仕事をした。
 現在、『Foreign Affairs』『The Day They Stole the Mona Lisa』『Killing the Second Dog』『Chasing the Dragon』といった作品の企画が進行している。

ニコラス・スターン(製作総指揮)
NICOLAS STERN (Executive Producer)
 過去10年にわたって、映画製作の階段を駆け上って仕事をしてきた。『トレーニング デイ』(01)、『スタスキー&ハッチ』『ラスト・マップ/真実を探して』(共に04・未)などの映画で製作コーディネーターを務めたのち、『オブセッション 歪んだ愛の果て』(09・未)、『お葬式に乾杯!』(10・未)、『プリースト』『ステイ・フレンズ』(共に11)で共同製作を担当。また、『ウォーム・ボディーズ』『大脱出』(共に13)、『ライド・アロング ~相棒見習い~』(14・未)と待機作『Ride Along 2』では製作総指揮を務めている。ほかに、『テイカーズ』(10)では共同製作を、『スタンドアップ』(05)、『ホリデイ』(06)、『モーテル』(07)、『プロムナイト』(08・未)では製作スーパーバイザーを担当した。
 ロサンゼルス出身。英国生まれの米アカデミー賞ノミネート経験をもつ女優サマンサ・エッガーとアメリカ人プロデューサーのトム・スターンの息子として生まれた。脚本家の妻ミンディ・スターンと2人の子供たちとともに、カリフォルニア州スタジオシティに在住。

マリース・アルベルティ(撮影)
MARYSE ALBERTI(Director of Photography)
 数多くの受賞歴をもつフランス人カメラマン/アーティスト。気品、気骨そして美しさを兼ね備えた技術で定評がある。米国で最も有名な女性カメラマンのひとりである。
 撮影を担当した近作に、2015年秋に劇場公開された『ヴィジット』(M・ナイト・シャマラン監督)、トロント国際映画祭(TIFF)でプレミア上映された『Freeheld』(15/ジュリアン・ムーア、エレン・ペイジ、スティーブ・カレル出演)がある。
 これまでに、トッド・ヘインズ監督の『ポイズン』(91)と自身がインディペンデント・スピリット賞最優秀撮影賞を受賞した『ベルベット・ゴールドマイン』(98)、物議を醸すインディ系作品で知られるトッド・ソロンズ監督による痛烈なドラマ『ハピネス』(98)の撮影を手がけ、称賛を浴びた。08年、ダーレン・アロノフスキー監督の米アカデミー賞ノミネート作品『レスラー』で2度目のインディペンデント・スピリット賞最優秀撮影賞を受賞。また、ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン出演の『ストーン』(10)、悪名高いウエスト・メンフィス3事件を掘り下げたエイミー・バーグ監督の『ウエスト・オブ・メンフィス 自由への闘い』(12・未)など、高い評価を受けた政治色の濃い作品の撮影も担当している。
 長年にわたって協力関係を築いてきたアレックス・ギブニー監督とチームを組み、高評価を受けたドキュメンタリーを撮影。その作品には、06年度米アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー作品賞にノミネートされた『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』(05)、08年度米アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー作品賞受賞作『闇へ』(07)、『GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~』(08)、『Client 9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer』(10)、『カジノ・ジャック~史上最悪のロビイスト~』(10・未)、『We Steal Secrets: The Story of WikiLeaks』(13)、「駆け足の人生~ヒストリー・オブ・イーグルス」(13)などがある。
 また、ドキュメンタリー『H-2 Worker』(90)でサンダンス映画祭最優秀撮影賞を受賞し、ドキュメンタリー『クラム』(94)でも95年度の同映画祭同賞を受賞した。04年、ジョン・カラン監督の『夫以外の選択肢』(未)で、インディペンデント・スピリット賞最優秀撮影賞にノミネートされた。さらに06年、HBO放送の「ALL ABOARD! Rosie's Family Cruise」では栄えあるコダック・ビジョン・アワードを受賞し、エミー賞最優秀撮影賞にもノミネートされた。
 70年代半ばにニューヨークの地に降り立った。シッターとして給料をもらいながらホームステイし、現地の学校で学ぶ制度オペアを活用して働いたのち、ポルノ撮影所でスチール写真のカメラマンとしての職を得た。やがて、ポップカルチャー界の人気カメラマンとなり、ルー・リード、イギー・ポップ、フランク・ザッパといったアーティストたちを撮影するようになった。写真やビデオで個人的なアート作品を創作し続け、ニューヨークとロサンゼルスのギャラリーで展示会も開いている。
ハンナ・ビークラー(美術)
HANNAH BEACHLER(Production Designer)
 情感に満ちたドラマを際立たせる、リアリティに根差したデザインを手がける多作の美術デザイナー。最近、3本の映画の美術を担当した。2014年10月に米国で公開されたリメイク版ホラー『The Town that Dreaded Sundown』(ライアン・マーフィー、ジェイソン・ブラム製作)、ドン・チードルが監督とマイルス・デイビス役で主演も兼ねたデイビスの伝記映画で、15年度ニューヨーク映画祭のクロージング作品として上映された『Miles Ahead』(15/ユアン・マクレガー、エマヤツィ・コリニアルディ出演)、15年度サンダンス映画祭でプレミア上映され、8月に全米公開された『Zipper』(15/ダーレン・アロノフスキー製作総指揮、パトリック・ウィルソン、レナ・ヘディ出演)である。
 本作の監督ライアン・クーグラーとは、13年度サンダンス映画祭で好評を博し、審査員賞と観客賞をダブル受賞した『フルートベール駅で』(13)でチームを組み、美術を担当。また、同作は13年度カンヌ国際映画祭のある視点部門でアブニール賞(未来賞)と14年度インディペンデント・スピリット賞最優秀新人作品賞にも輝き、さらに44のノミネートや賞を獲得した。
 また、13年度トロント国際映画祭でプレミア上映され、同年4月に米国で限定公開された『Hateship Loveship』(クリステン・ウィグ、ガイ・ピアース出演)、ダスティン・デュガス・シュエッター監督のサスペンス『Samuel Bleak』(13)の美術も手がけた。
 11年には、美術を担当した、『ザ・フィールド』(アフター・ダーク・フィルムズ製作)、『ザ・プロジェクト』『ホーンテッド・グラウンド』『REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇』(いずれも未)、TV映画「スクリーム・オブ・バンシー ~殺戮の妖精」と「Worst. Prom. Ever.」など、8作品が公開された。  これまでに、レニー・ハーリン、ピーター・ハイアムズ、ガブリエレ・ムッチーノといった著名な監督や、ビルモス・ジグモンド、ディーン・カンディ、ロベルト・シェイファー、マイケル・ゴイ、ピーター・メンジース・Jrなど一流の撮影監督と組んでいる。

マイケル・ショーバー(編集)
MICHAEL SHAWVER(Editor)
 ロードアイランド州出身。ライアン・クーグラー監督とは南カリフォルニア大学映画芸術学部在学中から仕事仲間として関係を築いてきた。
 初めて編集に携わった作品は、クーグラー監督の短編『Fig』(11)。その後、2013年度サンダンス映画祭でプレミア上映された同監督の長編デビュー作『フルートベール駅で』(13)の編集を担当。同作は、サンダンス映画祭の最高賞である観客賞と審査員賞をダブル受賞し、さらに世界中の映画祭で数々のノミネートと賞を獲得した。  以後、編集を担当した作品に、アレックス・ベー監督の『Warren』(14)、L・M・R・ルナ監督の『Tell』(14)、アンドリュー・ナックマン監督の『Fourth Man Out』(15)、カイル・ウィラモウスキーが監督デビューを飾る待機作『Grass Stains』などがある。

クローディア・カステロ(編集)
CLAUDIA CASTELLO(Editor)
 ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。米国に移り住んで14年になる。ウォータースポーツであるボディボードのチャンピオン、サンバダンサーを経て、ジャーナリズムを学んだ。
 ドキュメンタリーに情熱を燃やし、『The Achievers: The Story of The Big Lebowski Fans』(09)で初めて編集に携わった。次第に映画製作について知識を深めたいという思いがつのっていった。2011年、南カリフォルニア大学で映画製作の修士号を取得。それ以来、編集者としてのキャリアを築いてきた。ライアン・クーグラー監督とは、サンダンス映画祭で賞を受賞した『フルートベール駅で』(13)でタッグを組んだ。ほかに、マシュー・コーネン監督の『The Funeral Guest』(15)、ジョン・スウェットナム監督の『Breaking Through』(15)などの編集を担当。

エマ・ポッター(衣装) EMMA POTTER (Costume Designer)
幅広い映画作品の衣装を担当してきた。近作に、ジェイムズ・ポンソルト監督の『The End of the Tour』(15)がある。ポンソルト監督とは待機作『The Circle』でもチームを組んでおり、ほかに『Christine』(アントニオ・カンポス監督)も公開を控えている。
そのほかに、『Counting Backward』『Stash』『In the Name of God』(いずれも07)、『The Strip』『Tapioca』『RiffRaff』(いずれも09)、『ヘザー・グラハムのベイビー in the CITY』(09・未)、『The Genesis Code』(10)、『The Last Rites of Joe May』『サプライズ』(共に11)、『ランナウェイ・ブルース』(12)、『Coffee Town』(13)、『オフィサー・ダウン』『あなたとのキスまでの距離』『45歳からの恋の幕アケ!!』(いずれも13・未)、『ブルックリンの恋人たち』『Every Secret Thing』『余命90分の男』『Innocence』『Shelter』(いずれも14)、『ラスト・サバイバーズ』(14・未)、『Louder than Bombs』『James White』(共に15)など、数多くの作品で衣装を担当している。また、米アカデミー賞にノミネートされた『127時間』(10/ダニー・ボイル監督)、人気ファミリードラマ『イルカと少年』(11・未/チャールズ・マーティン・スミス監督)では衣装デザイナー助手を務めた。

アントワネット・メッサン(衣装)
ANTOINETTE MESSAM (Costume Designer)
 映画/TVでキャリアを構築してきた。現在製作中のSFスリラー『Colossal』(ナチョ・ビガロンド監督、アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス出演)の衣装を担当。
そのほかの映画作品には、ファンタジーホラー『スキンウォーカーズ エクリプス』(06・未)、ホラーサスペンス『エスター』(09/ピーター・サースガード、ベラ・ファーミガ出演)、コメディ『Love, Wedding, Marriage』(11/マンディ・ムーア、ケラン・ラッツ出演)などがある。TVでは、「Ruby's Bucket of Blood」(01・アンジェラ・バセット出演)、「Jewel」(01/ファラ・フォーセット、シシリー・タイソン出演)、「クリップス」(04・未/ジェイミー・フォックス主演)といったTV映画の衣装を担当。最近、トニー・ゴールドウィンとリチャード・ラグラベネーズがクリエイターを務める人気TVドラマ「The Divide」の5エピソード(14)に携わった。
 また、バカルディ(ラム酒)、ミラー(ビール)、フォードといったブランド製品のファッションスタイリストを務め、カナダ人ミュージシャンたちのマーケティング/広告キャンペーンのあらゆる面で使用される個性的なルックスの創作にかかわってきた。TV番組の司会や、有名なファッション/ライフスタイル誌のクリエイティブ・ディレクターを務めたこともあり、ストリートからオートクチュールまでの最新トレンドに精通している。
優れた功績によって、アフリカ系カナダ人初の、最も優れた衣装デザイナーとみなされている。ジャマイカで服作りを営む家庭に生まれた。母親はブライダル衣装専門の裁縫師で、祖父は熟練した仕立屋だった。カナダのトロントにあるインターナショナル・アカデミー・オブ・デザイン&テクノロジーでテキスタイルを学び、卒業後はアジアのブライダルシューズの素材を企画する仕事に就いた。
時間が空いたときは、ボランティアとしてファッション/映画業界における若者の育成に熱心に取り組んでいる。また、ゲスト講演者としての需要も高く、多くのカレッジや大学で講義したり、パネリストとして招かれたりしながら、将来有望な衣装デザイナーの卵を育てる重要な役割に貢献している。

ルートヴィッヒ・ヨーランソン(音楽)
LUDWIG GORANSSON (Composer)
 スウェーデン出身の作曲家。TVシリーズ「コミ・カレ!!」の110エピソード(09~15)や「New Girl ダサかわ女子と三銃士」の94エピソード(11~15)、賞受賞作『フルートベール駅で』(13)の音楽で知られている。ほかに、『ピザボーイ 史上最凶のご注文』(11)、『なんちゃって家族』(13)、『トップ・ファイブ』(14・未)、『マジック・マイク XXL』(15)などの長編映画や多くの短編映画に携わってきた。
 映画音楽のほかにも、チャイルディッシュ・ガンビーノ、“ハイム”、最近のチャンス・ザ・ラッパーといったアーティストのプロデュースを担当。南カリフォルニア大学の映画音楽課程を卒業。
#クリード
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