5月17日(水)、本作の日本公開に合わせ、監督・主演を務め2023年の米「TIME」が選ぶ最も影響力のある100人に選ばれるなど世界が注目する俳優マイケル・B・ジョーダンが待望の初来日を果たし、ボクシングの聖地・後楽園ホールでジャパンプレミア レッドカーペットイベントを行いました!
およそ300人の熱狂的なファンが見守る中、和太鼓の演奏に迎えられ、真っ赤なスーツ姿のマイケルがボクシングの試合さながらのド派手な演出で登場。初監督にして大ヒット作を世に送り出した大スターの登場に、会場は一気にヒートアップ。フォトセッション中に客席から飛んだ「アイラブユー」の声にマイケルが「I love You too」と言葉を返すと、ファンから大きな歓声が上がりました。フォトセッションを終えると、リングの周りに登場した特設のレッドカーペットをめぐり、終始笑顔でファンサービス。手作りのメッセージボードやボクシンググローブ、フィギュアなど思い思いの品を持ち寄ったファンからの熱い声に応え、時間をかけて丁寧にサインやセルフィーに応じました。
世界チャンピオンファンとの触れ合いを終え再びリングに上がったマイケルは、「本当に今日は来てくださってありがとうございます。みなさんの愛と応援が熱くて感動してしまいました。10年ずっと日本に来たいと思っていて、やっと日本の地を踏めたので、これは本当に現実のことなのかなと思っています。日本の文化は、ストーリーテラーとしても、若き監督としても、役者としても自分に影響 を与えたものなので、僕の人生の3年をかけて作り上げた『クリード 過去の逆襲』を日本のみなさんとやっと分かち合えることを楽しみにしています」と感謝を述べました。大のアニメ好きとして 知られるマイケルは、洋画のイベント開催は初となる日本ボクシングの聖地・後楽園ホールのリングに立つ感動を「日本の歴史にとって意味がある聖地にアクセスさせていただくことに感謝します。実はさっき、『はじめの一歩』の舞台のひとつと思い出させていただき、ヤバいなと思いました」と語り、最近見たアニメ作品を尋ねられると、「ブラッククローバー」「アオアシ」「ハイキュー!!」のタイトルを挙げ、「自分にとってのアニメの魅力はストーリーテリングで、そこに描かれているハートが本当に好きです。せっかく日本にいるので、早くアニメ関係のさまざまな体験をしたいですね」とアニメ愛を滲ませた。つづけて、「はじめの一歩』が大好きな自分が今ここにたっている今はま さに聖地巡礼だと思います」と喜びを明かしました。
つづけて、主演、監督、製作と3役で挑んだ『クリード 過去の逆襲』について、「この作品のテーマは「許し」で、その許しがもたらすインパクトと、「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」です。男子が自分の感情をうまく言葉にできないとどういうことになるのかを描いています。また、血が繋がっていてもいなくても、“家族”というものが私たちにとってすべてで、大事にすべきものであるということ。そして、負け犬(アンダードッグ)の勝利の物語を描きたかった。人生というのはだれにとっても大変なもので、あえてヒーローが、みんなが抱えているのと同じ葛藤を抱きながらも、最後には勝利する姿を描きたかった。皆さんが、今どんな大変なことと対峙していたとしても、本気の思いがあれば乗り越えられるんだということを伝えられたら嬉しい」と作品に込めたテーマを明かしました。 『ロッキー』&『クリード』サーガの歴史を塗り替える世界中での大ヒットを「本当に言葉がでないくらい嬉しいです。皆さんが心から楽しんでくださって、いろんなことを考えてくださったりして、こういう経験ができたことを本当に恵まれていると思います」と喜び、「これからも努力を続けて素晴らしいストーリーを語り続け、映画を作っていきたいという気持ちを新たにしました。僕は人間が大好きです。自分のアートの仕事を通して、バックグラウンドがどんなものであろうと、人と人をつなげることができたら最高です」と抱負を語りました。
更に世界チャンピオンに輝いた4人の日本人ゲストも登場!元WBC世界バンタム級王者で4度王座を防衛した薬師寺保栄さん、元WBA世界スーパーフライ級王者で2度王座を防衛した飯田覚士さん、元WBC世界スーパーバンタム級王者で7度王座を防衛し、日本人として初めてラスベガスで防衛を果たした西岡利晃さん、元WBC世界バンタム級王者で12度王座を防衛した山中慎介さんが各々のベルトを手にリングに現れると、会場は大盛り上がり。4人の世界チャンピオンからマイケルにベルトが贈呈されると、大きな拍手が巻き起こりました。クリード特製チャンピオンベルトを受け取ったマイケルは、「本当に最高の気持ちです。ちょっとシュールな気もしますけど、彼らは現実の世界のチャンピオン。現実の聖地でレジェンドと立っていることを本当に嬉しく思います」と4人へ敬意を表した。つづけて、ボクシングの聖地に集結した4人のチャンプが、映画の熱い感想を披露。山中さんは、「しっかり練習されたのが伝わる、マイケル・B・ジョーダンさんの動きに見とれてしまいました。映画の内容も『クリード』シリーズらしいシーンがたくさんあり、迫力がすごかったです。試合会場の豪華さも見ごたえがあり、本当に素晴らしい映画で、皆さんに観てほしいと思いました」と元世界チャンピオン目線で見どころを語ってくれました。 最後にはマイケルと歴代チャンピオン勢ぞろいの豪華な並びでフォトセッションを行い、和太鼓が鳴り響く中、日本スタイルの“一丁締め”でイベントを締めくくり、リングから降りる際は、チャンピオンひとりひとりに挨拶。リングを下りてからも、笑顔でファンに手を振りながら会場を後にしました。
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