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ようこそ殺し屋専用の食堂(ダイナー)へ
殺し屋専用の食堂(ダイナー)へ

Story

主演:藤原竜也

監督:蜷川実花

映像化不可能と言われた衝撃の小説、ついに実写映画化!映像化不可能と言われた衝撃の小説、ついに実写映画化!

極上の料理目当てにころしやが集い、狂気に満ちた食堂。“命がクズ同然”な食堂で、天才シェフ[ボンベロ]は欲望も、生死も、支配している。しかし、平凡な女[カナコ]が迷い込んだ日から、クセモノ殺し屋たちの本能を極限まで刺激する殺し合いゲームがはじまる。

ようこそ、殺し屋専用のダイナー<食堂>へ

そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用のダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。

「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」

日給30万の怪しいアルバイトに手を出したオオバカナコは、ウェイトレスとして売られてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる――!

Characters

客は全員、殺し屋。命が”クズ同然”の食堂(ダイナー)で、殺し合いゲーム開宴客は全員、殺し屋。命が”クズ同然”の食堂(ダイナー)で、殺し合いゲーム開宴

ボンベロ藤原竜也

  • スキン窪田正孝
  • キッド本郷奏多
  • ブロ武田真治
  • カウボーイ斎藤 工
  • ディーディー佐藤江梨子
  • ブタ男金子ノブアキ
  • 菊千代Kikuchiyo
  • マテバ小栗 旬
  • マリア土屋アンナ
  • 無礼図真矢ミキ
  • コフィ奥田瑛二

Staff

監督/脚本 蜷川実花

東京都出身。写真家・映画監督。
1996年、第7回写真「ひとつぼ展」でグランプリを受賞し、第13回キャノン写真新世紀で優秀賞を受賞する。1998年には、第9回コニカ写真奨励賞を受賞。2001年、第26回木村伊兵衛写真賞を受賞。2006年には、第13回VOCA展2006の大原美術館賞を受賞。

2007年に初監督映画『さくらん』を公開、第57回ベルリン国際映画祭、第31回香港国際映画祭に特別招待作品として正式出品される。2008年に個展「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人を動員。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集「MIKA NINAGAWA」を出版、世界各国で話題となる。

2012年、監督映画第2作目となる『ヘルタースケルター』を公開、大ヒットを記録し、2012年度新藤兼人賞銀賞を受賞する。公開待機作に小栗旬主演の『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)、2020年にNetflixで配信予定の「Followers」などがある。AKB48、三代目J Soul BrothersなどPV監督も多数。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の理事に就任する。

COMMENT

私にとっては初の男性主人公、初のアクションシーン、初のサスペンスと新しいことにたくさん挑戦した作品。撮影中から「何かすごいものが撮れている気がする」というかすかな予感があったのですが、それは現場の雰囲気がとんでもなく素晴らしかったからです。主人公のボンベロはかなり変わったパワーを持つ難しい役ですが、改めて藤原さんにしかできなかったキャラクターだなと。彼の役者としての素晴らしさは当然知っていましたが、今回は「一番かっこいい藤原竜也を私が撮らなければいけない!」と勝手なハードルを設けて全力でやらせていただきました。

原作 平山夢明

1961年生まれ、神奈川県出身。自動販売機の営業、コンビニ店長など様々な職業を経て、1996年に「SINKER─沈むもの」で小説家デビュー。2006年、短編「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞を受賞。2007年、同タイトルの短編集が「このミステリーがすごい!」の国内部門第1位に選ばれる。2010年、「ダイナー」で日本冒険小説協会大賞と大藪春彦賞をダブル受賞。映画化された作品に「超怖い話」(06) 、「無垢の祈り」(16)などがある。現在、続編の「ダイナーⅡ」を執筆中。

脚本 後藤ひろひと

通称“大王”。俳優・作家・演出家。 1987年遊気舎に入団。1989〜1996年の退団まで二代目座長を務め、劇作・演出を手がける。1998年に「Piper」を結成。Piperでの劇作活動以外でも、パルコプロデュースやG2プロデュースなど数多くの舞台で脚本や演出を手がけ、2001年より自身が主宰する「王立劇場」を旗揚げ。カラフルでハートウォームなコメディは多くのファンの支持を得ている。2008年公開『パコと魔法の絵本』(脚本・監督:中島哲也、出演:役所広司 他)の原作者としても注目を集める。後藤が脚本を務めるモキュメンタリー映画「エキストロ」が2020年公開予定。

脚本 杉山嘉一

1970年生まれ、東京都出身。2004年に脚本も手がけた『HIRAKATA』で長編映画監督デビュー。その後、オムニバス映画『Father』(13)の『俺の屍を越えてゆけ』、「いつもまぢかに」(15)「ひと夏の隣人」(16)(共にイマジカBS開局20周年記念ドラマ)などを監督する。脚本家としては、WOWOW第一回シナリオ大賞受賞作品「Go Ape ゴー・エイプ」(09)、「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」(11)、「死の実況中継 劇場版」(14)、「カーラヌカン」(17)などを手がける。

音楽 大沢伸一

1967年生まれ、滋賀県出身。音楽家、DJ、プロデューサー。リミックスを含むプロデュースワークでBOYS NOIZE、BENNY BENASSI、ALEX GOPHER、安室奈美恵、JUJU、山下智久などを手がける他、広告音楽、空間音楽やサウンドトラックの制作、アナログレコードにフォーカスしたミュージックバーをプロデュースするなど幅広く活躍。2017年に14年振りとなるMONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』をリリース。満島ひかりが歌う「ラビリンス」ミュージックビデオが1800万回以上再生されるなど音楽シーンの話題となった。サントラの主な作品に「BANANA FISH」(18/CX)などがある。


各界のトップクリエイターたちが 蜷川実花の世界観と奇跡のコラボレーション!

アート界の巨匠・横尾忠則が、「どうせやるなら全部僕の作品で」とダイナー<食堂>の装飾美術に自らの作品を惜しげもなく提供。
蜷川のラブコールを受けた諏訪綾子がカラフルな実際の食材で妖艶さをたたえた天才シェフの料理を再現。
フラワーアーティストの東 信が残酷なシーンを妖しい花々で彩り、彫刻家の名和晃平が2ヶ月をかけてDIVAウォッカのボトルを創造。
蜷川組常連のenzoがダイナー<食堂>の圧巻のセットを制作し、その色彩世界に映えるキャラクターを長瀬哲朗がデザインした。

プロダクションデザイナー enzoプロダクションデザイナー enzo
1972年生まれ。R.mond inc.主宰。PVやCMなどのムービー撮影、雑誌や広告などのスチール撮影、店舗デザイン、展覧会のオブジェ制作など、あらゆるメディアにおける美術制作を手がける。
キャラクターデザイン 長瀬哲朗キャラクターデザイン 長瀬哲朗
神奈川県出身。メンズ、レディスを問わず、国内外の広告、ショー、映画、音楽などあらゆる媒体を横断するスタイリストとして活動。様々な企業や商品などでクリエイティブディレクションの依頼も多い。『ヘルタースケルター』を担当。
フラワーデコレーション 東信フラワーデコレーション 東信
1976年生まれ。オートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を営む傍ら、花や植物による造形表現で欧米のみならず南米やアジア等 国内外で多岐に渡る表現活動を行い、独自の視点から花や植物の美を追求し続けている。
食堂(ダイナー)の装飾美術 横尾忠則食堂(ダイナー)の装飾美術 横尾忠則
1936年生まれ、兵庫県出身。1972年にニューヨーク近代美術館で個展。その後、パリ、ヴェネチアなど各国のビエンナーレに出品し、国際的に高く評価される。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。2015年、第27回高松宮殿下記念世界文化賞受賞。
フードクリエイション 諏訪綾子フードクリエイション 諏訪綾子
アーティスト。石川県出身。国内外で、パフォーマンス「ゲリラレストラン」などを発表。人間の本能的な欲望、好奇心、進化をテーマにした食の表現を行い、美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない、新たな食の価値を提案している。
DIVAウォッカボトルの制作 名和晃平DIVAウォッカボトルの制作 名和晃平
1975年生まれ、大阪府出身。独自の「PixCell」という概念を軸に、様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。近年は建築や舞台のプロジェクトにも取り組み、空間とアートを同時に生み出している。

Theme Song

DAOKO × MIYAVI 「千客万来」

デジタル配信リリース 発売日:2019年7月3日(水)

蜷川実花監督コメント

まずは夢が叶ったというのが一番の感想で、とにかく嬉しいです。
もともと私はお二人それぞれのファンで、「Diner ダイナー」の撮影現場に向かう車の中でもお二人の曲を聴いていました。
いつか何かでご一緒できないかなと思っていたんですが、
ある日「お二人に映画の主題歌をお願いできたら、なんて素晴らしいだろう!」と思いついたんです。
一度そう思ったら、お二人以外には考えられなくて、すぐにお願いしました。実現することができて、本当に幸せです。

DAOKO

1997 年生まれ、東京都出身。ラップシンガー。イノセンスな歌声と、象徴的な映像で様々なクリエイターを魅了し続ける。

15歳の時にニコニコ動画に投稿した楽曲で世界中から注目を集め、2015 年メジャーデビュー。

2017 年、映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』主題歌に、米津玄師プロデュースによるDAOKO × 米津玄師「打上花火」が決定。

そのアニメーションMVが約2億5千万再生を突破という大ヒットを記録し、6 週連続 iTunesソング・ランキング1 位、サブスクリプション音楽配信サービスでは14冠を獲得するなど日本人として初めての快挙を成し遂げる。

同年、岡村靖幸プロデュースによるDAOKO × 岡村靖幸「ステップアップLOVE」がTV アニメ「血界戦線 & BEYOND」エンディング・テーマとなりMVと共に大ヒット。2018 年、小林武史プロデュースによる楽曲「終わらない世界で」が、任天堂 / Cygamesによるアクションロールプレイングゲームアプリ『ドラガリアロストTM』主題歌に、中田ヤスタカプロデュースによるDAOKO × 中田ヤスタカ「ぼくらのネットワーク」が挿入歌として起用される。12月、3rd Album『私的旅行』が発売され、第69回NHK紅白歌合戦に出場。

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COMMENT

私は今回映画のボンベロとカナコのVS感というものを、楽曲の中でもVS感を求められている気がして、MIYAVIさんと、どうやってVS感を出したらいいのかなと思った時に、ラップのフロウであったり、いつもより女の子の芯の通った強さを声で表現したり、ヒロインのカナコの気持ちに寄り添った歌詞を書くことで、自分のフルパワーを使って制作に挑ませて頂きました。

MIYAVI

エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国350公演以上のライブと共に、7度のワールドツアーを成功させている。

2017年11月にはジャンル・キャリア・国境も超えて様々なアーティストと真剣勝負を繰り広げる対戦型コラボレーション・アルバム『SAMURAI SESSIONS vol.2』をリリース。「Dancing With My Fingers / MIYAVI vs 三浦大知」iTunesロックチャート1位、iTunes Music Videoロックチャート1位を獲得。

また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画「Unbroken」(2016年日本公開)では俳優としてハリウッドデビューも果たした他、『コングー髑髏島の巨神』『BLEACH』『ギャングース』への出演、モデルとしてYohji Yamamoto,Y-3パリコレでのデビュー、映画『Mission: Impossible ‒Rogue Nation』日本版テーマソングのアレンジ制作、HONDA コマーシャル楽曲、SMAPへの楽曲提供をはじめ様々なアーティスト作品へ参加するなど、国内外のアーティスト/クリエイターから高い評価を受けている。2017年にはUNHCR大使に就任。

常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”であり、ワールドワイドに活躍する今後最も期待のおける日本人アーティストの一人である。

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COMMENT

蜷川実花ワールド、映画の世界観にどうやってこの曲が寄り添いつつ、その中でバチバチにやれるのかという、ボンベロとカナコの関係性のように、僕自身も突き放しながらも包み込むようなアプローチを意識して制作しました。ロサンゼルスと東京で時差があり、やり取りが大変でしたが、DAOKOさんも歌詞に思いを込めて制作してくれました。映画と共に、この楽曲が全世界で鳴り響くことを楽しみにしています。

Production Notes

●「ページをめくる手が止まりませんでした」そう語る伊藤卓哉プロデューサー(以下、伊藤P)と、人気作家・平山夢明による原作小説「ダイナー」の出会いは約9年前。「今までにない日本映画ができる」と確信したものの、過激な描写が多い小説ゆえ“映像化不可能”と言われるのも納得の内容。「ただ映画にするからには、ギリギリ誰もが見られるエンターテイメントにしたかった。当時この作品構造に一番近いと感じた日本映画は、『パコと魔法の絵本』。

そこで本作のプロデューサーのひとりで旧知の仲だった甘木モリオ氏(以下、甘木P)に制作を持ちかけました。ただ暫くは監督に相応しいのは誰なのか、そこから先に進めない状態が何年か続きましたが、ある時甘木Pから“蜷川実花監督ならどうだろう”というアイデアが出たんです。」だが原作のハードボイルドな世界観は、これまでの蜷川監督の作風とはかなり異なるテイスト。「それを逆に監督は面白がってくれて。予想に反して快諾してくれました」(甘木P)

●監督が決まり、脚本開発がスタート。依頼したのは『パコ~』の原作者・後藤ひろひと。後藤はラジオ版「DINER(ダイナー)」に演者として参加していたという不思議な縁もあり執筆を快諾。後藤と共に杉山嘉一、そして本作では蜷川監督も本格的に脚本に加わった。「今回は監督から自分も脚本を書きたいという強い希望がありました。特に監督がこだわったのは、女性キャラクター。原作では30代のカナコの年齢を下げたり、男性の無礼図を男装の麗人にしたり。特にカナコのセリフまわりは蜷川監督でなければ出てこない発想が多く、新鮮でした」(伊藤P)「この登場人物すべて殺し屋みたいな原作を誰もが楽しめるエンターテイメントに仕上げるのはとても難しいオーダーですが、どんなに残酷で陰惨な描写でも蜷川監督なら耽美的に描けるのが強みでした。

吹き出す鮮血の代わりに花が舞うというのも、もちろん監督のアイデア」(甘木P)脚本と同時進行でキャスティングにも着手。

主人公のボンベロは「元殺し屋ですが、観客から愛される人でなければならない」(伊藤P)という高いハードルをやすやすと超えてきたのが藤原竜也だった。「藤原さんの存在感と説得力は、もはや理屈ではない凄みがある」(甘木P)「故・蜷川幸雄さんが芸能の世界に生み出したともいえる藤原さんと、蜷川実花さんの初タッグというのは非常にドラマティックな掛け算だと思いました」(伊藤P)お互い多忙を極める2人のスケジュールが偶然ひと月だけ重なったのは幸運だが、怒涛の豪華キャスティングも奇跡的に実現。多忙を極める全員が、「蜷川実花監督の作品ならば!」という一心で集結した。ヒロイン=カナコに選ばれたのは、玉城ティナ。監督が「彼女となら心中してもいい」と熱望しての大抜擢となった。「監督はカナコのキャラクター造形に、玉城さん自身を反映させていましたね」(伊藤P)

●2018年4月24日にメインセットの撮影からクランクイン、6月19日のメキシコロケでクランクアップ。スタッフも「蜷川監督の作品ならば」と業界のトップクリエイターが結集。撮影・相馬大輔、プロダクションデザイナー・enzo、照明・佐藤浩太、録音・阿部 茂、編集・森下博昭、スタイリスト・長瀬哲朗などが、『ヘルタースケルター』に引き続いて参加。撮影スタジオに作り込まれた圧巻の食堂ダイナーのセットには監督が敬愛する美術界の巨匠・横尾忠則の作品が壁に床に天井にと贅沢に使われた。前作で衣裳を担当した長瀬は本作ではキャラクター全体のデザインを担当。

ヘアメイクデザインのShinYaらと共に、食堂ダイナーに集う個性豊かな殺し屋たちの造形を作り上げた。作品のもうひとつの顔ともいえる色彩豊かな料理の数々は、蜷川の発案でフードクリエイションの諏訪綾子が映画初参加。本格的なアクション初挑戦となる蜷川監督をアクション監督の川澄朋章が幾通りものビデオコンテを作ってイメージ作りを支え、VFXチームの野崎宏二らがボンベロの相棒で最強の殺し屋ブルドッグ「菊千代」を邦画では類を見ないフルCG で表現した。

●音楽へも強いこだわりを見せた監督は、劇伴音楽を音楽家・大沢伸一に依頼。

実写邦画参加は初ながら、ドライブ感のある斬新な劇伴を生みだした。

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