ジャパンプレミアが開催!
「この映画は“観るサンドバック”」「爽快感が半端ない!」
自ら“マッドマックス最新作”を大絶賛!
先日から続くオーストラリア、カンヌ、ロンドンでのプレミアで、全世界的な大熱狂が巻き起こっており、前作『怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じた最強の戦士フュリオサを、新たにアニャ・テイラー=ジョイが演じる本作。その日本語吹替を担当する声優ファイルーズあいが登壇し、5月22日(水)にジャパンプレミア試写イベントを実施。
ファイルーズあいは代表作として、テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』主演空条徐倫役、『チェンソーマン』パワー役などで知られ、実写映画でも『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』主演クレア・レッドフィールド役、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』セリーナ・カイル/キャットウーマン役など“戦う女性キャラ”を演じることに定評のある、今もっとも注目の声優。
これまでたくましい戦士の声を数多く演じてきたファイルーズが、ついに“怒りの戦士”フュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)を演じることで話題沸騰!この度、スペシャルゲストとしてジャパンプレミア試写イベントに降臨した。
アメリカの公開に先駆けて本作を鑑賞できる貴重な機会ということで、会場に詰め掛けた観客のボルテージは最高潮!「怒り、解放してますかー!?」と呼びかけると、満員の観客たちからは、割れんばかりの拍手と『マッドマックス』ファンにはおなじみの“V8ポーズ”の嵐で熱烈な歓迎を受けたファイル―ズ。会場には、白塗りの武装集団ウォーボーイズや、前作『怒りのデス・ロード』の悪役としても知られるイモータン・ジョーなど、コスプレに身を包んだ観客も数多く来場しており、思わずファイルーズも「『マッドマックス』シリーズが大好きなことを体でも心でも表現されていて素晴らしいですね!皆さんの熱量を浴びることができて光栄です」と大興奮の様子。
本作で若きフュリオサの吹き替えに決定したことが発表された際には、SNSで「楽しみが過ぎる」「納得のキャスティング」など期待の声も多く上がっていた。これに対しファイルーズは、「『マッドマックス』最新作の吹き替えにキャスティングしていただけることがすごく光栄」と喜びを明かしながら、「今回フュリオサ役を演じるにあたり勉強させていただきましたが、『マッドマックス』シリーズは熱狂的ファンの方が非常に多いので、その方々の求める熱量だったり、アニャさんが演じられたフュリオサに対する想いであったり、また彼女が多くを語らないキャラクターだからこそ、声でどう表現したらいいのかという葛藤もありました」と役への向き合い方についてコメント。「アニャさんが演じられたフュリオサの“目”の芝居が素晴らしく、それを邪魔しないように、日本語吹替版だからこそできる表現を汲み取って演じました。本当に、彼女を見てほしいという気持ちです!」と、フュリオサ役のアニャの演技を絶賛した。
さらにファイルーズは吹き替えを務めるにあたり、「インタビューでジョージ・ミラー監督も語っていましたが、今回アニャさん演じるフュリオサはセリフが少ないので、その中で彼女の魅力を伝えるべく、声の表現者として一つ一つセリフに魂を込めました。今までにやったことのない方向性の演技だったりもして、役者として感銘を受けた作品でもありましたね。」と、注力したポイントについても語った。また、最初はフュリオサについて低い声のイメージを抱いていたというファイルーズだが、吹き替えを行う上でスタッフたちとも話を重ねる中で、新たな表現に行き着いたという。「本作でのフュリオサは、『怒りのデス・ロード』の彼女とは違ってまだ未成熟というか、少女感があって、それでいて野生のままに生きている感じを出したほうがいいのではという話になって。だから私の地声に近い感じで、がなりまくって喉もガラガラみたいな声を出したりもしました。新しいファイルーズあいの引き出しも見つけられて、フュリオサに出会えて良かったなと思いました!」と、充実の役作りとなったことを明かした。
本作の日本語吹替版では、クリス・ヘムズワース演じる”ディメンタス将軍役に三宅健太、フュリオサの母メリー・ジャバサ役に小林ゆう、フュリオサと共にディメンタス等に立ち向かう戦士ジャック役に津田健次郎、恐怖と暴力で荒野を支配するイモータン・ジョー役に大塚明夫など超豪華声優陣が勢揃い。ファイルーズはアフレコの際、他のキャスト負けないようMAD(怒り)でMAXな声量で臨んだという。すでにほかのキャストが声を吹き込んだ後に収録に臨んだというファイルーズは、「皆さんの声量がすごすぎて!スマートウォッチから『90デシベル以上の音が聞こえています』という注意喚起が出るぐらい(笑)なので自分の声量もMAD(怒り)でMAXになりましたね。演じている我々も思わずそんな風になってしまうからこそ人の心に訴えかける作品になるんだなと思いました」と、壮絶なアフレコ秘話を語っていた。
本作では、前作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサを、アニャ・テイラー=ジョイが受け継ぎ、迫力あふれる熱演で新境地を披露し、すでに海外で大絶賛されている。そんなアニャ演じる若きフュリオサの吹替を務めたファイルーズ自身は、「『怒りのデス・ロード』のフュリオサを観た時、タフで自立していて、思わずついて行きたくなるような、人間そのものを惹きつける魅力がある、“強さの権化”だと思いました。でも今回のフュリオサは、まだ危うさがちょっとあるなって思ったんですよ。『怒りのデス・ロード』のフュリオサが完璧だったからこそ、『こうやって人間って成長していくんだ』と人生を見ているようで。自分も頑張れば『怒りのデス・ロード』の時のフュリオサになれるんじゃないかって勇気をもらえました」と、2人の女優が演じたフュリオサというキャラクターそのものの魅力について熱弁した。また、あらためてアニャが演じた若きフュリオサについても「アニャさんはミステリアスな役が多いイメージだったけど、今回はすべてをかなぐり捨てて怒りをむき出しにしていて新鮮でした!」とそのたたずまいを絶賛した。
今回のジャパンプレミアでは、イベント後に「ULTRA 4DX吹替版」での上映を実施。自身も本上映を体験したファイルーズは、「すごすぎました!!以前体験したことがありましたが、こんなに技術が進化しているのにもびっくりしたし、この激しさはこの映画じゃないと味わえないんじゃないかと。シートベルトが無いと不安になるぐらい、『私今映画の中の車に乗ってるんじゃないかな!?』と思うぐらい揺れるんです!劇中のキャラクターが『衝撃に備えろ』と言ったら本当に備えてください!映像も音もすべてリンクしていて、さらにULTRA 4DXは正面だけでなく左右のスクリーンからも目が離せません。正面と右と左で3回は観に行ってほしいですね(笑)!」と、大興奮で衝撃のライド体験を熱弁した。
続いては、記念すべきジャパンプレミアということで、なんとファイルーズによる公開アフレコを実施!
まずはスクリーンに映し出された画像に合わせ、「私がフュリオサだ!」と迫力の一言。続いてディメンタスに復讐を誓う「あの男は私が仕留める!」、「子供の私、私の母、すべてを取り戻す!」というセリフの連続、そのあまりの凄みに、客席からは感嘆の声が漏れるほど。最後には、映像に合わせて前作でシャーリーズ・セロン演じるフュリオサも放った重要な決め台詞「私を覚えてる?」を繰り出すと、その低く響き渡る声に、会場は拍手喝采&V8ポーズが飛び交い大盛り上がり!公開アフレコを終えたファイルーズは、「今日来てくださっている皆さんはマッドマックスが大好きな方々なので、日本語吹き替え版のフュリオサを受け入れてもらえるかドキドキだったのですが、皆さんの拍手や笑顔でここにいていいんだと思えて、フュリオサ同様強い気持ちになれました!」と大感激していた。
イベントの最後には、ファイルーズからこれから映画を楽しむファンへメッセージが贈られた。
「本作では、怒りを抱えて生きてきたフュリオサが主人公ですが、私たちも日常生活で、大小あれど怒りを抱えることもあると思います。この映画では、フュリオサがどうやって怒りに向き合ってどう乗り越えていくかが丁寧に描かれているので、その姿を見ると勇気が湧いてくるし、彼女が取り繕わず本気で自分の過去や怒り、そして未来に立ち向かうために復讐を成し遂げていくところに、勇気づけられて力をもらえます。観ているだけ怒りが発散できるぐらい、爽快感が半端なくて、まるで“観るサンドバッグ”!観終わった後ひと殴りしたような爽快感があるので、普段の怒りを発散させて、フュリオサと一緒に戦っていきましょうね!ぜひ楽しんでください!」