約20年にわたり世界中の観客を魅了し、全世界で30億ドルの興行収益を上げている。、ブルース・ウィリス主演の『シックス・センス』（99）の脚本と監督を手がけ、史上最高の興行収入を記録した映画の一つとなった。この映画は米アカデミー賞６部門にノミネートされ、ハリウッドで最も注目される若手映画監督のひとりとして躍り出た。最近では、ポール・Ｇ・トレンブレイの小説「終末の訪問者」（竹書房文庫）を原作にした『ノック　終末の訪問者』（23）を公開し、興行収入ランキング初登場１位を記録。2024年夏後期にワーナー・ブラザース提供『Trap』を公開予定。

アイルランド西部出身の文学ホラー作家。若くして古典的なホラー小説への情熱を見いだし、歴史学で修士号を取得。エドガー・アラン・ポーとその種の作品に魅了されていた初期の著作のスタイルと想像力はゴシックの要素が強かった。小説に焦点を移した後は、自国の文化、風景、言語に影響を受けながらも、その暗い雰囲気と雄弁さは過去に執筆されたゴシック小説を思わせ、アイルランドのホラー作家として腕を磨いた。

18歳のとき、紛争地域の混乱の中、カメラマンとしての道を歩み始め、戦争報道写真家として３年勤務する。早くから人間の極限状態を目の当たりにし、主観的な真実を描写するカメラの力に触れたことで、物語としての映像に情熱を燃やすようになった。 　17年に長編映画の世界に足を踏み入れ、カンヌ国際映画祭ある視点部門でプレミア上映され、オリジナリティ賞を受賞したA24の『LAMB／ラム』(21)で評価を得た。

映画音楽の未来を背負う数少ない作曲家のうちのひとりといえる。２度のゴールデングローブ賞ノミネートのほか、ワールド・サウンドトラック・アワードを３度受賞している。コリン・ファースとジュリアン・ムーア主演のトム・フォード監督作『シングルマン』（09）の豊潤で刺激的で独創性の高い音楽は高い評価を得た。その音楽はマドンナの目に留まり、彼女の長編映画『ウォリスとエドワード　英国王冠をかけた恋』（11）の音楽を担当。