CAST キャスト
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クロエ・グレース・モレッツ
ケイラ
才気あふれる女優。ジャンルを問わず、数多くの印象的なインディペンデント映画とスタジオ映画に出演している。近作に、2020年度トロント国際映画祭で世界プレミア上映され、ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞した『Shadow in the Cloud』(20/監督:ロザンヌ・リャン)がある。同作は、第二次世界大戦を舞台に日本軍の奇襲攻撃や機内に潜む怪物と対峙しながら、機密文書を届ける女性パイロットを描いている。のちに同作は、バーティカル・エンターテイメントとレッドボックス・エンターテイメントにより、史上初のドライブインシアター映画としての買い付けがおこなわれた。
待機作に、SFサスペンス『Mother/Android』(製作:マット・リーブス、監督:マットソン・トムリン)がある。
近作に、19年3月全米公開されたニール・ジョーダン監督の『グレタ GRETA』(18/共演:イザベル・ユペール)がある。また、アニメ版『アダムス・ファミリー』(19)にウェンズデー・アダムス役で声の出演をした。同作は19年10月に世界中で公開され、公開後すぐに2作目のプロジェクトが始動。21年10月1日に全米公開を予定している。
これ以前に、18年度サンダンス映画祭で絶賛を浴び、グランプリを受賞した『ミスエデュケーション』(未)に出演。同年後半には、ベネチア国際映画祭でプレミア上映され、その後19年度インディペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞を受賞した『サスペリア』(18/監督:ルカ・グァダニーノ)に出演した。
10年、マシュー・ボーン監督のカルトクラシック作品『キック・アス』でヒット・ガール役を演じてブレイク。次いでマット・リーブス監督によるリメイク映画『モールス』(10)に出演し、「タイム」誌が選ぶ10年度演技の優れた俳優トップ10リストと「ニューヨーク・タイムズ」紙が選ぶ10年度演技の優れた俳優リストに名前が挙がった。
ほかの出演作に、『ボルト』(08)、『(500)日のサマー』(09)、マーティン・スコセッシ監督の米アカデミー賞受賞作『ヒューゴの不思議な発明』(11)、『ダーク・シャドウ』(12)、『キャリー』(13)、『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』『イコライザー』(共に14)、『フィフス・ウェイブ』(16)などがある。
現在、カリフォルニア州ロサンゼルスに在住。 -
マイケル・ペーニャ
テレンス
幅広い演技力をもつ俳優としてハリウッドで名声を獲得し、賞受賞歴をもつ錚々たる監督たちや有名俳優と仕事をし、当代で最も称賛される映画数十本に出演してきた。
近作に、クリント・イーストウッド監督/主演の『運び屋』(18)、実在の麻薬捜査官キキ・カマレナを演じたNetflixの高評価を得たオムニバスシリーズ「ナルコス:メキシコ編」(18)、人気アニメシリーズを実写化した『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』(19・未/共演:エバ・ロンゴリア、イザベラ・モナー)、ABC放送の人気シリーズの映画版『ファンタジー・アイランド』(20・未)などがある。現在、ローランド・エメリッヒ監督の『Moonfall』(共演:ハル・ベリー)の撮影に入っている。
2012年、高い評価を受けた『エンド・オブ・ウォッチ』に出演。トロント映画祭でプレミア上映されたこの作品で演じたザヴァラ巡査の演技で、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、作品自体は、全米映画批評会議の“その年のインディペンデント映画トップ10”のひとつに選ばれた。また、記憶に残る役を演じた『アメリカン・ハッスル』(13/監督:デイビッド・O・ラッセル)、それぞれ世界興収5億ドル以上を記録した『オデッセイ』(15)と『アントマン&ワスプ』(18)、『バッドガイズ!!』(16/共演:アレキサンダー・スカルスガルド)、『素晴らしきかな、人生』(16/共演:ウィル・スミス)、アニメ『レゴⓇニンジャゴー ザ・ムービー』(17)、アニメ『映画 マイリトルポニー プリンセスの大冒険』(17・未)、コメディ『チップス 白バイ野郎ジョン&パンチ再起動!?』(17・未/共演:ダックス・シェパード)、『ホース・ソルジャー』(18/共演:クリス・ヘムズワース、マイケル・シャノン)、Netflix配信のサスペンス『エクスティンクション 地球奪還』(18・未/共演:リジー・キャプラン)、『リンクル・イン・タイム』(18・未/共演:リース・ウィザースプーン、クリス・パイン)などにも出演した。
ポール・ハギス監督の米アカデミー賞を受賞した衝撃作『クラッシュ』(04)の演技で大きな注目を集めた。また、ロバート・レッドフォード監督/主演の政治ドラマ『大いなる陰謀』(07/共演:トム・クルーズ、メリル・ストリープ)、『それぞれの空に』(08・未/共演:レイチェル・マクアダムス、ティム・ロビンス)、ベルナー・ヘルツォーク監督とデイビッド・リンチ製作総指揮の『狂気の行方』(09・未/共演:マイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー)、ジョディ・ヒル監督のコメディ『オブザーブ・アンド・レポート』(09・未/共演:セス・ローゲン)、『Everything Must Go』(10/共演:ウィル・フェレル、レベッカ・ホール)、『L.A. ギャング ストーリー』(13/共演:ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング)、デイビッド・エアー監督の『フューリー』(14/共演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ)などで重要な役を演じ、ディエゴ・ルナの英語を言語とする映画の初監督作で、有名な公民権活動家で労働組合の指導者を描く『セザール・チャベス』(14)では主人公を演じている。
そのほか、グレゴール・ジョーダン監督の『戦争のはじめかた』(01)、クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、オリバー・ストーン監督の『ワールド・トレード・センター』(06)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』(06)、アントワーン・フークア監督の『ザ・シューター/極大射程』(07)、ブレット・ラトナー監督の『ペントハウス』(11)といった多くの注目作に出演している。
TVでは、HBO放送のTV映画「ウォークアウト/勇気ある反乱」(06)に出演。実話に基づく同作は、60年代半ばに、学生による大規模なストライキに協力した若いメキシコ系アメリカ人の高校教師を描いている。同作で、イマジェン賞最優秀主演男優賞を受賞した。
シカゴで育った。ピーター・ボグダノビッチ監督のTV映画「いつも心に太陽を2」(96/共演:シドニー・ポワチエ)のオーディションで数百人のライバルを倒し、役を勝ち取ったときから俳優の道を歩み出した。 -
ロブ・ディレイニー
ミスター・ドゥブロー
アメリカのコメディ俳優/脚本家。130か国以上で放送されているチャンネル4放送/Amazon Prime配信のコメディ「Catastrophe」(15~19)の共同脚本家兼出演者としてよく知られている。2016年、同作で共同脚本を担当したシャロン・ホーガンとともにエミー賞コメディシリーズ部門最優秀脚本賞にノミネートされた。また同年、英アカデミー(BAFTA)TVクラフト賞コメディ部門最優秀脚本賞を受賞。さらに18年、BAFTA TV賞コメディ部門最優秀脚本賞にノミネートされた。
18年、『デッドプール2』で、特殊能力はないが「広告を見て応募してみた」というXフォースの新入り(そして皆に愛される)メンバーで、ファンに大人気のピーター・W役を演じてブレイクした。19年、話題作『スキャンダル』(共演:シャーリーズ・セロン)に出演。ほかの出演作に、コメディ・セントラル放送の「Key and Peele」(12~15)のシーズン1~2の3エピソード(12)、「バーニンング・ラブ」(12~13)のシーズン3の3エピソード(13)、FX放送の「TRUST」(18)の1エピソード、ポール・フェイグ監督の『ラスト・クリスマス』(19)、『ザ・ハッスル』(19・未)などがある。21年米国公開予定の待機作に、シガーニー・ウィーバーとケビン・クラインが再びタッグを組み主演する『The Good House』、Disney+配信の『Home Alone』(共演:エリー・ケンパー、アーチー・イェーツ)などがある。
現在、最新作の1時間のスタンダップ特番「Rob Delaney: Jackie」(20)が、Amazonで配信されている。また、自身にとって初の1時間特番「Rob Delaney Live at the Bowery Ballroom」(12)は、現在Netflixで配信され、コメディ・セントラル・レコーズよりデジタル版がリリースされている。12年、「バラエティ」誌の注目すべきコメディ俳優10人のひとりに選ばれた。13年、初の著作にしてベストセラーとなった回顧録「Rob Delaney: Mother. Wife. Sister. Human. Warrior. Falcon. Yardstick. Turban. Cabbage」がアメリカではスピーゲル&グラウより、イギリスではリトル・ブラウンより刊行された。現在、ロンドンに在住。定期的に世界中でスタンダップショーを開催している。 -
ケン・チョン
シェフのジャッキー
観客の視線をさらい、主役を食う存在感で知られている。俳優/プロデューサー/脚本家/コメディアン。現在トップに君臨するコメディスターのひとりである。2007年、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』で医師役を演じて映画デビューを果たして以来、TVと映画の両方で、観る者の記憶に残る役を演じ続けてきた。
先ごろシーズン4が終了した有名人たちが歌唱力を競うFOX放送のヒット番組「The Masked Singer」(19~)で審査員として出演。また、製作総指揮も務めるFOX放送の音楽ゲーム番組「I Can See Your Voice」(20~)で司会を務めた。さらに現在、同じくFOX放送のヒットシリーズ「The Masked Dancer」(20~)では解答者として出演している。この番組は、精巧に作られた衣装と仮面で全身を包み、しっぽの羽根を揺らしながら有名人たちが出場者として登場し、観客にその正体を推測させている。これら3つの番組は、いずれも水曜日に放送されており、FOX放送は、毎週視聴することを#Kensdayと呼ぶようになった。これ以前に、12年度放送映画批評家協会賞最優秀コメディシリーズ賞を受賞し、高い評価を得たNBC放送の「コミ・カレ!!」(09~15)にレギュラー出演。また、ABC放送の「Dr. Ken」(15~17)で主演し、企画/脚本/製作総指揮も務めた。15年、ESPN放送のドキュメンタリー「30 for 30 Shorts」(12~)の1エピソード「Student/Athlete」を監督。さらに同年、サンダンス映画祭受賞作『Advantageous』に出演し、製作も担当した。同作でインディペンデント・スピリット賞にノミネートされた。
俳優とは異なる道からキャリアをスタートさせた。デューク大学で学士号を取得後、ノースカロライナ大学で医学の学位を取得。ニューオーリンズで内科のレジデントを終了したが、その間ずっと自身のコメディの才能を磨き続けていた。1995年、コンテスト“ビッグ・イージー・ラフ・オフ”で優勝し、大きなブレイクを迎える。審査員をしていたNBC放送の前社長ブランドン・ターティコフと即興コメディの大家バッド・フリードマンからロサンゼルスへ向かうよう強く背中を押された。
ロサンゼルスに移ると、コメディクラブのインプロブ・アンド・ラフ・ファクトリーで定期的にパフォーマンスをするようになり、さらに「ジ・オフィス」(05~13)のシーズン2の1エピソード(05)、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」(04~11)のシーズン3の1エピソード(06)、「ラリーのミッドライフ★クライシス」(00~)のシーズン6の1エピソード(07)など、数々のTVドラマにも出演した。やがてジャド・アパトー監督の目に留まり、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のドクター・クニ役に起用され、映画俳優としての地盤が固まった。08年、デイビッド・ウェイン監督の『ぼくたちの奉仕活動』(未)で初めて大きな役を獲得。悪役としてポール・ラッド、ショーン・ウィリアム・スコットと共演した。同年、カルト・コメディ・ヒット作『スモーキング・ハイ』(未)と『俺たちステップ・ブラザース —義兄弟—』(未)にも出演した。09年5月、予想外のヒット作『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(共演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス)で、アジア人ギャングのミスター・チョウを演じ、10年度MTVムービー・アワードを受賞した。また作品は、10年度ゴールデングローブ賞最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル部門)と放送映画批評家協会賞最優秀コメディ賞を受賞した。同作は公開当時、4億6900万ドル以上の世界興収をあげ、R指定コメディとしては歴代最高額を記録。さらに、続編の『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を超える』(11)と『ハングオーバー!!! 最後の反省会』(13)でもこの象徴的な役を再演した。このほか、数々の出演作には、『南の島のリゾート式恋愛セラピー』(09・未)、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11)、『THE DUFF/ダメ・ガールが最高の彼女になる方法』(15・未)、『グースバンプス 呪われたハロウィーン』(18・未)などがある。
また、アニメ映画の声優としても活躍している。その数多くの作品に、「怪盗グルーのミニオン危機一発」(13)、「The Casagrandes」(19~)のシーズン1~2の7エピソード(19~20)、『みんなあつまれ!ワンダーパーク』『わんわん物語』(共に19・未)、Netflix配信の『フェイフェイと月の冒険』(20・未)、『弱虫スクービーの大冒険』(20・未)などがある。
19年2月、ルーツであるスタンダップコメディに立ち戻り、自身にとって初となるNetflixのヒットコメディ特番「Ken Jeong: You Complete Me, Ho」に出演し、19年度ピープルズ・チョイス・アワード最優秀コメディ演技賞にノミネートされた。コメディ界への入り口となったカリフォルニア州パサデナのジ・アイス・ハウス・コメディクラブで撮影がおこなわれたこの特番では、どのように医師からコメディ界のスーパースターへと転身したのかを振り返っている。また、乳がんと勇敢に闘う妻の姿に導かれ、歴代最高のコメディ映画のひとつ「ハングオーバー」シリーズや、近作の『クレイジー・リッチ!』(18)へ出演することになったという経緯を打ち明けている。
慈善団体スタンダップ2・キャンサーに賛同し、オフの時間は慈善活動にいそしんでいる。現在、妻と双子の娘たちとともにロサンゼルスに在住。 -
パラビ・シャーダ
プリータ
米アカデミー賞ノミネート作『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(16/共演:デブ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ)に出演し、一躍注目を浴びた女優。
同作に続き、2017年に自身にとって初のオーストラリアのTV番組となるABC放送の「Pulse」に主役陣のひとりとして出演した。同番組で、シドニー西部の経営不振の病院に勤務する腎臓専門医を演じ、オーストラリアキャスティング組合賞ライジングスター賞を受賞。さらに18年度ロギー賞最優秀新人賞にノミネートされた。
また、ITV放送の大河シリーズ「Beecham House」(19/監督:グリンダ・チャーダ)でも主要な役を演じた。19世紀初頭のデリーを舞台に、ビーチャム・ハウスの住人たちの運命を描くこの作品で、秘密を抱えて闇に紛れながらハウスにやって来る、謎に包まれたチャンドリカを演じた。
また、オーストラリアABC放送/ロードショー・ラフ・ダイアモンドの10エピソードのドラマ「Les Norton」(19/共演:レベル・ウィルソン、デイビッド・ウェンハム、アレクサンダー・ベルトラン)に出演。ロバート・G・バレットの小説に基づき、1985年を舞台にしたこのドラマは、クイーンズランドの奥地から来た田舎者の青年レ・ノートン(ベルトラン)の見事な活躍ぶりを描いている。過去のトラブルから逃げ出し、シドニーにやって来たノートンは、したたかなジョージー(シャーダ)が経営する悪名高い違法カジノのキングス・クロスの警備員として仕事を得る。明らかに場違いで故郷に帰りたくなるノートンだが、やがてこの街の背徳的な魅力に惹かれている自身に気づき、裏社会の犯罪網へと引きずり込まれていく。 -
コリン・ジョスト
ベン
現在46シーズン目を迎える、最長寿かつ最も成功を収めるスケッチコメディTVショー「サタデー・ナイト・ライブ」(75~)のメインライター。2005年にライターとして同番組に参加し、12年に共同メインライターになった。また、14年よりマイケル・チェとともに同番組のコーナー「Weekend Update」で司会を務めている。
「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本で、全米脚本家組合賞を5回、ピーボディ賞を2回受賞し、エミー賞に11回ノミネートされている。また、16年の共和党全国大会と民主党全国大会の期間にMSNBC局で放送された特別版「Weekend Update」と17年のゴールデンタイムに放送された「Weekend Update Summer Edition」で、チェとともに司会を務めた。さらに18年、第70回プライムタイム・エミー賞の司会をふたりで務めた。
15年、青春コメディ『スタテン・アイランド・サマー』(未/製作:ローン・マイケルズ)の脚本を執筆。16年、『ワタシが私を見つけるまで』(未)に俳優として出演し、端役を演じた。また、21年3月世界同時配信予定の待機作『星の王子ニューヨークへ行く2』にも出演している。
作家としては、「ザ・ニューヨーカー」誌に複数回作品が掲載され、加えて「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」紙、ハフィントン・ポストなどにも寄稿している。
20年夏、回顧録「A Very Punchable Face」を上梓した。「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリスト入りした同著は、スタテン島の消防士の一家で育ったこと、往復3時間かかった高校への通学、在学当時のハーバード大学でFacebookが作られたことなど、人生において重要な節目を記録したエッセイ集である。何かを達成したときも、不条理を感じたときも、毎回率直で感動的な瞬間が組み入れられている。かなり自虐的な筆致で書かれた同著は、ランダムハウスより出版された。 -
ジョーダン・ボルジャー
キャメロン
米アカデミー賞受賞歴をもつタレル・アルビン・マクレイニー企画のシリーズ「David Makes Man」(19~)のシーズン1にレギュラーとして出演。同作は、ピーボディ賞最優秀作品賞を受賞した。
このほか出演したTV作品には、アイザイア役を演じたBBC放送の「ピーキー・ブラインダーズ」(13~)のシーズン2~4の13エピソード(14~17)、主要な役を演じたBBC放送/NBC放送の「The Long Song」(18)、CW放送の「The 100/ハンドレッド」(14~20)のシーズン5~6の11エピソード(18~19)などがある。
また映画では、『The Habit of Beauty』(16)、『ドント・ノック・トワイス』(16・未)、Netflixの『iBoy』(17・未/共演:メイジー・ウィリアムズ)、『Scarborough』(18/共演:ジェシカ・バーデン)などに出演した。 -
パッツィ・フェラン
ベルガールのジョイ
数多くのインディペンデント映画に出演している女優。その主な作品に、ジョー・ライト監督の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)、フランシス・リー監督の賞受賞作『ゴッズ・オウン・カントリー』(17)、ジャスティン・チャドウィック監督の『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(17)、コーキー・ギェドロイツ監督の『How to Build a Girl』(19)、待機作の『Mothering Sunday』(監督:エバ・ユッソン、共演:オリビア・コールマン、ジョシュ・オコナー)などがある。
TVでは、スカイTV放送の「Jamestown」(17~19)にレギュラー出演し、BBC放送/FX放送の「Black Narcissus」(20)の全3エピソードにも出演した。
舞台では、王立演劇学校で訓練を受けていた初期のころも、そしてプロとしても幅広く活躍している。ロンドンのウエストエンドで上演された「陽気な幽霊」でアンジェラ・ランズベリーと共演し、プロデビューを果たした。近作に、ブロードウェイ作品「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」(共演:ローリー・メトカーフ)、「クリスマス・キャロル」(ブリッジ・シアターにて上演)、「肉体のすきま風」(アルメイダ・シアター/ウエストエンドにて上演)、「三人姉妹」(アルメイダ・シアターにて上演)、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「ベニスの商人」、ナショナル・シアターの「お気に召すまま」と「宝島」などがある。
また、「肉体のすきま風」でオリビエ賞と批評家協会賞の最優秀女優賞を受賞。さらに、「陽気な幽霊」と「宝島」で批評家協会賞有望新人賞を受賞した。加えて、「スクリーン・インターナショナル」誌の明日のスターのひとりに選ばれ、イブニング・スタンダード・シアター賞にノミネートされた。
STAFF スタッフ
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ティム・ストーリー
監督/製作総指揮
最高額の興行収入をあげている世界屈指のアフリカ系アメリカ人監督。9つの監督作品の興収総額は10億ドルを超える。アフリカ系アメリカ人監督としては、初めて10億ドル超の興収をあげ、マーベル映画を監督し、さらに7つの監督作品の興収が初登場1位を獲得している。
カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれた。兄からもらった8ミリカメラで、12歳のときからサイレント映画の監督をし始めた。ロサンゼルスのウエストチェスター高校でタレントショーの制作に携わり、仕事に関する展望が広がった。高校の最終学年のとき、クラス委員に選ばれた。当時、クラスメートには、ジャズピアニストのエリック・リード、女優のレジーナ・キングとニア・ロングがいた。在学中に音楽業界の扉を叩き、ラッパーのレジェンド、アイス・Tのグループ“ライム・シンジケート”にラッパーとして短期間参加していた。だがワーナー・ブラザースとレコード契約を結ぶ直前に、親友とグループのメンバーが銃で撃ち殺されたことを知り、音楽の道を断念することを選んだ。
高校卒業後、南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学部で映画制作について学んだ。USCの名門の映画学校で、ストーリーテリングのスキルに磨きをかけているとき、双子の妹タムリンは、同大学の女子バスケットボールチームのスター選手になっていた。その後、今度はミュージックビデオの監督として、再び音楽業界へ足を踏み入れた。R&Bからポップスまで、それぞれのジャンルを代表するアーティストたちのビデオに映画のようなスタイルを取り入れた。携わったアーティストに、“イン・シンク”、“ケー・シー&ジョジョ”、R・ケリー、タイリース、インディア・アリーなど。
同じ時期に、エンターテイメント製作会社ザ・ストーリー・カンパニーを妻のビッキーとともに設立。同社で、2つのインディペンデント映画:ブラック・フィルムメーカーズ・ホール・オブ・フェイム映画祭で最優秀作品賞を受賞した『One Of Us Tripped』(97)と『The Firing Squad』(99)の資金調達/製作/脚本執筆/編集/監督をおこなった。
2002年、スマッシュヒットコメディ『バーバーショップ』(未/出演:アイス・キューブ、セドリック・ジ・エンターテイナー、アンソニー・アンダーソン、マイケル・イーリー)でスタジオ映画を初監督した。この作品は、初監督スタジオ映画にして、初めて公開週末興収1位を獲得した映画である。この成功に続き、04年にアクションコメディ『TAXI NY』(出演:クイーン・ラティファ、ジミー・ファロン、ジェニファー・エスポジート)の監督を務めた。
『TAXI NY』の直後、マーベルコミックに基づく壮大なスーパーヒーローアドベンチャー『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(05/出演:ジェシカ・アルバ、クリス・エバンス、マイケル・チクリス)でメガホンを執った。同作は公開週末興収1位を獲得し、世界興収は3億3000万ドル以上を記録し、現時点では自身の作品のなかで最も成功を収めた映画である。07年の続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』でも監督を務め、公開週末興収1位を獲得、2億8900万ドル超の世界興収をあげた。
その後、09年のインディペンデント映画『Hurricane Season』で監督を務め、米アカデミー賞受賞俳優フォレスト・ウィテカーと組んだ。実話に基づく同作は、高校のバスケットボールのコーチが、ハリケーン・カトリーナで住む家を失くした生徒たちが集まるチームを率いてニューオーリンズ州高校バスケットボール選手権へ出場させる物語。
12年、スマッシュヒットを記録したロマンチック・アンサンブル・コメディ『魔法の恋愛書』(未/出演:ケビン・ハート、タラジ・P・ヘンソン、マイケル・イーリー、ガブリエル・ユニオン、ロマニー・マルコ、レジーナ・ホール、ジェリー・フェレーラ、ミーガン・グッド、テレンス・J)を監督。スティーブ・ハーベイのベストセラー「世界中の女性が幸せをつかんだ 魔法の恋愛書」(中経出版刊)に基づくこの映画は、2週連続で興収1位を獲得した。
次いで、14年の『ライド・アロング ~相棒見習い~』(未/出演:アイス・キューブ、ケビン・ハート)を監督。キング牧師記念日の週末に公開された同作の公開週末興収も首位を獲得。1月公開作品としては、史上最高額の公開週末興収を記録した作品の1つとなった。同作は3週連続で首位をキープし、1億5400万ドルを超える世界興収をあげた。14年後半、監督を務めた『ベガス流 ヴァージンロードへの道』(未)も、公開週末興収1位を獲得。16年に監督を務めた『ブラザー・ミッション —ライド・アロング2—』(未)の興収は、1億2500万ドルを超えた。19年公開の『シャフト』(未)では、サミュエル・L・ジャクソン、ジェシー・T・アッシャー、オリジナルの『黒いジャガー』(71)でシャフトを演じたリチャード・ラウンドトゥリーによる3世代のジョン・シャフトを登場させた。
監督以外の仕事もしている。08年の都会派コメディ『悪党(ワル)にもラブソングを!』(未)で製作を担当した。TVでは、FOX放送のシリーズ「交渉人 ~Standoff」(06~07)、ショータイム放送のシリーズ「White Famous」(17/出演:ジェイ・フェイロー)、Netflixのシリーズ「ピオリアのプリンス」(18~19)で製作総指揮を務めた。
13年、映画芸術科学アカデミーに招待され、監督部門へ入会し、歴史あるこの組織の数少ないアフリカ系アメリカ人監督となった。
妻のビッキー・マーラ・ストーリーと3人の子どもたちとともに、ロサンゼルスに在住。 -
クリス・デファリア
製作
ハリウッドを拠点とするプロデューサー。ここ10年間で、最も成功を収め、革新的な技術を採用した映画に携わっている。その作品に、ザック・スナイダー監督の『300<スリーハンドレッド>』(06)、アルフォンソ・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』(13)、ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、スティーブン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(18)、加えてアニメ映画『ハッピー フィート』(06)、『LEGOⓇムービー』(14)、『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』(19)などがある。現在、自身の製作会社キーライトの旗印のもと、ハリー・ポッターの2つのバーチャルリアリティー(VR)体験コンテンツとともに、『Coyote Vs. Acme』の製作に取り組んでいる。
キーライトを設立する前は、ドリームワークス・アニメーションの社長を務め、同スタジオのクリエイティブ開発や技術の向上を導いた。在籍中、4つの映画と8つのオリジナル短編作品に着手し、アニメコンテンツの没入型およびロケーションベースの体験技術に関して陣頭指揮を執り、最先端の適正な伝達ツールの展開をおこなった。またこの間、コムキャスト本社に、360度のドーム型映像視聴体験ができるユニバーサル・スフィアを作った。
それ以前は、ワーナー・ブラザースのデジタル・プロダクション&イノベーティブ・テクノロジー部門の社長を務め、同スタジオのアニメーション部門WAGを創設。「ハリー・ポッター」シリーズ(01, 02, 04, 05, 07, 09, 10, 11)と「マトリックス」三部作(99, 03)の視覚効果計画を展開する一方で、自身が特許をもつ拡張VRにおけるイニシアチブを確立した。
映画芸術科学アカデミーと全米製作者組合の会員である。アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツの理事を務めている。また、世界中の難民キャンプで教育/情報提供のための映画を上映する非営利組織FilmAidインターナショナルの創設メンバーである。カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業。 -
ケビン・コステロ
脚本
2007年、オクラホマ大学ゲイロード・カレッジ・オブ・ジャーナリズムを卒業。13年、20世紀FOXのエマージング・ライターズ・プログラムに参加したのち、「サタデー・ナイト・ライブ」(75~)のメンバー、カイル・ムーニーとともに映画『ブリグズビー・ベア』(17)の脚本を手がけた。ザ・ロンリー・アイランド/ロード・ミラー製作のこの映画は、17年度サンダンス映画祭ドラマ・コンペティション部門でプレミア上映され、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが購入した。その後同作は、17年度カンヌ国際映画祭の批評家週間の一環として上映された。
2つのミドルネームをもつ。それぞれ母方の祖父と父方の祖父の名から取ったトーマスとジェラルドである。つまり、ミドルネームはトムとジェリー。妻のローレンと愛犬のリプリーとともに、ロスフェリスに在住。 -
アラン・スチュワート
撮影
ガイ・リッチー監督と頻繁にコラボレートしていることで知られ、これまでに同監督の『The Gentlemen』『アラジン』(共に19)、『Wrath of Man』(21)、待機作『Five Eyes』などの撮影を担当した。
第二班撮影監督として、米アカデミー賞ノミネート作品『イントゥ・ザ・ウッズ』(14/監督:ロブ・マーシャル)でディオン・ビーブと、また米アカデミー賞受賞作『007 スペクター』(15)ではホイテ・バン・ホイテマとといった多くの著名な撮影監督たちと仕事をしてきた。また、ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」シリーズ(09, 11)、『メリー・ポピンズ リターンズ』(18/主演:エミリー・ブラント)など、数多くの作品で第二班の仕事を担当したことで知られている。
さらに、米アカデミー賞受賞作『アンナ・カレーニナ』(12)、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(15/出演:ヒュー・ジャックマン、ギャレット・ヘドランド)など、ジョー・ライト監督ともたびたびコラボレートしている。加えて、リチャード・カズンズ監督の短編映画『Waiting for Dawn』(15)で撮影を担当し、ロサンゼルス・ムービー・アワードを受賞した。 -
ジェイムズ・ハンビッジ
美術
リー・タマホリ監督の『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)で、初めてアートディレクターを務めた。また、『ヘルボーイ』(04)でギレルモ・デル・トロ監督と、ボンド映画『007/カジノ・ロワイヤル』(06)でマーティン・キャンベル監督と組んだ。さらに、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」三部作(05, 08, 12)、マシュー・ボーン監督の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(11)も担当した。
ジャスティン・リン監督の『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)、ガイ・リッチー監督の『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)、デイビッド・イェーツ監督の『ターザン:REBORN』(16)では、アートディレクター監修を務めた。さらに、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)でイェーツ監督と再び組み、スチュアート・クレイグとともに美術を担当した。
美術を担当した近作に、イータン・コーエン監督の『俺たちホームズ&ワトソン』(18・未)がある。 -
ピーター・S・エリオット
編集
本作で、ティム・ストーリー監督と8度目のコラボレーションを果たした。これまでに、同監督と『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(07)、『魔法の恋愛書』(12・未)、『ブラザー・ミッション —ライド・アロング2—』(16/未)、『シャフト』(19・未)などで組んでいる。このほか編集を担当した作品に、シェーン・ブラック監督の『アイアンマン3』(13)、セス・ゴードン監督の『ベイウォッチ』(17・未)、追加編集を手がけた作品に、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)がある。
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アリソン・マコッシュ
衣装
スコットランドで生まれ、キャリア初期のころにロサンゼルスに渡った。衣装デザイナーのルイーズ・ミンゲンバックのアシスタントとして、「ハングオーバー」シリーズ(09, 11, 13/出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ジャスティン・バーサ)、『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』(10/出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ミシェル・モナハン、ジェイミー・フォックス)、『X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション』(14/出演:ヒュー・ジャックマン、マイケル・ファスベンダー、ジェイムズ・マカボイ、ジェニファー・ローレンス)など、数々のスタジオ映画に携わった。
アメリカ滞在中、衣装を担当した作品に、フリーマントル製作、コメディセントラル放送のTVシリーズ「Secret Girlfriend」(09~)、トッド・フィリップス製作のティーンエイジャーたちを描くコメディ『プロジェクトX』(12・未/出演:トーマス・マン、オリバー・クーパー)、「理想の夫婦の別れ方」(14~15)などがある。
2014年、スコットランドに帰国し、ミニシリーズ「グラスゴーの連続殺人鬼」(16/出演:ダグラス・ヘンシュオール)の衣装を手がけた。次いで、高い評価を受けるシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」(13~/出演:キリアン・マーフィ、ヘレン・マックロリー、トム・ハーディ、ポール・アンダーソン)のシーズン4(17)で衣装を担当し、英アカデミー(BAFTA)TVクラフト賞最優秀衣装デザイン賞にノミネートされた。さらに同シリーズのシーズン5(19)でも衣装を担当し、現在、シーズン6に取り組んでいる。
このほか、衣装を担当した作品に、カレン・ギランが初監督し、主演もした『The Party's Just Beginning』(18)、ロマンチックコメディ『DJにフォーリンラブ』(18・未/出演:リチャード・マッデン、ジリアン・ジェイコブス)、BBC放送/ABC放送のミニシリーズ「The Cry」(18/出演:ジェナ・コールマン、ユアン・レスリー)などがある。 -
クリストファー・レナーツ
音楽
世界屈指のストーリーテラーたちに音楽を提供する作曲家。アニメ『ソーセージ・パーティー』(16)で、自分たちの世界を救うホットドックの声を演じるセス・ローゲンに向けた高揚感のある英雄的な曲、スティーブン・スピルバーグ企画のビデオゲーム「メダル・オブ・オナー」シリーズの「メダル・オブ・オナー パシフィックアサルト」(04)と「メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲」(05)の劇的なオーケストラのメロディー、『恋人はセックス依存症』(12・未)で、依存症と闘うマーク・ラファロのための殺伐とした調子外れのゴスペルピアノ、J・J・エイブラムス製作総指揮の「レボリューション」(12~14)のディストピア的未来を表現したアメリカーナ音楽。いずれもクラシック音楽とさまざまなエレメントを見事に融合させているその手腕は、今や自身のトレードマークとなっている。考えられるあらゆるジャンルの音楽を手がけており、ビルボードの複数のチャートに数週間にわたりランクインしてきた。また、カルトヒットシリーズ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」(05~20)でエミー賞にノミネートされ、編曲を手がけた“オゾマトリ”のアルバム「ストリート・サインズ」でグラミー賞を受賞した。さらに、『モンスター上司』(11)、『ライド・アロング ~相棒見習い~』(14・未)、『バッド・ママ』(16・未)など、数々の大ヒット映画で音楽を担当し、BMIアワードを何度も受賞している。
伝説のアーティストたちとコラボし、音楽のストーリーテリングを深く掘り下げている。そのアーティストには、グラミー賞受賞者のアルトゥーロ・サンドバルとデイブ・グルーシン、リッザ、シーラ・E、加えて“パール・ジャム”“ノー・ダウト”“ビースティ・ボーイズ”“デイヴ・マシューズ・バンド”“ジュラシック・ファイブ”“ジェーンズ・アディクション”のメンバーなどがいる。また、ティム・ストーリー、セス・ゴードン、ジョン・ファブロー、ケリー・アズベリー、ベン・スティラーといった監督たちや、クリストファー・メレダンドリ、J・J・エイブラムス、セス・ローゲン、ダグ・リーマン、エド・ノートン、マックG、ジョエル・シルバーなどのプロデューサーたちとタッグを組み、数々のヒット作を送り出してきた。
同様に、TVや舞台、そして映画祭でも成功を収めている。TVシリーズ「エージェント・カーター」(15~16)とサンダンス映画祭受賞作『恋する宇宙』(09・未)でさまざまなエレメントを融合させたエクレクティックな曲を作った。また、デイビッド・ジッペル、グレン・スレイターらブロードウェイのレジェンドたちとともに作曲し、『ソーセージ・パーティー』とミュージカル・アドベンチャーTVシリーズ「Galavant」(15~16)では、米アカデミー賞とトニー賞受賞歴をもつアラン・メンケンとタッグを組んだ。
ビデオゲーム界においても、「メダル・オブ・オナー」「ジェームズ・ボンド」「ゴッドファーザー」「マスエフェクト」といった大ヒットシリーズを手がけてきた大人気の作曲家のひとりである。教育と慈善活動に熱意をもって取り組むことをライフワークとしており、エデュケーション・スルー・ミュージック・ロサンゼルス、ザ・ミスター・ホランズ・オーパス・ファンデーション、ハンズ・トゥゲザー・イン・ハイチの理事を務めている。また、2010年のハイチ地震発生後、シンフォニー・オブ・ホープ・プロジェクトを自ら立ち上げ、映画コミュニティに支援を呼びかけた。
ストーリーテリングへのこだわり、多方面にわたる経歴、あらゆるスタイルの音楽に対する尽きることのない情熱をもち合わせ、遂に今日のハリウッドで最も貴重で大人気の作曲家のひとりとなった。