DEATH NOTE
REPORT
2006年11月6日大ヒット御礼舞台挨拶2006年11月3日初日舞台挨拶

2006年10月24日ジャパン・スペシャルプレビュー2006年9月20日街頭ライブ報告会

2006年6月8日プレミア試写会2006年4月20日製作報告記者会見
2006年10月24日
『デスノート the Last name』ジャパン・スペシャルプレビュー
出席:松山ケンイチ、戸田恵梨香、片瀬那奈、マギー、上原さくら、藤村俊二、満島ひかり、青山草太、五大路子、金子修二(監督)

10月24日(火)、東京国際フォーラムにてジャパン・スペシャルプレビューが行われました。
40人の機動隊に囲まれ厳戒態勢がとられる中、総勢10名が結集!
後編で藤原竜也さん演じる夜神月と壮絶な頭脳戦を演じたLこと、松山ケンイチさんは、「この作品は前編と後編に分かれていて、今回で完結します。後編では皆さん前編より細かく、役にこだわりを持って演じています。見逃せない部分がたくさんあると思いますので楽しんでください」とコメント。会場は大声援に包まれました。

●ご挨拶
松山ケンイチ(L/竜崎):「デスノート ザ ラ〜スト ネーム(笑)」のL、竜崎役の松山ケンイチです。今日はどうもありがとうございます。僕はキャンペーンで大阪、広島、仙台に行ってきたのですが、皆さんから映画を観終わった後に拍手をいただきました。本当に嬉しかったです。是非、楽しんでください。どうもありがとうございました。
戸田恵梨香(弥海砂):今日は天気があまり良くないですが、皆さん来ていただいてありがとうございます。私にとってこの映画の見どころは監禁シーンです。1時間くらい目隠しをして手足を縛られた状態で待機していたときがあり、本当に精神的にも肉体的にもやられてしまって、リアルなお芝居をすることができました。そこを是非見ていただきたいです。ありがとうございました。
片瀬那奈(高田清美):背が高くてすいません(笑)。私は後編から参加していますが、今回は2ヶ月に渡り撮影をしました。本当に『デスノート』に対する愛情は誰にも負けません。その愛情が皆さんにも伝わればと思っています。今日はこんなにも多くのお客さんに来ていただいて本当に幸せに思っています。とことん、楽しんでください。ありがとうございました。
マギー(出目川):出目川というキャラクターは原作にも登場しますので、原作ファンの方は、「なんでお前が出目川役なんだよ!」と思っている方が多いと思います。漫画では太っていて大きいのですが、何故か小さくてひょろい僕が演じてます。相手役は背の高い片瀬さんで、片瀬さん演じるキャスター高田清美にセクハラをするシーンがあります。お尻を触るシーンでは、あまりじろじろ見ながらお尻を触るのもよくないと思ってポンポンと触っていたら、片瀬さんに「そこ足ですけど」と言われてしまいました(笑)。
上原さくら(西山冴子):もともと藤原竜也君と松山ケンイチ君の大ファンで同じ事務所なのですが、今まで私がちょっかいを出すのではないかとマネージャーさんがなかなか近づけてくれませんでした。なので共演できると聞いたときはとても嬉しかったのです。でも一緒のシーンはありませんでした(笑)。そして打ち上げで、酔っ払った竜也君の電話番号を無理矢理聞きました。留守電にメッセージを残したのですが、返事をくれませんでした(笑)。松山君には打ち上げで、金子監督の初作品のDVDをプレゼントしたのですが冷たくされました(笑)。とにかく『デスノート』に出演できて光栄です。
藤村俊二(ワタリ):親戚でもないのにたくさんの拍手ありがとうございます。最近は拍手が耳鳴りに聞こえる歳になってしまいました(笑)。キャンペーンはどこに行ったかを思い出そうとしたのですが、なかなか思い出せなくて、とうとう思い出したと思ったんですが、どこにも行っていませんでした(笑)。この映画の中でワタリ役を演じていますが、僕ほど内容の分かっていない出演者はいないと思います。これから皆さまの方に行って、どういう映画だったか聞いて周りたいと思います(笑)。でも、これほどたくさんの方にお集まりいただいたのは嬉しいです。最後までどうぞごゆっくりとお楽しみください。ストーリーを話すと興味が半減してしまうので、これで終わりにさせていただきます。
満島ひかり(夜神粧裕):前編にも参加したのですが、前編が大ヒットした分、後編はスタッフもキャストもすごくパワーアップして、前編より何倍も良い作品になっていると思います。個人的にはお父さんとお兄さん役である鹿賀さんと藤原さんがいないのが少し寂しいです。本当に面白い作品なので楽しんで観ていただければと思います。そして何回も繰り返し観ていただけると嬉しいです。
青山草太(松田):松田刑事役を演じた青山草太です。結構シリアスなシーンが多い中で、松田刑事役は唯一すっとんきょうなことを言う、空気がよめない人物なので、松田が出たところでホッと一息ついていただければと思います。僕も大阪、広島、仙台とキャンペーンに行かせてもらいました。中でも大阪で僕が登場すると、何故か会場から「バカ、バカ」という声が聞こえてきたので、何だろうと思っていたのですが、どうやらLに松田に向かってバカと言ってということだったみたいです。(松山さんに向かって)ね。どうですか、こう言われるのは。
松山:ん?恥ずかしいよね(笑)。(コールにこたえ、青山さんに向かって)バカ。
五大路子(夜神幸子):月のお母さんの幸子です。(いきなりマイクを壊す)こんなドジな私が月のお母さんを演じました。月はあたたかい家庭に生まれた子なんです。優しいお母さんとお父さんらしいお父さんと可愛い妹と、ごく普通の家庭に生まれたのが月です。その月が大きくなって、死というものがどんなに怖いか、命はどんなに大事かこの映画は伝えてくれています。私は女優として実は初めての映画だったんです。金子監督はじめスタッフの皆さん、そして出演者の皆さん、みんなで暖かい心で作っている現場に私は魅了されました。そして、私は映画を観て最後に泣いてしまいました。皆さん泣いて下さい。そして、この映画の素晴らしさをみんなに伝えて下さい。
金子修介(監督):今日は来ていただいてどうもありがとうございます。主役の藤原君はギリシャ悲劇の舞台中で、また父親役の鹿賀丈史さんも舞台で来られなかったのは非常に残念に思っています。全国をキャンペーンでは皆さんの熱い声援を受けました。そしてやっと最後にこのフォーラムで東京の皆さんに観せることができます。私にはなぜか『デスノート』という言葉が言いづらくて、どうしても最初の「デ」を噛んでしまうという傾向があります。挨拶の前に練習しているのですが、やはり今も噛んでしまいました、すみません。映画は、本当に面白く、力強い作品になりました。俳優さんの力とスタッフの力に支えられて最後まで出来ました。本当に自信のある作品です。どうか最後までご覧下さい。
   
●今日は来場できませんでしたが、藤原竜也さんの素顔や撮影の裏話などありましたら教えて下さい。
片瀬那奈:私は10代のときに一緒に仕事をしていたのですが、久しぶりに大人になってお会いして、人間的にも大人になっていました。もちろん無邪気な部分もありました。あと、デスノートに文字を書くシーンがたくさんあったのですが、後編では字を書く練習をすごくしていたそうです。前編を観た方は、後編での竜也君の字がきれいになっているのを見ていただければと思います。
戸田恵梨香:藤原さんはクールなイメージを持っている方が多いと思いますが、意外とギャップがあって、寂しがりやで怖がりなところがあります。日活スタジオで撮影していて、メイクを落とすためトイレに行くとき、一人で行くのが怖いから「メイクさんちょっと付いてきて」と甘えていたんです。そういうところが、年上のお兄さんですが可愛いなと思ってしまいました。
松山ケンイチ:役者としてもすごく尊敬できる俳優さんで、月というキャラクターをものすごく深く掘り下げて演じていました。ラストシーンの撮影で地方に行ったときは、3日間続けで撮影をしたんです。その撮影が朝の5時くらいに終わったのですが、それから皆で飲みに行きました。そのときわざわざ店を開けてくれた方にお礼を言いたかったんだと思うのですが、いきなりエプロンを付けて注文を撮り始めたのです。皆が生ビールを頼むと「はい!生ビール一丁!」って言っていたのがすごく印象的でした。現場でもすごく気遣いをされている、本当に素晴らしい人です。
   
●最後に監督からメッセージをお願いします。
金子修介:複雑で難しいストーリーで脚本作りにも苦労しましたが、最終的にはストレートな私の気持ちを込めることができました。2時間20分は少し長いかもしれませんが、決して飽きさせることのない映画に作り上げることができました。どうぞ最後までご覧下さい。ありがとうございました。