一言で表すと瞬間湯沸かし器。史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才。二つ名である「鋼の錬金術師」は、彼の右腕と左脚が鋼の義肢、 オートメイル(機械鎧)であることに由来している。不屈の精神と抜群の行動力で試練を乗り越え、弟アルを思う心は誰にも負けない。
1993年5月9日生まれ、東京都出身。2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとして、シングル「Ultra Music Power」でメジャーデビュー。歌手として活動する一方で、俳優としても、TVドラマ「探偵学園Q」(06・07/NTV)に出演して以来、「1ポンドの福音」(08/NTV)、「左目探偵EYE」(09・10/NTV)、「理想の息子」(12/NTV)、「今日の日はさようなら」(13/NTV)、「金田一少年の事件簿」シリーズ(13・14/NTV)、「母さん、俺は大丈夫」(15/NTV)、「カインとアベル」(16/CX)など数々の話題作に出演。映画では、2015年に『映画 暗殺教室』で初出演にして初主演を果たし、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。その他の映画出演作は、『グラスホッパー』(15)、『暗殺教室〜卒業編〜』(16)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)がある。
エドが湯沸かし器なら、アルは冷却機。人体錬成により、魂のみの存在となったエドの弟。屈強な鎧姿の見た目のゴツさとは裏腹に、とても優しい心を持った少年。常に冷静なしっかり者で、暴走しがちな兄をたしなめることもあるが、最良の理解者である。
1996年1月1日生まれ、神奈川県出身。ミュージカル「テニスの王子様 2nd season」(12~15)、主演を務めた「星の王子さま」(15)など舞台で活躍し、TVドラマ「牙狼<GARO> 〜魔戒ノ花〜」(14/TX)に準主役、「ロンリのちから」(15/NHK)にメインキャストで出演。映画では、『武曲 MUKOKU』(17)で注目される。公開待機作に、主演作『笑いの枝折り』(18)、『いぬやしき』(18)、『花は咲くか』(18)がある。
オートメイル(機械鎧)技師として、エドとアルの兄弟を心身両面から支える幼馴染。二人が喧嘩を始めると、すかさず叱りつける気の強い一面も。兄弟を信じ、そばで見守り続ける。
1992年6月27日生まれ、東京都出身。中学時代にモデルとしてデビューし、2010年から「non-no」のモデルを務めるとともに、TVドラマ、映画、CMなど幅広く活動。主なTVドラマ出演作は、「恋仲」(15/CX)、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(16/NTV)、「わにとかげぎす」(17/TBS)など。映画では、『すべては君に逢えたから』(13)、主演を務めた『アオハライド』(14)や『少女』(16)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(16)などがある。また、2017年10月から放送の「奥様は、取り扱い注意」(NTV)に出演。
軍のトップに上り詰めるという野望を胸に秘め、エリート街道を突き進む若き将校。発火布で作られた手袋から繰り出す火炎錬成を得意とする国家錬金術師で、その圧倒的攻撃力から「?の錬金術師」と畏怖されている。
1980年8月19日生まれ、福島県出身。香港でモデルとして活動を始め、『八月の物語』(05)の主演で俳優デビュー。その後、台湾で数々のドラマ、映画、CMに出演。北米のTVシリーズにも出演するなど、アジア以外でも活躍。日本では、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15~16)で広く知られる。2016年にアルバム「Cycle」をリリース、2017年には主演映画『結婚』やドラマ「今からあなたを脅迫します」の主題歌を書き下ろし、音楽活動も積極的に行う。2018年2月には初の全国ツアー、春以降に『坂道のアポロン』、主演映画『海を駆ける』、『空飛ぶタイヤ』が公開予定。
マスタング大佐の信頼厚い副官。「鷹の目」の異名をとる一流の狙撃手として、その背後を命を懸け守り続ける。凄惨な戦場を体験してきた彼女は常に緩みなく、感情を表に出すことも少ない。
1991年2月27日生まれ、鳥取県出身。2006年、『犬神家の一族』でデビュー、2007年に『バッテリー』、『転校生 ?さよなら あなた?』に出演し、同年のキネマ旬報ベスト・テン日本映画新人女優賞を受賞する。その他の出演作は、『37.5℃の涙』(15/TBS)、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(16〜17)など。2018年4月には、ミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」に出演する。
マスタング大佐とは同期で盟友。彼の理想に共鳴し、支え続けている。お調子者に見られがちだが、友情と家族愛に満ちた人物で頭も切れ部下の信頼も厚い。
1980年2月27日生まれ、東京都出身。「池袋ウエストゲートパーク」(00/TBS)、「木更津キャッツアイ」(02/TBS)、「ROOKIES」(08/TBS)などで人気を博す。最近は舞台『足跡姫〜時代錯誤冬幽霊〜』、映画『ひるなかの流星』、TV「ウチの夫は仕事ができない」(NTV)、「カンナさーん」(TBS)、「下北沢ダイハード」(TX)、「ライオンのグータッチ」(CX)など幅広く活躍。11月より「男の操」(BSプレミアム)に出演。
軍部の将軍。温厚な性格かつ部下への理解があり、弟の身体を取り戻そうとしているエドたち兄弟の身の上を聞くと、彼らの力になれそうなタッカーを二人に引き合わせた。
1954年1月23日生まれ、北海道出身。『ザ・マジックアワー』(08)、『清須会議』(13)など、三谷幸喜監督作品で知られる。三谷脚本のNHK大河ドラマ「真田丸」(16)の豊臣秀吉役でも印象を残す。2012年の『アウトレイジ ビヨンド』で高く評価され、同年の第86回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞を受賞する。公開待機作に、『祈りの幕が下りる時』(18)がある。
キメラ(合成獣)研究の権威として知られる「綴命の錬金術師」。郊外の自宅兼研究所で、一人娘のニーナと飼い犬のアレキサンダーと共に暮らしている。
1973年生まれ、北海道出身。『探偵はBARにいる』(11)で第24回日刊スポーツ映画大賞、第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『駆込み女と駆出し男』(15)で第39回同賞、第58回ブルーリボン賞主演男優賞受賞。
左目の下にある泣きぼくろが特徴の、凛々しい女性。ドクター・マルコーによる賢者の石研究についての調査を行う。
1989年生まれ、埼玉県出身。NHK連続テレビ小説「純と愛」(12)の主演で注目される。映画出演作は、『GANTZ』(11)とその続編(11)、『ReLIFE リライフ』(17)など。
ヒューズ中佐の妻。料理上手で家庭的。とくに自家製のアップルパイは絶品ともっぱらの評判。
1984年生まれ、静岡県出身。NHK連続テレビ小説「わかば」(04〜05)で主演を務め広く知られる。映画出演作は、『ピンポン』(02)、『無花果の森』(14)など。
「色欲」の名を持つ、美しい女性の姿をしたホムンクルス(人造人間)。高い知性を持ち、エンヴィー、グラトニーを率いるリーダー格として、暗殺・工作活動を行う。伸縮自在の爪を鋭利な刃に変えることができ、相手の身体をたやすく貫く。
1972年11月28日、佐賀県生まれ。『フラガール』(06)で第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第19回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。さらに『デトロイト・メタル・シティ』(08)と『容疑者Xの献身』(08)で第32回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞、日本を代表する演技派女優となる。その他の出演作は、「Mother」(10/NTV)、NHK大河ドラマ「平清盛」(12)、『脳男』(13)など。2017年11月より舞台「この熱き私の激情」に主演。2018年には連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)の放送が控えている。
「嫉妬」の名を持つホムンクルス(人造人間)。性別は不明。変幻自在な変身能力を持っており、見知った相手なら外見をそっくりに変化させることができる。その力を使って敵陣深くまで潜入し、攪乱や暗殺の任務を得意とする。
1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2005年、『HINOKIO』で主演を務めて注目される。その後も、『NANA2』(06)『GANTZ』(2部作 11)『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』(2部作 15)など大ヒット作に出演。2017年秋より主演ドラマ「ラブホの上野さんseason2」(CX)、10月より「アカギ」(BSスカパー!)が放送される。公開待機作に、『氷菓』(17)、『いぬやしき』(18)がある。
「暴食」の名を持つホムンクルス(人造人間)。巨体に見合った無尽蔵の食欲を持ち、いつでも腹を空かせた状態にある。ラストを特別に慕っているようで、彼女にだけは従順。
1981年生まれ、東京都出身。子役として人気を獲得した後、「ごくせん」シリーズ(02・03・05・08・09/NTV)、『TAKESHIS’』(05)などで、俳優として活躍する。
生体錬成を得意とする元軍属の錬金術師。かつて軍では指導的立場の研究者として、賢者の石の研究・精製実験に携わっていた。賢者の石を探し求めるエドに重大な秘密を託す。
1955年生まれ、大阪府出身。韓国映画『哭声/コクソン』(16)で第37回青龍映画賞男優助演賞と人気スター賞の2冠受賞。『忍びの国』(17)、海外作品『KOKORO』(17年11月公開)などに出演。
レト教の教主。ホムンクルス(人造人間)から与えられた不完全な賢者の石を使い、「奇跡の業」と称して街の人々を騙していたが、エドたちにその化けの皮をはがされる。
1953年生まれ、大分県出身。1978年につかこうへい演出の舞台でデビューして以来、数多くのTVドラマに出演。近年の映画出演作は『蜩ノ記』(13)など。
大阪府出身。1997年、USC(南カリフォルニア大学大学院)映画学科在学中、ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』に、CGアニメーターとして参加し、帰国後にVFXスーパーバイザーとして、『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』(00)など数々の映画やTVドラマを手掛ける。2002年に『ピンポン』で映画監督デビューを果たす。主な監督作に『ベクシル 2077 日本鎖国』(07)、『ICHI』(08)、『あしたのジョー』(11)などがある。
1973年5月8日、北海道にて生誕。1999年マンガ大賞を受賞し、月刊『少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)でデビュー。2001年より連載を開始した「鋼の錬金術師」は瞬く間に雑誌を代表する大ヒット作となり、2003年、2009年の二度のTVアニメ化をはじめ映画やゲームなど様々なメディアに展開した。主な受賞歴は、第49回小学館漫画賞、受賞。第15回手塚治虫文化賞「新生賞」、受賞。2017現在、同作品は全世界で広く愛され、全世界シリーズ累計発行部数は7,000万部を超えている。