1994年、『フォレスト・ガンプ/一期一会』で米アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画監督組合(SAG)賞の最優秀監督賞を受賞。米アカデミー賞最優秀主演男優賞(トム・ハンクスに対して)、最優秀作品賞をはじめ、数え切れないほどの栄誉にあずかった。その後、『キャスト・アウェイ』(00)でトム・ハンクスと再びチームを組んだ。この作品は2部に分けて撮影がおこなわれ、間にゼメキス監督の『ホワット・ライズ・ビニース』(00)の撮影を挟んだ。ゼメキスとハンクスは、スティーブ・スターキーとジャック・ラプケとともに『キャスト・アウェイ』の製作も務めた。
キャリア初期のころ、1985年の興収1位を記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本をボブ・ゲイルとともに執筆し、監督も務め、米アカデミー賞とゴールデングローブ賞の最優秀脚本賞ノミネートを分かち合った。続編の『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(89)と『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(90)でもメガホンを執り、映画史上もっとも成功を収めたシリーズ作品を完成させた。
1998年、スティーブ・スターキーとジャック・ラプケとともに映画・TV製作会社イメージムーバーズを設立した。初製作作品『ホワット・ライズ・ビニース』に続き、2000年秋に公開され、批評家と観客から称賛された『キャスト・アウェイ』、『マッチスティック・メン』(03)を製作した。2001年3月、USCシネマ・テレビ・スクール(現USCシネマティック・アーツ・スクール)に、ロバート・ゼメキス・センター・フォー・デジタル・アーツを開設。この最新鋭の施設は米国初で唯一の充実したデジタルトレーニングセンターであり、最新のノンリニアプロダクションやポストプロダクション用機材、舞台、50席の映写室、USCの生徒が運営するTV局トロジャン・ビジョンを収容している。
2004年、モーションキャプチャー技術を使用した『ポーラー・エクスプレス』(主演:トム・ハンクス)の製作と監督を務めた。2作目のモーションキャプチャー作品『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)で製作と監督を務め、ラプケとスターキーも製作を担当した。アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリーが出演するこの作品は、10世紀以前に書かれた最古のアングロサクソン文学の一作を基にしている。チャールズ・ディケンズによる有名な人気古典物語に基づく、進化したモーションキャプチャー映画『Disney's クリスマス・キャロル』(09)で、脚本/監督/製作を務めた。同作は2009年に公開され、ラプケとスターキーも製作を担当した。その後、高い評価を得たドラマチック作品『フライト』(12/主演:デンゼル・ワシントン)で、再び実写映画の監督を務めた。同作で、ワシントンが米アカデミー賞にノミネートされた。
その他、コメディ『抱きしめたい』(78)と『ユーズド・カー』(80)でボブ・ゲイルと共同脚本を担当し、監督を務め、ロマンチック・アドベンチャー・ヒット作『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』(84/出演:マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー)を監督。実写とアニメを見事に融合させた大ヒット作『ロジャー・ラビット』(88)では脚本/監督を務めた。また、監督と製作を務めた作品に、ダークコメディヒット作『永遠(とわ)に美しく…』(92/出演:メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス)、カール・セーガンのベストセラー小説を基にした『コンタクト』(97/主演:ジョディ・フォスター)がある。
賞受賞歴をもつ脚本家/プロデューサー/監督。コメディへの斬新なアプローチで、ハリウッドの今をときめく優れた脚本家としての地位を掴んだ。現在継続中の作品に、Netflixのオリジナルコメディ「#blackAF」(20~)、ABC放送のピーボディ賞受賞ドラマ「black-ish」(14~)と2つのスピンオフシリーズ:フリーフォーム放送の「grown-ish」(18~)とABC放送の「mixed-ish」(19~)、さらに最近正式に始動した、現在準備中の3つ目のスピンオフ作品「old-ish」がある。
監督/脚本家/プロデューサー/作家として異彩を放つ作品を世に送り出している。これまでに携わった映画に、米アカデミー賞3冠を獲得した『パンズ・ラビリンス』(06)、同賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)がある。
ハリウッドでもっとも成功を収めるエージェントのひとり。ロバート・ゼメキスとともにイメージムーバーズを設立。劇場公開映画に重点を置いた同社の初製作作品は、ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の高い評価を得た『キャスト・アウェイ』(00)であった。その後も『ホワット・ライズ・ビニース』(00/出演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー)、リドリー・スコット監督の『マッチスティック・メン』(03/主演:ニコラス・ケイジ)、『The Prize Winner of Defiance, Ohio』(05/出演:ジュリアン・ムーア、ウディ・ハレルソン)、『ラスト・ホリデイ』(06・未/主演:クイーン・ラティファ)など数々のヒット作の製作にあたった。
幅広いジャンルの名作映画の脚本や監督を務め、4度の米アカデミー賞受賞歴をもつ。2018年、『ROMA/ローマ』で米アカデミー賞最優秀監督賞と最優秀撮影賞の2冠に輝いた。また、この作品は同賞最優秀外国語作品賞も受賞。自らがメガホンを執った作品で、撮影賞を受賞するという前人未到の偉業を成し遂げた。脚本/編集/製作も務めた同作は、最優秀作品賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞を含む10部門にノミネートされた。また息子のホナスとともに脚本も担当した『ゼロ・グラビティ』(13)で米アカデミー賞最優秀監督賞と最優秀編集賞を獲得。サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーが出演し、大ヒットを記録した同作で製作も務めた。
ロアルド・ダール・ストーリー・カンパニー取締役社長。ダールの孫である。同カンパニーの経営は、出版、ファン・マネジメント、音楽/映画/商品/デジタル/TV作品の企画開発と製作など多岐にわたり、創作と商業権管理が多様に絡み合っている。また、子ども向けインタラクティブ・オーディオ・プラットフォームを提供するヨトの役員でもある。さらに、世界中でもっとも弱い立場の人々に質の高い医療を提供し、社会正義を取り戻す活動をおこなう世界規模の保健機関パートナーズ・イン・ヘルスの評議員を務めている。
世界的に有名な撮影監督。ロバート・ゼメキス監督と組んだ8作品のうち、初コラボレート作である『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)で、米英アカデミー賞、全米撮影監督協会賞にノミネートされた。撮影を担当した近作に、ジェイソン・モモアがDCコミックのスーパーヒーローを演じた大ヒット作『アクアマン』(18/監督:ジェイムズ・ワン)がある。同作の世界興収は、10億ドルを超えた。現在、クリス・コロンバス監督の『The Christmas Chronicles 2』の撮影を担当している。
多才なプロダクションデザイナー。トム・クルーズ主演の次回作『Mission: Impossible 7』と『Mission: Impossible 8』でも美術を担当している。近作に、ポール・フェイグ監督の『ラスト・クリスマス』(19/出演:エミリア・クラーク、ヘンリー・ゴールディング)がある。これまでの担当作に、『マレフィセント』(14/出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング)、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(17/主演:アリシア・ヴィキャンデル)などがある。
ロバート・ゼメキス監督と組んだ作品でよく知られている。高い評価を獲得した米アカデミー賞受賞作『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)で初コラボレートして以来、『ポーラー・エクスプレス』(04)、『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)、『Disney's クリスマス・キャロル』(09)、『フライト』(12)、『ザ・ウォーク』(15)、『マリアンヌ』(16)、『マーウェン』(18)などでタッグを組んでいる。
本作が、初めて編集を担当した映画である。これまでに携わったロバート・ゼメキス監督作品に、編集助手を務めた『ポーラー・エクスプレス』(04)、『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)と『Disney's クリスマス・キャロル』(09)、編集補を務めた『フライト』(12)、『ザ・ウォーク』(15)、『マリアンヌ』(16)と『マーウェン』(18)がある。
2度の米アカデミー賞ノミネート歴をもつ大人気の衣装デザイナー。スティーブン・スピルバーグ監督、ロバート・ゼメキス監督と頻繁にコラボレートし、また、M・ナイト・シャマラン監督やリチャード・カーティス監督とも複数の映画で組んでいる。
18歳のとき、ルーカスフィルムズの傘下のJAKフィルムズに入社し、プリビジュアライゼーション・アーティストとして『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)に携わり、視覚効果業界におけるキャリアをスタートした。その後25年間、先駆者的な役割を果たしてきた。
数十年にわたる作曲家としてのキャリアにおいて、心躍らせる美しい旋律の曲を送り出し、ハリウッドや世界中の映画の観客から喝采を浴び、革新的な道を切り開いてきた。90作品を超える映画に携わり、映画史上もっとも人々に愛され、誰もが知るテーマ曲をいくつも手がけている。その証として、これまでに米アカデミー賞とゴールデングローブ賞にそれぞれ2度ノミネートされ、グラミー賞を3度、エミー賞を2度受賞し、さらに国際映画音楽批評家協会賞、サターン賞、ハリウッドメディア音楽賞に幾度もノミネートされている。
ロバート・ゼメキス監督とは、1984年のヒット作『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』で初タッグを組み、抜群の相性を見せた。同作の成功を受けて、ゼメキス監督との数十年の長きにわたるコラボレーションが続き、現在に至っている。1994年度米アカデミー賞最優秀作品賞受賞作『フォレスト・ガンプ/一期一会』では、美しいメロディーのテーマ曲を提供し、米アカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされ、世界中の映画音楽ファンから好評を博した。