余命1年ー残された時間の中で一生分の恋をした。

2003年に大ヒットしたウィンターラブソング「雪の華」。中島美嘉のエモーショナルな歌声と、いまだ鮮烈な印象を残す雪と氷の世界を舞台にした美しいPV。そして世代を超えて響く歌詞の普遍的な世界観は、アジア各国はもちろん欧米に至るまで、数えきれないほどカバーされ歌い継がれてきた名曲だ。発売から15周年を迎えた今、時を経てなお一層輝きを増すこの歌に、強烈にインスパイアされた珠玉のラブストーリーが、ついにスクリーンに花開く。
 幼い頃から病気がちで、夢を見ることを諦めていた美雪(中条あやみ)。そんな彼女と偶然にして衝撃的な出会いを果たしたのは、ガラス工芸家を目指しながら妹弟の面倒を見る悠輔(登坂広臣)だった。彼の働くカフェが経営危機を迎えていると知った美雪は、一生分の勇気を振り絞り、100万円を出す代わりに1ヶ月間だけ恋人になるという無謀な契約を持ちかける。戸惑いながらも“期間限定”の恋に応じる悠輔だったが……。
 『ホットロード』以来5年ぶりの恋愛映画出演となる登坂広臣と、映画にCMに大活躍の中条あやみ。ジャンルは違えど、共に第一線で活躍する表現者として、幅広い世代から絶大な支持を受ける2人が本作で初共演、共に主演を務め、本物の“大人の恋”をドラマティックに体現する。

本編の1/2を北欧フィンランドで撮影この冬、最高のキャストと音楽と映像が心を溶かすー

 一見ぶっきらぼうでありながら、ひたむきに夢を追い続ける青年と、余命1年を宣告され全てを諦めかけていた女性。出会うはずのなかった2人の運命が交錯し、1ヶ月という期限付きの恋が、東京とフィンランドを舞台に切なく加速していく。

 冬と夏の長期フィンランドロケで映し出される、北欧ならではの美しい街並みと雄大な大自然。ラブストーリーの舞台としては、これ以上ない最高のシチュエーションが、キラキラした10代の恋とは違う大人の愛の行方をしっとりと彩ってくれる。

 高岡早紀、浜野謙太、田辺誠一ら実力派キャスト陣と、監督=橋本光二郎(『orange−オレンジ—』)、脚本=岡田惠和(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)、音楽=葉加瀬太郎という豪華スタッフ陣が2人の一生に一度の恋を強力に支えているのも見逃せない。

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