
『パラサイト』でアカデミー賞を受賞!
歴史を塗り替え、世界中を熱狂させたポン・ジュノ監督
けど、ポン・ジュノ監督って一体どんな人なの?どんな作品を撮る人なの?
そんな疑問にお答えするエピソードを17つご紹介!
これを知れば、『ミッキー17』をより楽しめるかも!?
No.1 ポン・ジュノ監督全作品で485回ノミネートされ467回受賞している。
これまでの作品のノミネートと受賞回数を足し上げた数字を算出。ノミネートされると基本受賞することが多いという、ポン・ジュノ監督の偉大さが表現される結果に。
No.2 ポン・ジュノ監督は韓国映画界で初めてカンヌ国際映画祭の最高賞”パルムドール”を受賞した。
『パラサイト』が第72回カンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を獲得した2019年は、韓国映画の100周年に当たる年。そんな記念すべき年に韓国映画の初受賞作となり、韓国国内では大きな反響となった。
No.3 “ポンテール/ボンテール”
ポン・ジュノ+ディテール=ポンテール。あらゆる要素に、メッセージを込めるポン・ジュノ監督の繊細さと緻密さを称賛するために生み出された造語。
No.4 ポン・ジュノ監督はこれまで"極限状態での人間の本質"を描いてきた。
これまでの作品で極限状態での人間の本質を描いてきたことについてポン・ジュノ監督は「人間というものや環境による人々の変化を描きたい。SFというジャンルであれば、リアリティにとらわれずよりストレートに表現できる」とインタビューで答えていた。
No.5 ポン・ジュノ監督の映画は純粋にストーリーを楽しませながら、ふとした瞬間に裏に隠された社会問題を考えさせる作品が多い。
『ミッキー17』プロデューサーのチェ・ドゥホはポン・ジュノ監督の作品について、インタビューにてこのように述べたうえで、「ただ単純に面白いだけでなく、そこにアイデアがプラスされている最高の映画」を作る監督だと語っている。
No.6 ポン・ジュノ監督の映画制作の基準は社会や歴史よりも私たち「個人」
アカデミー賞で作品賞を受賞した際のスピーチでも引用していた「最も個人的なことは最もクリエイティブなこと」というマーティン・スコセッシ監督の言葉を用いながら、その時代に生きる「個人」とエンタメ性に重きをおくと、自然にその映画には社会的メッセージが表れると語った。
No.7 ポン・ジュノ監督は、「孤立したほうがいい脚本がかける」と執筆時はなるべく孤独になるように心がけている。
脚本執筆のプロセスを聞かれたポン・ジュノ監督は「孤独で、非常に苦しいものです」と笑いを交えながら答えながらも、あえて孤独になるよう環境づくりを行っていると述べている。
No.8 『パラサイト』のキーワードのひとつは“臭い”
映画の中では“臭い”について赤裸々に描かれており、人を見分ける1つのキーワードになっている。さらに、線を引いても、壁を作っても超えてくるものが“臭い”であり、「見えない線」の存在とそれを超越するものということを暗示している。
No.9 ポン・ジュノ監督は『パラサイト』でこの先の社会への不安や恐れを描きたかった。
ポン・ジュノ監督はアカデミー賞を受賞した『パラサイト』について、「格差社会の事実を改めて暴くというよりは、この先社会は良くなるのか、二極化は克服されるのか、そのような不安と恐れを率直に表現してみたかった」と語っていた。
No.10 『パラサイト』で表現したかったのは「人間同士の礼儀が失われた時に何が起こるのか」
さらに、「本作は貧富の格差を描く以前に、人間のお互いに対する礼儀について描いており、その礼儀が失われたときに何が起こるのかという瞬間を描いた映画でもある」と述べている。
No.11 ポン・ジュノ監督の映画に登場する男たちは、頼りない、無能なキャラクターが多い。一方で女性たちは現実的でしっかりしている。
ポン・ジュノ監督はインタビューにて、『オクジャ/okja 』や『グエムル-漢江の怪物』での女性キャラクターに言及しながら、「女性たちの強さは意図したものというよりも、作っているうちにそうなっていたという感じですね。」と述べている。
No.12 人間はいかに愚かでバカになれるのか、そしてそのバカさがいかに彼らを愛らしくさせるかを『ミッキー17』で初めて掘り下げてみた。
ポン・ジュノ監督はインタビューにて、『ミッキー17』でもこれまでの作品で扱ったことのある馴染の要素、テーマを描いてはいるが、それに加え人間の愚かさ、バカさを初めて深掘りしたと述べている。
No.13 ポン・ジュノ監督はあえて人物に一貫性を持たせない。それは実際の人間がそうだから。―ソン・ガンホ 『グエムル-漢江の怪物』
『グエムル-漢江の怪物』で主演を務めた際、ソン・ガンホはポン・ジュノ監督が描く人物についてインタビューでこのように答えている。
No.14 ポン・ジュノ監督は体の大きい子供のようなリーダー。―ティルダ・スウィントン 『スノーピアサー』
『スノーピアサー』に出演したティルダ・スウィントンは撮影に参加したきっかけはポン・ジュノ監督のためと述べ、「ポン・ジュノ監督と2年前に友達になり、一緒に遊ぼうという気持ちで撮影に臨んだ。」と監督の作品作りへの信頼を表していた。
No.15 ポン・ジュノ監督は本当に優しく、とても面白く、とても魅力的で、自虐的な面もある人だ。―ロバート・パティンソン『ミッキー17』
『ミッキー17』で初めてのタッグとなったロバート・パティンソンは、ポン・ジュノ監督との撮影を通じて、彼の持つパワフルなオーラに魅了されたと語っている。二人のタッグは作品にどのような化学反応をもたらしているのか、ぜひ劇場で確かめてほしい!
No.16 ポン・ジュノ監督はもともと漫画家を目指していた。
漫画家を志していたこともあり、今も映画の撮影前には、緻密な絵コンテを描き、イメージを明確に表現することでも知られている。実際にポン・ジュノ監督の描いた『パラサイト』の絵コンテは、書籍化されるほどであった。
No.17 ポン・ジュノ監督は無類の日本漫画好き。
ポン・ジュノ監督はインタビューで、インスピレーションを受けた作品として宮崎駿さん、浦沢直樹さんなど、日本の漫画やアニメーションなどについて言及することが多々ある。

アカデミー賞を受賞した『パラサイト』に次ぐ最新作にして集大成!
全世界を驚愕と熱狂の渦に叩き込んだポン・ジュノ監督が新たなに描く世界とは?
半地下を超えた《どん底》の使い捨てワーカー代表、
“ミッキー”の逆襲エンターテインメントをぜひ劇場で!